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2023-07-11 20:22

障害者雇用についてRethinkする

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サマリー

障害者雇用の法定雇用率が増えていく中、障害のある方が働ける環境作りとは何か、事業主と障害者側の意識を改めて考えます。障害者雇用についてRethinkします。続けられるかというテーマや、多様な事業所のサポートによる採用増加の可能性、障害者の意見を取り入れたアイディア創出、個人の強みの発掘や変える必要性などについて、考えています。

障害者雇用の制度と必要性
心と体の専門家が様々なトピックを取り上げて、健康について考え直す番組、Rethink Healthということで、今回は皆さんよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今回はですね、障害者雇用みたいなテーマで喋ってみようかなと思うんですけども、
ざっとこれも最初に情報共有しておくと、一応、高障害者雇用の法定雇用率っていう制度があってですね、
今、民間企業だと2.3%ですかね。だから、従業員43.5人以上雇用している会社の事業主は、障害のある方を1人以上雇用しなければなりません、みたいな一応制度があってですね、
これがどんどん今後増えていくという風になっていて、
これはやっぱり障害のある方が働ける環境を作っていくことって必要じゃないかな、みたいなところで生まれた制度かなと思うんですけど、
これでもやっぱり働けていない方がいるということで、今後も増えていくことになりますし、
こういう時に事業主側からするとどう対応したらいいのかとか、どう思っているかとか、あと障害者側からするとどういう意識を持っているかみたいな感じで、
今後の働き方とか、その辺を改めて考え直してみようかなと思いますので、よろしくお願いします。
自分と三浦さんはもともと理学療法士と看護師って感じで、お互い体と心の専門家で、
いろいろ活動していく中で、障害者雇用とか障害のある方の働き方みたいなところは興味を持って研究活動もしているわけなんですけど、
法定雇用率だけじゃなくて福祉サービスを使った就労っていうのもありますし、
そもそも障害のある方の働き方っていうか仕事で、理想像みたいなのってイメージあったりしますかね。
障害者の方の雇用とかですか。
そうですね。やっぱり今すごくね、結構こまめな支援がどんどん増えてるなとかも思うんですが、
一般的に障害があっても、普通の健常の方と変わりなく一般就労できるっていうところを、社会的にはゴールと設定してるのかなと思うんですね。
もちろんでも、その人の望むこととかその人の能力ってところで、無理のない範囲でっていうことで、すごく福祉の分野が支えてくれてるという認識ですね。
だから、一番はその障害があるっていうことを考えると、その人の健康を維持できることが、
私は一番一つのバロメーターなのかなとは思うんですよね。
なるほどですね。
仕事っていうのだけ考えたら、もし障害があっても、十分働けてたら、そんな制度とか特にいらないかもしれないですし、
最終的な理想はもしかしたらそういう感じかもしれないですけど、
ただやっぱりこういう制度がないと働けない人がいるからっていうので、福祉サービスとか法定雇用率っていう仕組みが出てて、
ただ、企業からすると、さっき言った法定雇用率というのをもし満たせてなかったら、障害者雇用に対する納付金みたいなやつを払わないといけないっていうのがあって、
現実的には障害のある方を雇うよりも、こっちの納付金を納めちゃった方がちょっと楽だからみたいな感じで、雇ってないみたいな企業も実際にあったりはするでしょうし、
それでも意識高く障害者のある方でも雇って仕事してもらってたりとか、
あと大きな企業であれば特例子会社っていうような感じで、障害のある方が働きやすい環境をまとめて作って働いているところもあれば、
中小企業だと、実際に他の一般の方も働いている中で障害のある人も入ってって感じなんで、
