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スピーカー 2
この子ども分野のね、お仕事をあやこしく使われてると思うんですけど、
この子どもとか教育っていう分野については、興味があるってことなんですか?
スピーカー 1
私?
はい。
あんまりね、ないというか、別にそこが専門ではなかったんですけど、
なぜか何か求められるっていうか、話が来たりとかしますね、なぜかね。
なんでだろうね。
スピーカー 2
そうか、子ども分野に特段強い興味があるってことじゃなくて、他の理由でやってるってことなんですね。
スピーカー 1
興味がないとか言ったらひどいけど、元から熱心な教育家だったりとか、問題意識が強いとかっていう人間ではなかったですね。
スピーカー 2
今日ね、どんなテーマ話そうかなって思った時に、好きな分野というか興味のある分野についてのパラレルワークを僕は結構やってるんで、
あやこ氏はちなみにどうなのかなと思って聞いたら、予想通りというか、意外通り真逆の回答だったんで、しめしめという感じで。
スピーカー 1
しめしめですか。嬉しい嬉しい。どんな話なんだろう今日は。
スピーカー 2
いやー、結論、自分の好きな分野にこだわりすぎることも罠があるよみたいな話なんですけど。
スピーカー 1
へー、そうなんだ。ほうほう。
スピーカー 2
あやこ氏は多分そこまで強く今の話聞くと、分野へのこだわりがないから、その罠にはまってないんじゃないかなと思ってですね。
スピーカー 1
あー、いいですね。面白い。
スピーカー 2
はい、そんなちょっと私のお話が長くなりますけど、好きなことと自己実現の関係みたいなお話をできたらなと思います。
スピーカー 1
いいですね。
スピーカー 2
僕は副業、本業というかフルタイムの仕事も含めて、分野でいうと3つぐらい関わっていて、
フルタイムの方が飲み物の中でもお酒とかビールっていうそういう分野で、
もう一つメインの副業としてやってるのが、コーチングであり心理学の分野ですね。
で、最近もう一つ個人で細々を始めたのが、お茶を教えるみたいな話なんで、
スピーカー 1
分野でいうと飲み物だったり、お酒じゃなくてノンアルコールみたいな。
スピーカー 2
飲み物と心理学の分野しか、ある意味パラレルやってないんですけど、
スピーカー 1
で、全部その分野って自分が興味のあることとか、好きなことなんですよね。
幸せだなと思ってしまった。
スピーカー 2
思うんじゃないですか。
うんうん。
一見思うんですけど、やっぱりやる中で好きだからこそマニアックになっていくというか、
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
例えば、このお茶に、自分はお茶にすごく興味があって、
お茶をこう選びたいって、自分の体調とか気持ち、気分とかに合わせて選びたい。
なぜならお茶が好きで、そのお茶にもいろんな種類とか個性があると知っているので、
それをこう選び分けられて、自分で飲めるお茶を選べた方が豊かじゃないと思っちゃうんですけど、
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
意外とやっぱりね、そういう人は少ないなと思うわけです。
スピーカー 1
それは何だろう、その面白さに気づいてない方とかっていう可能性はないですか。
スピーカー 2
いや、あると思うんですけど、なんかもっと根本的に、そこへの興味の強さは人それぞれだなと思うことがあって、
例えばですけど、僕は結構、自己理解と心理学の分野と飲み物を掛け合わせて、
自分を理解して、自分の心理とか個性に合ったお茶を選ぼうみたいなサービスをやっていて、
一人受けていただいた方はすごくいいねって言ってもらったんですけど、
例えば妻とかは、明確に聞いてないですけど、
スピーカー 1
多分これをお金払ってこのサービス受けるって聞いたら、いや、いらないって言うと思うんですよ。
で、それが多分多くの人の反応だろうなと思っていて、
スピーカー 1
妻いいですね。
スピーカー 2
いや、聞いてないからわかんないんだけど、そういう人が大半だろうなっていう感覚もあるんですよ。
スピーカー 1
それは、心理学にも興味がないし、お茶にも興味がないからってこと?意味?
