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理科っぽい視点で、身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B、第423回。
そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、よしやすと、かおりです。 よろしくお願いします。
よろしくお願いします。 あの、世間ではですね。 世間では?
とか、テレビではですね。 オリンピック一色なんですよ。
オリンピックがどうだ、だれだれがこう。 金だ、だれだれが銀だ、どうだどうだ。
うちの番組もね、オリンピック話題で流行に乗りたいなって思ってないわけじゃないんですけど。
へー、よしやすさん流行好きなタイプ?
でね、オリンピックの結果とかって、結構ダイジェストでいいタイプなんですよ、私。
ほう、結果は知りたいけど。
ライブで全部かじりついて見なくてもいいと思ってるんですけど、
そうするとね、テレビをつけてる時間が短くなるわけ。
Amazonプライムビデオとか見ちゃうんですけど、その中にもオリンピックネタがあったりするんですよ。
1964年の市川昆監督の東京オリンピックの映画っていうのがあって。
ああ、あの公式記録映画のやつね。
そうそうそうそう。それちょっと見ちゃったんですね。
その存在は知ってるけど、見れるんだって言い方は変だけど。
そう、Amazonプライムで、追加料金なしで。
まあまあ、全部見なくてもいいかと思ったけど、見てたら、オリンピア?
オリンピア、えっと、オリンピックに出てる人たち?選手のことだっけ?
それはオリンピアンだけど、知名のオリンピアね。
あ、記事社の。
そうそう、ヘラ神殿っていうところで。
ああ、祭花?
そう、聖花の日の祭花っていうのが行われていて、
大面鏡で行われてるわけですよ、太陽の光で。
あ、ちょっと理科っぽいぞって思ったの、これで。
っていう話と、今回の2021年にやっている東京オリンピックの聖花台の聖花。
聖花台の聖花?まあいいや。
当時でリレーしたやつじゃなくて、聖花台の聖花ね。
まあ、水素らしいっていう話を聞いたりして。
あ、その、熱源じゃなくて、エネルギー?
そうそう、燃料はね。
っていうので、ちょっと理科っぽいぞみたいなことを思って、
今日はたぶんタイトルに、
これなら喋れる。これなら僕でも喋れる。
そうそう、オリンピック聖花の色は何色っていうタイトルにしてると思います。
そうなんですか?
1964年のオリンピックの映画を見ると、
聖花がね、また初めてのアジア開催なんですよ。
1964年のオリンピックが。
これ覚えてます?
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覚えてないです。まだ生まれてないんで。
あ、そうですか。
大河ドラマで星野玄我の役の人が、
五輪のマークは5つの大陸を示していますと。
アジアにぜひ持ってきましょうっていう演説をするんですけど、英語で。
アジアで初めてなんですけど、
聖花は1964年の東京オリンピックのときには、
ギリシャからトルコまで運ばれて、
イスタンブールから日本までは、
陸路はほとんど人が走って聖花リレーをしたんですよ。
だから調べたとこによると、
トルコ、レバノン、イラン、パキスタン、インド、ビルマー、今ミャンマーね、
タイ、マレーシア、マニラ。
フィリピンに渡るときには海だと思うんですよ。
フィリピンは大陸から離れてるから。
でもマレーシアまではたぶん陸路でずっと誰かが走って、
フィリピンのマニラ、香港、台北、台湾のね、
っていうところまで行って、そこから沖縄に渡ってっていうので、
聖花のリレーが行われてきて。
そこは飛行機でピューって飛んだわけじゃないっていうので、
映画の中で聖花のリレーがアジアの各国で行われるやつも入ってるんですけど、
なんかありがたみがあるなってちょっと思って。
聖花に。
だって人が走って繋いできたわけじゃないですか、ずっと。
もちろん海の上は船だけど。
とはいえ、トルコ、イスタンブールからクアラルンプールまではたぶん陸路で繋いできたわけですよ。
やっぱり火の話はね、どこでやってたんだっけな。
377回で燃える話を少ししてるんですけど、
やっぱり扱うのが大変じゃないですか。
火はね、消えちゃったりすることがあるからね。
そうそう。消えちゃダメだし、爆発してもダメだし。
燃え広がってもダメだし。
それを繋いでくるっていうので、陸路で順番に繋いでくるっていうのを、
なかなか大変だっただろうなって思って。
それに比べて今はね、手で持てるランプにピューってつけて、
飛行機に乗っけてやってきちゃうじゃないですか。
それに比べてありがたみがあるなって思ったのと一緒に、
途中で消えない工夫とか、
逆に爆発しない工夫とかって、いろいろ大変だろうなって思って、それを見てました。
近代オリンピックっていうのが始まって、
最初の何回かは成果台さえなかったらしいんですよ。
へー。成果リレーもなかったってこと?