結構企業の規模によって障害者雇用のしやすさとかも変わってくるかなとは思うんですけど、
そういうところで、どういう業態とか障害のある方だと、こういう組織にも入って働きやすいかなみたいな、
障害者の働き方と組織
例えば精神障害の方とかだとイメージありますかね。
精神障害の方。
特にそこにこだわらなくてもいいですけど。
そうですね。一般就労している方って私あまり実は知らなくてですね、
大体福祉の就労継続業種だったり就労移行支援事業所を利用されている方の対象とした実際調査とかも行っているんですけれども、
やっぱりタイプによるのかなと思っていて、
割とコミュニケーションが好きな人とか接客とかに向いてたりするし、
もしくはやっぱり自分のペースで行きたいという人は黙々とした経営作業とか向いてますし、
そういった作業を一般企業の下請けの中からできて、
かつ例えばそれがステップアップして一般企業の中の紹介者枠で雇ってもらえたってことだったら、
それはそれでその方の給料が上がって保証も守られたりとかすれば、
すごく得られるメリットもあるのかなと思ったりしますが、
ただやっぱり精神の方ってちょっと症状に波があったりするので、
適切なタイミングで休んだらとか、
なんで休んでるのかなというところが理解されるとかされないとか、
そういったところが結局は信頼関係の影響を結構受けたりするので、
本当に一般就労だろうと福祉の事業所だろうと、
そばにいる方からの理解とか信頼関係とかそういったところが一番重要になると思うので、
それがあれば逆に言えば結構ある程度はやっていけるんじゃないかなとは思うんですけど、
他にもいろんな要因はあると思いますが。
そうですね。
自分は体の専門なので一応身体障害の方と関わることが多いっちゃ多いんですけど、
だからさっきの障害者雇用とかの会社だと、
まず身体障害の中でも軽い人っていうのを雇うことが多いかなと思うんですよね。
だから知能的にはそんなに問題なくてというか一般の人同等レベルで、
身体に少しだけ障害がある方っていうのはすごい働きやすいからっていう感じで、
あとそういう軽い精神障害とかの方とかは多分一般企業でも働きやすいし、
ただ精神とかちょっと知的とか発達とかいろいろ混ざってくると、
やっぱり一般企業とか障害者雇用でも難しいから福祉サービスで働くみたいなこともあるんじゃないかなと思いますし、
だから結局本人の特性によってどういうところがいいかっていうのは違ってくるかなと思うんですけど、
例えば三浦さんの場合だと精神面の不調とかがあって、
その福祉サービスとかを利用している方とかかることが多いかなというところなんですけど、
そこから一般企業に就職するみたいな事例もあったりはするんですかね。
そうですね。各事業所で1年間のうちに1人2人とかありましたということとかもありますね。
やっぱりそこは積極的な面談をして本人のやっぱり気持ちとかちょっと案内をしてみたりとか、
実際に面接の練習をしてみたりとかいう風に就活をして就職してという風に行かれる方もいらっしゃるとは聞きますが。
なるほどですね。
本当に障害のある方の本人の働き方を考えればやっぱり少しずつステップアップしていけるとより良いかなと思いますし、
やっぱりB型の事業所とかだとコーチンとして受け取れる額もかなり少なかったりはするでしょうけど、
そこからA型とか一般就労としてすれば、普通に一般の人が昇給とか目指すような感じでステップアップしていけたらそれは良いと思うんで。
だから一応国の制度として法定効率が高まっていくということですけど、
障害者雇用の課題と支援
それ自体はそっちのステップアップしていける可能性がある人が増えるという意味では、
障害者本人にとってはいい流れにはなるんですかね。
そうですね。
おそらく。
そうですね。
いろんな影響があるかなと思いますけど。
そうですね。
だから最近出てきているのは法定雇用率が高まってきて、
だから実際には雇わずに納付金だけ納めるみたいな企業もまだ多いかなというのもありますが、
ちょっと障害者雇用の代行をするみたいな事業所も出てきたりしてて、
