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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視観やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。日本の秋田県から毎朝更新しています。
虹を見る幸せな気持ち
今日は虹についてお話をします。虹を見るとなんだか幸せな気持ちになったりしますが、同じように
山雲を見ても、太陽に傘がかかっていても、なんだかこれも得をしたような、そんな気持ちになったりします。
なんだかいいことがありそうだなって思ったりします。少し前の話、火曜日でしたけれど、秋田では本当にあちこちから虹が見られました。
しかも朝から何度も見ることができたんです。あちこちで聞かれた会話なんですが、今日もう私3回目なんだよって。
私はまだ2回しか見てないとか言って、なんとも確率のいい日でした。
かくゆ私も2回3回見ましたね。午後からだったんですけど、火曜日って割と私長距離ドライブをするんですけど、ラジオの取材もあったしお友達のお手伝いもする日だったので、結構長距離ドライブしていました。
秋田市内にいる時もあまりにも綺麗にパーンと見えたので、民家のない場所で割と田んぼがバーッと広がっているところで虹の端から端まで
いい具合のアーチを取ることができました。そして長距離ドライブで高速道路を走っている時は虹の麓を走っているような、そんな感覚になるような、そんな本当に近くまで近づいたような、そんな感覚にもなりました。
この虹は雨が降っている時であるとか、あるいは雨が止んですぐに日が差しますと、いわゆる俗に言うお天気雨って言ったりしますか、
この太陽と反対の方向に虹って見えるんですね。なのでいわゆる火曜日はお天気雨がずっと降ってたんですよ、秋田市内は。
だから何度も見ることができたと思うんですけど、その雨の様子を見ていて、あ、これは向こうに出てるかもしれないと思って振り返ってみたりとか、やっぱり出てたみたいな感じでいっぱい写真を撮りました。
太陽の反対側ですから、太陽に背を向けて写真を撮ることができるので、目には優しいですよね。
一方で、まあ余談ですけれども、サインウンは太陽の方向に向かってカメラを向ける感じになりますので、もちろん直接見るっていう感じにはならないんですけれど、そこは注意が必要です。
虹のできる理由
さて虹の話に戻りますが、虹はどうしてできるのかというお話です。
いわゆるお天気雨の時は雨粒がまだまだ空気中にたくさん漂っているんですね。
太陽の光はその雨粒を通して光が屈折するんです。屈折っていうのは本当は光はまっすぐまっすぐ進む性質があるんですが、
そこに雨粒がありますと、いわゆる空気にとっては異物なわけですね。そこにぶつかってちょっと曲がっちゃうんです。
その光が。この雨粒に入るまでは光はまとまった一つの束だったんですが、雨粒に入った瞬間に屈折した瞬間にそれがバラバラになっちゃうんですね。
どんな風にバラバラになるかっていうと、無数の色の光に分散していきます。赤外線とか紫外線、赤紫って使いますけれども、赤の方が波長が長い、紫の方が波長が短いんですが、
こうやって波長の違いがありますけれど、この波長の違いによって屈折する角度が違うんです。具体的に言うと波長が長いほどすぐに屈折しちゃいます。
つまり赤い方が早くカクカクって曲がっちゃうってことですね。そして波長の短い紫は大きな角度で曲がるっていうことです。
その結果、もともとは一つの光の束だったものが色に分けられた形で空に現れるということで、私たちは虹を見ることになります。
一般的には虹は赤から始まって、橙、黄色、緑、青、藍色、紫、この7色と言われているんですが、実際にはこの色の数って無数なんですよね。
それぞれの色はくっきり分かれているわけじゃなくて、グラデーションで徐々に徐々に赤からずっと紫に向かって色が変わっているっていうことです。
たまにダブルレインボーって言って、虹の外側にもう一本薄い虹を見ることがあると思います。
火曜日もダブルレインボーを見ることができました。この薄い虹は副虹と呼ばれます。
副虹ですから、さっきのくっきりはっきり見える方は、もともとの虹の方は朱虹と言います。
で、副虹の方はこの天粒の中を2回反射して外に出た光が作った虹なので、これはもう薄くなっちゃうんですよね。
2回も反射されたので光の量がすっごく少なくなっています。なので朱虹に対して副虹はとっても薄く見えます。
なお、朱虹の方の外側は赤から内側に向かって紫になっていくんですが、副虹の方はその逆になっています。
今度虹に出会ったら、ぜひその色の並び方も注目してみてください。
さて、この週末にかけて全国的に嵐になりそうですね。雨もそうですけど風が何しろ強そうだ。そんな週末になりそうです。
玄関先やベランダに出している鉢植えなどがありましたら、どうぞそれを避難させて倒れないように、そして怪我などないようにどうぞお気を付けください。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。それではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。