成果リレーなんてまだまだで、
1928年のアムステルダム大会で、成果台っていうのを会場に作って、
そこで火を灯そうっていうアイデアがあって。
それはどちらかというと、成果を取ってではなくて、
大会のシンボルとして火を燃やそうくらいな。
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キャンプファイヤーの中央の火的な感じね。
実は古代オリンピックでは、成果っていうかどうかわからないけど、
少なくとも松明をずっと焚いてたっていう記録があるらしくて、
だからその流れを組んだんじゃないかと思うんですけど。
1936年のベルリン大会で、初めてギリシャから成果リレーっていうのがあって、
近代オリンピックになってから、成果リレーが始まったのは10回ぐらい過ぎてからだし。
今年やった成果リレーは、一人200メートル走って、
デモンストレーション的に走った後は車でピューって運んでっていうタイプだったじゃないですか。
だったんですよ。
それはコロナだからってこと?
いやもともと各県を回るのに、
成果を全部足でつなぐっていうよりは、
各県でデモしましょうっていう感じの成果リレーだったので。
成果リレーのトーチっていうのがあるじゃないですか。
あれは燃料はLPガスね。
カセットコンロに近いのかな、燃料の種類としては。
プロパン。
で、炎は赤い。
今の、今年作られたトーチは、ガスでそのまま燃えて、
煙はほとんど出ない。
ですけど、1964年の東京オリンピックのときに使われたトーチは、
炎も出るけど煙ももくもく出るタイプで、走ってとこ。
本当に火の粉があったの?
火の粉はなるべく飛ばないようにするけど。
松明ではないけど松明みたいな感じに見えるわけね。
そうですね。
ちょっと調べたんですけど、
錫磷。錫磷っていうのはある温度で加工すると赤くなるんですけど、
錫磷と金属と酸化剤とかが入って、
雨や風で消えないけど爆発もしなくて、
もともと火薬とかを作ってる会社に開発を頼んだらしい。
花火みたいなものなんですよ。
10分ぐらいで燃え続ける。
そうか。次の人にバトンタッチするから、
一人当たりのトーチが燃え続けてる時間っていうのはそんなになくていいわけか。
ロウソクを、次の人に火がつったら、
元のロウソクはもう消えちゃってもいいから。
そうですそうです。
トーチが渡れば、そういうのがあって作られたらしいんですけど、
東京オリンピックの記録映画の聖火のトーチは、
すごい煙がもくもくしているのが特徴的だなと思っていて、
聖火トーチっていうのはどっかの会社の登録商標で、
それで調べると、聖火1本いくら、火炎燃料いくらとかって売ってるんですけど、
今年で発売を、普段の運動会とかにも使えますっていうのを売ってるんですよ。
普通のイベントでも使っていいですよと。
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デザイン?それともオリンピックデザイン?
だから、1960年のオリンピックのときに使ってたトーチと似ている、
すごいシンプルなね。
そうなんですけど、今年で販売を終了しましたっていうふうになっていて、
あんまり一般の人が聖火をリレーをしたいって思わなくなったんじゃない?
