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今日は緊急事態宣言が明日発令されるだろう、みたいなニュース一色でしたが、その中でファッション関係のニュースが入ってきたので、ちょっとそれを取り上げつつ、今日のお話ししたいと思うんですけど、
Bottega Venetaっていうブランドがあるんですよ。ラグジュアリーブランドに入る部類の価格帯のブランドですね。
こちらのブランドがですね、イントレチャートって言って平たくいうと、革を縦横に編み編みにした形状のバッグや財布やレザー製品が非常に有名なブランドですけれども、
この年、Bottega Venetaが今日、250万人ぐらいフォロワーがいたインスタグラムアカウントを突如削除したんですって。びっくりじゃないですか。250万人ちょいいたんですよ。
これまで190万回ぐらいの投稿もされていたアカウントが突如なくなったと。特にブランドの候補に問い合わせてもコメントを控えますっていう感じらしいんですね。
ってことは、おそらく間違っちゃったわけじゃないと思うんですよ。操作を誤って消しちゃいましたらコメントすると思うのでね、多分そうじゃないと思うんですよね。
このブランドね、昨年だったかなにクリエイティブディレクターと呼ばれる役職の人、つまりトップのデザイナーさんですよね。若い方に変わってるんですよ。
その中でこのブランドを新しく再構築していくんだみたいな話をしていたりとか、発表する商品自体も見た目だけじゃなくて、触り心地とかそういうものも追求したコレクションだったり発表作品だったりもしたので、
インスタグラム辞めることで新しくブランドの発信方法のあり方を見直すんじゃないか、みたいな風にニュースとしてはされている。そういう見方が強まっているっていうことなんですよね。
ブランドの価格帯の高い安いに関わらず、ほぼすべてのブランドがインスタグラムっていうアカウントにかなりの割合を頼ってプロモーションを行っていますよね。
このインスタグラムって非常に視覚的、視覚っていうのはビジュアルですね。視覚的なメディアですよね。
ツイッターなんかはまだ写真も載っけられますけど、基本文章主体のメディアなんですけど、インスタっていうのは本当に写真がメイン。目で見るっていう感じ。目で見て感じろっていうようなSNSじゃないですか。
あとは即時性があって、どんどん古い投稿が流れていってしまうっていうことで、そういう意味では非常にインスタントな交流になっちゃうっていう部分はあると思うんですよね。
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そうなると、ボッテガーのこれからは食感とか違うところでファッションを発信していきたいって時に、確かにインスタグラムを削除するっていうのは一つのやり方としてはあるだろうなっていう気はするんですよね。
どうしてもファッションって見た目の話だと思われがちじゃないですか。大半が見た目に関わることなのでなんですけど、やっぱり私もオシャレの楽しみって目で見るだけでは決してないと思っているんですよ。
ただ、どうしても目で見る部分ばかりがクローズアップされがちなので、それでオシャレの楽しさとかに気づけない人が増えている。オシャレに対してハードル高く感じてしまう人が増えてるんじゃないかなっていう気がしてるんですね。
そのあたりがちょっと私がこのポッドキャストを始めて、今一番力を入れてるっていう理由にもつながっていくので、今日はこのファッションと資格の話を少ししていきたいと思います。それではスタートです。
はい、ということで本日が159回目の配信でございます。オシャレの呪い解くラジオでございます。この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールオシャレの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにオシャレを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタリストで日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。きょうもよろしくお願いいたします。
ファッションを捉えるっていうことで言うと服装心理学的にはですね、もちろん視覚、目から入ってくる感覚情報というのは非常に重要だということは間違いないんですけれども、それ以外の感覚としてよく人間の五感って言うじゃないですか。
目で見る視覚とあとは嗅覚、あとは味覚、触覚、聴覚、五感ですよね。目、耳、鼻、舌、手みたいなね。そういう五感の中でファッション情報を自分で把握するためにどれが関係してくるかっていうと、一部嗅覚とか味覚関係する場合もあるのか?あるのか?ありますけど、基本的には目で見る情報と
あとは触る食感ですよね。触り心地、触覚とあとは聴覚というか言語情報ですよね。言葉、この3つが関係してくるということで、服装心理学ではこの3つをファッション知覚と呼んでいて、実はこれのうちどれが一番その人にとって強いかっていうのが違うんですよ。
なんでこれはファッション知覚分類って呼んで、服装心理ラボなんかでも診断できるようにしていたりするんですけど、聞き手ってあるじゃないですか。右聞き左聞き。あれと同じような形でどの視覚が聞き感覚か。どの知覚が聞き感覚かっていうのが人によって違う。
