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はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いを解くラジオ。本日で863回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコール、おしゃれの呪いをバザバザと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタリストで、公認心理師の久野理沙です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ今日はちょっと最近ね、よく皆さんも聞くようになったかなと思うね、ファッションの用語というかキーワードをちょっと取り上げていこうかなと思うんですけども、地味色コーデっていう言葉、最近よく聞いたり見かけたりしませんかね。地味色、地味な色のコーデってことですけどね。
これね、もともとは、多分雑誌のリーっていう雑誌があって、そこから多分そこが初めに使ったんじゃないかなと思うんですけど、確か2023年ぐらい、去年の春ぐらいに初めて特集を組んで、それが結構反響があって、
たびたび、リーって確か毎回ファッションの特集じゃないですよね。総合情報誌みたいな感じなので、ファッション特集するたびにたびたび特集してきて、確かね先月も地味色コーデの特集をしていて、中理沙さんがあんまり地味色っていう印象がイメージがない、中理沙さんが髪の毛はすごい派手色で、
でも洋服地味色っていうスタイルで表紙を語ってて、確かねすごい新鮮だなっていうのが結構身についた、そんな地味色コーデ。雑誌リーから始まって、結構最近ではテレビでも取り上げられたりしているので、だいぶね、使ったり、その言葉を使ったり、耳なじみが出てきたっていう方も多いんじゃないかと思うんですけど、
前までの言い方で言うと、ベーシックカラーコーディネート、ベーシックカラーコーデなんですけど、いわゆるこれまではベーシックと言われていた地味色、茶色、グレー、ネイビー、黒、白、この辺りですかね、だけを使ったコーディネートのことを指しているわけなんですよね。
これね、まずはなんで流行ってるのかっていうね、これがすごく人気が出て流行ってるのかっていう、まず背景からちょっと考えていきたいなと思うんですけど、色合いに限らずファッションの傾向として結構長らくシンプルなのがトレンドなんですよ。
だからずっとユニクロに追い風が吹いてるっていうことでもあるんですけど、色に限らずデザイン性も組み合わせもあんまりコテコテしすぎない、できるだけスッキリとシンプルにまとめるようなコーディネートっていうのが全体的に長らく流行、盛りすぎないっていうのがトレンドなんですよね。
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ただ、それも含めてですよ、さらに掘り下げていくと、多分ね、布教が長いって、今は物価高もあって、洋服に関して冒険できない人が増えてるっていうのが、このトレンドが長引いている要因で、これまでのというか、過去のタームで、過去のペースでトレンドが移り変わっていったら、
シンプルなものと派手なもの、盛り盛りなものが交互に流行っていくのが通例というか、これまでの過去の流れだったんだけど、かなり今、シンプル傾向のトレンドの継続期間が長いんですよね。
多分これは、布教が全然終わらない、むしろ物価高もあって、洋服にあんまりお金かけられない感じが、人が増えてるっていうことが背景にあるんじゃないかなと思うんですよね。
だから、地味にコーデが流行ったよねって、あんまり明るい感じで取り上げが固いなって、私なんか正直感じてしまうんですけど、それプラス、多分コロナ禍完全に明けて、結構皆さん出社が再開してるじゃないですか。
まだね、2022年とかなんかは、結局コロナ禍の名残で、まだまだリモートワークできますなんて人多かったんですけど、かなりもう皆さん出社に戻されてしまいましたよね。なので電車もすごい混んでるし。
