2024-03-23 34:58

2度のM&A・3度目の起業に至るまでの経緯インタビュー

2度のM&Aから3回目の起業に至るまでの学生時代から新卒で入社した企業で学んだことなどを深堀りしていただきました。


樋口幸太郎: ⁠https://twitter.com/happytarou0228⁠

戸部祐理: ⁠https://twitter.com/yuuritobe⁠


■リテールトーク質問・メッセージフォーム

⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSePaafkg7l4K-cm-SSZkQZGYJFfT4xscc6eH_3ws-xTCVKohA/viewform⁠⁠

サマリー

中小小売企業の取締役経験のある2人が、そのリアルについてゆるくお話ししています。人事に軸足を置いたジェネラリストの戸部有利さんが、2度のM&A経験がある連続企業家の樋口幸太郎さんに話を聞いています。小売企業を経営している方やこれから小売ビジネスで企業を考えられている方に役立つ情報を楽しく語っています。シリコンバレーでの就職活動中に、M&A関連の事業や人材領域のプロダクトを試みたが、熱量が続かず挫折し、最終的にはアパレル業界で中小小売企業向けのプロダクトを作ることに決めました。10年後にはそのプロダクトがさらに成長していることを期待しています。特に今戻って、過去のタイミングを考古して、こういう未来に変えたいみたいなのはあんまりないんですよね。ちなみにどのタイミングで戻りたいみたいな人の具体的な話とかって聞いてもいいですか? 高校受験、大学受験やり直したいだったりとか、就活やり直したいとか、あの子と結婚しときゃよかったとか。

番組の紹介
この番組は、中小小売企業の取締役経験のある2人が、そのリアルについてゆるくお話しします。
人事に軸足を置いたジェネラリスト、私戸部有利が、2度のM&A経験がある連続企業家、樋口幸太郎さんに話を聞いていきます。
すでに小売企業を経営している方、これから小売ビジネスで企業を考えられている方に役立つ情報を楽しく語っていきます。
ディティールトーク、11回目となりました。よろしくお願いします。
ちょっと10回続きましたよねっていうので、今回は少し色を変えて、樋口さんに色々聞いてみようの回にしたいと思っています。
私、一番メインの仕事は人事なので、候補者さんとの面談面接もやるし、社員人事面談とかもやるので、普段人に質問するのは慣れていると言っても過言ではないと自分で言うんですけど、今日はねほりはほり聞かせていただきますね。
ポッドキャストを始まった当初から課題と仕上がっている樋口さんの人間性を引き出す回にできればと思っています。
頑張ります。
この間も最後に聞いちゃったんですけど、連続企業化を目指してたわけじゃないですよね。
何を目指してたとかあるんですか?
目標とかあんまり今もなんですけど、すごいあるわけではなくて、結構成り行きで選択して、その中で一番いいかなと思うものを選択してきました。
ツイッターとかで偉そうに発信しているのもあったりして、すごい戦略的に考えて行動していると思われることが多いんですけど、
勝ち数字とかこうやればいけそうだなと思いながらも、最後は直感で行くタイプなんで、あまり目標とかもないって感じですね。
戦略化のイメージはめちゃくちゃ強いですね。
たまたまその本当に起業した領域とかやる領域も取り組む意義というか、ユーザーが求めてそうだなみたいなものの中で、
自分ができそうで、市場でもある程度のポジションを取れるというか、明確に勝てそうだなみたいなところで、とりあえずやってみるかみたいな感じでやる傾向が強いですかね。
ちょっと遡るんですけど、部活だったりとか10代の時のアイデンティティって多分人それぞれあるかなと思うんですけど、何でした?
