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記念すべき60回目の配信でございます。おしゃれの呪いを解くラジオでございます。今日はですね、ちょっと収録スタートが9時を過ぎてしまいまして、配信がちょっと9時半頃になってしまいそうかなという感じなんですが、申し訳ありません。
怒涛の書籍12月発売の新刊撮影が、怒涛のコーディネート撮影が無事終わりましてなんとかね、昨日までで終わりまして、今日たくさんのリースさせていただいたりした衣装をリースご協力先に無事お返しをしまして、なんとか撮影部分は無事終えられたかなというところなんですがね、これからまだまだね、いろんな
もちろん書くこともそうなんですけれども、いろんなイラストもたっぷり使っていくので、イラストチェックとかまだまだ本が出来上がるまでですね、いろんな山場がまだまだ待ち受けているということでね、まだ12月まで引き続き頑張っていきたいなと思うんですけれども、その撮影の時もそうなんですけど、
本を作る打ち合わせの段階から結構その書籍の編集さんに質問を受けていたことがあって、これ一般の方にもよくいただく質問なんですけど、パーソナルカラー診断ってあるじゃないですか、ご存じない方はパーソナルカラー診断っていうのは、その人の色素肌色とか人目の色とか髪の色とか、その人が持っている色素の特徴から似合う色のタイプを4分類、主に4分類が多いんですが、4分類して、
診断するものをパーソナルカラー診断と言うんですけども、そのタイプがね、あの一番基本的なタイプ分けっていうのが、四季の季節の名前がついてまして、アメリカで生まれた診断方法なので、英語でスプリングタイプ、サマータイプ、オータムタイプ、ウィンタータイプって4タイプがあって、
最近では日本では、そのSNS、主にツイッターなんかでね、スプリングとオータムがイエローベース、サマーとウィンターがブルーベースって呼ばれているので、略してイエベ春、ブルベ夏、イエベ秋、ブルベ冬、なんていうふうに呼ばれているんですけども、
この4タイプの中で、日本人ってどれが一番多いんですかっていう質問を、担当編集さんからいただいてたんですよね、一番初めの方の打ち合わせに。この質問ってすごい多いんですよ、一般の方からも。診断終わった後に、ちなみに日本人で一番多いのってどれなんですかって。
ちょっと今日はね、この辺りの話。一番多いのが、かなり昔から日本人は、パーソナルからサマーが多い、ブルベ夏が多いとまことしやかにささやかれていたんですが、これは本当なのかというところの話、その辺りの話をね、今日していきたいと思います。それではスタートです。
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はい、ということで始まりました。60回目の配信でございます。ありがとうございます。おしゃれの呪いを解くラジオでございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバッサバサと解いていきます。服装心理学をベースにおしゃれを思うと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。
今日もよろしくお願いいたします。ということでね、私の新刊にも、実はそのパーソナルカラーにもチラッと、チラッとかな、どれくらいかな、触れるんですよ。なので、その話をしていったと思うんですけども、私がこの仕事を始めた約5年前くらいから、日本人はブルベ夏、当時ブルベ夏っていう略称なかったですけどね、サマーって言ってましたけど、サマーが多いのではっていう噂がまことしやかに流れていたんですが、
このね、日本人にはどれが一番多いのかって、つまり統計の話ですよ。統計わかりますかね、統計っていうのは、ある条件をつけて集めた集団について、何らかのことを調べた結果を集計したりして出てきた数値のことを統計、数値的なデータですよね、のことを考えるときって、ちょっと注意しなきゃいけないんですよね。
何を一番注意しなきゃいけないかっていうと、募集団と言って、どういう集団を調べて出た結果なのかっていうことを注意しなきゃいけないんです。
で、その日本人にね、本当にブルベ夏が一番多いのかというのは、どういう集団に調査をしたのかということをまず考えなきゃいけないわけですよ。
で、日本人全員にパーソナルカラー診断をしましたっていう調査は、いまだかつてないんですよね。ないのわかりますよね。これ聞いてる中のうち、一人でもパーソナルカラー診断を受けたことがなければ、そんな調査なかったってことになりますよね。そんな調査ないわけですよ。
なので、じゃあどういう募集団、どういう集団の中でブルベ夏が多いと言ってるかというと、当然、どっかのサロンにパーソナルカラー診断を受けに行った人の中で何が多かったかっていう話に過ぎないわけです。
なので、その集団が本当に日本人の代表としてふさわしいのかっていうことを考えないと、その集団の中でブルベ夏が多かったからといって、イコールそれが日本人でブルベ夏が一番多いことにはならないわけです。
これがね、統計マジックというか、統計の罠とよく言われるところで、この募集団の抽出、設計っていうのがすごく統計では大事なんですね。