スピーカー 2
はい、それぞれにはちょこっと興味あるかもしれないんだけど、
心理学でまず自分を深く知った上で、そこにあった飲み物を選びたいってまでいくと、
いや、別にそこまでしなくてもいいんじゃないと、そんなにそのニーズはないよみたいな、
思うんじゃないかなと、自分でやりながら思っちゃうんですけど、
スピーカー 1
自分は好きだから、そっちに行きたくなっちゃうんですよ。
スピーカー 2
そうすると、自分の提供したいことと、世の中のニーズのミスマッチが、
スピーカー 1
起こってくるっていうことが、やりながらわかってきて、
スピーカー 2
なんかこうやっていて楽しいと、社会に求められているというのは、そもそもやっぱ別問で、
スピーカー 1
それが合致するところで復元できたら最高なんだけど、
スピーカー 2
なかなかそのやっていくことを、やりたいことをニッチにニッチにしていけばいくほど、
当然求められる度合いは狭く狭くなっていくから、小さくなっていくなっていうふうに思っているっていう、
ざっくりとそんな話なんです。
スピーカー 1
なるほど。なんかさ、新規事業とかをね、会社で立ち上げますっていう時にさ、
みんなやってるのかもしれないんだけど、
ペルソナとか、カスタマージャニーとかさ、作るじゃないですか。
その、ゆうすけ氏のオリジナルプログラム、掛け合わせたよね。
自己理解とお茶っていうプログラムのペルソナっていうのって考えたりしたんですか?
スピーカー 2
それがね、考えても考えても思い浮かばない。
スピーカー 1
自分がやりたい、欲しいだけっていうことなんですよね。
でもさ、なんかどうなんですか?
それは、別にこれ良い悪いの話じゃないと思っていて、私もそうだと思っているので、前提で聞いてほしいんだけど、
自分がすごく楽しくて充実していて、
お客さん少ないかもしれないけど、受けてくれた人は面白かった、良かったとかさ、言ってくれてるわけじゃないですか。
もうそれで良くない?っていう。
スピーカー 2
まあ、趣味だったらいいんですけどね。
スピーカー 1
趣味なんじゃないの?それは。
スピーカー 2
趣味だとしたら、多分、継続的に対価を得ることは難しいんじゃないかなって思うんですよ。
スピーカー 1
安定して継続してって意味だとね。
スピーカー 2
なんで対価が生まれてるかというと、当然だけどニーズを満たしてるからね。
それに対して対価が生まれると思うんですけど、
スピーカー 1
一人受けてくれた人はニーズがあったから受けてくれて、それが満たされて対価をもらえたと思うんですけど、
スピーカー 2
やっぱそのニーズって、私が普段何か考えるときはどうしても抜け落ちがちなんだけど、
当たり前だけどニーズがないと対価生まれないよななんて思ってまして、
でも綾子氏はそれでもいいんじゃないかって思ったって感じ?
スピーカー 1
思った。それは私に持ってないから、私にないからっていうのもあるんだけど、
自分がすごい好きな部分をまず知れて、自分でわかってるってことが何よりもさ、
やっぱすごいことだと私は思って羨ましいなと思うんですよ。
スピーカー 1
まあ、だからそういう人たちをやっぱりフォローしてるから、
仕事も来やすいんだと思うんだよね、私も。
たぶん。
いや、ほんとにね、さっきのスリーピースで言うと、
スピーカー 2
絶対必要ですからね、そういう人は。
スピーカー 1
そうなんだよね。
いや、でもほんとね、人生に1回はオリジナル側に行きたい。
オリジナル、自分のリードをしてみたい、なんか自分で。
言葉になってない。
スピーカー 2
子供の頃とかは、なんかやったことないんですか?
自分のこう、ほんとに没入してみたいな。
スピーカー 1
あー。没入ねー。
飽きっぽいんですよ、なんか。
スピーカー 2
あー。
ほんとに。ほんと飽きっぽい。
いろいろ気になっちゃうというか、目が行っちゃうんですかね、周りに。
スピーカー 1
あのね、飽きっぽいというか、すぐ飽きるわけじゃなくて、
何だろうな、10あったら4ぐらいまでやって飽きるんですよ。
スピーカー 2
あー、だから突き詰めタイプじゃないんだ。
スピーカー 1
突き詰めタイプって思ってて始めるのに、4ぐらいでなんか息切れして飽きちゃうみたいな。
スピーカー 2
その息切れするときはどんな感じで息が切れるんですか?