いやあんまなくてですね、中学時代もあのすごい激弱の効率の卓球部で真面目にやってなかったし、高校も帰宅部みたいな感じなので、普通に学校行って普通に勉強するみたいなそんな感じでしたと。
で、ハマってたかなみたいなので考えると、ハマりそうなところもあったんで、競馬ゲームはすごいハマっていて、配合とかをものすごいこねくり回して、強い馬を作るみたいなのを試行錯誤して、1日14時間ゲームやるとかはやっていて、
クラスで対戦すると僕の馬だけ画面から消えていくみたいな形で、すごい強い馬を作って雑誌の企画とかに応募していいところまで行ったりしてました。
ポケモンカードゲームとかは小学校中学校ぐらいでやっていて、町のゲーム屋さんとかでそこもいい成績取るというか優勝したりして、みたいな感じのハマりはしてました。
なんかあんまりこうだっていうのはないって感じですね。
なんかハマりそうなのはなんかわかる感じがしますね。
あれですね、ご出身交付ですよね。
そうですね。
慶応芸術大学を選ばれたのは。
それもですね、あんまりこうみたいなかっこいいのなくてですね。
生まれも育ちも山梨県です。
交付市で生まれて育ちました。
ただ大学受験は絶対東京に出ていくっていうのは決めていて、山梨の中には絶対留まりたくないというような感じでした。
第一志望東大で落ちて慶応邦楽部っていう感じなんで、積極的に慶応邦楽部に行きたくてとか、受験をめちゃくちゃ頑張ってみたいなのっていうよりはそこも成り行きというか、ある選択肢の中で一番みたいな感じでした。
私立、慶応を受かんなかったら浪人すればいいかなみたいな感じで思っていて。
私立は結構受験の対策が面倒というか個別に赤本やってみたいな感じなので。
就職と起業の選択
私立はあんまり受けず、センター利用で受けられる学校にパラパラパラって慶応と早瀬田が受けられたので出して、それで受かってしまったんで行くかみたいな感じで選びました。
受かった中で一番興味が持てて、いい感じだったっていう理由だけで慶応を選んだっていう感じですね。
えー、そうなんだ、そうなんだっていうか。
あとはショックだったのは東京に出て行くっていう理由で、東京に行きたいっていう理由で慶応と早瀬田と東大みたいな感じで受けたんですけど、慶応の1,2年は神奈川にキャンパスがあるっていうのを聞いて、すごい衝撃を受けましたね。
そうなのと思って。
あ、そうなんですね。
日吉なんで渋谷からすぐっていう形なんで、ほぼ東京なんですけれども、山梨県の人からすると県をまたぐっていうことはすごい大がかりなことなんで、それは分からずそう言ってましたね。
はい、ありがとうございます。
他の慶応だったんですね。
そうなんですよ。
えーと、就活ってたぶんきりリーマンショック前の世代かなと思うんですけど、司教官的にもたぶん日吉さん優秀だと思うので、ある程度選べる環境だったのかなと思うんですけど、勝者を選択されたのは一等中ですよね、新卒で。
そうですね。
選択されたのって何でなんですか?
もともと就職留年していて、1年目は全然ですね、あんまり真面目にやってなくて、金融機関を含めていくつかもらったものの、同期とかと内定者懇親会とかあるじゃないですか、行った時に周りの人とかも覚悟を決めてこの会社でやっていくみたいな感じの人の中で、
僕自身全然そんな覚悟決まってなくてヤバそうだ、このまんま入ると3年間で会社にすごい文句を言いながら鬱病になって、なんかすごい大変なことになりそうだと。
将来的にもぐちぐち文句を言いながら40代まで辞めれないみたいなのになりそうな予感がしてしまったので、ここも直感的に就職留年して、もう1年真剣に考えてやるかと。
おっしゃられた通り、指標も悪くなかった時期だったので、なんとかなるかなみたいな感じで思ってやってました。
2回目の就職活動では、もともと大学生の頃から将来企業はしたいなと思っていたので、なんか仕組みを作る仕事みたいなのを軸にいろいろ受けていました。
商社、広告代理店、ヘッジっていうと変ですけど、ネット系のベンチャー企業を結構受けていて、この3軸受けて、内定をもらった中で伊藤中という会社が一番良さそうで選んだという感じですね。
伊藤中さんって、当時、なんで結局伊藤中がいいと思われたんですか?