これ結構賛否両論はあるみたいですけど、
でも例えば中小企業とかで実社でなかなか雇ってというか、
今のある事業に組み込んでというのが難しい場合は、
こういう代行業者があることによってそこで障害のある方は働けるし、
企業としては法定雇用率を満たせるしみたいな感じでいい面もあるとは思うんで、
どうですかね。三浦さんの場合はこの辺ちょっと意見とかあったりしますかね。
そうですね。目的が法定雇用率を満たすことになってしまうことによって、
目的を達成させる手段として障害者を雇えばいいんだろうという発想が、
多分一般的に悪として叩かれてるんだと思うんですよ。
ですがやはりどんどん意識が変わってきつつあると思っていて、
次々と雇用率も増えていくとか、実際に一緒に働いてみて、
企業側が障害があってもなくても、私たちみんな人間として一緒だみたいな感覚とか掴めれば、
特にそういうふうに思わないでやってる企業も世の中にはたくさんあると思えばですね、
法定雇用率のことも大切だし、絶対それは企業として満たさなきゃいけないノルマの一つである。
けれども、やっぱり人っていうのはちゃんと関わらないと育たないし、
どんどん辞めていくし、みたいなことも肌身に感じて問題として思っていればですね、
ちゃんとそこは向き合ってやっていける人がそこにいてくれたらいいなというのがね、
私はそれはどんな企業であろうと福祉であろうと一緒かなと思いますね。
そうですね。これまで障害者寄りに寄り添った話だったんで、
福祉のサービスとか障害者雇用とか、
障害のある方がちょっと低く見えがちな方向だったかもしれないですけど、
逆に障害があっても、企業してて結構成功してるとか、
うまく事業の中に障害のある方の意見を組み込んだりとか、
うまく能力を生かして成長につなげてる事例とかもあると思うんですよね。
そういう意味で、どうですかね、ミイラさんの周りでうまく障害のある方が能力を発揮して、
成長につなげてるみたいな事例とかって聞いたりとかしたことありますかね。
そうですね、それはやっぱりどんな事業所さんでも、
皆さん入ってきたところからどんどんどんどんできることが増えてますよという声は聞きますが、
ただやっぱり仕事として覚えてねって言って、能力に対して、
どういう能力なのかにもよるんですけれども、
諦めないで失敗してもまた立ち上がってくるかとか、そういうのも一つの力ですし、
ただやっぱりそういうのを根本的に支えてるのって、
やはりその人と人として向き合ってる感じなのかなとは思うんですよね。
障害者雇用のテーマと採用増加の可能性
それは続けてたら一定やっぱりできることって増えてくと思うので、
だからその続けられるかっていうところはすごく本当にテーマで、
まず1年、2年来れてるっていうところだけでもすごくいいと思うんですよね。
だからそういう意味では、いろんな事業所さんが実際にすごくサポーティブに、
障害がある方を支えてるなとも思いますし、
もちろん一般の企業の方も辞められたらまた採用しなきゃいけない。
普通の一般職と一緒ですよね。
だからそういった意味では、根本的なところに気づいてやってるところも増えてるんじゃないですかね。
私は一応話としては聞きますけども、
あと絶対それって大変な面もめちゃくちゃあると思うんですよね。
コストっていうふうに考えちゃう場合ですね。
やっぱりこんなにやって、結局全然物にならないじゃないかみたいな気持ちになってしまわないとも言えないんで。
そういった、やっぱり私はその事業者さんだったり、会社の人だったりとかいう人とのサポートも考えていってこそ、
より良い支援っていうのが生まれると思うんで、
本当にあまりどこも抱え込まないように考えていく方法がまた新しく必要かなと思いますね。
そうですね。難しいですけど、でも世の中だとミライロっていう会社知ってたりしますかね。知らないですか。
ミライロっていう会社は、代表の方が生まれつき骨が弱くて折れやすい病気みたいなのがあって、
その方が起業したんですけど、結構事業として大きくなってて、障害者手帳のデジタル化とか、
結構電車とか乗ってもミライロIDっていうのができたりしてて、そういうのを事業としてやってたりするんですけど、
