特に日本の広告業界では今、結構大きな変革の時だなというふうに思っています。
時代が変わって会社で花型になるというよりかは、個人になって独立して花型として仕事をやっていくという形態に随分様変わりしたなというふうに思っています。
クリエイティブを携わっている会社、僕らでいう広告業界の人たちってやっぱり自社のクリエイティブがカラーだと思うんですよ。
この会社にはこういう人たちがいて、こういうものを作れるからいいよね。だからお願いしたい。
会社ごとに独特なものを持って盛り上がっていくのかなというふうに思っている中で、独立してしまっていくっていうのはちょっと寂しささえ感じております。
今後の未来を考えた時にカラーとしてそういう人たちが各会社に残っていってやっていくふうに僕はなってほしいなというふうに思っております。
それをやっぱりレイさんに質問したい中で、これって日本だけなんでしょうか?
結論から言うと、それは新陳代謝だと思っていて、それっていい捉え方をすれば会社という生き物がアップデートしていく過程の一つになるのではないかなと思うんですね。
というのも逆にアメリカだと就寝雇用という概念はところどころにはまだあるとは思うんですが、一般的に見るともう2年で辞めていくっていうのは普通の世界で、
そうすると会社がある個人とかにあまり依存してしまうと、そこにくっついてしまうと、2年後にいなくなって、だったらまたそれを繰り返すということになるじゃないですか。
だから僕の会社みたいに個人が独立してやってる会社ではなくて、いわゆる大企業が、いわゆるエージェンシーみたいなところが今後生き残っていくためには、
個人職だけではなくて、その会社が何をやるのか、そして何ができるのか、そして他の会社とどう違うのかっていうところをちゃんと売りにして活動していくことが重要かなと思います。
アメリカの式たりというか文化として人がそもそも残っていかないっていうのが前提なので、日本とは結構違う環境ではあるかなと思いますね。
でもそれを逆手にとって、じゃあどうやったらこの会社がちゃんと生き延びていけるかとか、どうやったらこの会社が輝いていけるかっていうところを一人にあまり執着しない、一人に執着しないというところがあるかと思いますね。
グローバルはそういう意味だと学ぶ機会っていうのは最初って結構難しいのかなって今伺っておりました。
いや、それこそですね、これ結構もう十何年ぐらい前に日本の企業の方たちと新入社員のことについて話していったことがあって、
その育成期間みたいなのが3ヶ月とか6ヶ月だったりとか、いわゆる指定関係というかメンターシップのことが結構はっきりしたりとか先輩後輩みたいな言葉があったりとか、
言葉がそういうのが日本にはあります、海外にはありませんっていうところもあると思うんですけど、
そういう社員育成とか新入社員の育成とか、そういう指定関係みたいなところ、そういう制度、文化も含めて日本ってすっごくしっかりしてるなと思います。
これは別に広告企業に限らず、聞いてみると他の企業でもちゃんとそういうところの研修制度だったりとかがすごくしっかりしてるんですが、
アメリカ、ヨーロッパも結構そういうところはあるんですけど、アメリカみたいに最初の育成っていうところは日本に比べると結構緩いですね。
僕もそういう育成をしてもらったっていうところは他の話もありましたけど、ほとんどなかったんで、自力で独学でやらなきゃいけないところはかなりあったと思いますね。
ちょっとこれは解決策というか答えにはなってないかもしれないんですが、多分日本も今後広告業界だけではなくて、いろんな業界で人の動きがもっともっと流動的になってくるのかなとは思うんですね。
そうしたときにこの人が辞めちゃったからクライアントが頼みたくなくなっちゃったとかっていうところは正直起きるとは思うんですが、
そうしたときに何が大事になってくるかっていうと、やっぱりその企業の人、もちろん人なんですけど、文化だと思うんですよね。
その企業が会社の中で文化を作っていくことによって、人が入れ替わっても文化が保たれていて、そこに対してのクライアントの安心感だったりとか信頼感があれば、
そういう繋がりだったりとか仕事の関係性だったりっていうのは、その人が動いちゃうことによってなくなることは正直なかなかストップはできないかなとは思うんですが、
一人だけに文化が振り回されちゃうとソープになっちゃうと思うんですけども、そうではなくてその人がいなくなったとしても、どうやってその文化を残していくかっていうのは、
ワイデン・ケネディという伝説的な会社がありますと、去年ですかね、残念なことにワイデン・ケネディのダン・ワイデンさんが亡くなって、数年前にもう引退はされていたので現場ではいなかったんですけど亡くなっちゃいました。
ワイデンの今の社長の人がインタビューされていたんですね。それこそ今と同じようなダン・ワイデンさんがいなくなっちゃってみたいな、ジェイソンもいなくなっちゃってみたいな話が上がっていたんですが、
もう彼らの頃から、彼らがいなくなることを前提に会社が生き残るかってこと、彼ら自身がすごく意識されていたんです。
