北区の新たなビジョン
東京都北区初の女性区長、山田 カナコ。
彼女の描く展望や未来を描くゲストとの対談など、 北区の新たなビジョンを語るこの番組。
今日はどんな北区未来予想図が描かれるのでしょうか。 おはようございます。北区長の山田カナコです。
本日12月17日火曜日、今月2話目の配信となります。 今月のゲストは、北区戦略広報ブランディングアドバイザー、
万波宏司さんをお迎えしています。 万波さん、今週もよろしくお願いいたします。 よろしくお願いします。
今回のトークテーマが、北区ブランドの構築を目指してです。 改めて北区の魅力はどこなのか、
それらをどのようにPRしていくのか、 万波さんの視点も混ぜながらお話ししていこうと思います。
前回は着任されるきっかけなどお話し伺ってまいりましたが、 実際に着任していただいてから、万波さんいかがでしょうか。
何か環境の変化なんかありましたか。 環境の変化ではないんですけど、今回このお仕事をさせていただいて、北区について知れば知るほど、
また本当に熱意を持って取り組まれている、 行政関係者の皆さんの熱意に触れるほどに、もっともっとこの仕事に自分自身の時間やエネルギーを割いて、
フルコミットして取り組みたいなという気持ちは、あの日に強くなってきましたね。 嬉しいですね。
どうしても日頃、企業の広報担当としてもお仕事をさせていただいていますので、 物理的にどうしても時間的に限られてしまう中で、もっとお役に立ちたいなということは本当に感じていますし、
特に多分来年度以降は、より様々な施策とともに、 ブランディング活動を本格的にしていくと思いますので、なおさらそんな気持ちも高まっている感じですね。
ありがとうございます。9月からということで、年度当初、通常だと1年間ということですけれども、 9月から3月末までということで、準備期間的な形で具体的にどんな業務を進めていくかということもですね、
一緒に考えさせていただきながら進めている段階だと思いますが、 実際にこの数ヶ月過ぎましたけれども、特にこんな業務やっぱり大切だよねとか、
これはやっぱり楽しいなとか、もっとこんな風にしていったらいいかなという、 実際に具体的な業務の中で感じたこととかってありますか?
はい、まだ本当に9月から皆さんとご一緒させていただいているんですけど、 今年度まずは帰宅らしい魅力であったりとか、提供できる価値って何だろうということを掘り下げていってですね、
どのような地域として皆さんに知っていただきたいか、認識していただきたいかということの、 本コースを定めるシティブランディング戦略ビジョンというものを策定していく過程に携わらせていただいているという感じですね。
これが定まってこそ、そのコミュニケーションやPRを通じて、より知っていただくという活動がちゃんと一貫してできるかなと思っているので、
結構大事なプロセスにかからせていただいてありがたいなと思っております。
ビジョンを策定していく、ここにですね、まなみさんのご経験だとか感覚を取り入れてもらう。
それが基礎となって、町内または区民の方々、区内の団体の方々とこのビジョンを基にしながらブランディングしていくというところは非常に元となる大切な部分だと思いますので、
まだまだ外に出ていただく前の段階の準備段階かなと思うんですが、非常に重要な部分をやっていただいているなと思っています。
いくつかちょっと具体的に伺っていきたいと思っているんですけれども、内部から見た帰宅の魅力というのはどうかな。
前回もお話で、親戚の方が帰宅に来ていただいたとか、大学通われていて帰宅での生活もなされていたということでいくと、
その時感じられていた帰宅のイメージと、またアドバイザーとして中に来ていただいて、少しではありますけれどもやり取りさせていただく中で、
内部から見た帰宅、この違いというか、改めてそういった帰宅の良さというのを教えていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。
特に私の場合は、幼い頃に訪れていた記憶だったりとか、大学時代の思い出などと関連しているところもあるので、よりそうなのかなと思うんですけど、
情緒的な魅力にあふれた地域だなと思っていて、街がどんどん開発されていって、少しずつ様相を変えていっても、依然として強く残っているなと感じます。
具体的にいうと、都会の便利な利便性は非常に高いエリアだと思うんですけど、その一方でも人と人との繋がりを生み出すような温かさとか懐かしさみたいなものを感じられたりとか、
自然や季節と調和したような暮らしの中に豊かさを感じるようなすごく素敵な地域だなと改めて思っています。
私も改めてアドバイザーの仕事をさせていただいて、今本当に帰宅再発見中という感じなんですけど、
70以上の商店街があったり、そこに個性的なお店や飲食店がのきを貫いていたり、公園なんかもたくさんあって、
実際それって地域に身を置いてみたりとか、歩いてみてこそその良さが実感できるなというのを感じているんですね。
