1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
  2. #143「一夫一婦制」よばい婚や..
2024-01-04 37:25

#143「一夫一婦制」よばい婚やお見合い結婚はなぜ行われたか?

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第47回「渋沢栄一」近代資本主義の父

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サマリー

人類の婚姻形態は、生存と繁殖のための行動パターンによって決まっています。日本の婚姻形態は、古くから一夫一婦制を取るケースが増えてきましたが、その実態は一夫多妻制ではなく、上層階級の一部の人々が複数の女性と関係を持つ一夫一婦制でした。日本では古くから「余倍」という婚姻手続きが行われ、男性は娘組に交際に行く際に夜映いをすることが一般的でした。しかし、江戸時代になると結婚の決定権が奪われ、将軍以下の武家や経済力のある男性には側室が公認されるようになりました。明治時代には、結婚制度が西洋化される一方で、女性の地位が上がり女家家が認められる一方で差別も根強く残っていました。また、戦前はお見合い結婚が主流であり、戦後には恋愛結婚が増えていきました。お見合い結婚の実際や、恋愛と結婚の関係について考察しています。

00:04
スピーカー 2
明けましておめでとうございます。2024年、大人の近代史。よろしくお願いします。
よろしくお願いしまーす。
始まりましたね、2024年。
スピーカー 1
いやーなんかね、去年、一番初め、あの白虎隊やってさ、おが太郎が。もうそんな前なんだって思うとさ、早いよね。
スピーカー 2
あーそうだね。
スピーカー 1
うん。白虎隊1年前なんだね。
スピーカー 2
あー確かに。
うん。
だから、ジョン・マンジロなんて、さらにもう1年前だで。
スピーカー 1
まあなんかね、まあおかげさまで、ほんと長く続けられてるって証拠なのかもしれないけど。
スピーカー 2
うん。なんかね、どんな1年にしたい?
スピーカー 1
どんな1年にしたい?まあ平常運行だな。
スピーカー 2
まあそうだね。希望は、ちょっと余裕持って、収録をしたいっていう。
スピーカー 1
まあね、俺は編集してないから、ほんと申し訳ないけど、完全におが太郎にかかってる。
スピーカー 2
ちょっと余裕のある。そして、余裕がないとやっぱ楽しめないしね。
スピーカー 1
まあそうだね。最終的にそこになると思うからさ。
スピーカー 2
そうそう。で、もう最初に言っとくんだけど、今日のテーマは、ちょっと正月からこれ、このテーマで申し訳ないって感じなんですけども。
はいはい。
今回のテーマは、一夫一婦制です。
スピーカー 1
え?それ、いいの?おが太郎。おが太郎だって、それ反対してる人じゃん。
スピーカー 2
してね。ちょっと待って。
はいはい。
あの、最初に言っとくけど、僕は一夫一婦制を貫いてる人間なんで、ちょっとそこを変な情報を与えると、こいつ何なんだって思っちゃうから。
スピーカー 1
あー、わかった。設定としてはそれでいくってことね。
スピーカー 2
いやいやいや。ちょっと言っとくけど、このみんなで団らんして家族で集まってる中で、みんなの前で流すのはちょっとやめてもらいたいって感じですね。
スピーカー 1
え、なに?そんな内容になるの?これは。
え、だって、一夫一婦制だったらさ。
あ、なんか、ね。なんていうの?やましいこと何もないじゃん。
スピーカー 2
それは今の一夫一婦制でしょ。だからあの、歴史を遡るんで。
スピーカー 1
あー、そういうことね。そうするとあんまりよろしくなくなってくるわけね。
スピーカー 2
うーっていう、なんかそういう感じる人もいるかなっていうことで。
スピーカー 1
いないでしょー。
スピーカー 2
まあ、ということで、ちょっと、日本のね、婚姻形態も含めてやっていきたいと思っています。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
で、あ、これね、明治になって、制度のもと。
まあ、一夫一婦制って確立して、今に至ってるんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でね、ちなみにね、人間もね、哺乳類だけど、この哺乳類の中でさ、特定のパートナー以外とは性行動しない。まあ、一夫一婦型は、割合的に何パーセントくらいだと思う?
スピーカー 1
え?割合って言われるとわかんないけど、少ないんじゃない?
