1. 文学ラジオ空飛び猫たち
  2. 番外編51回 今年も的中なるか..
2024-05-13 39:54

番外編51回 今年も的中なるか!?「第十回日本翻訳大賞を予想する」

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今回は番外編です。5月20日発表予定の第十回日本翻訳大賞の受賞作はどれになるのか?パーソナリティ二人で予想しつつ、あれこれ話しています。ぜひお聴きください。

文学フリマ東京38出店のお知らせ/日本翻訳大賞とは?/ラジオで受賞予想は今年で4回目/過去の最終候補作が感銘を受けるものばかり/今年の読書投票はダイチは「ハリケーンの季節」、ミエは「彼女はマリウポリからやってきた」/4月の中間報告会の感想/最終候補5作紹介/ダイチとミエの受賞作予想/次回予告

▶︎第十回日本翻訳大賞最終候補5作
『台湾漫遊鉄道のふたり』楊双子、三浦裕子訳
『寝煙草の危険』マリアーナ・エンリケス、宮﨑真紀訳
『母を失うこと――大西洋奴隷航路をたどる旅』サイディヤ・ハートマン、榎本空訳
『ハリケーンの季節』フェルナンダ・メルチョール、宇野和美訳
『幽霊ホテルからの手紙』蔡駿、舩山むつみ訳

5月20日(月)受賞作発表予定
7月6日(日)受賞式
※受賞式の参加チケットは日本翻訳大賞直営ホンヤクショップから購入できます。会場はデジタルハリウッド大学(御茶ノ水)。
https://honyaku.base.shop

日本翻訳大賞HP
https://besttranslationaward.wordpress.com

▶︎文学フリマ東京38出店情報
開催日時:5月19日(日)12〜17時
ブース:F-33 (第一展示場)
会場:東京流通センター 第一展示場・第二展示場
入場料:1000円(税込)
出展内容:「海外文学ブックガイド改訂版」「そらねこ通信Vol.1」、無料でフリーペーパーと栞を配布
ゲスト:韓国語翻訳家 バーチ美和さん(15時〜16時30分のあいだ滞在)
バーチ美和さんら翻訳委員会が訳された韓国の詩人キム・ソヨンさんの2つの著作を販売していただきます。
1.『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』(キム・ソヨン著、姜信子監訳、一文字辞典翻訳委員会訳CUON)
2.『奥歯を噛みしめる 詩が生まれるとき』(キム・ソヨン著、姜信子監訳、奥歯翻訳委員会訳、かたばみ書房)

▶︎番組で紹介したPodcast番組「白米FM」のSpotifyはこちら
https://open.spotify.com/show/5snjbYSm29ZE1XdApsCYmJ?si=a11f570b9b48445d

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【文学ラジオ空飛び猫たちとは】
硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。
案内役の二人は、 東京都内で読書会を主催する「小説が好き!の会」のダイチ
京都の祇園で本の話ができるカフェを運営する「羊をめぐるカフェ」のミエ
文学のプロではない二人ですが、 お互いに好きな作品を東京と京都を繋ぎ、
読書会のようなテイストで、それぞれの視点で紹介していきます!
毎週月曜日朝7時に配信しています。
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番組の感想・リクエスト・本を読むきっかけになったなど、 #空飛び猫たち をつけて、ぜひSNSに投稿してください!