こうやって障害のある方の視点をもとに事業化して、かなり企業として大きくなっているみたいなところもあったりしますし、
何かしらの障害のある方のサポートとか、あとあれかな、音声の文字起こしのサービスとかっていうのって、
こういう視覚障害の、聴覚障害の方とかだと結構重要だったりするんですけど、
そういう人のためにって言ってサービス作ったことが一般の人にも役立つとか、
障害のある人の困りごとを解決するためのサービスとか商品作ったら一般の人にも活用できて、
より広がっていくみたいな事例って結構あるかなと思うんですよね。
だから今後の商品サービスのアイディアを考えてる人とかは、
一般の人の視点だけじゃなくて、そういう人の意見を取り組むことで新しいアイディアが出てきたりするっていうのもあるかなと思うんで、
保護とかサポートしなきゃっていう意味で障害のある人を雇わないといけないみたいな感じじゃなくて、
むしろ自分たちの成長のために意見もらうとか、事業で手伝ってもらうとか、
そういう視点も全然ありかなと思うんで、むしろそっちの事例が増えた方が、
ポジティブな意味で障害者雇用しようみたいなアイディアも出てくるかなと思うんで、
障害者の意見を取り入れたアイディア創出と個人の強み
そういう情報も広げていけたらなと思うんですけどね。
そうですね、基本的に障害がある人に対して優しい社会っていうのは、もちろん健常の人にとっても絶対に優しい社会だみたいな感じで、
そういった方々の意見こそが、そこにヒントがあるということで。
だから障害っていうとマイナス部分がなんか目立つじゃないですか。
でもその本人のそれぞれ見ていったら、もちろんその一つの軸ではマイナス部分があるかもしれないけど、
それがあることによって気づく部分もあるし、それ以外のもので優れてる部分もあるはずなんで、
だからその強みの部分に目を向けて仕事をしていけたら多分いいんじゃないかなと思うんで、
どっちかというと福祉とかサポートっていう意味だと、この障害があってもできることみたいなイメージを考えがちかなと思うんで、
逆に強みの発掘みたいなのができたらいいかなと思うんですけどね。
はい、まさにそうですね。本当に強みをどんどん見つけて言語化して本人とみんなで共有すれば、
本当にそれがその人にとっての自尊心とかに直結していくと思うので。
メンタルとかそういう研究領域とかでマイナスの部分を補うんじゃなくて、
強みの発掘とかポジティブな面を見つけるみたいな手法とかってあったりするんですかね。
いろんな可視化の仕方とかもありますよね。
自分にとって得意なところと不得意なところみたいなものを質問して、
尺道とか使って、ストリングスモデルみたいなものとかで言語化していくって方法とかありますし、
本人が気づかなくっても、周りの人とかとみんなで話す中で、
今日すごくここ良かったよって言って、新しい強みみたいなものとかも生まれてくることもあるだろうし、
でも、ものって考えようみたいなところもあるので、
あんまり好き嫌いとか得意不得意とかね、二元論で考えるのはどうかと思ったりするので、
私はその人が心地よくまずはいられていて、受け入れてくれる状態かどうかってところの方が大事だと思うんですよね。
なるほどですね。
強みと弱みって表裏一体かなと思いますし、
もちろん、例えばネガティブに考えがちとかいう人は、
ちょっと弱い部分にすぐ目を向けれるっていうか、他の人の弱い部分に寄り添えるみたいなこともあるでしょうから、
障害者雇用みたいなところでサポートするだけじゃなくて、いい面を見つけてとかできたらいいですし、
それが個人に対してできることもあれば、
個性として変えなきゃいけないところも結構幅広く考えていくとあるかなと思うんで、
今後もお互いに多分深めていくテーマではあるので、
今回はちょっと障害者雇用っていうのをテーマにしゃべってみました。
また多分今後も話していくと思います。
はい、お願いします。
ありがとうございます。
失礼します。
20:22

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