もともと第一志望は、広告代理店に行けたら行きたいなと思っていて、電通とか波動とかADKみたいな会社がいいかなと思ってたんですけど、全部落ちちゃって。
受かった広告代理店が結構マイナーなベンチャー系みたいな感じだったので、そこに飛び込むよりは全然何もできないし意識もすごい高いわけではないので、
大手から選んでおくか新卒は、みたいな中から伊藤中を選んだっていうのが、すごいネガティブな理由、消極的な理由の方はそうです。
一方で伊藤中いいなって思ってたのは、社内企業で何社かIPをしていて、アパレル系だとマガシークとか、カブドットコの証券とか、FXプライムとか、Eギャランティっていう会社が今でも上場している会社があると思うんですけども、
そういった会社が社内企業で01やっていたっていうのは調べてみていて、サラリーマンやりながら自分で企業しないで社内企業でやれるのであれば、一番リスク低くて一番いいなっていうすごい打算的な感情と、
自分でできなかったとしてもそういった現場で関われることができるんだったら、将来企業するにしてもすごいプラスなんじゃないかなと思って、最終的には決めたっていうのがポジティブな方の理由というか、理由ですね。
多分一社目で学んだことっていっぱいあると思うんですけど、ピックアップするとしたら、これは学んだかなってことあります?
難しいですけど、一番役に立ってよかった、学んでよかったなって思うのは、当事者意識を持って任された仕事っていうのは自分でやりきるみたいな、仕事に対する姿勢考え方みたいなのが一番役立っているかなと思います。
総合省舎って結構すごい大きい組織でみたいな感じなんですけれども、縦割りが強いので、10人いかないぐらいの課でPL、尊益計算書が完結していて、新人にもボンって仕事任せるみたいな、そういう中小企業の集まりみたいな組織なのは非常に良かったなと思っていて、
自分自身が割り当てられる仕事の裁量っていうのも大きく、本当に上司のサポートを受けながらも、最終的にその件については全部責任も含めて取ってほしいみたいな、そういう体制だったので、最初全然仕事ができなかったので困ったんですけど、そういう感じでやればいいのねっていうのが分かってからは非常にやりやすくなったなと思いました。
えー面白い。一瞬話取れるんですけど、うちの会社今人材育成方針っていうのを作って、OSとアプリみたいなので分けていて、OSを強化していこうねみたいな話をしてるんですけど、人の力のOSっていうのも言語化して、その中に自立的主体性とか実行力があるんですけど、そこだなと思って、その要素が出てきて嬉しいなと思いました。
なんか身につけると多分どこでも役立つ社会人スキルかなっていうふうに思ってるんですけど、多分でもマインドの側面が強い、なんかこう意図的に身につける難しさってあるのかなと思ってて、ちょっとこの人事関連の話はまたどっかでできればと思います。
打線したんですけど、一社目で学んだこと、なんか他にこれっていうものありますか?
本当なんだかんだ経理と法務っていうような経営者として必須のスキルっていうのは、研修も通じて、あとは実務でも契約書は自分で読んで理解しないと、ちゃんと上にも上げちゃダメみたいな形ですし、経理に関しても仕分けレベルでちゃんとPLBS理解するっていうのはかなり徹底してやられたので、
それは周りの方見てもそこで苦労する方って結構いらっしゃるんで、会社を経営していく上では非常に役立ったスキルかなと思っていて、ソフトスキルの面とハードスキルの面、両方で結構役立っているなっていうのは思います。
えー、仕分けレベルからってすごいですね、結構ガチでやりますね。
仕分け全部未だにフリーの仕分けとか、僕切ったりチェックしたりしていて、税理士にこれは固定資産代表にあげないといけないですかね、みたいな感じでやっているので、そこは本当に良かったですね。
一方で、消費者が企業に役立つかっていうと、なかなか難しいところあるなと思って、肝心のこのプロダクトを作る力っていうのは全くつかないというか。
出てこないところではあるので、もっと大きい枠組みというか、どの会社とどういう座組みで組んでビジネスを作るかみたいなところが結構メインだったりするので、そこはやっぱりスタートアップ的なプロダクトを作るみたいな文脈でいくと、ちょっと難しいのかなっていう気はしています。
なるほどですね。ありがとうございます。
1回目の企業ってワンチャンいけるかな、みたいなノリなのか、もともと早くから企業をしたかったのか。
それでいくと早期に企業をしたかったです。大学時代からやりたいなと思っていて、就職するときも企業を前提に選んでました。
社会人1年目の時から大学時代の後輩で1社目企業をした共同創業者のやつと、週末に企業の案を話したりしていて、これも真剣にやってるっていうよりはどういうのでいけるかやれるかをのみながら話すみたいな、そういうベースなんですけどやってました。
一方でうだうだ話してても1年半くらいやってたんですかね、そのうだうだを。2年目の途中くらいからうだうだしてても何も始まらないよねっていうことで、まずはできることからやりましょうみたいな感じで。
一緒にやってたやつは野村証券出身ですと。僕自身は伊東中の金融保険部だったので、興味のある領域いくつか立ち上げようというところで、2人に共通している金融から始めるかみたいな形で金融のブログを立ち上げて集客できないかみたいなところから始めましたと。
あと1個だけだとちょっと興味関心が続くかわかんないので、同時並行で3つ立ち上げようみたいな感じで、介護。今後介護領域って盛り上がるよね。2006年当時だったんで、確かに伸びている市場。当時からもうすでに伸びていて、いまだに伸び続けている市場で、介護の領域も良さそうみたいな感じで、全く興味ないけどマーケットから選んだ介護と、
また僕自身就職留年していたこともあって、後輩の就職相談なんかも載っていたので、就活っていう僕自身ができることみたいな形で、この3つの分野でブログを立ち上げて、結局最終的に続いたのが就活ブログだけで
だったので、この領域で起業するかみたいな話になったという、そんな形ですね。
すごい、3つやってみるっていうところから始まるんですね。続いたのが就活ブログのみっていうことは、そこにやっぱ正規があったっていう感じなんですか?
