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はい、皆さんおはようございます。ライズプランのTAKEDAと申します。
本日は、2023年4月の3日月曜日ということでお送りしていきましょう。
この番組は、建設業界をワクワクする業界へ、現場ラボの提供でお送りさせていただきます。
ということで、本日はですね、多分ほとんどの会社さんが入社式ということになるんじゃないでしょうか。
えーと、皆さん、入社おめでとうございます。
これからね、たくさんの大変なことも待ってるでしょうし、楽しいことも待ってるでしょうし、
楽しいというものの質が多分、学生時代の楽しいから、
えーと、少し形を変えてですね、やりがいいというところに楽しさを求めるようなフェーズに入っていくと思いますが、
ぜひね、まずは先輩の技を盗んで、そしてその後には自分のやり方を見つけて、
それに頭を使いながら頑張っていただければなというふうに思っております。
ちょっと思い返せば、僕が今から何年前ですかね、19年前?20年前?わからないですけど、
そのくらい前に僕も会社に入社したという記憶がございますが、
えーと、その時はもう超就職氷河期で、もう今、なんとか人入ってほしいって言っている建設会社とは全く裏腹にですね、
すごい大きな会社さんではなかったんですけども、3人採用しますっていう採用試験にね、
70人ぐらい受けに来ていたというような記憶がございます。
でも、その面接にですね、その試験会場に僕はですね、15分ほど遅刻して入ったというようなところで、
今思えばなんで受かったのか全くわからないような感じもしますけども、
まあそれでもね、運良く合格させていただいて、結局今の僕がいるということにはなるわけですが、
入った当時は緊張しまくってましたし、建設会社というと施工管理って結構得体の知れない職業だったものですから、
情報も少なかったですね。携帯電話を握りしめて、なんかこういろいろ頑張らなきゃなっていうふうに思ってはいたけど、
どう頑張っていいのかさっぱりわからない状態でいたような感じがあります。
先輩たちがですね、まあそうだな、めちゃくちゃ怖い人たちばかりに見えて、
常に緊張した、そんな1週間を過ごしたなというふうに思っております。
入社して僕らの場合は、入社する前に1週間くらい研修という名のですね、
なんか山ごもりみたいなのをさせられて、その後に会社に入社したような格好になるんですけども、
そこから先、1週間、2週間くらいは会社にいたんです。
ただその同期のやつと一緒に、俺らなんでここにいるんだろうねみたいな感じで、
何にもやることない状態で、とりあえず会社の規定集みたいなのをひたすら読むような毎日が過ぎていったような、
そんな記憶があります。そこから現場に配置されて、
そこからはいろいろと失敗しながら頑張ってたような記憶がございますが、
いろんな経験をしながら、結局は建設業界が大好きになって、
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建設業界をどうにかしてもっとワクワクできるような業界にしていこうと思ったのも、
さっきから考えると大きな成長でもありますし、大きな転機がいろんなところであったんだろうなと思っております。
皆さんもこれからいろんな経験をされていくことでしょうし、
その中でいろいろ思うところ、失敗したなと思うようなところもあるでしょうし、
いてよかったなという場面もあるでしょう。
いろんな経験を踏んで、一つずつ一つずつ成長していってほしいなと、
少なくとも昨日よりも今日は成長する1日にしていくと、
その気心さえあれば毎日必ず成長していくことになりますので、
そんなに片肘張らずに生きているだけで成長はします。
あとはそれをどう生かすのかというところになりますので、
アンテナを張り巡らして、この情報化社会の、
そして目まぐるしく変わる時代の変化点の毎日を過ごしていただければなというふうに思っております。
それでは本日もスタートしていきたいと思います。準備はよろしいでしょうか。
それでは本日も立入禁止の向こう側へ行ってみましょう。
はい、皆さん改めましてこんにちは。ライズプラの武田と申します。
建設業を持ち上げて楽しい仕事にするために、YouTubeチャンネル建設業を持ち上げるTVを運営したり、
現場ラボというサイトでは若手の育成、働き方改革のサポートをしたりしております。
というところで本日も本題の方に進めていきましょう。
今日の本題は何かと言いますと、
できる新人にはならないでくださいというようなお話をさせていただきたいというふうに思います。
YouTubeでもお話ししていますし、
こないだのYouTubeライブでも少しお話しした内容なんですが、
改めて皆さん、新人の皆さんにお届けしたいなというふうに思っております。
この番組は建設業界の様々な話題や部下育成の話、働き方改革の取り組み、
仕事力を上げる考え方などなど、車で運転する空き時間を使ってお送りしております。
なので多少の雑音につきましてはご了承いただきたいというふうに思います。
ということで話を進めていきましょう。
新人さんと言うだけじゃなくてですね、
転職して違う会社に行ったりだとか中途採用で入ってきた人たち、
皆さんに共通して言えることだと思いますので、