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これは記憶する、記憶のときに何か物事を覚えるときに使う感覚の回路が深く影響していて、何か例えば物事を暗記するとき、テスト前とか試験前とかに暗記するときに、とにかく映像で目から入ってきた情報を覚えた方が早い人もいれば、
覚えなきゃいけない言葉をとにかく口に出して読み上げて言葉で覚える方が覚えやすい人もいれば、触覚っていうのは結構体の感覚に関わってくるので、動きながら覚えた方が覚えやすい人がいるっていう風に、記憶の仕組みと非常に深く関わってるんですよ。
なのでおしゃれに関しても、視覚が強い人は目で見てすぐ記憶ができるので、自分が褒められた洋服の画像情報を覚えられるからすぐに再現できる。だからおしゃれが得意になりやすいっていう傾向があるんですね。
だからどうしても、もともとファッションセンスがいいんだねって言われやすい人、ファッションセンスなものはないんですけどね、ファッションセンスがいいんだねって言われがちな人は視覚、目から入ってくる情報を処理するのが得意っていう人が多いんですよ。
ただやっぱりね、おしゃれをもっと多くの人に楽しんでもらおうと思ったら、そういうもともとおしゃれが好きな人だけを相手にしてるじゃ全然パイが広がっていかないんです。これは非常に私自身忠誠に感じていて、おしゃれが苦手な人っていうのはこの視覚が弱い人が多い。
それ以外の特に言語、言葉が強い人、言葉で説明されればわかるんだけどっていう人がおしゃれを苦手に感じやすいんですよ。やっぱりねファッション業界の人って結構視覚が強いので、ほら見てバンバンバン見てくればわかるでしょっていう風に見せるだけで終わっちゃう人が結構多いのでね。
なので、なかなか言葉で説明してくれないと。それで苦手意識を持っちゃう人が多い。だから私は何か言語でちゃんと発信しようということで、昔からブログは非常に長文で書いていて、しっかり言葉で伝えるってことをやったんですけども、なかなか読むっていうのは結構時間がかかるので、今度は喋るっていう言葉でもね、喋る方にすると流れ上げ気ができるじゃないですか。
そうすると忙しい人にもファッション情報を得てもらえるかなっていうことで、言語タイプの人におしゃれな楽しさを伝えたいなと思って始めたのがこのポッドキャストなんですよ。だから冒頭にお話ししたねボッテガベンダみたいなすごい大きいブランドが、あえてインスタではない方向性で、顧客とか顧客にこれからなってくれる人とのコミュニケーションのあり方を模索するっていうのはとても楽しかったです。
おしゃれ方を模索するっていうのは私はすごく興味深くて、これからも注目していきたいなっていうふうに思うんですよね。
なんせさ、私がとにかく自分がおしゃれが楽しくて好きなので、単純にみんなにも好きになってもらいたいんですよ。
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おしゃれを推してるんです。箱推しです。おしゃれファッション箱推し。どのブランドかとかじゃなくてね。だから推しを広めたいんです。とにかく。なので推しを広めるためにはあらゆる手段を尽くす。特にこの推しのことを知らない人がどうやったらわかってくれるだろうって考えて、結果やっぱりファッション雑誌に乗ることでもなくて、インスタでもなくて、やっぱり言葉だなって思ったんですよね。
それは昔、NHKラジオでレギュラーをやらせていただいた時にもすごく感じたことで、言葉だけでファッションを表現するってすごく難しいけど、これまでファッションに興味持たなかった人も振り向いてもらえるなっていうすごく手応えがあったんですよね。
すごくいい時代になってね、簡単にこういうふうにポッドキャストを配信できるようになったので始めているんですけど、やっぱりその私の当初の思い通り、これまでファッションに興味なかったけど聞いて楽しかったんでっていうことで服装新ラボに入ってくれる方も増えたし、本当に言葉でファッションを楽しむっていうことの伸びしろ?伸びしろですよ。すごい感じてるんですよね。
だから昨日もチラッと告知させてもらったんですけど、ポッドキャストアワードっていうのを富士テレビさんなのかな?ポニーキャニオさんなのかな?なんかが手動でね、スポティファイなんかも協賛で、2020年の注目ポッドキャストに賞をあげるみたいなのがあるんですけど、これにね、自選でエントリーしてみて、皆さんにも投票してくださいってお願いしているのも、やっぱりファッションを耳で楽しめるよっていうことは、
オシャレな新しい楽しみ方だと思うので、これ単純に楽しいよってことを知ってもらいたいっていうか、いやだって何回も言うけど、どうせ毎日服着るんだから楽しい方がいいじゃないですか。こんな世の中だし。だからね、それをまたさらに広げるためには、なんかこういうショーみたいなのも、これまではあんまりエントリーしてこなかったんですけど、
使っていった方がいいなっていうふうに、今素直に思えているので、ぜひ皆さんにもリスナー投票をご協力いただければなというふうに、ファッションという推しを広めたいというこの一心でやっておりますので、ぜひ皆さんにもご協力いただければと思います。
このラジオでぼって食べるんだっていうのを初めて聞いた方も、ぜひそういう見方をするとまた面白いブランドだと思いますので、ちょっと検索して見てみてもらえると嬉しいなと思います。
それではこのラジオではまた皆さんからのお悩みも募集しておりますので、番組概要欄にありますマシュマロから、そしてリスナー投票もリンク貼っておきますので、ぜひぜひご協力のほどよろしくお願いいたします。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。