スピーカー 2
そうそうそう。哺乳類だとね、3から5パーセントくらいしかいないんだって。
スピーカー 1
あー。まあ、そんなもんだと思う。
スピーカー 2
そうそう。まあ、かなり一夫一婦型っていうのは少数派なんでね。
うん。
でね、これ、調べてたらね、この数少ない生き物として、北米のね、プレーリハタネズミっていう小型の哺乳類がいるの。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これはね、あの、いったんパートナーができると、生涯そのパートナーと一緒に過ごそうとするの。
うん。
で、例えば、人為的に、そのカップル同士のオスとメスを引き離して、他の異性を与えても、そこでね、新たなカップルになる。
うん。
そこでね、新たなカップルは、生まれないというか、ほぼうまくいかないんだって。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
そうそう。こういうね、なんか、一夫一婦型を保持し続ける生物として有名なんだよね。
スピーカー 1
あー。だって、オガタロウさ、だって、それやられたらさ、もうすぐ乗り換えるでしょ。
スピーカー 2
やめろ。これ、偶然にも俺は、あの、プレーリと一緒なんだよ。
スピーカー 1
なんだよ、それ。いやいやいや、いいよいいよ、そういうのは。プレーリと一緒じゃないでしょ。
スピーカー 2
いやいや、ほんとにやめて、それ、マジで。そこはちょっと。
どっちの方が変な情報を与えると、わけわかんなくなっちゃうから。
スピーカー 1
じゃあ、とりあえずプレーリは、あの、ね、なんだ?まあ、そういうことでいい。
スピーカー 2
自分の写し鏡ってことで。
スピーカー 1
自分の、誰の写し鏡?
スピーカー 2
ちなみに、あの、人間はさ、イスラム圏とかでもさ、一夫多妻制があったりとか、婚姻形態が、まあ、さまざま今も存在してるんだよね。
うん。
そう。で、日本に至ってもさ、まあ、離婚を許容してたりさ、別のパートナーと再婚も認められてるわけで。
うん。
まあ、また、不倫する人も、まあ、中にはいるんだよね。
うん。
だからさ、あの、人類は、その、プレーリ、ハタネズミのような、あの、完全な一夫一夫型ではないんだよね。
スピーカー 1
まあ、あの、その、結婚っていう法制度のもとは一夫一妻制にはなるけど、っていう話だよね。要は、その間っていうかさ、なんつーの。
あの、まあ、結婚するまでの話とかもあるし、結婚した後別に離婚して、また別の人もOKだからっていう意味で言ってるってことだよね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
だから、生涯同じ人とっていうことじゃないってことだもんね。
スピーカー 2
そう。
生涯一緒の人じゃなきゃ、もう、無理だって。
うん。
っていう、そういう考えというか、なんだろうな。まあ、行動パターンではないってことですね。
スピーカー 1
そうだね。はいはい。
スピーカー 2
うん。で、ちょっとこれからね、人類とか、その、日本の婚姻形態について話すんだけど、
うん。
あらかじめちょっと言っておくんだけど、一夫一夫型が、こう、確立する過程を話す中で、どうしても、こう、女性が軽視されたりとか、あの、抑圧されてきたっていう部分があるんで、そういった内容がちょっと含まれちゃうんですが、その点はちょっとご理解いただければなと思います。
はい。
始まりから一夫一婦制へ
スピーカー 2
と思ってます。
はいはい。
じゃあ、まずはですね、あの、農耕社会が始まる前の人類の祖先っていうのは、必ずしも一夫一夫型というわけではなかったんだよね。
うん。
そこにはね、あの、一夫多妻とか、乱婚っていうような形をとっていたんだよね。
うん。
これね、その方がね、人口を維持するのに都合が良かったって言われてるの。
うん。
なぜかっていうと、まあ、乱婚はさ、まあ、集団内で複数の男女が性的関係を持つから、まあ、人口の維持とか、そういうのには都合が良かったって言われてるの。
うん。
そういうのには都合が良かったんかなと思うんだけど。
うん。
一夫多妻もね、これは一人の夫に対して複数の女性と暮らして性的関係を持つことなんだけど。
うん。
この場合はね、女性は夫の子供を産むことが自分の地位を優位にするっていうことになるんだよね。
うん。
だからね、女性同士の競争心が起こって、より子供を作るっていう傾向にあるんだよ。
まあ、もちろんちょっと、環境的要因も入ると。
うん。
そうじゃない場合もあるんだけど。
うん。
それとね、一夫一夫方のように、一緒に過ごした時間が長い女性とのセックスにおいては、男性の精子の量が少なくなる傾向が分かってきてるんだよね。
スピーカー 1
えー、そうなの?
