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2021-01-05 12:00

158.お悩み「ファッションで自信って作れると思いますか?」 from Radiotalk

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リスナーさんからのお悩みに回答!自分の自信の無さに気づく出来事があって以降、ファッションも、自信の無さをカバーするために使っているのでは?と考えるようになったというお悩み。果たしてファッションで、自信を作ることはできるんでしょうか・・・?

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はい、今日はまた前回に引き続き、マシュマロからご質問をお悩みをいただいておりますので、早速そちら取り上げていきたいと思います。
本日はね、ずっとこのラジオを初回から聞いてくださっている方には、耳なじみ、聞き覚えのあるラジオネーム、シナモンさんからですね。
以前ね、着たい服が生活に合わなくってプチプラ服を着ているとか、あとはバッグがね、なんでこんなに好きなのかとかね、興味深いご質問をくださったシナモンさんからね、久々にご質問いただきました。
読みます。今回の質問は、「ファッションで自信は作れるのか?」です。実は先日、プライベートで夫の取引先の方から、とっても失礼なことを継続してされてしまうというトラブルがありました。
私自身をものすごく軽視したり侮辱するような言動や行為が度重なってあったのです。そのことを自分で素訳する中で、だんだんと私は、自分に本当は自信がないんだということに気づきました。
相手が失礼なことをしているのに、怒る前になんだか心のどこかで、それはそうだよねと納得しそうになる自分がいたんです。
その場にいたのに言いくるめられてよく分かっていなかった夫も、特にお相手に言い返さずいたことから、余計に私自身揃いで感じたのかもしれません。
その後、長い長い時間をかけて、何とか理性で、いや、オタクになっていることはおかしいですよね、的なことを主張することができました。
それ以降、そのお相手と会うときは国民的プチプラ服ではなく、きちんとしたお値段のスーツを着用するなど、失礼なことをされない自分になれるように見た目から工夫したりしてみました。
このことを通じて分かった私の自信が持てない性格は、ファッションやその悩みにも現れているような気がすると思い始めました。
例えば、自分の憧れのハリウッドセレブが私物で使っているものを、自分も買いたくなったりすることがあります。
それは、そうした自信のなさをカバーするために、ファッションの模倣で近づこうとしているからなのかな、と気づきました。
そうした真似を通じて自信が得られるなら良いのですが、ハリウッドセレブはスタイル抜群で、仕事もプライベートも充実し実績もある反面、
同じものを着用しても自分自身はなかなかカッコよくなりきれないわけで、こうしたファッションの行動では本当の目的である自信にはたどり着けないのかな、というような気もします。
リサさんはファッションで自信は作れると思いますか?また、憧れの人のファッションを真似ることで自信は生まれると思いますか?ご意見を伺いたいです。
ということで、ありがとうございます。今回もすごく興味深いテーマですよね。
ちょっとこちらに回答していきたいと思います。それではスタートです。
はい、ということで本日で158回目の配信となりました。
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おしゃれの呪いを解くラジオ。この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで日本服装心理学協会代表理事の久野リサでございます。
今日はもよろしくお願い致します。
こういうのってどうでしょうね。おかれすくなかれ、こういう自分にとってなんていうのかな。
私なんかの表現だと舐められたとか言っちゃうんですけど、あまり品が良くない表現ですけどね。舐められたみたいな経験っておかれすくなかれになるんじゃないかなっていう気はしますよね。
で、そういう時に自分がされたくない扱いをされた時に、とっさに怒るってね、これ結構難しいんですよ。
だからね、とっさに怒れたり、ほらなんかさ、なんだっけ、スカットジャパンだっけ番組名ね。
なんかほら、嫌なことされてさ、あのとっさにさ、来てんの聞いたさ、いい切り返ししてさ、相手がギャフンみたいなね、そういう再現ドラマよくあるじゃないですか。
あんなこと実際にはできないですよね。やっぱりさ、言われたことにびっくりしちゃって、え?あれ?なんだ?これ怒っていいとこだよね?って混乱してるうちに相手がどっか行っちゃって、家帰って寝る前にキーみたいなね、そんなことばっかりじゃないですか。
だから怒るのって反射神経必要ですよ。常日頃誹謗中傷を受けて、それに立ち向かっている人ぐらいじゃないと、なかなかパッと折れてガッと切り返して、反撃は難しいですよね。
だからそういう意味で、シナモンさんの場合には、不幸中の幸いなのかな、その相手と継続的に多分会う機会があって、反論する機会があったっていうことは、まずこれは一つ達成できたこととして、すごく自分を褒めるべきだと思うし、良かったんじゃないかなって思うんですよ。
相手にしてもさ、失礼なこと言ってる自覚がない人もいるからね。教えてあげたんだ、みたいな気持ちでね、そこは誇っていただいていいかなと思うんですけど。
でね、問題はそれで自分に自信がないことに気づいたっていう話。そしてファッションももしかしたら自分の自信の無さを補っているだけだったんじゃないかっていうふうに、今考え始めちゃってるっていうことだと思うんですけど。
まずこの自信がないっていうこと。このラジオでも何回もね、自己肯定感とか自信みたいな言葉をよく使うんですけど、よく使っておいて何なんですけど、自信がないって思い始めちゃうと、なんかね、幻想を追いかけるようになっちゃうなって思うんです。