就活時代と就活ブログ
もともと金融の方も続いていたんですけれども、執行の予想とかチャートからこうなってるみたいな予想をしてたんですけど、途中から数字保守さんに嘘とかつき始めちゃって、買ってないのに買ってますみたいなの書きそうになっちゃったりしてて、これ長続きしないよなと思っていて、
世の中のブログとか見ててもみんな連戦連勝みたいな感じで書いてるんですけど、まあこれ中身そんなことないんだなと思って、このまんまやってると嫌な大人になって詐欺師として生きていくことになりそうなので、これはやめようという形になって閉じたっていう話がありますと思います。
就活ブログに関してはマーケット的に正規があったのかなと思っていて、2006年から9年頃の就職活動っていくと、リクナビマイナビが結構支配的になってきた。インターネットが浸透してきてリクナビマイナビの利用率上がってきた。
一方で採用企業側もネットリテラシーっていうのはつけてきていて、リクナビマイナビにお金払わなくても自分たちでマイページ作って集客すればいけるよねっていう風に三菱商事とか三井物産とか銀行さんとか、ある程度ブランド力があって集客力がある会社がリクナビマイナビから離れていったみたいな、そんな時期でしたと。
そんな中でリクナビマイナビを使っていても、企業側のマイページを見ていても、基本的には企業側が発信したい情報しかない状態で、ユーザーが本当に欲しい情報っていうのを取るのが結構難しい時代だったなと思ってます。
中には最近楽天が売却した民衆みんなの就職活動掲示板っていうやつがあって、そこはあってユーザーが欲しい情報もあるものの、信頼性の低い匿名のユーザーがめちゃくちゃ喧嘩するみたいな、就活特化版2チャンネルみたいな感じだったんですよね。
僕らが就活している時は、モンテローサの内定者が煽ったりして二人で喧嘩してるみたいな、ちょっと見るに耐えないというか、情報収集には向かないようなサイトだったなっていうのがあって、それは僕自身も就活性として感じていたし、マーケット見ててもそんな感じだなと思ってました。
その中で、何個か就活性に人気のブログみたいなのが出始めたのがその時で、こういうのだと、勝者も当時ある程度人気があったので、自分自身の経験を還元しながらユーザーに役立つもののテストができるんじゃないかなみたいな感じで就活ブログを始めました。
結果、ユーザーもついてきて、嘘もつかないですむし金融と違って、どんどんユーザーが集まって、メールとかのやり取りとかも始まって、2010年ぐらいですかね、Twitterの第2波みたいな感じでTwitterのアカウントも作って、そこでやいのやいのやってたら、就活ブログのアフィリエイト収入だけで月10万ぐらい稼げるようになったみたいなタイミングで、
共同創業者やるやつと、これで本気でやったら月100万ぐらい稼げるんじゃないかみたいな感じで、じゃあ今しかないからやってみようかみたいな感じなのが、企業を決意したというか、このタイミングかなと思ったというタイミングですね。
おもしろいっすね、なるほど。この後、1社目売却されて、2社目というか2回目の企業じゃないか、デアマノンさんを運営するオープンアンドナチュラルさんと、
太平尾さんとはユニスタイル時代のご縁だと以前おっしゃってたと思うんですけど、その事業としての関わりは最初はエンジェル投資家としてだったんですよね。そこに上位にしようと思われたのはっていうのは、いときは
アパレルビジネスにこれから入る人って、そこのパンドがやりたいとか、そこのプロダクトがやりたいみたいな思いが強い方の方が多いかなって思ってて、すごい稼げそうみたいなイメージはそんなに正直ないのかなって思う。
なんでそこだったのかなって思って。
つながりでいくというユニスタイル時代の初期のユーザーが前職の代表でした。縁があって同じイトーチュという会社に入ったこともあって、その後もやり取りさせてもらってました。