スピーカー 2
そうそう。これはね、他に取られる心配が少ないから、人の仕組みがそうなっているみたいなんだよね。
あー。
そうそうそう。要はさ、男ってさ、自分の子孫を残そうとするわけなんだよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、例えば、自分以外の人と女性がそういう性関係を結んでいるとしたら、より自分の精子を多く出して、その子孫を残そうっていう仕組みになるんだって。
スピーカー 1
へー、なんか科学的だね。
スピーカー 2
そうそう。ちょっと科学的な根拠も今回調べたんだけど。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、ちなみに、あの、他婦一夫方っていうのもあるんだよ。
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
他婦って、まあ、夫が多くて妻が一人。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そう。これはね、あの、生存するのに極端に厳しい環境の場合は、他婦一切になる傾向があるんだって。
うん。
この事例はね、わずかしかないんだけど、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に挟まれたところに住むラダク族っていうのがそうで、
うん。
これね、複数の夫を持つ女性は、平均ね、5.2人の子供を産んでるんだって。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そうそう。厳しい環境だからこそ、人口を減少させないような仕組みを作ってるんだよね。
うん。
で、そんな人類はね、ある時から一夫一婦制をとるケースが増えてきたんだよ。
うん。
それはね、なぜかというと、これもね、ちょっといろいろな説があるんで、一つの仮説を紹介すると、きっかけはね、濃厚社会じゃないかっていう。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、濃厚するようになった人類は、集団でこう、定住するようになるわけで、すると、性感染症が流行して、集団での出生率が低下したんじゃないかって考えられてるの。
スピーカー 1
うん。
で、もちろんね、それがその当時、性感染症が原因っていうのは分かってないと思うんだけど、その人類は経験の中で、一夫一婦制の方を選んでいったんじゃないかっていう。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、このようにね、人類の婚姻形態っていうのは、生存、繁殖のためっていうこの理由だけで決まってきたんだよね。
うん。
で、こっからちょっと日本はどうだったのかっていうのをちょっと見ていきたいんだけど。
人類の婚姻形態の変遷
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
日本はさ、昔その文字っていうのはさ、なくてさ、当時中国の方が。
文字を書き残すっていう文化が発達してたから、一番古いので言うと、その中国の歴史書に書かれてる、義子和神殿に、3世紀頃の日本のことが書かれてるんだよね。
で、これ弥生時代頃のことで、そこにね、書かれてたもので、男はみんな何人かの妻を持っていたっていうふうに書かれてるの。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これね、一夫多妻制ととられがちな言葉なんだけど、ちょっとね、その後に書かれてた。
書かれてる万葉集とか日本書紀とか、源氏物語なんか見ても、実態はね、そうじゃないっぽいんだよね。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
これちょっと一夫多妻制を想像して、正月からニヤニヤしていた男たち、よく聞いてください。
スピーカー 1
なんだよそれ。
スピーカー 2
人類のさ、男女比率っていうのはほぼ5対5なんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、男性全員がさ、複数の女性を妻にしてたらさ、女性の数がまあ当然のように足りないわけで。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だからね。
当時その中国大陸の人は、日本には女性が多いって思って、後にね、そういうふうに書かれた書物もあるんだけど、実際はそうじゃないんだよね。
うん。
だから日本ではさ、一部の上層階級の人間だけが複数の女性と関係を持っていたっていうのが、後の書物からもわかるんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これさ、源氏物語で書かれてるさ、紫色部とかはさ、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
メシウドって言ってさ、ちょっと愛人とはまた表現。
少し違うかもしんないけど、そんな存在で、正式な妻ではない苦悩が書かれてるんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、当時はさ、その上層階級の人ってさ、妻がいながら複数の女性と男女関係にあって、
ただこれもさ、正式な妻がいて、他の女性とは待遇が違うことからも、一夫一夫性をとっているっていう考えるのが妥当なんじゃないかって言われてるんだよね。
うん。
だけどさ、まあ今の一夫一夫性とはまた違った価値観で、これはね、
うん。
ケースを見てもそうなんだけど、日本にはね、古くからね、妻どいっていう風習があったの。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
男がね、夜に一人の特定の女性だけでなくて、複数の女性の家に通う期間があって、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
その間ね、他の男に取られたりとか、振られたりもするっていう、まあそして、最終的に一夫一夫型に収まるんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
このね、風習がね、余倍っていう形で引き継がれていったんだけど、これはね、地域によってはね、
日本の婚姻形態の特徴
スピーカー 2
うん。
大正時代頃まで日本で、
行われていたことが確認されてんだよね。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
そうそう。まあ、ちょっと言いづらかったら言わなくてもいいんだけど、長丸って余倍したことある?
