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2021-10-04 11:58

345.女性のビジネスファッションは、なぜこんなに難しいのか from Radiotalk

秋ということで身だしなみ研修のご依頼が増えるシーズンですが、ここ数年の特徴は「女性管理職向けのビジネスファッション研修」のご依頼が増えていること。女性向けのビジネスファッションって、マナーだけでは解決しきれない難しさがあるんですよね・・・。その理由をお話しします。

◆今月のレッスンテーマは「ジェンダーとおしゃれ」。違う側面からファッションの面白さを味わえます。オンラインサロン「服装心理lab.」 https://community.camp-fire.jp/projects/view/208757

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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週が明けました月曜日でございます。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で345回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いを、バサバサと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。
今週もよろしくお願いいたします。
東京はちょっと涼しくなったなと思ったら、急に暑さが戻ってきたりして不安定な感じですけれども、
ちょっとずつ秋に近づいているという感じですかね。
最近また目出し並み研修のお問い合わせがすごく多くて、コロナ前は例年4月の新入社員研修と、
あと9月、10月ぐらいの衣替えぐらいの時期の研修と、大体2つのシーズンに分かれて研修が2つの山という感じで多かったんですけど、
それがまた久々にという感じですね。
東京は9月まで緊急事態宣言ということなので、ちょっと出足は遅くはなっているんですけども、
問い合わせの件数としては、コロナ以前ぐらいに戻ってきた感じで、
そういうところから、自分で仕事をやっていると、仕事のお問い合わせの種類から、
ちょっとずつコロナ禍から脱出しようとしているのかなとか、
そういう社会の動きをかなり生身で感じますよね。
最近特に多いのは、コロナ前すごく増えていて、1回コロナで途切れちゃったという感じだったんですけど、
女性活躍に絡んだ女性向けの見出し並み研修というか、ビジネスファッション研修みたいなのが、
問い合わせとしては一番多いんですよ、最近も。コロナ禍前もすごく増えてきたんですけど、
最近またそれが復活してきてまして、特にやっぱり企業さんで、
女性の管理職の中の女性の割合を増やしていって、男性と同数ぐらいにしていこうみたいな、
やっぱり動きをされている企業さんがすごく多いので、それに伴って、
女性にも管理職らしいビジネスファッションにしてもらいたいし、
あと管理職になるってことは、部下たちのビジネスファッションを指導する役割にもあるっていうこともあるので、
その点も含めて指導してほしいみたいなお話がすごく多いんですよね。
ビジネスファッション、例えば男性のスーツファッションなんかだと、
非常にある種分かりやすいんですよ。なんですけど、
女性のビジネスファッションってすごく難しいんですよ。
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だから、いわゆるマナー会社みたいなところじゃなくて、
うちみたいなファッション専門のパーソナルスタイリストの会社に依頼してくるっていうのは、
多分そのあたりにあると思うんですけど、
女性のビジネスファッションってすごく難しいんですよ。
これ聞いていらっしゃる方で、
比較的カッチリした服装をしなきゃいけないお仕事をしていらっしゃる女性の方は、
もれなく皆さん難しいなって、
もう自分が男だったら楽だったろうなって思っている人すごく多いと思うんですよ。
これ何でかっていうと理由が明確で、
ビジネスファッションって、そもそもメンズのフォーマルウエアがベースになってるんですよ。
男性のスーツってそうじゃないですか。
女性ってもともと歴史を遡っていくと、
もともとフォーマルウエアは何だったかっていうと、
ドレスじゃないですか。
そもそも昔はやっぱり女性は働かず、
男性が働くっていう時代があって、
その時代のフォーマルウエアをベースにしているので、
女性向けのフォーマルウエアではないわけですよ。
それを無理やり女性用にアレンジして現状を使っている状態なんですね。
なので男性のスーツっていうのは、
もう決まりごとがしっかり歴史の中で出来上がっていて、
極端なことを言えば、
イギリスの貴族の洋服のルールが、
全ての基準なので、それで決まっちゃうわけなんですよ。
スーツの色はこれだとか、
丈はこうだとか、
組み合わせはこうだとかっていうのが
わりと明確に決まっているので、
要はそれを知っているか知らないかぐらいの話なんですけど、
女性に関してはそれがないので、
無理やり男性のスーツを、
女性に関してはそれがないので、
女性に関してはそれがないので、
女性に関してはそれがないので、
男性のスーツを女性向けに置き換えたりとかしている状態なので、
なかなか決まりきったルールがないんですよ。
なのでそうなるとどうするかっていうと、
現状うちの研修では、
洋服のルールっていうところからではなくて、
洋服の持っている色とか、
あと素材とか形とかが、
人にどういう印象を与えるのかっていうところから、
逆算して考えましょうねっていうやり方なんですね。
だから衣服の服飾論、
服飾の歴史から辿っていって、
歴史で培われていった服飾のルール論ではなく、
洋服が人に与える印象を使って、
どういう服を着れば、
ビジネス上有利な印象を与えられるかっていうところから、
考えていきましょうよっていうやり方を現状はしています。
女性はね、多分これから女性のビジネスファッションも、
男女のビジネスファッションが新しく作られていく、