そうするときに何がヒントになるかっていうと、宗教なんですよ。宗教って教祖様がトップにいるじゃないですか、イエス・キリスト、ブッダ、仏教とかトップにいるんですけど、その教えがあることで何百年何千年絶対得られてるわけじゃないですか。
だからその教えを何らかの形で残していって、それが受け継げられるような文化にするのが企業が生き残る一つの大きな鍵だなと思います。
そうですね、取材をさせていただいたときとか、まだジョン・ジェイさんがいらっしゃったときとかのオフィスの感じとかって僕はありありと覚えているんですけど、レコードレベルとかが会社の中にあるんですよ。
ワイディ&ケネディレコードっていうのがあったり、そういうアートとかのキュレーションをする人だけいるんですよ。
クリエイティブなことを一切しないんですよ。ただその人が好きなアートをバーッと並べて、それを1ヶ月に1回みんなにメールするんですよ。
最近このアート熱いよみたいな。そうするとみんなそれを吸収して、自分の内気の何かの時のネタにするとかっていうような、遊びがあるって言ったらちょっと語弊がありますけど、そういうのを予期としていた写風があったんだなっていうのは僕はすごい感じてましたね、ワイディ&ケネディには。
だから意識をして文化を作ってたってことですよね。
そうですね。それは本当に感じました。
だから良いブランドって正直宗教じゃないですか。
わかります。
なんでこんなお金出してエルムスのバッグ買うのみたいな。
全くロジックで考えるととんでもないお金の無駄遣いじゃないですか。
そうですね。
でもその悠久を作ってるっていうのがブランドの力じゃないですか。
僕も働いていく中で、やはり目的企業として大きい会社に、幸いのことに勤めることができていて、企業文化を浸透させることにやっぱりすごい力を入れてるなと思うんですよ。
逆にそのまま文化信じる、信仰が合わない人は結構早めに離れていく。
そういう傾向があるなって思うんですけど、それを続けていくことが大事だっていうのは、今レイさんのお話を聞いていますね。
本当に大事ですね。
やっぱり文化って一つの行事とかだけじゃないじゃないですか。
習慣から来るじゃないですか。
習慣っていうのは細かい行いが積み重ねられることによって習慣ができて、習慣をいろんな人がいろんな形でやることによってそれが文化になるわけじゃないですか。
これって、またこれを言うと語弊があって日本の人たちに怒られるんですけど、それこそ日本の企業のおじさんたちが使うべきですね。
そういうところがちょっと自分としては分かったとてもいい回だったというふうに思いました
ありがとうございましたはいそれではありがとうございました
ありがとうございましたありがとうございました
ここまでお送りしてきましたレイナモトの世界のクリエイティブ思考
今回はリスナーの方のご質問に実際に僕が答えるオープンメンタリングを
アドバタラジオとのスペシャルコラボレーションでお送りしました
今回の企画は今までになかった企画で
別の番組からゲストをお呼びするという非常に楽しい
そしてお二人もすごくわきあいとすごく熱心にいろんなことを聞いていただいて
僕にとってもいい刺激でしたし
またこんな形でアドバタラジオの皆さんもしくは他の番組の皆さんとも
コラボできればと思いますのでぜひぜひお声掛けをいただけると僕も嬉しいです
よろしくお願いします今回のお話は
その広告という業界のところから始まったとは思うんですが
最終的にはその企業がどうあるべきだとか
企業が何を目的にするべきかみたいなところまで話せたのかなと思います
でお二人と富井さんと砂犬さんとお話をしていて
最後のほうに出てきた言葉がすごくキーワードだったかなと思うんですが
この伝達という言葉が特に人間にとって非常に
今までもそしてこれからもキーになっていく言葉かなと思います
聖書の話バイブルの話が出たんですが
それもやっぱり聖書という印刷物にすることによって
その教えが世界中の人たちに伝達されてきた
今AIが世界をまた変えるような時代に入ってきているとは思うんですが
これもある意味人間が今までできなかったことを作ったりとか
人間ができなかったことを伝えるというある意味
情報伝達をする技術の一つではあるとは思うので
今我々はこの思考OSがアップデートされている真っ最中に生きていて
今後どうなるかはまだちょっと目に見えないところもあるんですが
もちろんその心配されている方もたくさんいらっしゃると思いますし
僕も心配するところがあるんですが
逆に今この時代に生きていてまだ何十年も生きれると思っているので
非常にワクワクしている時代かなと思います
日本の皆さんも広告業界にいらっしゃる方も
この番組を聞いていらっしゃる方も少なくないかなとは思うんですが
広告という言葉にとらわれず自分がやるべきことは伝達することであって
そしてそれで人の心を動かし社会を動かしていくというところに
フォーカスされればいいのかなと思います
それでは次回もお楽しみにお会いではいかがでした
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