起業するっていうタイミングで一緒にランチに行ったので、起業するんだったらエンジェル投資させてくださいみたいな形で、そこから始まってますよっていうのが前段です。
上位にした理由としては、僕自身もプラプラしてるっていう感じだったので、次どうしようかなっていう感じだったので、
端的に今の状態を見ていて、僕が入ることでかなり伸ばせるイメージが具体的に見えたっていうのが理由です。
ちゃんとやればって言うと変なんですけれども、代表の熱意と力技でかなりオペレーションを回してるっていう感じだったので、
本当に錆びついた自転車を何とか越えて前に進んでいるような形で、EC側のオペレーションも綺麗じゃないし、借り入れに関するところも月次決算が閉まってないから金融機関ともやり取りできない。
そもそもそのやり取りが多分得意じゃないみたいな感じだし、カスタマー対応も代表の携帯電話が乗ってるみたいなそんな状況だったので、
これちょっとデコ入れして、ちゃんと幸いそのタイミングだと思うある程度ZOZOのランキングで上位を取れるような商品とかが出てきて、
このテイスト、このブランドの方向性で攻めていけば売上10億円、営業利益1億円みたいなのは何となく見えそうだなっていうのを外から見て思っていたので、
入社して商品の企画と生産は代表、それ以外のオペレーションを構築したらPLBS見るっていうのは僕みたいな形でやると、
うまく墨分けもできて会社も伸びそうだなっていうのが本当に上位した理由って感じですね。
なるほど、入ることで周りイメージが湧いたっていうことですね。
聞きたいこといっぱいあるんですけど、今回今の企業に関して、その前職のロックアップ終了後、今の企業に至るまで他に何しようかな、たぶんいっぱいキャリア案はあったのではないかと思うんですけど、どんなのが?
もうナンバー2でやるっていうイメージじゃなくて、自分で起業しようっていうのは思ってました。
プロダクトとしてはM&Aを2回経験したので、M&Aの事業はやろうかなと思って、実際に業務委託で1社目の起業をしてたときのインターセがエンジニアになったので、
彼に業務委託でお金を払いながらプロダクトも作ってました。
ただそれやってたんですけど、熱量が続かずみたいな感じでやりきれなかったという感じですね。
加えて1社目が就活系だったので、就活系のサイトでやっていたので、つながりで人材系とか中途採用とか、そっち系やろうかなと思ったんですけれども、
もっとそっちは熱量がなくなっていて、M&A以上にわからないし、もう本当に何もやれないみたいな感じになっていたので、ちょっと人材領域もないなと思って、結構行き詰まってましたね。
現在の事業と将来の展望
結果的に今の領域を選ばれたのはどういう系ですか?
結局、WILL CAN MUSTみたいなリクルートの話でいくと、WILLが結構どこにあるんだろうなっていうのが正直わからなかった。
これをやりたくてこうだみたいなのはなかったので、CANとMUSTが重なるみたいな、自分のできることの中でお客さんが求めていることってなんだろうなみたいに考えたときに、直近小売の企業アパレルで伸ばしてきていて、
この経験を還元できるんじゃないかなと思っていて、辞めるタイミングでいろいろご連絡したときに何かあればお仕事させてくださいみたいな感じのお話もあったので、
ちょっとその話に乗りながら、コンサルティングサービスを提供しながら、ちょっと事業の種も思いつくんじゃないかなっていう形で、これも結構直感的に決めたというか、
戦略的にこうっていうよりは、本当に今あるパイの中で一番いいカードの切り方はどれかなっていう切り方っていう感じですね。
そうなんですね。多分、あんまり普通の会社員ではないキャリアだと思うんですけど、結構パワフルに動かれてきていると思うんですけど、
剣道力というかモチベーションみたいなのって何なんですか?