スピーカー 1
やっぱね、結構ね、1,2,3,4まではトントントントンって行ったりするんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そっから上のなんかプロの領域みたいなところまでは、なんかいろんなハードルが見えちゃう。
なんかそれ前々回ぐらいの話でもあったけど。
うんうんうん。
あー、なんかもうこれ以上やるのは結構別の次元の努力がいるなーとか、分かっちゃったりすると、
あのー、あ、ちょっと、もしかしたらもうちょっと他に楽して面白いものあるかもとかになっちゃうんだよね。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
残念だ。
スピーカー 2
えー、それってでも、えー、どういうことだ?
なんかその感覚すらわからなくて。
えーと、
とか。
例えばお茶を極めるって言っても、誰でも取れるような資格を取るとか、
自分で本をなんか継続的に読むっていう中で、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
その10あったり4段目っていうのはどのぐらいだろう?
その、ちょっと人よりも詳しいとかそういうレベル感ですか?
スピーカー 1
そうだね。で、練習しないとできないことがある程度はできるようになるみたいな。
ちょっと様になるみたいな。
スピーカー 2
様になる、なんか好きなことを深めていくときにその様になるかどうかみたいな観点がどこにも出てこない。
出てこないんだよな。
自分の世界に完結してるんで。
スピーカー 1
あー、なんかやっぱ客観的に見て、もっとすごい人がいて、もちろんね。
と、自分を比べると、あ、全然様になってないなって思うわけ。
あ、様になってんだから全然違うなと。
だから、そこに。
スピーカー 2
好きな気持ちを比べようがなくないですか?
スピーカー 1
やっぱね、好き、好きな気持ちから生み出せるそのアウトプットの方に目が行くんじゃないですかね。
スピーカー 2
いつの間にかその好きでやってたこともうまくやるとか。
スピーカー 1
そうそう、うまくやる、きれいにやる。
スピーカー 2
に変わっていくのか。
そう。
あー、なるほど。
スピーカー 1
やだね、それ。やだね、なんか。
スピーカー 2
いや、でもそれはそれで客観性がすごく長けてるっていうことの裏表だと思うんですけど、
僕はある意味客観性が本当にないという自覚があるから、
スピーカー 1
いいよいいよ。
スピーカー 2
人の目を気にせずにとにかく突き詰められるという長所でもあるわけ。
だってお茶なんて、そのお茶を専門でね、教えてる人なんて山ほど、
佐藤先生とか、そのなんか浦川家の大河みたいなのもいるわけですし、
スピーカー 1
お茶の専門店を20年やってるプロの人とかいるわけじゃないですか。
スピーカー 2
当然そんな人と比べてたら、セミナーやろうなんて思えないわけですよ。
そうでしょ。
スピーカー 2
でも、そういう視点にまずならなくて、
スピーカー 1
自分が好きだからやってみたいとか、
スピーカー 2
あー、なんか他の分野で教えるのが割と上手にできたから、
自分の好きな分野だから教えられるかもしれないっていう発想だから、
比べて全くないわけですよ。
スピーカー 1
そうだよね。
いやー。
スピーカー 2
でもその結果としてニーズがないということになっていて。
スピーカー 1
そうかそうか、なるほどね、なるほどね。
スピーカー 2
だから本当は、もっと上手い人のところだったらニーズがあるかもしれないんですよ。
スピーカー 1
はいはい、そうだよねそうだよね。
そっちの方に行けばね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
なるほど、面白いね。
スピーカー 2
だからまあ幸せかもしれないけど、上手くはいってないよなみたいなこととか、
あやこ氏は一方で、