だから出社が再開した人も増えて、そうすると会社にも来ていくっていうことを考えると、余計にそんなに派手な服は着れないよなって、会社用とプライベート用と分けて買うような余裕がある人もそんなに多くないよねっていうところもあって。
意外とね、コロナ禍中は派手なアイテムも流行ってたんですよ。何でかっていうと、どうせ会社行かないし、自分が好きなの着ようみたいな感じで、意外と派手なの流行ったんですよね。それが結構なくなっちゃった感じがするんですよね。
なので、そういうこともあって、いわゆる無難な色、無難なデザインのコーディネートっていうのがみんな使いやすいなって思ってるっていうところがあるのかなと思うんですね。でもじゃあ、何でベーシックカラーコーデとかベーシックカラーって言わずにあえて地味色っていうのかっていうと、
これまた私、パーソナルスタイリングとかメンバーシップのね、会員さんの声なんか聞いてて思うのは、みんな結構定番っていう言葉、ベーシックとか定番っていう言葉を結構最近信じてないよねっていうのがやっぱりあって。
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割と不況が長いんで、アパレル業界とかね、ファッション業界全般雑誌とかね、SNSでの発信も含めて、割とこれ定番だから買っても大丈夫だよっていう、そういうアプローチずっと続いてるんですけど。
でもそうは言っても、本当に定番かっていう。やっぱりちょっと時間が経っていくと、なんかちょっと定番だと思って買ったけど、意外ともう街中の雰囲気みたいに気づらくなってきたみたいなアイテムを泣きにしまうじゃないですか、やっぱりね。
いくら定番って言ったって、その隅から隅までデザインが定番で作れるかっていうと、やっぱりどっかしらその時らしさみたいなのは入ってしまうものなので、それがデザインする人も売る人も必ずしも正確な未来予測ができるわけじゃないから、まさかこのアイテムのここが古臭くなるとは、みたいなところも正直あるんですよね。
だから定番だと思って作った、悪気はない、騙すつもりはなかったけど、定番だと思って作ったものが、ちょっとシルエットがね、ちょっとここのボタンがね、みたいなことはやっぱりあるんですよ。そういう結局定番って言ったから買ったけど、消えないじゃん、今っぽくなくなっちゃったな、みたいな、そういう経験がある消費者の人もすごい多いんですよ。
だから定番って言われても信じないみんな、そうそうベーシックって言ったら本当にベーシックなのかい、だけど地味色って言われたら、それはいつの時代もこの色は地味だなっていう、拡約されたものがあるわけですよね。だから、そのなんていうのかな、響いたんじゃないかなって、ベーシックカラーじゃなくて地味色っていう表現が響いたっていうのがそこにあるのかな。
あとはSNSで言うとね、ベーシックカラーって文字数が長いんで、そのハッシュタグとして使いづらい。地味色の方がはるかに文字数を短縮できるから、拡散しやすいっていうのもね、やっぱりある。この辺はやっぱり雑誌社の方のね、キャッチコピー能力っていうのは素晴らしいなって、非常に感じるところではあるんですけど。
じゃあ実際、地味色の時代が来たと、喜ばしいことだと、実際試してみてどうかというと、そもそも地味色コーデやったって思う人って、多分もともと地味色着てたんじゃないかと思うんですよ。だからこれまでと変わんないよねってことになっちゃうわけですよね。
だから地味色、これまでと同じ色を使うのにちょっとオシャレに見せるっていうのにはやっぱりコツがいるんですよね。これまでみたいに、これまでもそんなにそういうプレッシャーがあったかどうかわかんないですけど、なんかオシャレに見せるには綺麗な色を使わなきゃとか、そういうプレッシャーを感じなくて済むようになった反面、
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でも手持ちにある服は地味色ばっかりだけど、地味色コーデが流行ってるからって言って、手持ちのある服だけ組み合わせても全然オシャレにならないのになんでって思ってる人も少なくないんじゃないかと思うんですよね。やっぱりコツがいるんですよね。
いろんなコツがそれこそリーだったりとか、SNSだったりで特集されていますけども、今日はちょっと意外に見落とされがちな基本的なコツをちょっと私からはお伝えしておこうかなと思いまして。