なんですかね、やっぱり自分でこう考えてプロダクトを作るみたいな趣味で、ただ趣味でも本当に自己満足でお金稼げない趣味だと嫌で、
自分が考えて作った仕組みやプロダクトでお客さんが喜んでお金払ってくれる状態にするみたいな、この一連の流れが結構好きなんだろうなと思っていて、
なんで今まで関連のプロダクトを作った時も結構100万以上は払って、もうちょっと200万円ぐらいかな払ってプロダクトを作っていたものの、
趣味として始めたものの、ユーザーにこの価値提供する手前で挫折しちゃったみたいな感じなんですよね。
そう言っても作っている間も結構面白かったんで、やりきれれば多分面白いところまで行けたのかなと思いながらも、
その情熱がやっぱりちょっと続かなかったなっていうのがM&A関連に関してっていう感じですね。
人生でというか、影響を受けた人とか、本とか漫画とか映画とかでもいいんですけど、何に影響を受けたとかありますか?
本当正直に言うと全くないんですよね。
この質問を受けるといつも就職活動の時を思い出して、絶対聞かれるじゃないですか。
ひねり出して答えてたんだっけな、どうしてたんだっけな、みたいな思い返しても全く思い当たらないんですよね。
僕の性格上、歴史上の人物とかは選ばないんですよ、多分。
会ったことないし、そんな人に影響を受けるわけなくないですか、みたいな、そういう嫌なやつなんで。
歴史上の人物は答えてなくて、両親も答えないんですよね、多分。
よくある影響を受けたとか尊敬する人にあがる両親は僕はそこでチョイスしないので、
全く思い当たらなくて、多分就活の時も同じようなことを言ってたのかな。
よく内定取れたなと、今だと思いますね。
人間味でね。
つまんない回答で、人間味も出ないなと思って、あれなんですけど。
いやー、これほんと出てこないんですよね。
いや、逆にこの人に影響を受けたって言われたらびっくりしました。
そうなんですよ。
今、10年後とか長期ビジョンみたいなものってあるんですか。
それでいくと一応あるというか、もう動き始めているんですけど、
今プロダクト作ってますと、日本の中小小売企業の経営のスタンダード。
本当にこうやるべきだよね、中小小売の経営って。
こういう指標を見て、こういう管理をしていこうっていうようなプロダクトを作っていて、
それが簡単に管理できて、そのプロダクトに沿っていけば中小小売企業が、
万全って言うと変ですけど、健全に運営できるようなそういうプロダクトを作りたいなと思っていて、
結局やっぱり5年は最低でも向き合わないといいプロダクトってできないなっていうのを
1社目と2社目のオープン&ナチュラルでも感じていて、
このテーマに5年、10年はやろうかなと思っているので、
10年後はこのプロダクトが良くなっているようにっていうところで思っています。
すごい超長期の話でいくと、プロダクト作り趣味なんだろうなと思っているので、
こういうプロダクトを作り続けたいなっていうのを思っています。
自分で自分の会社でプロダクトを作るっていうのをやらないと、
感が鈍っちゃうというか、
マーケットに対峙していないで過去の経験からアドバイスしているだけだと、
多分相当錆びつくなと思っているので、
自分の会社でやるっていうのはやりながらも、
今も本当すごい少ないんですけど、エンジェル投資しているので、
投資家ないし、本当にアドバイザーみたいな形でちょろっと株持たせてもらいながら、
一緒にプロダクト作ろうよみたいな話は実は動いているものもあるので、
ちょっとそういった動きもしながら、自分の会社で作り続ける、
サポート側に回ってプロダクト作りに関わるのは両面でやりたいかなと思っています。
ありがとうございます。
将来は地元に帰ってのんびりしたいっていうタイプではなさそうですよね?
いやー、地元はなさそうですね。
あるとしたら地元で事業を作るとかは今日もやって、
中学時代の友人とかとやろうぜみたいな、
飲食店を結構山梨県1位にしようぜとかだったらいいんですけど、
のんびり過ごしたいは全然なさそうですね。
すごい、ずっとすごいスピードで働いてそうな感じがします。
いやー、全然ですけど。
私これ結構好きな質問なんですけど、
先生、どこからやり直せるとしたら、どこからどうしますか?