その中でも、何本ぐらいなんだろうな。
少ない数だけど、リレー用のトーチも水素を燃料にしたタイプもあったみたい。
水素工場の近くの人しかそれを使ってなかったらしいんだけど。
ほう、なるほど。
別にあれよ。水素が持ち運べないからではなくて、
数が少ないんでどこで使おうかっていうのに、
福島に復興のために水素工場を作ったっていうのがあったんで、
その近くではそれを使おうっていう話があって、そこで使ったのと、
あと最終的な聖火台の炎は水素で燃えてるということらしいです。
で、本編では炎の色ってどうやってつくのっていう話をしようと思っています。
まだ本編じゃなかった?
まだ本編ではありません。
かなり語り尽くしましたよね。
いえいえ、これからが本番でございます。
はい、ということで、本編では炎色反応とかね、
そんな話も含めてお話をしていきたいと思います。
はい、よろしくお願いします。
今回の東京オリンピックの聖火台ね、
開会式見た人はわかるかもしれませんけど、
丸いやつがガバッと開いて聖火台になったやつね。
まん丸だったオブジェが切れ目が入っていて、
花びらが開くように開いて、聖火台になったんですよ。
へえ、それ知らなかった。
咲いてる感じなんですけど。
咲いたんだ。
そこに灯火、松明から火を移すっていう形で、
聖火の点火が行われてまして、
水素が燃料で、水素を食って、水素が燃えているんですが、
その水素は復興事業のひとつなのかな。
福島県にある水素工場で製造されたものらしくて、
水の電気分解で作っているらしいんだが、
それは太陽光で賄われているらしいです。
その電気分解の電気の源ってこと?
そうそう。
なのでプロパンガスを燃やすと、二酸化炭素が出ちゃうけど、
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水素を燃やせば二酸化炭素が出ないので、
温室効果ガスを出さない聖火として設計をしたんだが、
水素を燃やすのは実はなかなか大変だね。
爆発しないように炎のように燃やすのは大変なんだが、
それはそれで解決したとして、炎に色がついていない。
ほう。そうなんですか。
これが国際オリンピック委員会からは、
オレンジ色の炎にしてほしいというリクエストがあったらしくて。
それは今回ではなく毎回?
毎回ですけど、だいたいは石油系のものを燃やせば、
オレンジ色の炎は出やすいじゃないですか。
そうなんですか?
だってLPガスで作れるわけでしょ、オレンジ色の炎が。
なので、太陽とか炎のシンボリックな色としてオレンジ色がいいというリクエストがあって、
どうしてるかっていうと、水素で炎を作ったところに炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム。
いくつか調べると、記事としては重層という炭酸水素ナトリウムを入れてるってのと、
炭酸ナトリウムを入れてるってのがあるんですけど、
炭素と水素とナトリウムの化合物を添加すると、
炎色反応でナトリウムのオレンジ色が出るっていうふうになって、
わざわざ色のために炎に添加物を加えるってのをやっています。
なのでちょっとだけなんですけど二酸化炭素は出てます。
C入ってるんでね。
じゃあ、炎色反応って覚えてます?
覚えてないですか?
炎に色って書いて、炎色ね。
何かは色を燃やすと何色になって、いわゆる花火ですよね。
花火のネタでよく出てくる、
理系の人と花火デートに行くと、
綺麗だねってのに対して物質名を答えてよくないっていう問題があるっていうね。
初めて聞くんですけど、そんな人本当にいるんですか?
っていうか、理系だからって言って別に物質名なんか知らないですけどね。
やった記憶はあったかもしれないけど、
その記憶もすでにさだかではない。
っていうふうによく言われるんですが、
ナトリウム系とかカリウム系とか、
あとはアンモニウムだとどっちかっていうと、
リンとか銅とかカルシウムとかでそれぞれ色が違って、
緑色は銅に少しだけ混ぜ物を入れるはずなんですけど、
緑色が出たり、まさにナトリウムだとオレンジ色が見えるというのがあって、
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これは金属が燃えた色ではないんだよね。
これに解説してあるものがたくさんなかったんですけど、
金属の原子が熱で加熱されると、
金属原子の中の電子が霊気っていう、
激霊する霊に起きる霊気なんですけど、
霊気されてエネルギーを持った電子になります。
金属の原子の中の電子がエネルギーを持って、
ちょっとエネルギー状態が高い状態になったのが、
あるところで不安定なので戻るんですよ。
元のところに。
そのときに特定の波長の光を出すっていうのがあって、
それが輝く線と書いて希線って言うんですけど、
プリズムで分けると1本だけピーって綺麗に出るんで希線って言うかたをするんですけど、
ある特定の色が見えるっていうのが、
物質によってその電子が落ちてくるときの波長が違うんで、
いろんな色が見えるっていうのがあります。
なのでナトリウムが燃えるときにオレンジ色になるんじゃなくて、
ナトリウムの原子をエネルギーを使って冷気して、
そこからの光がオレンジ色っていうのが正しい理解です。
そしたらナトリウムそのものも燃えてはいるわけ?