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サマリー

今回は、第十回日本翻訳大賞の受賞作を予想する回です。配信日は5月13日です。次の日曜日には、5月19日に文学ふりま東京に出展します。船山睦美さんの作品が最終候補に残っていることが明らかになりました。翻訳大賞の発表は5月20日に行われます。第十回日本翻訳大賞を予想する番外編51回では、寄付金の重要性やメルマガの情報も紹介しています。

番外編の紹介と告知
どうもみなさんこんにちは。文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人がゆるーくトークするポッドキャストです。
パーソナリティは私、ダイチとミエの二人でお送りします。文学のプロではない二人ですが、お互いに好きな作品を時には熱く、時には愉快にそれぞれの視点で紹介していく番組です。
本日は作品紹介のない番外編となっております。 今回は第十回日本翻訳大賞の受賞作を予想しようという回になっております。
その前にちょっと告知をさせてください。この配信がですね5月の13日かな。 なので次の日曜日ですね5月19日文学ふりま東京に出展いたします。
ブース番号はF-33番第一展示場ですね。 ぜひ冊子等を販売しますので、またあの前回もお話ししたと思うんですがフリーペーパーちょっと用意してますので、
ぜひ受け取りに来ていただけたらなと思います。 で我々と関係があるところで言うとノーベル文学賞メモル会も出展されるそうなので、ぜひそちらもですね
チェックしていただいて回っていただけたらなと思います。 それと我々のブースで15時から16時半まではゲストでバーチミワさんが来られて
キムソヨンさんの一文字の辞典と奥歯をかみしめるをそれぞれ販売していただきますので、 翻訳とかですね韓国文学とか好きな方いらっしゃればですね
来ていただいてバーチさんとお話をしていただけたらなと思います。 ぜひぜひよろしくお願いします。 キムソヨンさん、韓国の詩人のキムソヨンさんの作品
一文字の辞典と奥歯をかみしめる詩が生まれる時なんですけど8名で翻訳されていて バーチミワさん以外にもいらっしゃるようなお話聞いてますので
もしかしたら8人のサインをもらえるかどうかわからないけれども
ちょっとサインもらえたりするんじゃないかなとかちょっと思っております。 すみませんちょっと 当日どれだけ来られるかですけど
日本翻訳大賞予想の始まり
そんなところですがちょっと本題いきましょうか。 今回はですね日本翻訳大賞が10回目となりまして毎年10年前からされている賞に
なるんですけどもそれの受賞作の結果発表が5月20日ですね これも1週間後に控えているのでその前にですね
予想してみたいなと思います。ちょっと予想に行く前にですね 日本翻訳大賞についてですと軽く触れたいなと思います
これは前年ですね12月1日今回だったら 2023年の12月1日から翌年の12月末まで
2024年の違うか 今回だったら2022年か2022年の12月1日から
2023年の12月末までの13ヶ月間に発表された 翻訳作品の中から最も賞賛したいと思うものに送られる賞になります
読者の推薦もできまして読者推薦と先行員の方 翻訳者の方々が勤めているんですけども先行員の方が推薦するものと作品がエントリーされていきます
日本翻訳大賞のホームページに見るとこの読者推薦の これは毎年紹介されているんですけどもすごいたくさんの作品が推薦されていてそれを読むだけで
このような作品があるんだっていうですね 前年に出たこの13ヶ月間の間に出た翻訳本のブックガイドにもなっているという
すごい面白い賞品かなと思います
なんかこれだけで新しい作品知れたりするから楽しいよね見てるだけで 楽しいですよね
小説に限らずで翻訳された作品であれば ok ということで書こうかな 確かゲームとかもあったと思うんですよね
海外のゲームで 日本の出てたものとか あったね 何だっけ ゲーム機かと思った
あと学術書とかいろんな幅広いジャンルで ok ということで
そうだねノミネートされなかったけどあのバンドディシネもあったね 漫画知らずワイン知らず
ノミネートされてたんで あノミネートじゃないや 推薦されてたことはありますね
小説に限らずというところになります ちなみに先行委員の方ですね あの5名いらっしゃいまして
皆さん翻訳側です 岸本幸子さん 斉藤麻里子さん 柴田茂之さん 西崎健さん 松永美穂さんというですね
まさに英米から韓国ドイツの県という大御所の方たちが先行委員されていると
このラジオでもですね 過去3年間ですね 実はこの10章作予想というのはしていまして
今年で4回目になっています 意外と当ててるんですよね そうですね
まあ本当に偶然なんですけども 初めて予想した時は失われたいくつかのものの目録と
マーダーボットダイアリーが選ばれた年ですね あれは2021年か 確か
