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2024-08-09 05:40

【0798】2024/08/09 いつまで注意していればいいのか?じゃなくいつも #防災

2024/08/09

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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士、プロ司会者の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
昨日の夕方の地震は驚きました。皆さんの親しい方はいかがですか?
こちらは東北なので揺れはなかったんですが、ずーっと情報を聞いていました。
ラジオの収録でABS秋田放送に行きましたので、収録中はその情報を聞くことができなかったんですが、前後はずっと聞いていました。
収録は夕方の5時半からだったので、その前にずっと聞いていたことと、帰りの車の中でもずっと情報を聞いていました。
NHKラジオではサイマル放送といって、テレビの音声をずっとラジオでも放送していますので、
こちらの地図をご覧くださいとか、こちらのデータをご覧くださいというふうにテレビで言っていたとしても、その何を指してそれを言っているのかというのはラジオでは伝わらない部分もありました。
ただ、南海トラフ臨時情報という文言が聞こえてきまして、本当にドキッとしました。
調査を始めるというところで私は収録に入ってしまったので、その調査が一体どうなったんだろうって思ったんですが、今回は初めて南海トラフ臨時情報注意が出されたんです。
臨時情報には3つのパターンがあって、防災対応に応じて警戒、注意、調査終了とこの3つがあるんですね。
今回発表されたのはこのうちの注意というもので、備えを再確認してすぐに避難できるように準備する必要があるという情報なんです。
このことに関連して気象庁が会見を行っていて、それをラジオでずっと聞きながら私は帰宅したんですけど、記者からの質問で、いつ頃まで注意をしていればいいのかという質問が出されました。
ただ、南海トラフ地震についてはいつ起きてもおかしくないということで、ずっと呼びかけているものなんですよね。
いつ頃までと、期限を切れるものじゃないなと思います。
もちろん熊本地震でも阪神淡路大震災でも、この元日のノトハント地震においてもそうなんですけど、大きな地震があった時、今後1週間程度は大きな揺れに注意してくださいって言いますよね。
その観点からいくと1週間程度ということにはなるんですが、今回は南海トラフに対しての注意が出されたということで、これから大規模な地震があるかもしれない。
これが可能性が高まっているっていうことを言っているんですね。
なので他の地震の1週間程度っていうことと合わせて、別の注意が必要なんだと理解した方がいいと思います。
省庁の方がどこに避難すればいいのかを確認してほしい。
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特に夏休み中で自分の家の周辺だったら地形とかわかるだろうけれども、どこに逃げればいいか確認しているかもしれないが、
例えば観光地に行った、旅行先に行ったっていう時に、今水遊びをしているのであれば、もし今地震があったらどう行動するべきかっていうのを確認してくださいということも言っていたんですよね。
旅先の場合はまあそういうことになるとは思うんですけれども、
例えば自宅の周りで今地震が起こった場合、どうすればいいのか、自分がどう行動すればいいのか、これを全く今ご存じないようだったら、
日頃からの備えは甘すぎると言わざるを得なくて、日頃からとか平時の時こそと気象庁とか自治体からもお伝えしていると思いますので、
どうぞ我がこととして捉えて欲しいなと思います。
今回の地震、マグニチュード7.1というのはとっても大きなエネルギーなんです。
繰り返しになりますが、大きな地震が起きた後、同程度の大きな揺れにも注意が必要というのはそうなんですが、
特に今回の震源地がずっと懸念されている巨大地震のエリア内だということ。
それが今回は西端ではあったんですけれども、そのエリア、その領域内だということですから、
西だけに限ったものじゃなくて、九州から紀伊、東海、関東にかけても早急に揺れに備えて家具の固定であるとか、
避難場所、家族との安否確認の方法などを必ず確認してください。
今、地域を限定してしまったんですけれども、地震は本当にいきなりやってきちゃうので、この地域に限らずです。
いつ起きてもおかしくない。そのいつかは、気象と違って予想が難しいんですね。
例えば今台風が日本の東にいるんですけれども、これがどういう進路になるかなっていうのはちょっとフラフラしているので、
分からない部分はあるんですけれども、この進路がこうなった場合はこうだろう、こうなった場合はこうだろうっていう、
なんとなくの範囲っていうのは予想ができるんです。でも地震はそうはいかないということなんですよね。
だからいつまで注意していればいいのか、じゃなく日頃からなんですよ。日頃からのこの日頃はいつもいつも今のことです。
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ではまた明日もお会いしましょう。鶴岡慶子でした。
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