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2024-06-01 08:36

【0729】2024/06/01 大雨の時に発表される防災気象情報

2024/06/01

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おはようございます。鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。 日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は、雨の時に発表される防災気象情報についてお話しします。 これは本当にたくさんあるんです。
今日はたくさんその情報の名前をお話ししていきますので、途中頑張ってついてきてください。
気象庁や気象台では、普段の天気予報のほか、大雨の段階に応じて様々な防災気象情報を発表しています。
普段の天気予報っていうのは、正式には、「府県天気予報」と言います。 地域ごとに毎日3回発表しています。
時間は朝5時、午前11時、午後5時に発表します。 また天気が急変した時に随時修正して発表します。
その他、「週間天気予報」は毎日2回です。 11時と午後5時に発表されます。
警報級の可能性がある場合は「早期注意情報」というものが出されます。 普段の天気予報と一緒に活用しましょう。
今後の雨の降る時間帯や強さなどを確認する情報の「降水短時間予報」というものもあります。
これは気象庁のサイトでは、今後の雨と記されています。 「ナウキャスト」というものもあります。
ナウキャストには3つあって、降水ナウキャスト、雷ナウキャスト、竜巻ナウキャストがあります。
ナウキャストは現在のナウと予測のフォーキャストを組み合わせた言葉でして、現在の状況を詳しくそして素早く解析して、短い時間の予測を頻繁に更新する情報です。
気象庁のサイトでは雨雲の動きと記されています。 そしてキキクルです。土砂災害、浸水害、
降水災害の危険度分布を表しています。 ここまでが定期的に出される情報ですので、いつでも触れられるようにしておきましょう。
まずはここが基本なんです。 基本だけでも結構ありますよね。
ではここから随時出される情報についてお話ししていきます。 例えば台風による大雨が予想される場合には、5日ぐらい前から「台風情報」が出されます。
そして3日ぐらい前からは「気象情報」が出されます。 この気象情報っていうのは、これから注意報とか警報が出されるよとか、どれぐらいの雨が降りそうだよとか、どのぐらいの風になるよというような情報が出されています。
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警報とか注意報に先立って注意を呼びかけたり、警報や注意報の内容を補足するために発表するものです。
そしてその時がやってくると「注意報、警報、特別警報」が出されていきます。 さらには川の情報は「指定河川洪水情報」、斜面の情報は「土砂災害警戒情報」というものもあります。
戦場降水帯をキーワードに出されるのが、「顕著な大雨に関する気象情報」。 こんなに降っちゃってるよという情報は、「記録的短時間大雨情報」というものです。
こんなにあるんですよ。 いやわけがわからないですよね。いっぱいありすぎて。でも全部それぞれに情報に役割があって、これとこれはまとめられないのかという人がいるかもしれませんけれども、
全部性質が違う情報なんですね。なのでまとめられません。 ここまでたくさんの情報の名前が出てきたんですけど、これは実は気象予報士試験の学科専門分野の範囲です。
まさに気象庁が何をやっているのか、どういう情報を出しているのか、みたいなことが専門分野の範囲だったりするんですが、
私はこの内容について、実はラジオでニュースを読むときに自然に身についていったようなところがあります。
何でもそうだと思うんですけど、言葉の定義ってかなり厳密なんですよね。 例えば注意してくださいっていうのは、注意報が出るときに使います。
警報の時は、警戒してくださいという言葉を使います。 これ、ごちゃごちゃになってしまうとダメなんですね。
このことについては、私がニュースを読むという時になった時、もう19年前のことですが、最初に習ったことです。
厳密だからねっていうふうに言われました。 厳密っていうことで言うと、天気予報の原稿に雨で雷って書いてあって、これ何て読むんですかって聞いたら、雨で雷を伴うでしょう。
他に迷ったのは霧でした。霧って書かれてあるんです。 これ何て読むかっていうと、霧はかかるって覚えてくださいと言われました。
霧がかかるでしょうと読むんですね。 その後私は気象予報について勉強したからということもありますけれども、
時々雷が鳴るでしょうっていうのがテレビとかラジオから聞こえてくると、あれって思っちゃいます。
これ鳴るとは限らないんですよ。雷って光ってるだけかもしれないんですね。 だから、雷は伴うという言い方をします。
雷は伴う。霧はかかる。ちゃんと覚えてねって言われました。 降水確率についても数字が並んでいるのを解読してお話をしていました。
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今は現行はそうなってはいないと思うんですが、私がラジオでニュースを読み始めたときは、例えば0000とか0020、0100とか書いてあるんですよ。
0000は雨の確率が0%。 0020は20%。
0100は100%です。 この先頭の数字が変わることがあるんですね。
1020だと雨か雪の確率が20%。 2020だと雪か雨の確率が20%。
3020だと雪の確率が20%と読むんです。 降水確率って一まとめにしてお伝えしてもいいんですけれども、ちゃんと読めるようにしといてって教えられました。
今、各ニュース内の天気コーナーはごく短いんですけれども、短い時間の中に言葉を厳選して使っているっていうのがわかっていただけるんじゃないかなと思います。
実は昨日は防災気象情報等に関する連絡会という会に行ってきました。 内容としては気候に関すること、気象、それから地震、津波、火山、そして防災について
気象庁や気象台の立場をお知らせする会だったんですね。 それを聞いている人は誰かというと報道機関でした。
報道機関がそれをどうやって一般市民に伝えていくのかというときに、言葉の使い方として迷っていることなんかが質問事項としてたくさん出されたんですね。
さっきお話ししたみたいに、私はラジオでニュースを読み始めた頃、19年ぐらい前にこういうことを最初に叩き込まれましたし、さらに自分自身も気象予報について勉強もしましたので、言葉の使い方に迷うことはなくなっていました。
だから報道機関内ではこういうことは常識なんだろうなって思っていたこともあったんですけど、私は特別にちゃんと教えてもらっていたんだなっていうことを19年経って初めて思いました。
報道機関でもこうやって迷っているんですから、まして一般の方々はもっと迷うんだろうなっていうふうにも感じました。
この配信の中でも時々情報の出され方、活用の仕方について丁寧にお話ししていこうと思います。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
ではまた明日もお会いしましょう。 鶴岡慶子でした。
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