ぜひお聞きいただければと思います。
改めて言いましょう。
新人はできるような人になってはいけないんです。
できる新人にはなってはいけないというようなお話をさせていただきたいと思います。
新人になるとですね、
いろんな自分を強く見せたいとか大きく見せたくなるような気持ちがあると思うんです。
例えば、できる男に思われたい、できる女だと思われたいというふうに
スタートダッシュを失敗したらまずいんだというような意気込みで進んでいるというような人たちはいると思います。
もしくはそうじゃなかったとしても、できない男だと思われたくない、できない女だと思われたくない、
そういうような感覚によって失敗をしてはいけないんだというふうな感覚になっている人っていうのは結構いるんじゃないでしょうか。
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僕はですね、そういう人たちに対してできる新人になってはいけないという言葉を必ずかけさせていただくようにしているんですよ。
これはなんでかっていうのは明確に理由があるということを理解していただきたいと思うんです。
改めて言いましょう。
新人というのはそもそもできないもんなんです。
ここはね、理解しといてください。
新人というのはできなくて当然ですし、できなくていいんです。
ここを履き違えて、でも格好悪いからとか、でもやっぱり中でもね、できると思われたいからとか、できないって思われたくない、
そういう感情によってなんか自分を誇張表現というかね、課題に見せようとしているような感じがあると思うんですが、
そこの刀にいらないんで、ボンと全部下ろしちゃいましょう。
もうできない新人にまずはなってくださいということなんですよ。
なぜなら、まずはね、分かっていただきたい。
先輩の口から言うのであれば、そうだな、4年5年経った後、ある程度仕事を覚えてきただろうと思われている先輩たちは聞くに聞けなくなります。
ここが第一のできる新人になってはいけない理由なんですよ。
どうせ仕事を覚えてきたら、もうこいつはこのぐらいまでできるなって言われた、もしくは思われた、そういう暁には、
もうそれ以下の仕事に関する質問というのは、なんか聞けない空気感というのが出てくることになります。
だから今のうちに聞けることをちゃんと聞いとこうぜというような感覚により、結局はできる新人を予想ってはいけないよということになるんです。
まずはね、ここの理由を理解してください。
もう一点、せっかく今先輩たち、周りの会社の人たちは新人だというふうに認識してくれているということなんですよ。
これがあれ、こいつ意外とできるなっていうふうにもしも思われたとしましょうか。
そうするとその人のハードルっていうのはグンと上がってしまうんですよ。
わかりますかね。だってできるんですから。
これをやらせてみた。あれ、こいつ飲み込み早いな。じゃこれやらせてみるか。
こいつできるな。あれ、このぐらいどうよ。意外とできるじゃんっていうふうに無理してできるように見せかけることはできるんです。
たまたまということもありますしね。考えりゃ分かるっていうような部分もあったりするんで。
そのできるのハードルを自分で上げることっていうのはスタートダッシュによってやることはできるんです。
ただしそのハードルを上げてしまった結果何が起きるのかっていうと、
ハードルを自分でね、これはできる、これはできる、できるじゃん、できるじゃん、できるじゃんっていうふうに思われた状態になった時に、
一方違う先輩には先輩同士の話であいつ結構できるよっていう話が伝わります。
伝わっていった先輩の頭の中には意外とできるっていうことがインプットされますね。
ただその先輩から何か指示を与える時、その時の指示というのは新人さんが当たり前にやるようなものすごい、
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まずはレベルの低いやつから順番に行きましょうではなくて、意外とできることを知ってますから。
意外とできるやつレベルの仕事を与えることになるんです。
そうすると一年生はですね、できない新人と思われたくないわけですから、必死に食らいついて何とかできるようになるんです。
そうするとあれもやっぱりできるんだな、もうちょっとレベルの高い仕事をさせるかというふうにレベルをどんどんどんどん上げていくんです。
本来は一年生がやるべき仕事じゃないにしても、
2年生3年生が成長してきてだんだんやるような仕事を与えてみても意外とできたという実績ができてしまうということです。
一方で全然そういうことなく、わからないですっていうのをちゃんと聞いている新人さんが他にいたとしましょう。
この子とハードルを一旦上げてしまった一年生がいたときに、
そのハードルを上げてしまった一年生、その例えば次の違った先輩からこれをやってみてくれないかと基礎的なことを言われた場合、
いやそれちょっとわかんないですよねって言ったとするじゃないですか。
そうすると意外とできるやつだった新人さんが、あれ?こいつこんなこともできないの?っていう感覚になってしまうんです。
できるにできるのハードル、あなたのレベルというものはここであるっていうところをちょっと高いレベルに設定してしまった結果、
できないことの初歩が原点されるんですよ。