例えばいろいろ出回ってるのは、地味色でまとめるんだったら小物に寄付を配りましょうとか、服の形のバランスがとかいろいろあるんですけど、もっともっと基本的なこととしてぜひちょっと覚えておいてもらいたいのは、明るい地味色と暗い地味色の分量のコントロール。これ結構肝なんですよ。
例えば地味色コーデって皆さんSNSで検索していただいてもいいですし、雑誌のリーのコーディネートね、Kindle Unlimitedに入っている方は見れますのでね、見ていただいてもわかるし、リーでSNSもやっているのでそれ見ていただいてもわかる通り、
いろんなコーディネートがある中で、全体的に茶色と暗い茶色と暗いネイビーとか、全体的に暗い茶色のコーディネートとか、黒と茶色とか、黒と暗いグレーみたいに、全体的に同じぐらいの明るさ暗さでまとめたコーディネートもあれば、
白とネイビーとか、かなり明るい茶色と黒とか、結構その明るさの対比が効いているコーディネートもできるんです。地味色しか使わなかったとしても意外と明るさ暗さはバリエーションがあって、その組み合わせって結構変化がつけられるんですね。
これをどうするかによって地味色って自分に似合うか似合わないかが変わってくるし、すなわちオシャレに見えるかどうかも変わってくるわけなんですよね。
だからまずは自分が地味色と言っても、明るめの地味色なのか、暗めの地味色なのか、どっちを使うのか。さらに同じぐらいの明るさ暗さで揃えるのか、明るいものと暗いものを組み合わせてメリハリをつけるのか、この辺でどうするかっていうのを考えた方がいいと思います。
なので、お家に地味色あるけどそれ組み合わせてもイマイチなんだよなっていう方は、そのイマイチなコーディネートが明るいくらいの組み合わせがどうなっているのかっていうのを一回分析してもらって、それとは違う組み合わせを試してもらいたいですよね。
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どうしても全身コンにしちゃうなとか、同じような色、同じような明るさで組み合わせが勝ちな人は、まずその明るさを変えてみる。どうしても全体的に暗くしちゃうんだなって方は、まず全体的に明るめに合わせてみる。それでもイマイチってなったら、明るいのと暗いのと組み合わせてみるっていう風に、明るさだけでもコントロールすると結構一口に地味色コーデって言っても雰囲気変わるんですよね。
これを試してみてもらいたいですよね。さらにもっと言うと、全体的に同じくらいの明るさ、暗さで揃えるとしても、できるだけ明るめの色、明るい茶色にネイビーなのかブルーなのかっていうくらい明るいネイビー、ライト、グレー同士で合わせるとかね。
全体的に明るいトーンがいい人がいれば、本当にこげ茶で全身まとめるとか、黒とこげ茶とか、黒に近いグレーと黒みたいな、全体的に暗くキュッと引き締まるような色の暗さで合わせた方が似合う人もいるし。
私は、全体的に同じ明るさよりは、明るい色と暗い色を組み合わせた方がいいなっていう方は、明るい色と暗い色の面積はどうなのか。明るい色の面積の方を多めにした方がいいのか、暗い色の面積を多めにした方がいいのか。
冬なんかでもね、結構オールホワイトって毎シーズン、割とおしゃれだねって言ってみんな塗り入れたりしますけども、ニットも白でパンツも白だけど、ちょっとベルトだけ黒で引き締めるみたいな、かなり明るい色の面積が多くて、暗い色はちょこっとの方が似合うのか、もしくは逆なのか。
その辺もだいぶ人によって変わってくるので、試してみていただくと良いかなと思うんですよね。
地味色って結構持っている方が多いので、手持ちだけでもあれこれ組み合わせ変えたら今の検証できるかもしれないですし、足りなければ試着に行くなどして試してみていただいても良いので、ぜひ検証してもらいたい。
ちなみにヒントはと言うと、似合う色が分かるパーソナルカラーシステムってありますよね。あれである程度予測はつく。
例えば、イエベ春って言われるスプリングタイプは明暗の対比がついている方が得意で、かつ明るい色の方の面積を多めにした方が似合うし、