そっか そっか そんな前か ラジオ2年目ですね その時 最終候補5作で10章作は2作選ばれたんですけども
何がすごいっていうのは この最終候補残った5作読んだら 全部とんでもない名作ばっかりきまして
10章作以外だと Friday Blackと1984年に生まれてのアコーディオン弾きの息子ですね
そう全部すごいびっくりするほどの名作でですね こんなすごい小説に出会えるショーなんだっていうので
ちょっと感動しまして もともとすごいショーだとは認識はあったんですけども
最終候補全部読んでみるっていうのはその時初めてしたらですね びっくりするほど全て良くてですね
そこからですね これは毎年追いかけてみようとなりまして
そうだね それまでは割と私は受賞した作品はチェックしたんですよ
でも最終候補5作とか その毎段階の二次選考に上がってきた 二次選考で選ばれた15作とかですね
あんまり意識ってなくて 改めて過去の15作品とか見ていくと めちゃめちゃすごいのあるんだなっていうのはちょっと感じてますね
僕もアコーディオン弾きの息子とか すごい好きな作品になったんですけども
多分日本翻訳大賞の選考最終に残らなかったら 読まなかったんじゃないかなと
やっぱり結構な分厚い本だったので 読むとやっぱりすごかったというのでですね
そうですね それでここまで続けて 今のところやっぱり最終候補残ってる作品はどれも良くて
最終候補残るまでは知らなかった作品だったけど やっぱり読むとこれは
やっぱりいいなという本ばっかりありまして 例えば去年もチェベングールとか連発のシャーロックホームズですね
この2つが受賞したんですけども その2つも絶対日本翻訳大賞がなかったらちょっと読まなかっただろうなという本で
確かに 確かにね しかしチェベングールめちゃめちゃ面白かった
すごい良かったですよね 面白かったです
ただ圧がすごいからね 手を出すのに勇気がいる 圧を持っていたからね
かなりのドンキ本にはあるので しかも書かれてるのが100年前のロシアの作家が書いたというので
ちょっとこれ今読むのどうかなと なんかそういうイメージもたれがちな本かもしれないんですけど
読んでみるとめっちゃ面白かったという
これはもう毎年見逃せないという賞になっていて 今年も主観だらけの予想させてもらいますよとやっていこうと思います
ちなみに今回もあれですね 読者推薦というので 僕も大地さんも毎年1月にこの募集を受け付けていてですね
その前の13ヶ月間で発表された作品の中から 読者の一般推薦みたいな形で募集できるんですけども
フォームからでは僕と大地さんもそれぞれ投票していて ちなみに僕が彼女はマリウッポリからやってきたという
去年ラジオでも紹介した作品ですね ナタシャ・ボーディンさんというですね
オークライナー系のドイツの作家さんの作品をあげまして 二次選考とかですねそういった対象には残らなかったんですけども
すごい良かったんでね いやすごかったよねこの作品ね 内容の濃さというかね重厚感で言ったらもう
これはだいぶ上位だよなと思った そうですね 本命のつもりで投票しましたし
私がハリケーンの季節ですね フェルナンダ・メルチョウロ 宇野一美さん役
でもこれはもう読み終わった時に今年はこれだと思って なんかねこの作品がなんか一切を放ってるんですよね
なんかすごい独特な それが日本語で読めるっていうところすごいと思いましたし
この後もあるかもしれないけどえっと ハリケーンの季節はもちろん内容もめちゃめちゃ面白かった
けれどもっていうのもあるけれど 翻訳の凄さを感じたんですよね文章が途切れなく続いていく
文体を持っていてこれを日本語に翻訳するには結構大変だったんじゃないか っていうのは容易に想像できる
素人の私でも想像できるレベルだったので ちょっと推したいと思ってハリケーンの季節をさせていただきました
しかもその作品のレビューとか聞くと原作ではその現地の方言 めちゃめちゃな方言使われて書かれているので
それを日本語でどう表現したらいいんだろうかとかですね そこの難しさとかすごいあったと思いますし
話もめちゃめちゃ面白いしっていうところで
わかります ハリケーンの季節だった時はこれもめっちゃ本命かなって思いましたし
1月にそうして読者投票ができて その後ですね二次選考っていうのが発表されて
たくさんの作品の中から15作ですかね まず選ばれてそこから最終候補5作に絞られるっていう流れになっています
二次選考15作もすごい気になる本ばっかりで ここのラインナップを見るのも毎回面白いんですけども
今回の第10回だともうすでにラジオで紹介していたという本もですね ありましたラジオで紹介していたというか紹介するしようと思っていた本が
その手前とかで 二次選考として発表されたりしましたね それがまずジョン・ファンテのチリニキケ
栗原俊秀さん役で あとデニス・ボッコのオリンピア 越前俊也さん役で