酸素と結びつきますんで燃えます。
燃えてはいるんだけど、その燃えてるナトリウムに色がついてるわけではなくて、
燃えてないナトリウムが熱によって暴れてるわけね。
で、話がぐーっと戻って、
どこまで戻るのかな?
みなさんが思っているオレンジ色の炎は何の色っていう話なわけですよ。
焚火とかさ、炭とかでもゴンゴン燃やすと炎が上がったりするじゃないですか。
なんとなくみんなオレンジ色のイメージあるでしょ?
松明もオレンジ色だし、蝋燭もオレンジ色じゃないですか。
うん、オレンジだね。
ライターとかも、下半分が青くて上半分がオレンジだったりするでしょ?
あのオレンジは炎色反応って言わないよね?
あれは普通だからじゃないですか?スタンダードだから。
さて、あれは何の色なんでしょう?
炭素が酸素と結びついて、カッカカッカなった色。
惜しい。
煙、何か気化してるところに、気化したものが熱せられて色がついてんだっけ?
同じガスでも、プロパンガスをガス台で使うときって赤くないんだよね。
オレンジじゃないんだよね。
ガスレンジでガスつけるでしょ?
そうすると、青っぽくないですか?
こう?
青っぽいよね。
あれ、うちプロパン?違うよね。わからない。
都市ガスでもプロパンでもあまり炎の色変わんないんですよ。
青っぽい色で、なんであれは青くて、
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みんなが思っている炎は赤いのか、オレンジ色なのかっていう話で、
まず青いほうは、皆さんご存知かもしれないですけど、
石油系の燃料は水素とか炭素っていうのが主原料で、
それに酸素が結びついて燃えるってことが起きるわけですね。
だから二酸化炭素と水とかができて、
他にもいくつか不純物的っていう点があると、
他のものがあって、それも一緒に燃えてっていうふうになるんですけど、
十分に酸素と、例えばLPガスが混じったところで燃やすと、
さっき言った炎色反応とちょっと似ていることが起きて、
特にC炭素がきれいに燃えたときには青っぽい光が出るというのがあります。
炭素のラジカルって言うらしいんですけど、
とても反応性が良くなっている状態っていうのがあるんですけど、
高温になって。
そういうのがHとCで、特にC2。
炭素の分子が酸素ときれいに結びつくと、
青っぽい光が出るっていうのがわかっていて。
でも多くの人が思い浮かべる炎の色はオレンジ色で、
あれは酸素が足りないときに、
さっき言ったC炭素がつぶつぶの状態で残っていて、
それが熱せられると、
国体放射、暑いものが赤かったり白かったりして見えるっていうのがわかります?