ブルベ夏、サマータイプはなるべく同じくらいの明るさで全体をなるべく明るめにした方が似合うし、
イエベ秋、オータムタイプは全体的に同じ明るさ暗さでできるだけ暗めにした方が似合う。だから本当に全身焦げじゃとかがすごく似合うし、
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ブルベ冬、ウィンタータイプって呼ばれるタイプは明るさのコントラスト対比をつけた方が似合って、かつ暗めの色をちょっと多めにした方が似合う。
っていう目安はあるんですけど、色って言ったらイコールパーソナルカラーってなりがちなんですけど、実は顔の印象なんかも結構入ってくるので、
必ずしもこれだけで判断できるわけではないですけども、パーソナルカラーを自分のタイプしている方はぜひ参考にしていただきつつ、
実際にうちのフォースタイルでパーソナルスタイリングで診断をするときには、顔立ちと、もちろん体型なんかも関係してくるので体型と、
パーソナルカラーを含めて総合的に判断して地味色コーデするんだったら、この割合でこういう明るさ暗さがベストですよっていうのをお伝えするので、
ちょっと気になる方は、ノードのメンバーシップ服装心理ラボに入っていただければ、全部の診断まとめてお得な価格で受けられますので、
ぜひそちらもご検討いただければと思うんですけども、そんなヒントもあります。
パーソナルカラーが分からない方も、さっきお伝えした通り、まずは手持ちの地味色を色々組み合わせて、明るさの調子をちょっと組み合わせを変えてみて、
ぜひ写真撮って比較してみていただけると、なんとなくしっくりくるワンス見えていくんじゃないかなと思いますので、ぜひ試してみてください。
地味色って、実はパーソナルカラーの根本を知らないと、
このタイプ、実はパーソナルカラーのエレベハル、スプリングとか、あとはウィンタータイプも結構そうかな、ブルベフューなんかも、
そもそも地味色だけでまとめるとあまり似合わないですよって言われがちなんですけど、根本を探っていくと、明るさと暗さを調整すると全然そんなことないよっていうのが分かったりするので、
私がやっている4スタイルパーソナルスタイルスクールでは、そういう色合わせの基本なんかも教えているので、
仮に地味色だけしか着たくないってお客様がいたり、今期のように突然ベーシックカラー、地味色だけが流行ってしまったみたいな時にも慌てずに済むので、
どうせちょっと色合わせとか、地味色コーデの流行なんかもきっかけに色合わせを勉強したいなって方は、
ぜひそういう根本から学んでいただきたいなと思いますので、
関心がある方、自分で色合わせを色々やってみたいなという方は、
FPSS、4スタイルパーソナルスタイルスクールもお勧めですので、学びたい方はぜひこちらの方にお越しいただければと思います。
服装診断後のメンバーシップ、会員さん向けの診断はいつでもOKです。
入会いただければすぐに受けることができますが、FPSSは服装診での講義になりますので、毎回締め切りが決まっておりまして、現在第18期の募集中でございます。
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こちらは来年の1月中旬に開校する期となりまして、最初締め切りは来年の1月11日、
11月20日までは先行入学期間として、入学金3万円かかるところゼロ円になるキャンペーンのほか、いろんな得点がもらえるお得な期間となっています。
この得点の中にカラーコーディネート講座というのも通信講座であるんですけど、そちらも含まれていますので、
入学する前に、この秋冬のおしゃれにも間に合うように、まずは色合わせの超基本だけ通信講座を学ぶこともできますので、ぜひよろしければこちらのほうもご検討いただければと思います。
ということで皆さんどうでしょうね。地味色コーデやってみたよとか、なんかやってみたんだけどいまいちピンときませんみたいな質問とかもね、あればぜひぜひお寄せください。
A番組の選んだマシュマロからお送りいただくか、スポティファイドキーの方はコメント機能もぜひ使ってお気軽にお寄せください。
ということでまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。