二つとも作品すごい良かったので 二次選考残るのも本当に納得というようなですね もう作品かなと思ったし
この二つ読んで いや二つとも衝撃を受けるほどすごい良い作品だったんで これもやっぱり翻訳対象にこういう作品が
二次選考とかが残るんだなって本当に思いましたし くしくもこの2作品は最終候補5作には入らず
ってところだったんですけれども でもめちゃめちゃ読めて良かったですし そうですね 二次選考からはもうちょっと他にも拾いたいなと思う作品もありまして
またそのうちラジオでも そうですね 気になっている作品はめちゃめちゃあります
紹介するかなと思います そんな中で残ったのが最終候補の5作品ですね これが3月の下旬に発表されまして
ちょっと読み上げるとですね まず一つ目が台湾万有鉄道の二人という これは陽双子さんという作家さんが書いて
三浦祐子さん役で出た本になります 二つ目が寝た箱の危険ですね マリアーナ・エンリケスさんの作品で宮崎真希さん役になります
3つ目が母を失うこと 大西洋奴隷航路をたどる旅 サイリア・ハートマンの作品で 榎本空さん役になります
4つ目が大地さんが挙げていたハリケーンの季節ですね フェルナンダーメルチュアルの宇野一三さん役になります
最後 幽霊ホテルからの手紙 最春という中国の作家さんの作品で 船山睦美さん役になります
船山睦美さんは前回受賞しているんですよね 弁発のシャーロックホームズで
しかも二次選考に2つ作品が残っていて チョプラ警部の思いがけない相続という作品
これは実はチョプラ警部っていうやつは英語が原作で それを訳されたんですけど
幽霊ホテルからの手紙は中国語で書かれた作品で それを訳されて どっちも残るという すごいですね 英語と中国語は両方とも訳してしまった
船山睦美さんの作品に期待
そんな船山睦美さんの作品も残っているとですね この5作品の中からどれかが受賞するんですけど
ちなみに今回ラジオの収録は4月21日に行っていまして 5月13日に配信を予定しています
翻訳大賞の方は3月下旬に最終候補が発表されて ちょうど収録の前日ですね 4月20日に中間報告会というのがありまして
これオンラインであったんですけども 先行委員の方5名がそれぞれの作品をちょっと紹介されてっていうですね
今どんな感じなのかというのはちょっと話をされていると ちなみに僕も大地さんもその中間報告会聞いてまして
今回収録に当たってます 受賞作の発表が5月20日ですね この配信のちょうど1週間後に発表されます
その後はですね7月6日に受賞式というのもありまして これは東京のお茶の水にあるデジタルハリウッド大学の中で開催されるというので
ちょっと僕は申し込んでいて行く予定なんですけども
私も申し込んでます
それは2人とも
もちろん
行きます
予定が苦労なければ
去年は2人で行けたんですけど今年は行こうということで ちょっとどのようなスケジュールになっているので
まずはですねちょっと発表をする前に 昨日中間報告会があったので
そこでですねちょっと聞いたこととかをですね
この中でちょっと気になったこととかあればですね ちょっと先に触れておきたいなと思うんですけども
中間報告会って言ってもなんか作品紹介と5作の作品紹介と あと二次選考に残った作品に関してちょっと触れていってみたいな
あとはあの選考委員5名の方の最近気になっている本みたいな
最近気になっている本とかちょっと紹介したい本みたいな流れで
なんか結構あの個人的にはめちゃめちゃ空気感もあの固くなくて楽に気持ちで聞ける
しかんなのに新しい情報たくさん入ってくるっていうなんかお得な会でしたね
中間報告会の内容
いや僕は中間報告会で聞いてきた中で ちょっとこれはって思ったですね
ちょっと気になるところを触れたいなと思うんですけど
えーと幽霊ホテルからの手紙ですね これ西崎健さんが紹介されていたんですけども
僕ももう全部は読めてないんですけども サワリですね本当サワリの50、60ページはまだ読んでいる段階なんですけども
その時点でまずめちゃめちゃ面白くてですね 西崎さんもすごいねこれは面白いって言われていて
すごい納得しながら聞いていました 作品のどうも途中からですね
その前に主人公が中国の作家さんなんですけども 森村誠一が好きだと日本のミステリー作家
でそれに人間の証明とですねちょっと重なるようなところもあったりとかですね
あとどうもリングに関する研究もですね 作品の中で入ってくるみたいだと
そうあのリング あのリングですね 貞子のリングですよね
ちょっとそれがどう作品に入ってくるかって全然想像つかないんですけども
というので日本人がにとって読みやすいみたいだと 推理小説好きな人はもう絶対好きだっていうですね
あーなるほどね いや僕はもうこの
西春さんっていう中国の作家ですけども 中国のスティーブキングと言われている人で
やっぱ読んでてもう本当もう才能がめちゃめちゃすごいなと思ってまして 僕の中ではこれはもう
