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2024-04-12 11:58

791.オフィスファッション悩みどころシリーズ1:高いスーツは買うべき? from Radiotalk

年度末から年度初めにかけて、企業向け身だしなみ研修を多数やらせてもらっています。その中で、ご参加者様からとても興味深い&有益なご質問を頂くことが多いので、これから3回にわたって、私の回答と共にご紹介していきます。

まず今回は、スーツの価格についてのご質問。

キャリアが上がっていくと「それにふさわしいスーツにすべき」という言説はよく見かけますが、果たしていくらくらいのスーツを買えば良いの?という質問です。これには、スーツの価格の仕組みから理解する必要があります。詳しく解説しました!

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いトークラジオ。本日もYouTubeとポッドキャストを同時収録でお届けしております。
本日で第791回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをわざわざ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ、ようやくコロナ禍の影響がかなり抜けてきて、コロナ前に戻ってきたという感じがありまして、その一つとして企業研修がものすごくご依頼が増えていて、
3月の年度末から4月の、主に新入社員様向けの研修なんですけど、4月にかけて、とにかく見出し並み研修とか、ファッションを使ったブランディングとかコミュニケーションの研修なんかのご依頼がすごく多くて、まだまだしていて、
ポッドキャストをずっとお聞きの方はご存知の通り、そのせいで1回声を潰しまれるので、YouTubeの過去回と比較すると、ちょっとまだ今も若干ハスキーかなと思うんですけども、こんな感じでのぞを酷使しつつ、ありがたいことにいろんなところでお話をさせていただいております。
企業研修自体は、本当にもう15年前ぐらいからずっとやっていて、つい最近、ついこの間行ってきた新入社員研修ご依頼いただいた企業様は、ご依頼いただいてから11年目だったりとか、かなり長いお付き合いの企業様もおかげさまで増えてきたところではあるんですけれども、やっぱり昔と違って実感するのが、
研修ご参加者の皆さんの、研修が終わった最後に、ご質問ありますか?というふうに質疑応答をさせていただく時間を必ず取るんですけど、そのときの質問というのが、かなり内容が深くなってきたというか、高度になってきたなというのはすごく感じるんですね。
なので、それを感じるために、やっぱりビジネスでも特別な仕事以外の人が、例えばSNSとかYouTubeチャンネルとかを開設している会社も増えてきたので、人前に出るというか会社を代表する機会が多くなってきたので、やっぱりその印象管理、ビジネスにおける印象管理という重要性を認識している人が非常に増えてきたのかなという気がしています。
だからこそ、常日頃どう印象管理していくべきかというのを考えているからこそ、研修のときに深い質問が、本当に明日から使うために毎日やっているからこそ出てくるような疑問みたいなものが出てくるのかなというふうに思っているんですよね。
なので、今年もすごく面白い質問というか、それは本当に有益な質問ですねっていう、ありがとうございますって思わず、小手田が痛くなるようなご質問をたくさんいただきましたので、その中から、ここから今日から3回にわたって、いろんな研修の中でいただいたご質問を、個人が特定されないようにもちろん配慮しつつ、ご紹介しつつ、回答も併せてご紹介することで、
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視聴者の皆さん、リスナーの皆さんにも、ぜひ役立てていただけたらというふうに思っております。まず今日1回目なんですけども、こんなご質問をいただきました。これは20代の比較的若い社員さんからいただいたご質問なんですが、女性でも男性でも気になる質問かなと思います。
ある程度キャリアがついてきたら、高いスーツを買ったほうがいいものなんでしょうかと。もしそうなのであれば、いくらぐらいのものを買ったらいいのか、その考え方を教えてくださいと。これがね、若い社員さんから出るというのはすごく意識が高いなというか、先を見据えたご質問だなと思って、非常にびっくりしたんですけども。
これまさに30代半ばぐらい、それ以上の人は、まさに今悩んでいる課題でもあるんじゃないかと思うんですよね。ちょっと役職が上がったりね、職績が増えてきたりして、ちょっと新入社員の頃とは若手社員の頃とは違う格好をしなきゃいけないんじゃないかな、そろそろ。
そのためにはやっぱりスーツの値段を真似なきゃいけないのかなっていうのは、今まさに目の前にある悩みとして持っている方いらっしゃるのかなと思いますので、今日はちょっとこの辺りをお話ししていこうかなと思います。まずこれを考えるにあたって、スーツが高いってどういうことなんだということをやっぱり考えなきゃいけないわけですよね。
となると、スーツの価格が何からできているのか、内訳を知っておく必要があるかなと思います。まずスーツの価格っていうのは、スーツの原材料費がありません、当然。生地があって、生地以外の副資材なんて我々呼んだりしますけれども、牡丹だったりとか、ムラジだったりとか、あとシンジって呼ばれるね、襟の間に入っている、いわゆるシンですよ、シンになるものとか、いろいろあるんですけども、そういったもの、副資材の料金。
それが全部原材料費としてあって、それを縫い合わせなきゃいけないので、その縫い合わせる手間賃ですよね、いわゆる工賃と呼ばれますが、こちらがかかってくると。
プラスそれ以外の経費、海外で作ったんだったら当然輸送料もかかりますし、あとはそれをお店で売るんだったら、そのお店の家賃だったりとか、売る人の人件費だったりとか、あとは売る人以外のスタッフ部門ですよね、本部とかスタッフの人件費も取らなきゃいけないし、プラスそれが高いブランドだったりすると、ブランドバリューとして目に見えない付加価値が乗っかってくるわけですから、その分の料金もかかってくると。