太陽が6000度で暑く見えるとか、
鉄が暑いときにオレンジ色だったり白く見えたりするじゃないですか。
つまり暑いものがあるから光って見えるっていうのがあって、
そこの波長が赤だったり、もう少し黄色みかかったりするっていうのがあるのが、
あの赤い炎、オレンジ色の炎の正体なのね。
だから炭素のつぶつぶがあって、それが燃え残っちゃうと、
ススと言われるんですけど。
ススが燃えてるんじゃなくて、
ススが高温になってオレンジ色に輝いて見えるのが、
明かりというか、オレンジ色の光なんですけど、
実はあれがないと明かりにならないんです。
何言ってるかっていうと、真っ暗にすると部屋を。
ガス台をパチってつけるでしょ。
そうすると炎が上がるじゃないですか。
でもお台所はあんまり明るくなる感じしないよね。
そうですね。せめて30センチくらい。
あれ見て眩しいって思わないでしょ。
でも、ロウソクの炎って近くで見れば眩しいじゃないですか。
つまり、明かりとして使うには、
あの炭素のつぶつぶ、ススが熱せられてオレンジ色になったってのがないと、
周りは暗いし、炎に直接当たったところは暑いけど、
あの実際炭素の粒があるから周りもあったかいのよ。
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塩石外線はそこから出してるから。
だからストーブとかは、昔ながらの石油ストーブは赤いでしょ。
最近の石油ストーブは赤くなくて、
青い炎で空気を直接温めてファンと一緒に送るっていう、
ファンヒーター的ストーブが増えてるんですよ。
ファンヒーターは空気は温まるけど、
手を当てて、なんかあったかいわねっていうのがなくて、
放射のやつはないけど、昔ながらの石油ストーブは、
赤い炎が出て、金属があっちっちになって、
向こう側に反射鏡があって、なんか当たるとあったかいじゃないですか。
要は塩石外線がたくさん出るんですけど、
みたいな違いがあって、
実は皆さんの頭の中で考えている炎の色は、
燃えてる色ではあるんだけれども、
実際に酸素と炭素が結びついているための色ではなくて、
炭素の粒々が温度によって高温になって、
国体放射というか、温度によって放射をしてるってやつなので、
変色反応は希染って言って、7色のプリズムで分けると、
細い、とても色が安定した1本だけの線が見えるに対して、
ロウソクの炎とか、白熱電気もそうなんですけど、
ものが熱くなって光ってるっていうタイプは、
広い範囲でダラダラダラッと、
いろんな波長のものが出てるっていうのが起きてるんですよ。
で、それの温度によって少し白っぽかったり、
少し赤っぽかったりするっていう炎が見えるっていうので、
炭をさ、まず薪を燃やすと炎が出て、
オレンジ色のキャンプファイアな感じを思い浮かべてください。
そうすると炎が上がるよね。
あれは木の中の気発成分で燃える成分ね。
燃焼するガスが出て、それに火がつくんだけど、
酸素が十分にないんで、燃え残りがあって、
それがオレンジ色になって、それが空気と触れるところで、
酸素と結びついて継続的に燃えるっていうことが起こって、
っていうのが繰り返されてるんだけど、
炭になっちゃうと、あまり炎って出なくなるよね。
炭が燃えてるときってさ、炭の表面が赤いけど、
ボワーっていう炎が上がらないままのことが多くないですか。
焼き鳥屋さんも炎が上がってるっていうよりも、
ほんのり炭のところにホワホワホワっていうところがあるし、
燃えてるところはちょっと青っぽいんだけど、
炭自体の表面とか炭がたくさん重なってるところの奥が、
赤かったり白かったりするっていう明るさだよね。
なんとなく思い浮かべると、
みなさんはなんとなく炭火でも炎が上がってるって思い浮かべるかもしれないけど、
炭火だけで焼き鳥とかやってるときに炎はボンボン上がってなくて、
炭の周りの薄い層が青っぽくなっていて、
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炭自体が熱くなって、赤かったり少し黄色みがかった熱線が出ていて、
それで炙るわけですよね。
空気も熱くなるし、放射熱でも温度が上がるっていうタイプの炎になってるわけ。
なので、オリンピック委員会が太陽の光や炎としてのシンボルとして、
青火はオレンジ色じゃなきゃいかんというふうに指導したのは、
実際には、ススを高温にして出た光を模して作りなさいっていう命令なわけ。
なぜか人々の心の中にも炎っていうと、
オレンジ色のイメージがあるけれども、
燃えるところの本質だとそんなに色はなかったりするし、
ものが温まったのが直接見えると明るかったり温かかったりするけど、
空気を温めるだけ、効率よくものを熱するだけだったら、
青い炎のほうが向いてるからガス代も青いし、ファンヒーターも青いんですよ。
なんとなく炎の話ってわかってきました?
いいですか。
はい。
みなさんがよく見るロウソクっていうのがあって、
小学校で習うのかな?