相当本当面白くてですね これ逆になんで今まで翻訳がなかったんだろうとちょっと意外に思うぐらい
いやもうめっちゃ面白いですねこの人は リサキンさんもミステリーというか
そういうエンタメ小説としての面白さってすごい触れていて 確かにもうそうだなって思いながら聞いてましたね
おーいやー気になるねー あーそうですこれはあの二段組でちょっと300ページぐらいあって
読むの大変そうと最初思ったんですけど 読むと本当止まらなくなるタイプの作品ですね
なるほどいいよね個人的にミステリー小説の二段組好きなんだよな あーそうですよね
あのコーダーシャドーペディスのもう二段組だし まあもう本当あれだけどなんだっけな
シドニー・シルダンだっけとか昔流行った アメリカのミステリーとかエンタメの人も
あの二段組でなんか長いけど面白いみたいな ちょっと読んでみたいですね
次がですね台湾万有鉄道の2人ですね これ斉藤さんに紹介されていたんですけども
この小説には美食鉄道百合の3つの側面があると 主人公が日本人の女性作家なんですけども
台湾を公園ツアーみたいな感じで台湾に来て そこでとにかく台湾の美味しいものを食べまくるっていうですね
鉄道に乗って旅もするし あと百合っていうのがあるんですね
通訳を台湾の女性の方がされるんですけど その人との関係がどうなるのかっていうところとかですね
そういう側面があって 僕もこれは全部読めていなくて まだ数十ページっていう段階なんですけど
めっちゃ面白いですね やっぱりこれもすごいキャラ造形が良くて 特に主人公の日本人女性作家
青山千鶴子さんという主人公なんですけど この人もパワフルさがですね
読んでいて心地がいいというか 本当にエンタメとしてすごく面白いというですね
ちょっとラノベチックなところもありつつ でもやっぱり小説としてもしっかりしているので
読みやすさと面白さとか読み応えとか いろんなものがかき合わさった
なんかすごい満足感がめっちゃあるような作品だなと思いますね そうですよね これ実はめちゃめちゃ気になっていて
5作品の紹介
まだ私は実は5作中2作しか読んでいなくて 他もちょっとパラパラ読んでいる部分はあるけれども
あんまり知らないんですが この台湾万有鉄道の2人は自分がやった読書会で紹介された方がいて
めちゃめちゃ楽しそうに紹介したんですよ めちゃくちゃ楽しかったって言ってたんで 面白かったって言ってたんで
めちゃめちゃ期待してます 個人的になんかやっぱり食って重要だなと思うので
そのねタイトルが大体食になって ショータイトルか 食の 日本語で言うとあれですね
刺身とかカレーとかすき焼きとかちょっと入ってるんですけど すごいお腹空きそうな小説だなと思ってるんで
すごい気になってます 中華発表会を聞いている限り これ日本人が書いたんじゃないかってぐらい
自然な文脈になってる あーね 柴田さんが言われてましたね
たぶんめちゃくちゃ読みやすいんでしょうね そうですね そこも合わさってちょっと気になってますね
サイトマリコさんがNHKのアサドラの虎に翼 読めたら絶対好きになると言われてましたね
読んでましたね これは本当楽しい小説ですね 読んでるとちょっと幸せな時間になれるような
そんな作品かなと思います ラストあれだよね 植民地時代の話とか出てくるみたいな話もあったから
ちょっと最後の方でどうかはちょっとわかんないですけど 最初の方はすごく楽しさはありますね
次がですね寝た箱の危険ですね これは岸本幸子さんがちょっと紹介されていて ラジオでももう紹介してきた本なんでちょっと内容とかはですね
活性するんですけど 一言でまとめるとホラーなんで怪異ですね その怪奇現象みたいなんとか
ちょっとね幽霊が出てくるとかそういう怪異があるけど いやそれより現実が怖いっていうですね
このアルゼンチンの坂さんでアルゼンチンのその社会とか人とかの中にある なんか本当怖さですね
見え隠れするものっていうのを描いてるっていうですね まあでも本当ねその通りかなと思いますしね
たしかにね本当にあの怪奇現象的な怖さ いわゆるホラーの怖さみたいな部分プラス人間の本質のなんだろう
狂気の部分とか怖い部分みたいなのがねいい感じに織り混ぜられている ある意味
ぞわぞわする本当にいい小説でしたね 岸本幸子様の心音フェチの話も触れていて
実際作品であったんですけどその中の一つに 人の心臓の音を聞くのがたまらなく好きな女性と
あと心臓病患っていて他人にあの自分の心臓の音を聞かせたい男性の話があって これもねなかなかねなんかマニアックなんですけどあの面白いっていう
もうだからなんていうかやばい方向にね ちょっと話が展開していこうとするあのその中で感覚がすごい面白いっていう話があって
次の作品がですねえっと母を失うことですね ちょっと副大が大西洋奴隷航路を辿る旅というのでこれを松永宮尾さんが紹介されていて
今回のご作の中で唯一ノンフィクションになります ノンフィクションなんですけど文学作品としての側面もあって