渋沢一であったり、古田家裕之介、ドナルドキンといった文化人や在会人が今日構えたことでもよく知られていますけど、
その地域での生活だったり交流というものが彼らの施策であったり活動にも少なからず影響を与えたんじゃないかなと思っています。
ただその一方でこうした情緒的な魅力ってなかなか的確に言語化したりとか視覚化しにくいなとも感じていて、
例えば言葉にした場合に他の地域でも言葉としては同じような言葉で表現できてしまったりするので、
その中で帰宅ならではって何なんだろうなというところをハイライトして、
それに対して共感を持ってもらったり興味を持っていただけるような表現発信をしていくというのがこれからの本当にチャレンジかなという風に
まだ本当に携わらせていただいて1ヶ月2ヶ月ですけど、感じているという次第ですね。
シビックプライドの醸成
ありがとうございます。本当に帰宅の良さの表現の仕方が難しいって万波さん今おっしゃった通りだなと私も感じたんですけども、
やっぱり来ていただければこの情緒感とか人情部屋あふれるこの街並みだとかということが感じられる。
ただ感じることを言葉で表現するってそれをPRとして使っていくって非常に難しいですよね。
そうですね。
1回来ていただいて関わっていただければ伝わるかなってその前段階をどうやって表現するかというところの難しさをお話しいただきました。
私も帰宅の魅力って本当にデジタル化が進んだり未来志向になっていく中でもやっぱり人情部屋、人と人のつながりがしっかりと残っている。
それが最終的な豊かさ、経済的な豊かさだけじゃなくて情緒的な豊かさ、感情面での豊かさっていうのはすごくこれから現代的になればなるほど重要視される部分じゃないかなっていうことでは都心すぎない帰宅の良さっていうことがですね、
どう表現して認めていただけたら嬉しいなっていうふうに思ってますのでそういう部分では今の万波さんのお話を伺えて非常に嬉しいなと思いながら。
聞いてました。
そしてですね、シビックプライドの醸成と感じていただいた帰宅の不安を増やしていく。
区民の方々がやっぱりふるさとの帰宅住んでみて本当に好きだな、こんなところがいいなっていうシビックプライドを醸成していくことと、
そして外の方々も関わっていただいて帰宅って面白いじゃない、素敵じゃないっていう帰宅不安を、
区民もそうですけども、区民の外の方々にも不安として関わっていただくっていう帰宅不安を増やしていくということで頑張りたいと思いますが、
万波さんそういった視点ではどんなことが必要かなとか、こんなことが有効じゃないかなみたいなところをぜひ伺えたらと思いますがいかがでしょうか。
私は山田区長のお考えに本当に賛同しておりまして、まず地域にお住まいの皆さんには帰宅の一番のファンであってサポーターになっていただきたいなと、
やっぱり帰宅だねとか、だから帰宅なんだよねっていうような、そういう感じられるような体験とか機会とかストーリーを通じて住んでいる街にもっともっと愛着を、
もちろんもっといただいていると思うんですけど、それをより深めていただいて自発的で話してみたいなとか、
人に教えたいなというような気持ちになっていただけるとすごく必要かなというふうに思っています。
その一方でまた同時に区外の方に対しても、メディアであったりとかいろいろな発信を通じて帰宅の良さであったり魅力に触れて、
これを認識してもらえるようにすることによって、逆にそれがお住まいの皆さんにとっても誇らしい気持ちを助成していったりすることができるんじゃないかなと思ってまして、
前に勤めていた企業でも、例えば広報活動、PR活動を通じて会社の企業文化みたいなものが紹介された番組を見た従業員の親御さんが、
本当にお前いい会社で働いているねというのを言ってもらって、本当に嬉しかったです、会社がより好きになりましたと言っていただいたんですけど、
そういう外部から認識されるということもよりこの区でよかったなと思っていただけるきっかけになるんじゃないかなと思っていますので、
その両輪でやれるとすごく嬉しいなと。
素敵ですね。本当におっしゃる通りで、やっぱり組の方々が当たり前に感じられていることが意外と外から見たら素敵だったりとか、他では意外とない環境だったりとか、
区の職員の皆さんがこんなことを事業として、仕事としてしているよ、それが普通のこと、でも外で見るととっても工夫されている取り組みで、実は誇るべき事業だったりするなんてことも結構あって、
もっともっと自慢という表現がいいかわからないですけど、こんな取り組み素敵でしょって発信していただいてもいいのになと思うところが割と多くあるので、
北区のブランディング戦略
それを区民の方々にも、区で頑張って活動していただいている方々にも、みんなで良さを、これってすごくいいよね、やっぱりねって思っていただいて、それをみんなで発信していくことができたらすごく楽しいなと思っています。
スティーブ・ランディング、戦略ビジョンということで冒頭でもお話いただきましたが、ビジョンを作っていく上で、アドバイザーであるまん並さんの視点から考える今後の北区ということで、どんなビジョンをお持ちになりますかね、期待することでもいいです。
