SF小説との出会い
今日は久々にお便りが来たんで、撮ろうかなと思って収録してます。
確かちょっと前に、その前回ですね、前回好きなSF作品の話をしたんですけど、
それに対するお便りみたいなのが来ていて、めっちゃ嬉しいなと思ってはいたんですけど、
またちょっと忙しくて撮るタイミングがなくて、ちょっと2,3日経ってしまったんですけど、
今日はそれをお便りを読みながら、ちょっとそれに関連した話ができたらいいかなと思ってます。
はい、なので早速なんですけど、そのお便りちょっと読んでいきたいと思うんですけども、
えーっと、ラジオネームがOrochonさん。30代の方ですね。
こんばんは。私はミステリー小説専門なのですが、
ドクサスさんがSF小説をお勧めされているので興味が出て、先日からプロジェクトヘイルメアリーを読み始めました。
想像よりエンタメ的で面白いですね。もっと堅苦しいものかと思っていました。
これを読み終えたら3体も手を出してみようかと思っています。
森博はS&Mシリーズのいくつかしか読んでいませんでしたが、Wシリーズも手を出してみたいと思いました。
ふと思いましたが、ドクサスさんがSF小説に興味を持ったきっかけが気になりました。
っていうお便りですね。ありがとうございますOrochonさん。
このお便りめっちゃ嬉しかったですね。プロジェクトヘイルメアリー読み始めましたなんて言ってもらえると嬉しいなぁって思いましたけど。
プロジェクトヘイルメアリーは相当名作だと思いますね。
誰にとっても楽しめるエンタメ性みたいなのがあるなぁって思うんですけど。
3体はちょっと人選びそうな感じもしますけどね。
まぁでも、ちょっとなんか大河ドラマっぽい壮大なスケールのお話っていう感じなんでね。
まぁ気になるならちょっと読んでみてもらえたらいいかなと思いますけど。
そのお便りの中でSF小説に興味を持ったきっかけが気になりましたって書いてくださったんですけど。
なんかね、このお便り読んで改めて考えてみたんですけど、
別になんかSF小説そのものに興味があるなぁっていう辞任はないんですよね。
なんか不思議っちゃ不思議なんですけど。
なんか小説といえばSF小説を読んで回すみたいな感じではないというか。
宇宙と自己の存在について考える
なんか別に嫌いじゃないんで、SF小説普通に読んで楽しいけど、
それだけが好きってわけでもないんですよね。
なんで割合で言うとどっちかって言うとSFじゃない小説の方がなんか持っている、
その読んできた本の割合で言うとそうなのかなって気がします。
多分一番読んでるのは切羽型建造っていう小説家の先生いますけど、
多分切羽型作品が一番多いんじゃないかなぁ。
多分ですけどね。
でもじゃあなんでそのSF小説、読んでて楽しめるかっていうとこで考えてみると、
結構なんかちょっと痛いやつっぽい感じで聞こえちゃうかもしれないんですけど、
その子供の頃とかに空想したり、
布団入っても全然寝れなくて天井を見ながらずっと考えちゃう空想を巡らせちゃうみたいなことって結構幼少期からあったんですよね。
それこそ多分小学生とかの頃からそんなんだったような記憶があるんですけど、
なんだろうな、なんか自分の存在みたいなそういうすごい哲学的なこととか、
哲学とかちゃんと勉強したことないからこの哲学的っていうのは私の中の創造の哲学になっちゃうんですけどね。
ちゃんと学問として勉強したことはないんですけど。
でもなんか哲学的っていうか、なんか自分って何なんだろうなみたいな、
そういう答えのないこととかをすごい考えちゃう感じだったんですよね、小さい頃から。
なんかこれ本当に言葉で伝えるの難しいんですけど、
宇宙ってこんなに広いし、
その人間のスケールから考えたら信じられないような長い時間が流れてきていて、
世界ってこんなに、なんかその時間軸も含めたら本当に無限って言っていいような広がりがあるのに、
なんで自分自身を自分だってこう自覚できるだろうなみたいな。
自分が見えている世界ってめっちゃ狭いじゃないですか、その宇宙全体の広さとか、
宇宙がこれまで流れてきた、経過してきた時間とか考えると、
今の自分ってすっごいなんか、なんで自我があるんだみたいに思っちゃうんですよね。
すごいなんか、今ものすごい奇跡的なことが起こってて、その自分に対してだけ。
とんでもない奇跡的なことが起こっていることに自分は気づいてなくて、
なんかその当事者なのに気づかずに過ごしてんじゃないかなとか思っちゃうんですよね。
そのなんか、おごりとか慢心みたいな意味じゃなくて、
そういう可能性もあるようになって、なんか自分以外のものが全部虚構で、
そういうふうに感じてるのはこの宇宙の中で、実は今俺しかいないんじゃないかみたいなことを思っちゃった時に、
それが違うって言える証拠がないんですよね。
なんか自分に関係してくれる人々、自分の周りの環境、
例えばこの目の前にある机とかマグカップとかなんかそういうものも、
実在してるかどうかわかんないですよね。
自分がそういうふうに自覚してる気になってるだけで。
なんかそういうことを考えちゃう子供だったから、
なんかすごくその、なんかいろんな可能性がある中で、
もしかしたら自分が今見てる世界って、ただのその一側面でしかないというか、
いろんな可能性の中の一つの側面をただ見てるだけなのかもなみたいなこととか、
考えちゃうですよね。今でもそういうことってあるんですけど。