気候文学と言えるかなと思いますでえっと奴隷貿易の一方でまん奴隷貿易の歴史を考察する 学術的な面も持っている
そのような本になりますで 作者の方がその学者でもありまでもそういう作家さんでもあるというような方になります
ね では自分のルーツ
8まあその作者の方はまあアメリカで生まれ育つんですけどルーツ まあガーナの方に行ってまあその奴隷になったその
ねその過去にいろんなルートがあるんですけどもそのガーナからアメリカに連れてこれだけ そこのルートをたどっていってまあそこでですね
様々なことを知っていくというか感じていくというそのようなことが書かれています これも僕もちょっと最初の50ページぐらいしかまだ読めていないんですけども結構
なんかねもう衝撃 行けるような話がいくつかあってですねこれ松永さんも言われていたんですけどそのガーナに
行ったらアフリカ系アメリカ人の作者の方なんですけど そのガーナの方に行くとちょっとよそ物扱いされてしまうと
あの肌の色が同じとか近いとかなんかそういうあれではもうないみたいでして そのアメリカからっていうところそういうその扱いされますしあとその奴隷という
のも なんて言うんですかねみんながみんな奴隷にされたとかそういうなんじゃなくて
やっぱりそのガーナでもうちょっとその格差があって まあその品品分もそうだし地域もそうだしそのちょっと力を持ってる人がえっと
ミュージックかじゃなくて外の人間ですね 弱い立場にある外の人間を奴隷として売るというかですね
アメリカに送って自分の周りはあの安全圏に置いておくとかですね そういったことがあったのかですね
すごいもうなかなかちょっと読むのを読んでいくとこの先どうなるんだろう まだ数十ページの段階なんでそれがすごいこれも気になる本ではありますね
そうですよねなんかまあその中間報告会でも そのガーナの話に関しては松坂さんがいろいろされていて
本に書いてあることだけではなくて あの現在のガーナのこととかもねあの触れていらっしゃいましたけれども
結構その奴隷貿易がいかに残酷だったのかとか そのこの航路ですよね航路に出てその奴隷にされてしまった人たちが
無事目的につくのは30%くらいだったみたいな話とか出てて やっぱりなかなか衝撃が強そうな
作品だなと思っているのでまぁちょっと読むのにはちょっと勇気いるかもしれないな と思いながらちょっと思ってますが
いやーこれもやっぱり読んでいくとねちょっと だんだん入り込んでしまいますね
この作品も なるほどちょっと楽しみにしてちょっと読みたいと思います
最後がハリケーンの季節ですね これ柴田元幸さんが紹介されていて柴田さんのおっしゃっていた中では舞台メキシコの
ハリケーンの季節と幽霊ホテルからの手紙
ほんと田舎の方になるんですけどそこの中でやっぱりも貧しい人たち もうほんと底辺中の底辺と言えるかもしれないんですけど
まあそこでのそこの人たちのちょっと悲惨悲惨さが描かれているとでもなんていうか 読んでいるとそれが
例が決して中でそこだけの例外的なものとも感じさせないような 描き方がされているんじゃないかと
これもさっきのタバコの危険と同じ なんていうかちょっとホラー要素もホラー小説ではないんですけども
まあそのなんていうか怖さみたいなものですねこの そこの世界にある
がそこのホラーと言えるかもしれんですけどハリケーンの季節もメキシコのその現実の社会とそのちょっと怖さが作品の中の怖さですね
ホラーがちょっと地図的になっている作品でもあるかなと そうですね確かにネタバコの危険となんか
そういうの的なのがありますよねなんかどっちもなんかスパニッシュホラーとなんかの カテゴリー分け
されているみたいでなんか面白いですよねそうなんでなんとなく まあわかんない日本の感覚とか
ヨーロッパの感覚アメリカの感覚とかいろいろあると思うんですけど 怪異っていうかなんか不思議なことがより身近にありそうな感じ
を感じるよねこの辺の作品からねうんなんか昔の日本で言うとなんか山に行ったら なんかすごい
あの妖怪とかいるんじゃないかみたいな そんな空気感を感じるなぁと思いましたねそうですよねでなんかね
ハリケーンの季節だと魔女がいたんですけども 確かにそういうちょっと魔女的な人っているのかな
そうなんとなくその社会的にもう少しそういった非科学的なものが信じられている 文化みたいのを感じるよね
そうですよね うん
そうですねまぁそんなちょっと5作がうん 紹介を
されまして中間方向が聞くとやっぱり面白いですねやっぱり改めてこの5作 がそれぞれに特徴がやっぱりあってそうですねというのをですね
ちょっと今までなかなかとしゃべってきましたけどここでですねちょっとようやくです けどちょっと僕と
行きますか 僕と大地さんも行きましょうか
はい受賞予想してみようということで ちょっと先に割っておくとですね5作品全部は読めていなくてですね