このロウソクは内炎と外炎みたいなのがあって、
いわゆる青いところと赤いところですよね。
そうそう。
内炎のところにガラス棒を、ガラス棒じゃない、ガラスパイプを突っ込んで、
そこからガスを取ると、ガラス棒の先にまた火がつきますっていう、
燃焼するガスが出てるっていう話と、
もう一つはススがつきますって言って、
炭素が燃え残った状態であるっていうのがあるんで、
事前に燃焼ガスと酸素、また空気をいい感じで混ぜてから燃やす、
そういったものが燃えるときには青い炎だけど、
燃焼ガスが酸素に触れるところが少なくて燃えているときには、
途中で炭素の粒が高温になったオレンジ色の炎と、
その周りに実際に酸素と増えて燃えているね。
つまり、化学反応が起きて温度が上がっているところっていうのがあって、
ロウソクでも一番温度が高いところは、
鮮度を超えるんじゃないかな、ロウソクの炎の中で。
それは外炎のちょっと内側ぐらいにある、
実際に酸素と炭素や水素が結びついて、
化学反応が起きるところが熱いんだけど、
その周りはそこに照らされて、
ロウソクの場合はすごいよくできてて、
炎が炎によって溶けると、ロウソクの芯を伝って上がって、
ロウソクの芯の先っぽからたくさん燃焼ガスが出て、
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そいつが周りの超高温で燃えて、
燃える直前の炭素が明るくなって、
人にとっても明るく見えるっていうね。
それを事前にたくさん空気を送っちゃったら、
ロウソクが明かりに使えなくなっちゃうんだよね。
じゃあ、空気ってエアーって意味?
そうそう。
普通に吹きかけて送ると消えちゃうかな。
そうなんです。
ライターみたいなやつも、
なんかアダプターつけるとガスバーナーみたいなやつあるじゃないですか。
いや、知らないけど、そんなんですか?
そうそう。
で、ガスになったやつに空気を適切に混ぜてあげて、
燃やすと、その炎は青くて明るくないのね。
温度は高くできるんだけど。
でも多くの古代人は、炎をもちろんお料理にも使ったけど、
明かりに使うっていうのがとても大きな目的だよね。
そのためには、完全燃焼する手前の、
ちょっと不完全燃焼している、
ススが残っている状態っていうのがとても大事だったっていうのが、
その炎の話で、
よく燃えるものを炎のように見せるには、
なんかを足して色をつけないとそれっぽくないっていう、
私たちが考えている、
炎と燃えるっていうところのオレンジ色のイメージっていうのは、
昔から木などが燃えて出てくる燃焼ガスと、
ススが燃えてるっていうところが原因になってますよっていうのが今日のお話です。
最近、バーベキュー、焚き火とかで、
二次燃焼っていうのが流行ってるっていうのがよく見るんですよね。
一次燃焼って言うのかな、二次燃焼って言うからには、
いわゆる木を切ってるやつ、薪を普通に火で焼くじゃないですか。
で、普通の焚火だと煙が出てたんだけど、
そのときに、一次燃焼のときに何だ、何か可燃性のガスが出るの?