なんかSF読んでる時って、
そういう何か無数にあり得た可能性が、
そういう可能性もあるよなーって思うんですよね。SF読んでると。
絶対あり得ないって言い切れないよなーみたいなふうに思っちゃうというか。
だからなんかその感覚が多分楽しいんでしょうね。
と思います。
確かにそういうこともあり得るなーとか、絶対ないって言い切れないなーみたいな、
ふうに思っちゃう。でその自分がずっと子供の頃からやってきた空想を巡らせてしまうっていうことの、
同じことをSFを通して感じてるというか、
そういう解釈もあるなーみたいな感じが多分好きなんでしょうね。
で結構この感覚ってゲームとかにも言えるなって思うんですよ。なんかロールプレイングゲームみたいなものとか。
このゲームのこの世界感めっちゃいいなー。なんかこの剣と魔法のすごい交配した世界みたいな。
雰囲気とかめっちゃいいなーみたいなふうに思う時も、多分そういう世界も
全然あるなってどっかで自分で思ってるし、そこに没入している感覚がすごい楽しいんだと思うんですよね。
なんかSFっぽい、あんまりなんか私そのゲームとかあんまたくさんやってるわけではないですけど、
ハイパーライトドリフターっていうちょっと前に流行ったゲームがあるんですけど、
あれとかはなんかそういうところに生まれ落ちて生きている自分をなんか想像できるんですよね。
虚構の存在価値を追求する
なんかこれちょっと変態的に聞こえると思うんですけど、そういう世界線もあったのかもなーって。
そういうことに思考を巡らせ続けていると、いやなんかこの現実世界もゲームの中なのかなってやっぱ思えてきちゃうというか、
もう信じられないぐらい解像度が高くて、信じられないぐらい没入感のあるゲームなんじゃないかなーって思っちゃうんですよ。
だからなんかある瞬間にパッて全てが消えて、
はいお疲れ様でしたー面白かったですかーってこう言われるんじゃねーかなっていう。
すごいリアルだったでしょーってなんか言われるんじゃないかなーっていう感覚があるし。
で仮になんかもし今この私が見たり感じたりしているものがじゃあ全部ゲームだったんですよ。
すごい完成度のVRだったんですよって言われたら多分すごい悲しいと思うんですよね。
同時になんかめっちゃ悲しいなーって思うけど、ああそっかまあまあ
そうそうだったのかもねって。なんかやっぱこうすごい想像を巡らしちゃうし、自分の存在の価値とか意義とか意味とか考えちゃうし、
それ全部虚構だったんじゃないかってやっぱり考えてきた、思ってきたからなんか全部虚構だったんですよって言われても
やっぱそっち側が答えだったんだってなんか納得しちゃう自分もいるんですよね。
もしそういう状況に置かれたとしてきっとそういうふうに感じるんじゃないかなって気がする。
なんか必死に頑張って生きてきたのに全部嘘だったって言われて悲しいなーっていう気持ちと、
まあまあそうだよねって思っちゃう気持ちと両方あるなーって思うし、
たぶんそういう気持ちが根底にあるからなんかこう、自分の存在価値みたいなものを追求しようとしちゃうんじゃないかなーって思いますよね。
SF小説や自意識について
自分に意味があったんだって思いたい。いつも。自分の存在していることに価値があったんだって思いたい。
だからなんか頑張って生きていこうみたいな感じになっちゃうんでしょうね、たぶんね。
私の場合はですけど、頑張らなきゃなーって思っちゃうのかなー。
なんか自分が存在した意味みたいなものをやっぱ見つけたいんでしょうね。
だからなんかすごいいろんなことにこだわっちゃうというか、考えちゃうんでしょうね。
なんかそのオロチョンさん送ってくれたお便り読んで、なんか改めてすごいいろんなことを考えましたね。
まあSF小説に興味を持ったきっかけなんですかっていうお便りに対してここまで思考が飛躍するのはやりすぎじゃねえかっていう気もするんですけど、
でもなんかそんな風に思いましたね。だからSF小説もたぶんこれからも読んではいくんでしょうけど、
自分の生きてること自体がなんかSFみたいだなーって思うし、
なんかいつかその答えにたどり着きたいですよね。死んだらわかるのかもしれないし、死ぬ前にわかるのかもしれないけど、
なんなんだろうなーって、この人生ってやつ。
なんで俺自分の視界見えてんのかなーと思うし、
他の人たちはちゃんと自分の視界持ってんのかなってそれ確かめる方法ないですからね。
なんか自分の自我みたいなものもあるんだかないんだか、
まああるって信じたいけども、あるんだかないんだかちょっと反然としないというか、
なんかそういうことを考えちゃうめんどくさい人間だなって思いますけどね。
そういうめんどくさい人がやっている番組っていうことで、
納得していただけたら嬉しいんですけど。
ランドマイズFMでは皆様からのお便り随時募集してます。
今回ね、オロチョンさんお手紙いただいて本当に嬉しいなって思いました。
皆さんも何か感じたことがあれば気軽に、
ランドマイズ.FMというところにね、お便りフォーム置いてありますので気軽に送ってください。
あとはディスコードもやってます。
まあ誰も何も喋らないディスコードサーバーですけどね。
たまにお知らせなどなんかしてますので、
もしよかったらディスコードサーバーも参加していただけたら嬉しいです。
では今日はこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。