まあ最後までうんそうですねそんな申し訳ないというかあの 配信のタイミングでちょっとスケジュール的にちょっとねちょっと全部のきつくてですね
そうですね読んでいるのはハリケーンの季節と ネタバコの危険
まあこの2作もうこれは紹介会も配信していると まあのぶり3冊は
ちょっと読めてないですがまぁちょっとサラッと まあ目は通したりもしているものもあると
というのとですねちょっとお断りもうもう一つあってですね予想するんですけども めっちゃ主観で予想してましてあの客観的な要素は一切なくってあと翻訳のなんか
技術的なところとかですね原文がどう なんとかそれをどう翻訳してるのかとかっていうのはもう全然わかんないんで
あのなんてか翻訳対象がおそらく基準としてしているような 何かその8評価の仕方とは全然違うと思うんですね
もう結構 もう問題さんもどれだけその作品が好きにとか事前の情報で何か気になるとかですね
まあそんななんかもう主観というか感情みたいなところでちょっと予想を知っていこうと 思ってますんでまぁそれをちょっと楽しんでいただけると非常にありがたいなと思いますね
そうですねであとまあ今から見ると発表の日まで1ヶ月ぐらいあるんで でもちろんですねその間に読んでない3冊は読んでで多分配信は発表などになっちゃうと思うん
ですけど随時 紹介会は配信していきますので
あのぜひそちらもお楽しみにしていただけたらなと思います じゃあ行きますか
じゃあどうしようまずじゃあ第1さんから行きますこれあれ1冊だけ2冊ですね じゃあ私から行きますよ
えっとですね私はですねまあもうこの流れをずっと聞いていれば皆さん あの予想はされていると思うんですけれども
ハリケーンの季節を押したいと思ってますはい もうこれあんねんこれ最初から推薦されてます
最初からそうほんと読者推薦から入れてるやつなのでで 大きいだけだと思っていたので8ハリケーンの季節はもう
真っ先に上げたい2冊ですねじゃあもう1冊なんですけど もうこれめっちゃ迷うというかまあ読んでない本3冊のうちからちょっともう
行こうと思っていて台湾万有鉄道の2人にしたいと思います おーいうのやっぱり
台湾万有鉄道の2人 自分がやった読書会で紹介されたこともあるっていうのもありますし
昨日の中間報告会聞いていたのとやっぱペラペラちょっと読んでみて思うのは これ日本の書説っぽいなんだろう
文章読みやすいんですよねなんかすごくリズムもあの良さそうだし 一瞬このあのやっぱり専門的な
多分料理とかが多いのかなあの地名とかも含めて台湾の独特の言葉っていうのはありそう なんですけどでもなんかすごく読みやすそうでということはもうめちゃめちゃ翻訳が
うまいんじゃないかっていう仮説があるので 台湾万有鉄道の2人をちょっと押したいなと思います
いいですね これは実際予想するとなるとすごい迷うんですよ僕
見せていきましょう 予想一つ目はハリケーンの季節ですね
おー うんうんうんこれも去年読んだ時にこれはもうすごいなぁと思いまして
やっぱりインパクトがすごい あの読んだ時の大きかったので
あと翻訳もすごくも大変だったんだろうなぁと思うようなというのもね感じましたし ハリケーンの季節は僕の中でもあの結構
なんか本命としてちょっと思ってはいますあともう一つですね 本当あの台湾万有鉄道の2人かなと思ってたんですけどもちょっと第一さんが先に
そうそう発表したんで ちょっとね被ると面白くないと思うので変えようと思いまして
なんか申し訳ない あれかなあの幽霊ホテルからの手紙にしようと思います
いいですね 本命は2年連続
本命さん2年連続にちょっと期待して 幽霊ホテルからの手紙ですね
これはなんかすごいやっぱ面白くてですね まず作品がめっちゃすごい読みやすいんですよね
彼らの 中間本校会で西崎県さんも言われていたんですけども本当もするすると読めていけ
ますし翻訳の部分でと船まむつみさんのなんていうかの文章のこの点のうち 打つタイミングというんですかね
なんかそれが何か自分にあっている気がしてですね 疲れることなく次の分に次の分次の分に移れるというようなですね
何がそのようなちょっと読み心地の良さというのもあってですね あとこれちょっと
原作の中にユニークさあると思うんですけども 船まむつみさんの去年の分発のシャロックホームズもそうだったんですけども
なんて言うんですかねこの作品のいろんなところにユニークさが 散りばめられている気がしてですねこれ原作がそうかなと思うんですけど
本当したその主人公のちょっとしたスリフとか主人公のちょっとした なんか物事の受け取り方とか
そこに現れるちょっと滑稽さというかユニークさというか何かそんなのが すごいやっぱり感じれてですねこの話も面白いんですけども
話とは別のこの主人公の作家がすごい良いキャラクターしてるんで その人物をただ眺めてるだけでもすごく面白いというのもあってですね
もしかするとそこも翻訳の工夫とか翻訳の力もあるかもしれないと思ってですね これだけちょっと幽霊ホテルから手紙まだちょっと読み始めたばっかりなんですけども
