天気図の立体模型作成
おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視観やナレーションを通じて、日々感じたことなどを語る声の日記です。 日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は、天気図の立体模型を実際に作ってみた、というお話です。 天気図の立体模型を作ってみたいとお話ししたのが、538回の配信の中でのことでした。
なぜこれに至ったのかというのは、詳しくはそちらの配信も聞いていただきたいんですが、実際に作ってみました。
その時に宣言したように、今年の夏、7月15日の天気図を、上空5500メートル、1500メートル、そして地上、この3つの天気図について立体の模型を作りました。
どうやってこの天気図を見ていったらいいのかっていうのはわかるんですよね。見どころっていうか、ここポイントっていうところはもうわかるんですが、
実際に立体にしてみると、本当に理解が深まりました。もう今までのそれと全く違う世界が見えてくるような気がしました。
さらに7月15日っていうのは、秋田に記録的な大雨をもたらしたその日ですので、この日一体何があったのかっていうのを、この天気図を立体化することによって、また深く理解することができました。
上空5500メートルには寒霊渦というものがあって、秋田はその寒霊渦の南東側に位置しているわけです。
この南東側に位置しているっていうのがまずはちょっと危険な状態ではあります。さらにその危険な状態が上空との条件の中でそれがある中で、じゃあ1500メートルに目を移してみると、
1500メートルもすごいことになってました。暖かく湿った空気がバンバン秋田に流れてるんですよ。
どれぐらい暖かく湿った空気なのかというのが立体化することによって、うわこれは大変だっていうのがちゃんと表現されていますし、
さらにここに強い風で流れ込んでるんですよね。だからものすごい量が入っているんだなということがわかりました。
そしてずっと降りてきて地上の天気図、これも立体化してみると太平洋高気圧の張り出しが弱い。
これもうちょっと強かったり、風巻きがちょっと違うだけで雨の降り方も違うし、雨の降る場所も違ったんですよね。
こう考えると、この角度で来たのかっていうのも本当によくわかりました。
私が気象予報士の試験にチャレンジしている頃に、チームサボテンというところに実技の試験について非常にお世話になりました。
先生が立体模型を作って見せてくれていたことがあります。
それで、これが気圧の谷かっていう理解が進んだっていう経験があるんですね。
でもその時は私自分で作ろうっていう気持ちはなかったんです。
その一つの低気圧、気圧の谷だけを模型にしても、私がそれをどこでどう使うんだろうってイメージ全く持ってなかったんです。
例えば市民講座でも、どこで使うんだろうって思ったら、やっぱり使う場面がないなって思ったんです。
天候の配置の理解と危険性
なぜじゃあ今回作ろうと思ったかっていうと、天気図1枚丸々を作ることにとても意味を感じたからです。
何を言ってるかっていうと、この夏気象予報士試験を受けて合格された方が合格体験談で、
この夏の気象予報士試験で出た資料、その天気図を丸々立体化したっていう、それを披露してた映像が出てたんですね。
その立体模型を見ていたら、問題とても解きやすいなと思ったんです。
どこで激しい現象が起きるのか、どこで何が起きるのか、とっても分かりやすいと思いました。
じゃあ秋田に記録的な大雨をもたらした4月15日の気圧配置は一体どうなっていたのか、
それを立体で表したら、きっと一般の方も、気象に関して何も勉強したことがない方も、ここが危ないんだっていうこと、分かるんじゃないかなって思ったんです。
じゃあ作ってみたいって、本当に思いました。
で、もう1回その方の合格体験談を見て、何の素材でこの立体を作ってるんだろうって思って、もう目を凝らしてみたんですけど、
どうやら段ボールだぞって思って、違ったかもしれないんですけど、私は段ボールで作ることにしました。
でも段ボールって本当に扱いにくくって、ハサミであれカッターであれ、とにかく使いづらい。
彫刻刀だったらいいのかなと思ったんですけど、彫刻刀うちになくって、カッターで全て作業したんですけど、いや本当苦労しました。
首は痛くなるわ、肩は痛くなるわ、背中の肩甲骨のあたりもすっごい痛くなったし、大変な作業でしたけど、大きな意味のある作業にもなりました。
そんなに器用な方じゃないので、インスタグラムにも画像をアップしたんですけど、それを拡大して見られてしまうと、いや結構端っこはボサボサなんですけどね。
でも今後一般の方々に、7月15日はこういうことが起こっていたんだ、ということを理解してもらうにはまあまあ十分だなと思います。
旧ツイッターのXにもこの画像を載せたんですけれども、いろんな方々からすごい反響があってびっくりしています。
とりわけ私の方が一方的に知っていた希少洋風紙の方々が、いいねもたくさんしてくれましたし、何よりも拡散されたっていうのがね、すごいなと思うんですけど、
あと今回何よりも作ってみて、周りの反応なんかを見ていると、これをやった方がいいなってひらめきが降りてくることってありますよね。
で、そのひらめくっていうことも、何にも思ってなければ何もひらめきもしないんですけれど、だからひらめくってすごいことなんですけど、ひらめいた次に行動することってすっごい大事なんだなって、今回本当に思いました。
この感覚を大事にしたいなと思います。
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ではではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。