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2023-06-10 06:58

【0372】2023/06/10 エルニーニョ現象が発生しているとみられる #気象予報士

2023/06/10

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おはようございます。鶴岡慶子です。
この配信では、視観やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。
ちょっと嫌だなぁと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、最終的に良かったねと思えるように、考え方のコツなどを皆さんとシェアしていきます。
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日本の秋田県から毎朝発信しています。
昨日の配信でお話ししたお手紙、ちゃんと返事を書いて投函しました。
ただ、金曜日の午後に投函しましたので、これ土日動かないんですよね。
届くのは長野県ですからね、来週の水曜日とか木曜日とか、その辺になるんじゃないかなと思っています。
お話ししたように、緊急報告はお手紙が一番いいんじゃないかって思ったんですね。
それは確かにそう思ったんですけど、今自分が置かれている状況がどういうことになっているのかとか、
その状況に対して自分がどういう感情なのかというのを書きながら、非常に客観視できたんですね。
これは本当に新しい発見でした。
新しい発見ついでに、この発見は長野県のこの友達だけじゃなくて、
もっと伝えたい人がいると思って、もう一通お手紙を投函しました。
そのもう一通も書きながら、自分の深いところとさらに向き合えるような気がして、
手紙ってすごいなって思いました。
なんか自分一人会議っていうか、一人カウンセリングというか、そんな気持ちにもなりました。
これは、
タイピングするんじゃなくて、ペンを持って紙に自分の字で書くっていうことが、
全然違う感情になるんだなっていうことも新しい発見でした。
なので、自分が手紙を投函したからといって、
相手からじゃあ手紙が欲しいかっていうと、そういう感情でもまたなかったんですよね。
返事は相手の都合のいいように、例えばLINEでもいいなという気持ちにもなりました。
昨日の配信の繰り返しになりますけれども、
この手紙という手段も、
決してメールやLINEに置き換わったものじゃなくて、
これはこれで残っていくものなんだなっていうことも再認識しました。
さて本題です。
今日はエルニーニョ現象についてお話をします。
気象庁は昨日、エルニーニョ現象が起こっていると見られると発表しました。
この冬はラニーニャ現象が起こっていたので、
え、エルニーニョが起きたの?ってびっくりしたんですけど、
そうなんです。
エルニーニョとラニーニャって、
真反対の現象なんですね。
海の温度、海面水温が低いのがラニーニャ、
高いのがエルニーニョです。
どこの海面水温かっていうと、
太平洋、そして赤道付近を思い浮かべてください。
地図でいうと、右側、東側がその舞台です。
具体的に言うと、南米ペルー沖ですね。
エルニーニョ現象が起きているということは、
この南米ペルー沖の海面水温が高くなっていると言っています。
ラニーニャもエルニーニョも起こっていない平常時はどういう状態かっていうと、
03:05
この赤道付近って常に東から西に向かって風が吹いているんです。
これ貿易風って言うんですけど、
この東風が常に吹いているので、
暖かい海水が太平洋の西側に吹き寄せられるんですね。
西側ってどの辺かっていうと、インドネシアの方です。
暖かい空気はそれだけ水蒸気を多く含みますから、
雨が降りやすいのは暖かいところなんですね。
平常時雨が降りやすい場所は西側、つまりインドネシア側です。
西側に暖かい海水が行ってしまうので、
東側、南米ペルー沖は海水温は低めです。
このそんなに高くない海水温がさらに低くなってしまうのをラニーニャ現象と言います。
その時、貿易風。
東から西に吹く風が非常に強くなりますので、
暖かい海水がインドネシアの方にさらにギュッと集まってしまうイメージです。
ということは雨が降る場所もインドネシアの方にギュッと、
西側にギュッと集まってしまうイメージです。
一方でエルニーニャ現象は東風、貿易風が弱くなって、
暖かい海水温はじゃあどこに行くかっていうと東側に行くんです。
まとめますと、
ラニーニャは南米ペルー沖の海水温が低くなる。
つまり西側、インドネシアのあたりでものすごく雨が降るようになる。
一方でエルニーニャ現象は南米ペルー沖で暖かくなりますので、
雨が降る地域が平常時よりも東へ移っているということになります。
いずれ赤道付近のこの気象状況が日本に影響するの本当にって思われると思うんですけど、
これ影響するんですね。
例えばエルニーニャが起きている時っていうのは、
東にちょっと雨の域がずれるという話をしました。
ということは台風が発生する位置がちょっと東にずれるということでもあります。
台風って海水温が高いところで発生しますからね。
では台風の発生が東にずれるとどうなるかっていうと、
より長い距離をエネルギーを蓄えながら日本にやってくるっていうことなんです。
つまり発達した台風が数多く日本にやってくる。
とも言えます。
ただ必ずしも日本にこれがやってくるかっていうと、
これは太平洋高気圧の張り出し方にも関係があるので、
必ずしもやってくるということではないんですけれども、
赤道付近で雨が降りやすい場所が変わるっていうことは、
気圧配置が変わっているということなので、
その気圧配置が変わると、
世界全体の気圧配置にも少なからず影響があるということです。
いつもは雨が降る場所に雨が降らずに干ばつになって、
物に影響があったり、
いつもはあまり降らないところに大雨が降って、
街が機能しなくなることも考えられます。
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風が吹けばオケアが儲かる的に、
よくエルニーニョ現象が発生しているときには、
梅雨が長くなるとか、
冷夏であるとか、
暖冬になるって言われることもありますが、
この冬ラニーヤだったっていうこともあるので、
その名残もありますから、
冷夏になるかっていうと、
そうではない気もしています。
いずれ、
この冬は平常時とは違ってラニーニョ現象があった。
そしてこのほどエルニーニョ現象が発生したと見られると発表があった。
いずれにせよ平常時とは違う異常気象が考えられるということですから、
最新の情報をぜひチェックしてください。
この配信では花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
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気になります。
それではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。
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