なんでこんなことを私がつらつら言うかというと、実は心理学って統計の学問でもあるので、この辺ちょっとうるさいんですよ。心理学の専門家でもあるものとしてはね。
心理学で大学入ったことある方はご存知だと思いますけども、統計学を1年のときにみっちり勉強させれますので、心理学で心のことを勉強するときってやっぱりアンケート調査とか、心は見れませんから、そういう数字に置き換えてデータとして処理することが多いので、やっぱり統計学ってしっかりやるんですね。
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この募集団の設計が大事で、じゃあそのパーソナルカラー診断を受けにサロンに行く人っていうのはどういう人なのかっていうと、特に私が起業した頃なんていうのはまだまだパーソナルカラー診断の認知が低かったので、多分色について悩んでる人が多いだろうという仮説が立てられるわけですね。
じゃあどういう人が色について悩みやすいかっていうと、あんまり店頭に売っている色が似合いづらいことが多い人だったりとか、あとはみんながよくやっている色合わせがなんかおかしく見える人っていうのが多そうだなって想像つきますよね。
実はこれね、ブルベナツに当てはまるんですよ。サマータイプ。サマータイプっていうのは無難だって言われる全身真っ黒とか、紺と白みたいなちょっと暗めの色合わせとか、黒と白みたいな明るい色と暗い色の組み合わせが苦手なんです。
かといって明るい色がいいのかなって言って派手な強い色も似合わない。柄物も似合うものが少ない。何が一番似合うかというと全身パステルカラーとか、全身ちょっと淡い色みたいな、初心者からしたちょっと勇気が得るような色合わせが実は一番似合うということで、そういう人はやっぱり色合わせに悩みやすい。
なので、パーソナルカラー診断を受けに行きやすい。だから、サマータイプが一番多くなっているって可能性もあるわけですよ。そうなると、そのサロンにいる日本人の集団っていうのが非常に偏りがありますので、これがイコール日本人の中で一番多いとはやっぱり言い切れないっていうことがわかりますよね。
現にその証拠に、最近かなり認知度がパーソナルカラーが広がってきて、そこまで色について深刻な悩みを抱えていない人でも、ちょっと受けてみようみたいな感じで受けるようになってきたんですね。
なので、最近出た他のサロンとか色んなサロンのデータでは、ブルベナ2に偏らずに結構4タイプ均等にいましたっていう調査結果が出たりしているので、特に診断料金がお手頃めなサロンとか、あとは無料でできるアプリとかがプレスリリースとかで出しているようなデータだと、結構4タイプ均等になることが多いんですね。
これは悩みが深い人もそうじゃない人も受けることによって、その募集団の偏りがなくなって均等になっていると考えられるわけです。
なので、そういう意味ではあんまり4タイプの中で日本人の中でどれが多いというのは実はあんまりないんじゃないかというのが私の見立てです。
実際私も悩みを抱えてお金を払っていらっしゃる個人のお客様もいますが、企業研修なんかで悩んでない人も全員受けなきゃいけない企業研修でも一斉にパーソナルカラー診断なんかをやったりして、
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全て1万、今2、3千人くらいになっているかなデータがありますけれども、ほぼ4タイプに差はないです。
なので、やっぱり悩みが多い、色使いに悩みを抱えた人たちだけで調査をしてしまうとそういう偏りが出てしまうので、
あんまり日本人にこのカラータイプが多いという何か調査結果をどこかで見かけたら、これはどこの集団を調査しているのかなっていうのをちょっと気にかけてみていただけるとまた別のことが見えてくるかもしれませんので、ぜひそんなことも見てみていただければなと思います。
ちなみにね、パーソナルスタイリングの直接カラー診断をお金払って受けに来る人の傾向で言うと、例えば秋冬にオータムカラー、イエベ秋のカラーが流行ったらブルベ夏のお客さんが増えるんですよ。
なんでかっていうと似合わない色ばっかりで街にあるから悩んでくる。逆にブルベ夏、サマータイプの色が流行ったシーズンはやっぱりオータムタイプとかウィンタータイプとかそこから遠い人がお客様として増えるっていう傾向はあるので、やっぱりねパーソナルカラーの診断っていうのはお金を払って診断を受けに行くっていうのは基本的には色合わせに悩んでいる人が来やすいんだなっていうそういう偏りがあるっていうことを前提にね、こういう統計なんか見てみたほうがいいんじゃないかな。
というふうに思います。ということで、この番組ではこんなパーソナルカラーってどのタイプの人が多いの?みたいな素朴な疑問もどんどん受け付けておりますのでね、ぜひぜひ番組概要欄にありますマシュマロのリンクから送ってみてください。
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それではまた明日の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