まさに過渡期なんじゃないかなと思っているので、
06:00
そういう過渡期の中で、
やはり人間の心理印象っていうのは、
なかなか変わらないので、
そこをベースに考えていくのが一番近道なんじゃないかな、
なんていうふうに思って、
そういう研修プログラムをご提案しているわけなんですけどね。
実はこれね、クールビズもそうだったんですよ。
クールビズもそもそも涼しくしようということで、
もともと元になっているメンズのフォーマルウェアって、
イギリスのスーツの、貴族たちのスーツの装いなので、
カラッとした気候の中で着ることが前提になっていますから、
やっぱり日本の気候に合わないわけですよ。
だんだん地球も温暖化してますしということで、
本来のフォーマルウェアではない形に作ってから、
なきゃいけないという難しさがあったんですけど、
クールビズも最近だいぶ形になってきましたよね。
日本独自のビジネスファッションということになってきているんですけど、
だいぶ形になってきて浸透してきているので、
そういう形でクールビズを含めて、
日本の暑い時期も含めた、
男女問わず着られるビジネスファッションというのが、
これからどんどん作られていくんじゃないかと、
思っていますね。
こんなふうに女性のビジネスファッションを一つとっても、
そもそももともと、
女性が社会進出していく中で、
働き方と同じように歴史を遡ると、
男性と同化しなければいけなかった時代から、
まだ始まっているわけですよね。
すごく振り返ってみると印象的なのが、
私は起業して間もない頃に、
ある会社に起業研修に行かせてもらった時に、
すごくそこでベテランの女性の方で、
男性物と同じ形のパンツスーツを着て、
シャツを着てネクタイをしてという、
男性と全く同じビジネスウエアを着て出した女性がいたんですよ。
集団研修、集合研修だったので、
あまりマンツーマンで細かく話を伺えなかったんですけど、
ちょっと休み時間にお話を伺ったら、
やっぱり私の時代はね、なんてお話をしてくださって、
男性と同じようにやらないと、
認めてもらえなかったなと。
だからもうこうなったらってことで、
私は覚悟を決めて、
自分のファッションからね、
男性と同じにしたんですよ、
っていうお話をしてくださったんですね。
その時に、すごいなと思って、
やっぱりそういう時代があっての今じゃないですか。
だから、女性のファッションももちろんですけど、
働き方もね、
男性と同じようにやらなきゃいけない時代があって、
それを乗り越えて、
女性らしい働き方もあるよね、
女性らしさを発揮してねっていう時代があって、
それを乗り越えて、
男性女性関係なく、
一人一人の個性とかやり方を活かして働こうよ。
かつ、男性女性関係なく、
普段の生活、プライベートっていうものもあるから、
それを取り入れてできる働き方をしようよっていう形になってきてるじゃないですか。
09:02
だから、それが見事にファッションに現れていると思うんですよね。
だから、そういう社会進出っていう切り口から見ても、
すごくファッションとそういったジェンダーっていうんですかね、
っていうのは本当に切っても切れないなと。
それは当たり前で、
ジェンダーっていうのはね、
社会的な意味合いから見た、
社会とか文化的な意味合いから見た、
男女の区別の話なので、
生物学的な性別ではなくって、
社会的、文化的な性別、
いわゆるジェンダーってもので、
まさにそれを定義したりとか、
表現したりとか、
あるいは縛られてしまったりとかっていうのが
ファッションであるので、
当然切っても切れないっていうのはあるかなと思うんですけど、
そういう側面からまた、
ファッションっていう側面から見ても、
気づくこととか、
あるいは自分が縛られてるジェンダー感なんかに
気づいたりすることもあるのでね。
なので、
ファッションに興味がない人でも、
ジェンダーっていう側面からファッションを見ると、
また面白いことに、
興味深いことに気づいていただけるかもしれないですし、
それが新しくファッションに興味を持つきっかけになってもらえるんじゃないかな
というふうにも思いますし、
また、もともとファッションを好きな人も
ジェンダーっていう観点があって、
ファッションの歴史とか、
今流行っているものとか見てみると、
それはまた新たな気づきがあると思うので、
すごくこれは面白いテーマだなと、
私も個人的には思っているんですよね。
なので、
今月のね、私がやっている
ファッションオンラインサロン
服装心理学のテーマをですね、
ちょうど
ジェンダーとオシャレということで、
毎月変わる月テーマ、
カリキュラムがあるんですけれども、
久々にね、
結構服装のテーマを
服装心理学的な
あのテーマを設けて、
今月はメールレッスンをお届けしています。
早速ね、
明日配信される今月第1回目の
メールレッスンがちょうどね、
その女性進出とファッションというテーマで、
ちょっと歴史を振り返りながら、
どんなふうに女性の
社会進出してきて、
それとともにファッションが変わってきたか
なんていうお話をしております。
でね、次回はね、
ジェンダーレスのファッションについて
ちょっと歴史をお話ししていったりとか、
次回は性別とファッションの見方の違いという、
ちょっとまたそれも心理学的な側面の話を
していく予定でおりますので、
ちょっとこれはね、
ファッションに興味ない方でもね、
結構面白い話題になるじゃないかと思いますので、
ぜひぜひ興味ある方は、
月書の入会が本当にお得でございます。
既にもうね、
何人か入会いただいているんですがね、
ぜひご入会いただけると嬉しいです。
番組概要欄にまたリンクを貼っておきますのでね、
ぜひご覧になってみてください。
ということで、この番組では
まだまだ皆さんからのお悩みもお待ちしておりますので、
番組概要欄にありますマシュマロからお送りください。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。
11:58

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