あれ?これできるのにこんなこともできないのか全然わかってないじゃないかっていうことになっちゃうんです。
だけど考えてみてください。本来新人というのはできないんです。
だから堂々といやこれわかんないんですっていうのを聞ける人間だった場合、
いいか?ちょっとこれ説明しなかったよね。ちょっとこれやってみるかっていう風にきっちり教えてくれるフェーズに入るはずだったんです。
ところがどっこいできる新人になってしまった結果、できるのが当たり前が根付いてしまい、
できないとあれ?こんなこともできないのかということになってしまうんです。
同じなんです。やってることは一緒なんですが、一方の何もできませんのポジションの新人さんというのは、
堂々と聞いてできるようになったらむしろ加点されるんです。
できるようになったんだね。じゃあ次行ってみようかっていう風にちょっとずつ加点方式で積み上がっていくのが新人なのに対して、
最初から一段飛ばしで階段を登ってきた人は、なぜか知らないが新人なのにこんなこともできないのかの原点法になってしまうってことです。
最終評価はどちらが上かというと、できない人が段々できていくという風なところに喜びを感じるのが先輩。
できるはずだったのにできない奴っていうレッテルを払わざるを得なくなってしまったのが後者の方になり、
結果として印象にはこいつは順番にできるようになった方が一生懸命頑張ってるとか、
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できるようになってきてるこいつ根性あるわみたいなことに印象づき、一方の逆側はできるとか言ってたけど大したことないよあいつみたいな感じの印象を持たれてしまうということなんです。
レベルが同じだったとして全く同じことしかできないとしても、加点法で上がった方と上に上がっちゃってから原点方式で進んできた人とでは話が全く違ってくるということになるんです。
特に建設業界はなかなかフラットじゃないんです。人間味のあふれる業界なわけですから、人間が一人こいつできないっていうレッテルを払われてしまうと結局その印象っていうのはずっと残っていくことになっちゃうんですよ。
ずっと一緒にいるんであれば別に少しずつ是正するんでしょうけど、現場監督っていうのは現場が終わるごとにどんどん先輩が変わってきますんで、
一回そう根付いてしまった印象というのは違う現場に行った時には知らないわけですから、だからそのスタートの印象というのがずっと何年も何年も生き残り続けてしまうというような業界だったりするんですよ。
だからこそいろんな考え方がありますが、まずは新人さんはできる新人になってはいけないんです。
1年2年3年そのぐらいのタイミングっていうのはどの道みんな周りがちゃんとこいつはできない人だというふうに認識してくれてるんです。
そこに何をって思う気持ちはわかりますが、だけどそうじゃなくて堂々と聞いてもちゃんとみんなが答えてくれるっていうそのメリットというのをしっかり享受するためには、
やっぱりできる新人になるんじゃなくて、できないと思われてるんであればそのままちゃんとできない新人として聞くことはしっかり聞いていきましょう。
確実にできる、できそう、できなそうではなくてここは確実にできますというものを一個ずつ一個ずつちゃんと積み上げて基礎力というのをつけていくっていうことの方が圧倒的に大事なんですよ。
フワフワフワフワしてね、これできるね、できるね、できるねってポンポンポンと上がっていくんじゃなくてもしもそこでできないものが出てきた場合、すいませんこれ全然わかんないです何言ってるのかっていうのを堂々と言えるように
わかりますよ、できますよみたいな感じで階段をスカスカっと上がってしまった人は降りるに降りられない状態になってしまいますので、そうならないようにまずは一段一段確実にできるところを増やしていき
できない新人からゆっくりでいいんで少しずつ成長していくということを心がけていただければなというふうに思っております。
何ですよね、カッコつけるなということです。カッコつけちゃいけないし、叩かばれをするなと、わかんないものはわかんないと何歳になっても40歳になっても堂々と言っていつでも聞ける体制を作っておくということによって味方をいっぱい増やすという方向に仕向けることができます。
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改めて言います、新人はできる新人になってはいけません。できない新人をキープしてしっかりと自分を助けてくれる人たちを作っていく、こういう風な生き方をしていただけると自分の環境、自分の身の回りの環境がだんだんと整っていくということになりますので、最初のうちはどんどんどんどんわからないことはわかりませんとしっかりと言えるようになっていただければなというふうに思っております。
はい、ということで本日につきましては新しい新人さんに対して少しだけお話をさせていただきました。これを聞いているのが新人さんだとはとても思えませんが、新人に対して言う機会が何かあるのであれば、こういうようなお話をしていただければなと思ったりしております。
はい、ということで本日も最後までご視聴いただきましてありがとうございました。本日の放送につきましては以上にさせていただきます。
それでは全国の建設業の皆様、本日もご安全に。