なんか言われたり上手く、どう上手くできるかを考えていけば、
多分それなりにできるようになるんだけど、
幸せっていう個人の主観に落とした時には幸せドア、
そこで辞めない方が幸せだったかもしれないみたいなことかもしれないですね。
スピーカー 1
どうだろう、辞めずにね、
なんか隙を貫けばよかったのにね、
なんかやっぱり周りが見えてきちゃうと。
スピーカー 2
いやそう、でも隙を貫くだけでも、
こういう状況が来る、ただ好きなだけで、
結局求められないから提供の機会もないみたいな、
バランス取らなきゃいけないんだろうな、
高いレベルでバランスどっちかだけじゃダメなんだなっていうのは、
スピーカー 1
やっぱ感じますけどね。
スピーカー 2
いやー、多分さ、本当のなんか突き詰めてる人、
スピーカー 1
すごいレベルまで、そして自分の好きなこと、
興味があることを突き詰められてる人ってさ、
今みたいなこと全く考えてないと思わない?多分。
あー、それ思う。
スピーカー 2
なんか自分で言ってても、
今求められてない、もっとレベル高い人いるじゃんっていう、
そのもっとレベル高い人のとこまで突き詰めることでいけばいいのに、
と思う自分もいるけど、
そこまでの、本当に英語の文献読んで、
中国語バリバリやって中国茶について、
中国の文献読むみたいなとこまで、
そこまでじゃないんだよな、みたいな気持ちもある。
スピーカー 1
うんうんうん、わかる。わかるわー。
わかる。
でもなんかさ、その道で、
すごいなんかナンバーワンみたいな、
オンリーワンじゃなくナンバーワンみたいな人って、
スピーカー 2
みんなすごい人じゃん、そういうさ。
スピーカー 1
そうなんですよ。
歴史も知っているとかさ、
幅広くいろいろ知ってて、面白くて、話もすごく面白いとかさ、
そういうの見ちゃうとね、なんか、
あ、所詮私、ここまでだな、みたいな。
スピーカー 2
急に冷めるみたいな。
スピーカー 1
冷めるまでいかないけど、でもそういう絶望感は感じるかな。
感じる。いらないのにね、でも本当、今まだ話しててぐるって回ったけど、
いらないよね、そんな絶望感とかさ。いらないじゃん。
スピーカー 2
好きだからやってんだからさ。
ですよね。
スピーカー 1
その気持ちに純粋であり続けられたらいいだけなのにね。
ほんと、ほんとそう。ほんと何なんだこれ、マジで。
スピーカー 2
純粋でいられない病は何なんでしょうね。
スピーカー 1
まあちょっと社会に揉まれすぎてますよね、たぶんね。
スピーカー 2
そうだよね。子供はね、子供見てて、今バスがすごい好きなんですけど、
特に京都市バスのことがオタク的に好きなんですけど、
毎日図鑑を読んでも飽きたらず、ずっと同じバスで遊べるし、
それと、なんかその、専門家として段階を追って順々にレベルアップして深めていくという感じはやっぱ違うんですよ。
スピーカー 1
はいはいはい、そうね。
スピーカー 2
分かった、そうか。すいません、長くなってますけど、なんか分かったのは、
僕どっちかというと、子供のような好きなタイプで、
だから、自分がそれに関わってたり携わってるだけで満足しちゃってるというか、
その状態でもうすでに満たされてるから、
別にその超専門家まで行かなくても楽しいから、そのレベルでとどまっちゃってるんだけど、
専門家になる人っていうのは、楽しいという気持ちと、
もう一つその、もっとレベルアップしたいっていう、成長意欲みたいなのを合わせ持ってるっていう感じがしますね。
そういうことなのか。
スピーカー 1
でもさ、成長欲って基本的にない?私すっごいあるんだけど。
スピーカー 2
いや、ない。あんまないんですよね。
ないの?あ、そうなの?
スピーカー 1
現状維持派なの、そう。
あ、そうか。
スピーカー 2
うん。よく言う話というか、よく言う言葉ですけど、成長は自己否定でもあるみたいな考え方。
あ、なるほど。
現状を否定しないと、成長した先の自分にはなれないって当たり前のことなんですけど、