北区は再開発によって、これからますます便利さを増していく一方で、変わらない領土的な豊かさというものを感じられる地域環境というものが存在していて、自分らしい暮らしであったりとか、人生を選択をして作っていくことが非常にしやすい素敵なエリアだなと思います。
今、多分北区ってどういう地域なんだろうというのがわからないとか、特に明確なイメージがないというのが今の課題だとおっしゃっていただいていましたが、始まったばかりのスティーブ・ランディング、戦略家の皆さんと一緒に北区を好きな方にはさらに好きになっていただいて、また逆にこれまであまり接点がなかった方には興味を持っていただけるように働きかけて、魅力にあふれた北区を主体的に選んでいただけるようなことができればなというふうに思っています。
ありがとうございます。これからの北区が目指すべき道としては、やっぱりブランディング、ブランドを作ってみんなでそれをもとにして発信していくんですけど、やっぱり自分なんかはみんなで作る北区新時代っていう基本姿勢を掲げさせてもらってるんですけど、この時にやっぱり区民の方々や職員の皆さんや、区外に住んでいるけれども北区で活動されている方々が、
こんなふうになってたらいいんじゃないっていうことをブランドだけではなくて、いろんな取り組みも含めて意見交換ができて、みんなで作り上げていく北区、制作もそうですし取り組みもそうですし、区民の方々が独自に活躍される、そんな場面もですね、みんなの意見の交換の中で作っていける、そんな風通しのいい北区ということで、
そのプラットフォームを作っていくのが北区役所の役割かなということも感じておりまして、今回のブランディングづくりというか、ビジョンを中心として区民の方々と職員のみんなで、オール北区で北区のブランディングをして、みんなで意見交換をしていろいろなものを作っていく。
ブランドだけではなく、いろいろな取り組みを作っていくということの元になるのが、このシティブランディング、戦略ビジョン、シティブランディングだと思っておりますので、まん並さんにはその真ん中でですね、ぜひ区民の方々と区役所の職員の皆さんとつなぐ役割、そして一つになってみんなで取り組んでいく、その中心役にぜひ頑張っていただきたいなと思っておりますが、改めて意気込みというか思いなんかを伺えたらと思います。
おっしゃっていただいた通り、皆さんと一緒に仲間になって、その北区の良さ魅力というものを改めて発見したり再発見していって、それをどんどん良さをみんな伝えていけるようなチームとしてやっていけるとすごく嬉しいなと思っていますので、それは本当に行政の皆さんだけじゃなくて地域の皆さんだったりとか、区外にお住まいだけど北区を好きな方、北区の面白さに気がつかれている方と一緒になって取り組みをしていければいいなというふうに思っています。
はい、ありがとうございます。今回ですね、まんなみさんに来ていただきまして、シティブランディングについてのお話を伺ってまいりましたが、シティブランディングってブランドを作るだけじゃなくて、北区をやっぱり作っていくことかなって私は感じています。
ブランドということのきっかけを皆さんにお示しをしながら、いろいろなことが区民の方々、区外の方々のご意見の中で北区が作られていく、そんな取り組みにこれから北区戦略広報ブランディングアドバイザーまんなみさんには期待をさせていただき、私たちも楽しく前に進めていけたらと思っております。ぜひよろしくお願いいたします。まんなみさん、ラジオ初めてということですが、ラジオの感想だけ一言伺っていいですか。
ありがとうございます。前職スポティファイで、ポッドキャストの番組の中でも広報PR担当として経営者であったりクリエイターの皆さんが考えを伝えること、ラジオ番組であったりポッドキャストであったりテレビさんから通じて考えを伝えることをサポートすることをずっとやってきたんですけど、自分自身が話してみると本当に難しいなと思いながら、山田区長やっぱり素晴らしい。
いやいや、楽しかったです。
改めて本当に自分の考えを整理する機会をいただけて本当に感謝しています。ありがとうございます。
ありがとうございます。
今日、リスナーの皆さんにもまんなみさんの存在を知っていただいて、やっぱりクリアアクションの中にいていただくだけじゃなくて、これから外にも出ていただいて、組の方々ともふであいながら帰宅を感じて、一緒にブランディングしていただくということでは、リスナーの皆さんにもぜひまんなみさん、興味を持っていただけたら嬉しいなと思っています。よろしくお願いします。
皆さんよろしくお願いします。
ありがとうございます。まんなみさん、2話にわたって貴重なお話をたくさんありがとうございました。
今月は、帰宅戦略広報ブランディングアドバイザー、まんなみ康二さんをお迎えし、お話を伺ってまいりました。ありがとうございます。
ありがとうございました。
それでは、次回もお楽しみに。
素敵な1日をお過ごしくださいね。
パーソナリティ、山田茜子でした。