このあたりがざっくりスーツの価格の内訳かなと思います。当然これが値段が上がってくると、それぞれが純宅に使えるようになってくるわけなんですけれども、特に気になるのが、原材料費が特に高くなってくれればクオリティも上がりそうじゃないですか。
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だからその値段が高いものを買った甲斐があるというふうに消費者としては思うと思うんですが、スーツの場合、原材料費が上がったら何が起こるかなんですが、耐久性が上がるかというと、実はその逆なんですね。スーツの場合には生地が高くなればなるほど、実は丈夫になるわけではないです。
見た目は確かに美しい、非常にしなやかで美しい生地にはなるんですが、ただ耐久性は一般的には下がることの方が多いです。引き裂き耐性、裂けやすかったりとか、繊細な生地が多くなるので引っ掛けに気をつけなきゃいけなかったりとか。
なので基本的には高いスーツというのは現場で体を動かして働く人のためのものではなくて、デスクワーク、座って決戦をしたり考えたりする人が着るものというふうに考えていただくとわかりやすいのかなと思います。
ですから、ポジションが上がったからといってまだまだ動くよという方の場合には、高いスーツを買ったとしても耐久性という面でがっかりされてしまうかもしれないので、あまりお勧めはできません。
ただここでいう高いというのは20万円以上という感じで考えていただきたいのかなと思いますね。なので、いわゆるボリュームゾーンと言われるような、若い時から買っているような3万円ぐらいですかね、今一番安くて、3万円ぐらいから8万円ぐらいまでのゾーンで言うと、3万円のものを8万円に変えたとってイチゼルしく耐久性が下がるかというと、そういうわけではありません。
それぐらいの中でもしランクを上げると何が起こるかというと、着心地とか見た目のシルエットはもちろん変わっていきます。
例えば着心地の面でいうと、やっぱり安いスーツというのは素材が安価に手に入るものが多い。一般的にはポリエステルなんかがすごく多いです。
そうするとポリエステルってどうしてもむれやすいという生地の特性があるんですね。
なんですが、8万円ぐらいになってくるとウール100%のものも買えるようになってきます。
そうするとウールっていうのは吸湿性があったりして、汗をうまく吸ってくれたり、そういった面で着心地が上がるということがあります。
裏地も安価なものはポリエステル100%のものがほとんどですが、どうしても静電気が起こりやすいという性質があります。
それから少し値段を上げていくとキュプラという素材を使えるようになります。
これは静電気が起こりづらいというところがあるので、そういう面でも着心地が上がっていく。
なので、そういった着心地が欲しいということであれば、値段を上げていけば、その結果着心地が良くなって仕事のパフォーマンスが上がるということが十分考えられるかなと思います。
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プラス、シルエットもパターンが良くなる。型紙が良くなったり、あとは縫う時の手間をよりかけてくれるようになるので、そういう意味でも立体的な美しいシルエットに仕上がったりするので、もちろん見た目も高そうに見えることはあると思います。
ただ、このあたりはそれを感じられるかどうかというのは個人差があるので、ぜひ試着して着比べてみていただきたいなと思います。
高いスーツに買い替えたら、万人に好印象に変わるかというと、必ずしも値段を上げただけでは印象が良くなるわけではないです。
他にもたくさん要因があるので、もちろんプチプラなもの、安価なものにしたままでも印象を変える手立てはいくつもあります。
だから、高いものにしたら何買っても印象良くなるだろうという期待値で買ってしまうと、その期待にはなかなか答えるだけのものがあるかどうかというのは約束が難しいかなというところではあります。
だから、まずは着心地とかシルエットの良さは確実に上がるので、そこに自分が3万円から8万円だとしたら5万円の差を感じられるかどうかというところだと思うので、この辺は試着して感じてみていただきたいなというところです。
やっぱりいろんな雑誌とかYouTubeとか見ていると、やっぱりポジションが上がったら、年齢が上がったらそれにふさわしいスーツをっていう言葉もよく聞くと思います。
もちろんそれは一理はあるんですけども、それにあまり惑わされすぎずに、まずは自分がどこにお金をかけるべきなのか、お金も有限なのでよく考えるというところが大事かなと思います。
例えば、約束が上がってもポジションが上がっても、よく動く仕事の人、何か荷物を運んだりとか現場に回ることが多いとかであれば、1点1点のスーツのお金を上げて1点1点のお金をかけるよりも、買う着数を増やした方がくまめにクリーニングを出せるようになったりとかいうことで、幸せになれることもやっぱり多いです。
だからそのあたりは、どこにどうやってお金をかけるかっていうのは、仕事に合わせて考えていくべきなのかなと思います。
ということで、私がやっている4スタイルパーソナルスタイルスクールでは、他のスクールではなかなか学べない、こういったビジネススーツのお話とか裏側の話なんかも学べて、スーツのスタイリングもしっかり自信を持ってできるようになります。
そうすると、引いては企業の見出し舐め研修の講師なんかの道も開かれますので、ぜひそのあたりに興味のある方はFPSS、今第17期生募集しておりますので、ぜひご連絡いただけたら嬉しいです。
また、今後スーツのスタイリングもしっかりやっていきたいという、既に開業しているスタリスト向けの講座も今後開講予定ですので、気になる方は番組概要欄からぜひFPSSの公式LINE登録して情報をお待ちください。
それではまた。
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