結局ね、酸素が足りないと燃え残りが出たりして、
煙がもくもく上がってるっていうのの中には、
まだまだ燃えるものが入っていて、
その二次燃焼っていうのは、煙として出るやつをもう一回再加熱してあげて、
そこでもう一回燃やしてあげようっていうのが、二次燃焼なんじゃないかな、最近の。
それで、そういう煙とかが出る道を別に作ってあげて、
そうすると、一次燃焼でやっぱり、そもそも炎が出て熱せられてるから、
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いいところに、一次燃焼で出てきた煙とかを出してあげると、
そこでもう一度燃えると、
普通は炎が一個だけで外に逃げてっちゃうのを、
もう一回燃やしてあげるっていうのがあって、
煙と酢が少ないんですよ、そうすると。
で、可燃ガスを燃やすっていうのがあって、
そんなのがあるんだ、見たことないんですけどね。
二次燃焼で検索すると、それもオレンジ色な炎ですね。
そんなような写真な気がする。
二次燃焼のところも。
なので、事前に空気といい感じで混ぜたタイプの燃焼というよりは、
煙をもう一度燃やしてあげようっていうタイプですね。
だから、煙が出にくいので、
やるかどうかは知らないけど、
庭とかでもやりやすいっていうような感じだと思います。
なんか煙ばっかり出てるのもね。
そうそう。結構多いじゃないですか。
木を使ったやつだと。
薪を使ったやつだと。
炭とかだと出にくいこともあるけど。
炭は出にくいです。
薪を使うと出やすいです。
そうそう、それが。
焚火を下のほうから火をつけて、
上のほうの木が燃焼ガスは出すけど、
温度が上がらなくてっていうときには煙がもくもく出ちゃうんですけど、
上からうまく火をつけると、
燃焼ガスがみんな炎の中にちゃんと入るんで、
煙が出にくいとかっていうコツがあって、
その上に多分、機材を工夫すると二次燃焼っていって、
煙っぽくなってたやつをもう一回燃やすってことができるわけね。
ということで皆さん、炎を見ると落ち着くなって言っているのは、
炭素の明かりと炭素の放射熱だと思ってみると面白いんじゃないかと思います。
明かりで落ち着くの?
ってこと?
いや、明かりを見てると落ち着くのかなって思って。
なんか炎を見てると落ち着くっていうことを言う人が結構いて。
それはね、それは炎ってなんだろう、形がすごい不思議な形、
その形として見るとすっごい不思議で、
しかも毎回瞬間瞬間で形が変わるので、
見ていて飽きないっていうのはわかります。
そうだから、炎を見てると落ち着くっていうのを聞いて、
でも皆さん、カセットコンドのガス台の炎を見ても落ち着くわけじゃないじゃないですか。
つまり、ほわほわほわってなっていてオレンジ色で、
近づくと放射熱が感じられるようなやつを、
皆さん炎だって言っているものは炭素の粒々だって思うと面白いっていう話ですね。
炎で落ち着くっていうので、放射熱はたぶんあんま関係ないと思うんですよね。
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っていうのも、焚火だけを映してる深夜番組あるらしいじゃないですか。
あとは暖炉とかね。
そうそう、暖炉だけを映してるっていうの。
あれは熱を感じないけど、結構あれコアなファンがいるみたいで、
あれはもう、我々がどちらかというとその、
なんていうの、天然自在な炎の形を見てるんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。
それはわからないな。
人によって見る場所は違うのかな。
っていうのと、炎を見る体験をしてない人でも、
その炎のテレビで落ち着くのかどうかがわかんないんで。
ほう、なるほど。
あー、なるほどね。
思い出して、それで落ち着いてくるかもしれない。
落ち着いた体験の対体験なのかもしれないなと思って。
あー、そっか。
最初に熱がいるかどうかはよくわかんないです。
ということで今日は、オリンピックの話題にあまり、
オリンピックの話題?
乗らないまま、炎の話をしてまいりました。
はい、ということで今日はこのへんにしたいと思います。
そんない理科の時間では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。
メッセージの宛先は、
rika.jpのメールアドレスまで。
rika.jpです。
また、この番組は、そんないポルジェクトというグループで配信しているポッドキャスト番組の一つです。
そんない理科の時間のほかに、そんなことないっしょ、
そんない雑貨店、そんない美術の時間などの番組を配信しております。
そんない.com、sonnai.comのウェブサイトで、
すべての番組と、過去に配信していた番組が聞けるようになっておりますので、
ぜひ遊びに来てください。
よろしくお願いします。
はい、またVoicyやラジオトーク、YouTubeなどでコンテンツの配信もしておりますので、
そちらも見に来てみてください。
オーディオブックでお楽しみの方については、この後、おまけのコーナーがあります。
ポッドキャストで聞いていただいている方は、こちらでお別れになります。
ということで、そんない理科の時間、第3百じゃない、
423回。
423回、この辺にしたいと思います。
お送りいたしましたのは、吉安と、
かおりでした。
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。
さようなら。
ごきげんよう。