スピーカー 1
え?小片郎とはやっぱ俺違うからさ、俺はそんなね、夜とか関係なく行くタイプだね。
スピーカー 2
いや、もう反射的に小片郎っていうのやめてよ。
スピーカー 1
ははははははは。
スピーカー 2
いやいや、これね、余倍って言うとさ、夜に這うっていうような感じを想像する。
うん。
そう、今ではね、なんかそんな風に、なんかいやらしい想像になってしまうんだけども、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
余倍は古くはね、呼ばうっていう、あの、呼び続けるっていう呼ぶの、呼ばうっていうその動詞がね、変化して、余倍になってんでね。
スピーカー 1
おー。
スピーカー 2
そう、休婚するっていう、まあ意味があったんだよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これね、日本で古くから行われてきた正式な婚姻手続きなんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
特にね、農村漁村で見られて、地域によって、
で、多少異なるんだけど、例えば、14、5歳になるとね、男は若者組、女は娘組っていう組織に入る。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、そこでね、初めはね、集団で交流するんだけど、娘組の宿にね、男たちが訪れて、仕事を手伝いながらこう、脱団したりとか、娘たちと交際するんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、これをね、夜遊びって言うんだけど、デビュー曲夜にかけるが14回再生されたでおなじみの夜遊びではない。
うん。
スピーカー 1
知らねえ。
スピーカー 2
知らねえか。
スピーカー 1
知らねえな。
スピーカー 2
今、夜遊びっていう有名なね、歌詞がいるけど。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。
スピーカー 2
え、そうだよ。
まあ、いや。
やがてこの夜遊びの中で、思いを寄せ合う相手ができて、それがね、夜映いに発展していくんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、この夜映いっていうのは、夜にこっそり娘が寝ている家に忍び込んで、性行為をすることなんだけど。
うん。
当時の家は、
家族はさ、個室とかないからさ。
スピーカー 1
うん。
一つの空間に家族がみんなでこう、雑魚寝しているケースが大半で。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だからさ、隣で親が寝てたりするんだよね。
そんな中、気づかれないようにそーっとこう、お目当ての女性が寝ている布団に男性が忍び込むんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、まあ、親もさ、多分気づいてても、そういうものだからって見てみぬふりしてたところもあるらしくて。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
まあ、だって親もその、夜映いをして結婚してるからね。
うん。
そう。
で、娘のね、父親からね、若者に今夜うちに夜映しに来ないかっていう、その証言もあるくらいだから、まあ、そういう風習だったんだよね。
うん。
ただ、この夜映しでさ、女性が拒否した場合は、男は退散しなきゃいけないんだよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、あくまで受け入れる権利は女性にあって、だからね、男性はね、最初はちょっとだけ女性に触って様子を伺ったりするらしいんだよね。
スピーカー 1
なんか、悲しいな。
うん。
スピーカー 2
そうそう。これね、意外とそんなにね、男結構厳しいんだよね。
スピーカー 1
えー、なんかいつでも男って厳しいんだね。
スピーカー 2
そうそう。で、3回とか数回通って脈がなさそうなら、その女性は諦めるんだって。
スピーカー 1
あー、なんか、えー、そんな現代と一緒じゃんね。
スピーカー 2
そうそう。で、この夜映いの期間は複数の女性の家に通って、性関係を結ぶことも当たり前で、最終的に一夫一夫型に落ち着くんだよね。
スピーカー 1
おー。
スピーカー 2
そうそう。女性にとってはね、恥ずかしいとか、怖かったっていう証言もあるんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
やっぱさ、寝てたらさ、突然村の男が隣にいるっていうのはやっぱそうだよね。
結婚の決定権の変化
スピーカー 1
まあ、知ってるんならまだしもね、まあ、暗いからそもそもわかんねえのか。
スピーカー 2
そうそう。で、今日行くからねとか宣言していくわけじゃないからね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でね、まあ一応ルールがあって、その地域の集団以外の人との呼ばえはNGなんだ。
スピーカー 1
あー、そうなんだ。
スピーカー 2
そうそう。これね、孫楽のあくまでも人口を維持するためのその風習でもあるから。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
ただね、あの、これ、男性は結構厳しい場面があって、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
例えばね、夜遊びで女性といい感じの関係にならない男もいるわけよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、それでもさ、その男は呼ばえをしていないと、村の中でその自分のメンツが保てなかったりするんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そう。だから、とにかく呼ばえをしていないと、村の中でその自分のメンツが保てなかったりするんだよね。
呼ばえを試みて、だけど、ほとんど断られて退散するっていう人もいるんだよ。
スピーカー 1
え、でもさ、その真っ暗でわかんないのにさ、なんでその特定の人だけが、このNGが出ちゃうんだろう。
スピーカー 2
いや、だから、この事前の夜遊びが大事で、やっぱ声でわかるんじゃないの?別に。
スピーカー 1
あー、そういうこと?
