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2023-04-15 06:01

【0316】2023/04/15 20年以上かけてSuicaがやってくる

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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、司会やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。日本の秋田県から毎朝発信しています。
今日は、スイカの話をします。ようやく秋田にもスイカがやってきます。スイカのサービスが日本で始まったのは2001年のことなので、もう20年以上の時を経て、ようやく秋田にやってきます。
このほど、秋田、岩手、青森、この北東北のエリアに、5月27日からこのスイカのサービスがやっと始まります。
この3県が埋まると、JR東日本管内では、すべての県にスイカのサービスが行き渡るそうです。
といっても、県庁所在地だけを見ていきますと、長野駅を中心とした長野市周辺では、まだサービスが行き渡っていないところがあって、
そこは例外ということになりますが、いずれJR東日本管内のすべての県にスイカのサービスが存在するということになります。
どうして20年以上の時間がかかってしまったのか。
2001年のことを思い出してみますと、私も自分のホームページを立ち上げたのが2000年ですから、まだダイヤル回線、いやISDNの時代だったかなと思います。
ピーガーという、それはダイヤル回線。
ダイヤル回線か、その後のISDNだったかもしれません。
そのようなスピードの遅いネットワークしか、まだ存在していない時代だったんです。
現在は通信網が発達していて、計算処理も非常に早くなりましたので、北東北3県のサービスがスタートする、これを機に一気にスイカのサービス自体がぐっと向上するということなんです。
もうここからまた新しい時代に入っていくんです。
どうなっていくかっていうと、自動改札口をピッて通った時に、そのピッてやった情報がクラウド上で処理されるようになるそうです。
あのピッてやった自動改札機、あの機械そのもので処理するのではなく、クラウドに情報が行ってしまうんです。
すでに新幹線の駅ネットでは、QRコードを使って改札ができるようになっています。
あれがスイカにも導入されるそうです。
今までのスイカのサービス、首都圏をはじめとして2001年からスタートしているそれは、自動改札機、あの機械そのものでデータを処理していて、その後で各駅にそのデータを一旦まとめて、さらにそれをJR東日本管内の大きなサーバーで処理するという、
そのデータを移す、移す、移すっていう、そういう作業を今までにしています。
ということは、首都圏のあのラッシュ時なんかは、ピッてやって0.2秒でそれを処理できるだけの端末でなければいけないということで、その一台一台がものすごく高価なものになってしまうんですね。
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あのラッシュ時の風景を思い浮かべてみるとわかると思うんですが、あのピッピッピっていう、皆さんこう通っていくときにエラーが起きない。
それだけの頭脳があの一台一台に入っていると思ったら、高性能なコンピューターが入っていなきゃいけないですよね。
通信網が発達していない時代は、そうやって一台一台に力を持たせるという必要がありました。
この後は、あの一台一台にそんなに大きな力を持たせなくても良くなる。
これがクラウド上に一気に集まるから、それでいいんだそうです。
現在のスイカっていうのは、スイカで、
まず入るとき、入った駅をそのスイカに登録します。
そして降りた駅、降りた駅でもピッてやると、降りた駅の情報が登録されます。
そして両者が登録されて初めて課金されるということが行われています。
ただ今度はクラウド上で一気に処理をすることになりますので、このような一つ一つに登録するっていう必要がなくなるんだそうです。
そうなると結局、
自動改札機、あの機械一台一台のコストがグッと下がりますから、
またQRコード、今新幹線で使われていますけれども、それも応用することになって、
その応用することになりますと、スイカみたいに今入った駅、降りる駅、そこの登録が必要がなくなるわけですから、
もはやスイカである必要がなくなるということなんです。
そういう機能を持たなくても、電子マネー、何かと紐づけば、QRコードと紐づけば、
もう通信できるようになります。
そういう機能を使えるということで、今自分が使っていて使いやすいという電子マネーと紐づける未来が待っているような気がしました。
2001年からスタートしたスイカのサービスですが、20年以上の時を経てようやくこの雪国もやってきます。
そのやってきた時には、この20年余り、JR東日本がずっと試行錯誤をして発展してきたそのいいとこどりを、
今、この北東北がしようとしているということでもあると思います。
ただ、このいいとこどりっていうお話は、サーバー側のお話なので、JR東日本側のご都合のお話なので、
私たち利用者としてはそんなに使用感は変わらないと思いますが、
いずれにせよ5月27日、あと1ヶ月半ぐらいですけれども、
あと何日っていうのが駅に掲げられているんですね。
本当に楽しみです。
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鶴岡恵子でした。
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ありがとうございました。
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