すごく夢中に慣れているんでちょっと羽間尾積さんのちょっと役で受賞するんじゃないかなと思って ちょっとあげました
なるほどいいですねまぁちょっと今回ちょっとまだ読んでないながらのアレですが これから最終的にね
台湾万有鉄道の2人
他の3作も読んで紹介していって改めて感想を言わせてもらう機会出てくると思うんですけど いやーでも間違いなく面白いでしょうから
結果がこれ13日配信で来週かなにはちょっと出てくるところだと思うんですけども 我々の予想が当たるのか当たらないか
これまでね予想意外と当たってきたんですけども全部運が良かっただけなんですね ちょっと今年もねちょっと運がいいままでいられるのかどうか
気になりますね 個人的にはこの母を失うことがどういう感じになったのかというのが一番気にはなっているね
一番後半はもうねすごいんでこれはもう 役者あたがきからその先の顕微器とかですね
中とかもうすごい数十ページに渡ってこの作品の解説があるんで 補足というのかな
この作品を作るためのこの力の揺れ具合がものすごいと思いますのでこの翻訳を 出すためのこれもそうですよね
なんか比較どう比較しているのかすごい気になりますねこの本なんかねこういう決め らしがいい
がどれ ジャンルも変わってくるよねと資金にはなってるんですよ
このご作品どれもやっぱりそれぞれの特徴がすごくてどうやっ 近くするんだろうって
本当覚えますね まあそれはいろんな章にも言えることですけどね
まあでも成功基準に関しては昨日柴田さんもあのまあライブに漏らさないようなことを おっしゃってたから
知り得ることはないと思うんだけどまぁちょっとこのどうやって選んでるんだろうなー っていうことは考えることはやっぱり自由だし
さて あとちなみにあの中間報告会で最後の方にですね
翻訳対象とは別でなんかその選考員の方々がそれぞれ気になる 今今注目している本を紹介されていて結構なその話面白かったですね
面白かったねあれなんか ホームページかなに載せてくれるようなことを言ってたけどもうちょっと昨日の
今日なんでちょっとまだ確認したいんですが5人が紹介した本 どれも面白そうでしたね
いや僕はやっぱその中で第7の男という本ですね ジョンバージャーという人が書いている
これ何になるのかな 第7の男は何になるんだろうね
なんかすごそうな本を紹介されていてですね あれってまだまだ見本なんだよねって言ったよね
情報はもう出てません5月15日に発売なんで 配信もすぐ後に発売ですね
あそうですね うんちょっとこれはあれかななんかのジャーナリストであり作家であるという方が書いている
ちょっとドキュメンタリーの話になるかなと思うんですけど ちょっと多いですよね キムソヨンさん
ちょっと僕も大好きなキムソヨンさんがねちょっと書かれているということで これは何だと思いまして
これはちょっとなんか気になりましたね どういう内容かって全然わかんないんですけどただ
もうなんだかすごそうっていうですね ラザの感じをすごくちょっと受けまして
これはちょっととりあえず読みたくなりましたね 私あれですね
ボンキーのホラー特集が 柴田さんが宣伝したけど気になるなぁ
確かにホラー特集で あとはなんか死んでから俺にはいろんなことがあったが
そうですね めっちゃ面白かったっていうのをねちょっと話題になってましたし じゃあちょっと日本翻訳大賞
まもなく発表となる瞬間に配信があると思うんですけれども 皆さんぜひですねお楽しみに
で最終的にはご作品全部紹介するつもりでいるんで 配信聞いていただけたらぜひ手に取っていただけたらなと思います
日本翻訳大賞と寄付金
日本翻訳大賞 寄付金とかで成り立っているところがあるみたいなので我々も定期的にちょっと寄付金
入れてるんですけどあの皆さんもですね やっぱりすごくなくなっては困る賞だなと私は思ってるので皆さんもぜひ寄付
していただけたらなと思います じゃあ次回告知で終わりましょうか次回はですね
まさにこのご作品のうちの一つですね 陽二子さんの台湾万有鉄道の2人をご紹介します
お楽しみに 番組の最後になりますがメルマガンに募集しております
メルマガンにはですね無料版有料版とございまして 無料版は毎回のエピソード長すぎた部分をカットして音源にして配布してます
あとこれからの紹介予定なんかも入れてます 有料版はですねサポーター特典という形になっておりまして
我々の日記のような編集講義をお届けしております 詳しいことは番組概要欄に記載しておりますのでそちらご確認ください
番組の完成やリクエスト またこのラジオを聞いて紹介された本を読みました
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ありがとうございました
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