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2024-05-31 08:28

【0728】2024/05/31 iPhoneにマイナンバー搭載へ

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2024/05/31

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おはようございます、鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて、日々感じたことなどを語る声の日記です。 日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は、iPhoneにマイナンバー搭載へ、という話題です。 既にニュースでご覧になった方も多いと思うんですが、
アメリカのAppleは29日、日本時間の昨日30日ということになりますが、 マイナンバーカードの身分証明書機能をスマートフォン、iPhoneに搭載すると発表したんです。
行政とか病院などでiPhoneをかざすと、本人確認ができるようになるということです。 そして将来的には、腕時計型端末Apple Watchにも対応するとしています。
岸田総理大臣が昨日の午前中に、アメリカAppleの Tim Cook CEOと電話で協議して、iPhoneへの導入について合意したということです。
日本のスマートフォンシェアの半分以上がApple、つまりiPhone使用者なんです。 確か54%という数字が出ていたと思います。
なので、日本政府はマイナンバーカード機能をスマホに搭載ということを進めていく上で、 Apple、iPhoneに搭載することができなければ、この先行政のDX化、デジタル化が進まないということで、iPhoneへの搭載というのが、本当に絶望していたと思うんです。
現在はGoogleのAndroid系のスマートフォンで、本人確認の電子証明書の機能を使えるようになっているんですが、これがやっぱりiPhoneユーザーが日本では本当に多いので、やはり行政をデジタル化、DX化を進めようといった時に、iPhoneユーザーを置き去りにはできなかったということだと思うんですね。
ただ、Appleが身分証明書機能をアメリカ以外で展開するのは日本が初めてのことです。Appleの、というかiPhoneのというか、セキュリティが非常に厳しいんですね。
ですから、そこが突破できるっていうのは非常に大変なことだったので、まずは日本がそれできるようになる。しかも1年弱で実現するっていうことまで、ここまで来たっていうことは本当に喜ばしいことだなと思います。すごく頑張ったんだなっていうふうに思います。
具体的には、ウォレットっていうアプリがあるんですけど、これはiPhoneの中の財布アプリみたいなものなんですが、そこにマイナンバーカードを追加できるようになるということです。
ということで、今まで追加だったり、クレジットカードだったり、それを管理しているアプリなんですけど、そこにもう一つマイナンバーカードが加わるということです。
で、マイナンバーカードを選んで使うことになるんですが、すぐは使えなくって、顔認証を経てやっと身分証明書を提示するという仕組みになりそうです。
今のマイナンバーカード、物理的カードと同じように、コンビニエンスストアで公的な証明書を発行できるようになりますし、将来的にはこれがApple Watchにも対応していくっていうことですから、本当に素晴らしいと思います。
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そしてセキュリティ的にはどうかっていうことなんですけど、さっきもちょっとちらっと話をしましたが、もともとAppleは本当に厳しくて高いプライバシーがあるんですけれども、マイナンバーってそうですよね、極めてプライベートなことなので、かなりロックがしっかりしていなければいけない。
しっかりしています。というか、さっきも言ったんですけど、そこが問題でなかなか認可が出せなかったという面もありますので、セキュリティ保護ができるようになったから、今回日本で、アメリカ以外の国で初めて日本が本人確認の形、マイナ機能搭載の認可が下りるということでもあるわけですね。
友達に端末をちょっと貸していたとしても、またさらにロックがかかっていますので、その辺は安心できるのと、ユーザーがいつどこで何の個人情報を共有したかなんていうことは暗号化されますので、暗号化した上で端末上にだけ保存されるんですね。
ですから、アップルが情報を把握することはないですし、利用者がiPhoneを置き忘れた場合には、離れた場所から位置を特定したりだとか、第三者が使えないように消去できたりします。
これに関する法律が整備なされていきますと、いよいよインターネット上で銀行とか証券会社の口座を開設する際に、わざわざ実物のカードをかざして読み込ませたりとか、撮影して画像を送ったりというような段取りが不要になります。
それからコンビニのセルフレッジなんかを使って、タバコとかお酒を購入する際の年齢確認もスマホだけで済ませることができるようになります。
あと私が最も期待しているのは、各省庁が個別に管理している機能を一元的に使えるようになるということです。
まさに今縦割りの弊害で何か手続きをする時に、同じような書類を何枚も作らなければならないということがあると思うんですが、それが一元化されることで享受できる利便性って本当に大きくなるなって思います。
それは利用者側もそうだし行政側もそうだと思います。
それからまだこれは議論されていないことではあるんですが、選挙制度なんかにも利用できていったら、もっと一般市民の政治参画が進んで声が通りやすくなるようにも思います。
あと災害時にもすごく役に立つなって思うのは、マイナンバーカードで安否確認ができるんじゃないかっていうことを、私も自分が気象防災アドバイザーの研修の中でも質問したことがあるんですけれども、
でもカードを持ち歩くかっていうとそうじゃないと。
今、安否確認をするにはスマホの位置情報が役に立っているっていうことがありました。
なのでそれが一元化されるというか、マイナンバーカードも持って物理カードも持ってスマホ持つみたいなことじゃなくて、スマホがあったら本人確認ができるんだったらすごくスピーディーに安否確認ができていくんだろうなって思うんです。
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これでいうとアメリカで解禁されていて日本に導入が待たれている機能の中に衛星通信っていうのがあるんですよ。
iPhoneはアメリカでは緊急時に衛星通信が使えるようになるんです。
地震大国の日本で衛星通信ができるっていうことになれば、本当にこれは安心材料になるなって思います。
これもなかなかAppleのセキュリティの高さとそれから日本の法律の狭間でなかなか許可が下りないんだと思うんですけど、これが許されていくようになったらすごくいいなって思います。
あと待たれるのは運転免許証ですね。これはマイナー機能の中に入ってくるのかもしれませんし、iPhoneの機能として運転免許証っていうのが今アメリカではOKになっているので、これが日本にそのまま入ってくるのか、でもこれは実現していくことかなっていうふうに思います。
それからこれは先日日本で提供がしれっと始まったんですが、お店にとって嬉しい機能でTap to Payというものです。これはもう始まったんですね。しれっと始まりました。
これまではキャッシュレス決済をするために専用の端末を購入あるいはレンタルする必要があったんです。お店側で。でもこれがiPhoneでできるようになりました。
お店側はその専用のアプリを使うだけです。それで使えるようになりました。
今後、端末そのものというよりもハード面ということじゃなくてソフト面のプログラミングの向上で加速度的にできることが増えていくような気がします。
あとはその国ごとの法律の緩和だったりとか、そもそも法律ないところに法律を作るということも必要になってくるのかもしれませんが、感覚としてはこんなの欲しかったっていうところにどんどん手が届くようになってきているなと思います。
なんだか昨日お話しした鉄道のQR乗車券と同じようなお話になりました。
マイナ機能をiPhoneへの搭載は2025年春とも夏とも報道がありますけれども、まあ1年余りということになりました。
これまた待ち遠しいです。
この配信はApple Podcastほか各種プラットフォームでお届けしています。
ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。
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