自信っていう形のないもの、捉え所のないもの。前私が、私は結構自己肯定感が強いので、自己肯定感持ってる人間としてこういう感覚なんだよっていうのを伝えたと思うんですけど、なんか自信って持ってない人にとってみたら、すごくなんか魔法の感情というか、あれば力がみなぎってくるなんかパワーの原石みたいなふうに考えてると思うんですけど、そういう感覚でおそらくないんですよね。
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なんですけど、なんかずっとそういうものがあるって追い求めちゃう、幻の青い鳥を追い求めちゃうみたいなことがやっぱり起こりやすいので、こういう時に自信がない、これがないからダメなんだっていうふうにないっていう考えを取らないほうがいいと思うんですね。
それより、あるもの、今そこにあるものの問題点を見つけたほうが改善しやすいと思うんです。なのでシナモンさんの場合には、まず一個一個ね、トータルでファッションみたいな感じで連動して考えちゃってるんだけど、やっぱりそれぞれ個別の問題だと思うんですよ。
私は、プライベートでご主人のお知り合いの方から失礼なことを言われたときに反撃できなかったことと、あとはファッションで憧れのセレブが使っているものを使いたくなることと、たまたまつなげて考えちゃってて、その根本的な原因を全部自信なさに求めてしまう気持ちはわかるんだけど、でもやっぱりそれぞれ固有の事象なので、全部自信がないっていう一括りにしないほうがいいと思うんですね。
また、誰かに失礼なことを言われたときに、それはそうだよねってついつい納得しちゃうというか、言いくるめられそうになっちゃうっていう、そういう考え方の癖がある。そういう自分は考え方の癖があるって考えたほうがいいと思うんですよ。
その癖があったときに、その癖によって自分が不利益をこう思っているようであれば、その考え方の癖を直そうって考えたほうがいいと思うんですね。侮辱されたときにちゃんと怒る、怒れない、なんとなく言いくるめられて納得しちゃう、それ素直ってことですよね。飲み込んじゃうっていう考え方の癖を今回はやめる方向に取り組んでいるわけじゃないですか。
で、例えばハリウッドセレブが使っているもの、その人が好きになると、その人が持っているものも好きになるっていう癖がある。それによって、じゃあしたものさんは何か不利益をこう思っているのか。
で、そういう考え方の何かの考え方の癖に気付いたときに、それを直そうって思ったら、新しい考え方をインストールするしかないんですよ。で、ファッションは私はこの新しい考え方のインストールとか、新しい考え方を身につける、自分のものにするのに役立つツールだと思っているんですね。
新しい思考回路が開けるっていうのかな。例えば、ハリウッドセレブが使っているからいいなと思った。そのきっかけで何かものを持ったときとか、自分ではとても行こうと思わなかったハイブランドの店に入ってみたときに、
あ、いいバッグを持つとこんなに心がホクホクするんだとか、なんだいい服ってすごい気心地いいなとか、なんか自分まで自信が出てくるとか、あ、やっぱりこういうブランドの接客はこんなに丁寧に扱ってくれるんだな、なんか自分がすごい素晴らしい人になった、自分の価値が上がった気がするなとかね。
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そういう体験を通じて、私ってすごく価値があるのかもしれないとか、ファッションってこういう使い方があるのかもしれない、みたいな新しい思考回路が開けていく。洋服ってずっと身につけているものなので、新しく開けた思考回路を定着させやすいんですよ。
なんかセミナーに単発的に飛んで行って、その時はすごい何か開けた気がすると思っても、セミナーとかだと終わったらどんどん忘れていっちゃうんですよ。なんですけど、洋服ってずっと身につけているので、身につけるためにそれを思い出せる。これが私この洋服っていうツールのすごく素晴らしいところだと思ってて。
なので、ファッションで自信をつけようと思うよりは、ファッションで新しい思考回路を開いていく。新しい考え方を身につけていく。新しい自分を見つけていくって考えた方がいいかなと思うんですね。
その結果、いわゆる多くの人が呼んでいる自信と呼んでいるものに近いような考え方とか、自信を持っていると言われる人が取るような行動が取れるようになることは、私はファッションにはそういう力があると思ってます。
でも自信って言っちゃうと、すごく幻の青い鳥状態になってしまうので、新しい考え方に出会おうって考えてもらった方がいいんじゃないかなと。そういう形でファッションをこれからも使っていっていただけるといいんじゃないかなと思いますけどね。
そういう意味では、服との出会いもそうなんですけど、人との出会いも新しい思考回路を開くきっかけにはなるんですよね。
なので、私が去年の12月からオンラインファッションコミュニティで集団にファッションを伝えてみんなで実践するという形をとっているのもこれがあって、服とプラスそこに一つの出会いが絡んでくると、より新しい考え方がたくさんインストールされる、たくさん出会えるというところがあって、より考え方を変えるということが加速していくんですよね。
だから、そういう形でファッションと人との出会い、新しい考え方というのはどんどん開けていくと思うので、ぜひそんな力も体験してもらえると嬉しいなと思います。
どうでしょうかね、シナモンさん。またご感想を聞かせていただけると嬉しいです。ご質問ありがとうございました。
また皆さんからのご質問も引き続きマシュマロから受け付けておりますので、どんどんお寄せください。
そしてこのラジオはポッドキャストアワード2020のエントリーしておりまして、皆さんからの投票も引き続きご協力をお願いしております。
ぜひぜひご投票お願いします。URLは番組概要欄に貼っておきます。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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