いやー、これも本当尊敬する人と同じような感じで、
すごいつまんない回答をすると、やり直したくないんですよね。
大学受験に戻っても、
大学時代に戻っても、就活時期に戻っても、
1社目の企業に戻っても、大変なこともあるし、
もう一回あれやるの?みたいな。
あの時この決断をしていればこうなってたっていうのも、
あんまりないんですよね。
過去のタイミングを考古
その時々にやれることはある程度やり切って、
もちろん失敗もたくさんしたし、
あれを知っていれば回避できたよねみたいなのはあるんですけれども、
幸い致命的なミスにせずに、
良い糧として、結果も良い方向にある程度転がった感じがするので、
特に今戻って、過去のタイミングを考古して、
こういう未来に変えたいみたいなのはあんまりないんですよね。
この人生やり直せるならの質問は結構、
その人の人生のポイントみたいなのを引き出せると思ってて、
やり直したくないっていうのは、
これは私の体感データだとかなり少数派かなと思ってるんですよ。
ちなみにどのタイミングで戻りたいみたいな人の具体的な話とかって聞いてもいいですか?
高校受験、大学受験やり直したいだったりとか、
就活やり直したいとか、
あの子と結婚しときゃよかったとか。
なるほど。
そんなのはあるあるかなと思います。
私もやり直すとしたら、高校受験からやり直しますかね。
それはあるんですね、何か。
高校受験のタイミングで結構大きい決断をしたみたいな。
うん。
とか、音楽やめたとか、
やめなくてもちょっとやっとけばよかったなとか、
そういうのとかが。
なるほど。
いやー、すいません、そうなんだなと思って。
やり直したくないっていうのは、
おそらく、多分、どこでもやり切ったんだろうなと思ってて、
納得いく結果を出しているのかなと思うんですよ。
やり切れるものを見極める
で、1社目で学んだこととしておっしゃってた、
当事者意識を持ってやり切るっていうのがあったと思うんですけど、
まさにこれかなと思ってて、
これまで10回お話しきれても、
たぶんその事業を成功させるには、
戦略の部分の大事なところもあるんですけど、
結果的には無直にやり切るみたいな強さが必要かなと思ってて。
で、当然それが大事なのはみんなわかってるんですけど、
むしろ、人間そんなに簡単に力を尽くしてできることってないかなとか、
やり切るのが大事ってわかってもできない人の方が多いかなと思ってて、
仮にその樋口さんがやり切る力が長けているとしたら、
どうしてそこまでやり切れると思いますか?
ここで言うと、結構M&Aのプロダクトも途中で辞めたりして、
結構やり切れてない領域ってすごいあるなと思っていて、
1社目の起業する時も、介護のブログはページだけ作って辞めました、
金融を装着しそうになって辞めましたみたいな感じで、
全然やり切る力自体が高いわけではないなと思ってるんですけども、
あるとしたら本当手数は多く出しますと。
企業を選ぶ時に、就活だけじゃなくて介護も金融もやってみて、
一番続くのをやりましょうみたいな感じでやってます。
今回の企業の時もM&Aの関連のプロダクトはバーッと走って、
人材系もヒアリングぐらいはしたんですよね。
こういうプロダクトでみたいな。
それら2つも全然ダメで、コンサルティングから入るみたいな感じにしたので、
すごいやり切ってるっていうよりは、自分自身が興味があって、
やり切れそうなものを持っている手札から選んでいって、
決めてからやり続けるみたいな感じですかね。
なるほど。やり切る力というよりかは、
やり切れるものを見極めるだけの行動の数ですかね。
そうですね。おっしゃる通りです。
なるほど。ありがとうございました。
人間性は引き出せなかったかもしれないですね。
難しいですね。
これは面白かったです。ありがとうございます。
ありがとうございました。
次回は、以前樋口さんがノートに書かれていた、
サイゼリア型組織、ドンキホーテ組織の違いみたいなのがあって、
これ面白いんですけど、
ちょっとこの話も聞きたいなと思っているのと、
これの場合どっちがいいんだろうみたいな、
テーマで聞ければと思っています。
お願いします。
リテールトーク、ここまでお聞きいただきありがとうございます。
質問やメッセージがあれば、
番組詳細欄のURLからお送りいただけると嬉しいです。
感想ツイートもとっても嬉しいです。
次回もぜひよろしくお願いします。
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