スピーカー 2
そうじゃないの、だって。
スピーカー 1
じゃあ、俺が尾形郎のフリして言ってもダメってことね。
スピーカー 2
ダメじゃない。でか、一応名前聞くんじゃないのもわかんないけど。
スピーカー 1
あー。
あー、だから、その人って一応わかってる程で、やっぱ断られちゃうわけね。
スピーカー 2
そうでしょ、多分。いきなり無言で、その、性恋始めないでしょ。
スピーカー 1
あー、わかんない。ちょっとそこはわかんないけど。
スピーカー 2
そう、だから、これ、あからさまでね、結構、弱肉強食社会なんでね。
スピーカー 1
なんだよ、じゃあ、全然現代と変わんないじゃん。
スピーカー 2
あ、そう。まさしくそうなんだよ。
スピーカー 1
うん。なんか別にちょっとやり方が違うだけでさ、今と変わんないよね。ほんとに何にも変わらない。
スピーカー 2
断られる人はもうほんと断られるだけじゃん。
うん。そうなんだよ。
スピーカー 1
うん。俺、なんかちょっとすごい共感するわ、その村の全然、あの、呼ばえかけまくっちゃってる人に。
スピーカー 2
そうだよ。だから、呼ばえをしてないっていうのも、なんか恥ずかしいことというか、仲間外れみたいな感じになっちゃうんだよね。
うん。
スピーカー 2
そうそう。で、この呼ばえの風習からわかる通り、交際してる時は、他の異性とは付き合わないとか、女性は諸女性を重んじるとか、そんな感覚はこの時点ではないんだよね。
うん。
スピーカー 2
そう、これはね、戦国時代にポルトガル出身のルイス・フロイスっていう人が、キリスト教の宣教師として訪れてるんだけど、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
彼がね、あの、残した資料に、日本の女性は諸女の純潔を少しも重んじないって驚いてる様子が書かれてるんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そう、ヨーロッパではさ、あの、当時、女性を婚姻前に性行為するものじゃなくて、ましてさ、複数の男性となんてありえなかった時代で、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
それにさ、まあ、離婚後最大の不名誉、
だったんだよね。
そう、だけどね、当時日本は、あの、離婚することも珍しくなくて、で、それで離婚したからって言って、次、結婚できないってこともなかったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そのくらいね、こう、文化の差があって、宣教師とかは、あの、キリスト教を布教する上で、この障害の一つでもあったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、それからね、日本の婚姻の様子が少しずつ変わってきたのが、江戸時代から、まあ、明治にかけてなんだよね。
スピーカー 1
うん。
うん。
スピーカー 2
あの、江戸時代はさ、1617年。
1617年に、武家諸法度っていう法令が発布されるんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これはね、武家のみを対象とした法令なんだけど、その中にね、私に婚姻を取り決めるべからざることっていう項目があるの。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そう、これね、要はね、結婚するのに自分たちだけで決められずに、子君の許可が必要になったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そう、これ、なんでこんなことをしたかっていうと、戦国時代を通じても、その、軍事目的の戦略結婚が盛んに行われて、
なんか、それによって、同盟が結ばれて、あの、戦の勝敗を左右するってことも多かったんだよね。
うん。
そう、で、そのためね、徳川幕府は、結婚を許可制にしたんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これによって、本人に配偶者を選ぶ権利が、まあ、なくなっていって、それはね、あの、将軍でさえも例外じゃなかったんだよね。
うん。
うん。
将軍のね、結婚相手は、前もってね、顔すら見ることなく、身分の高い、公家の娘から、こう、選ばれるようになっていったんだよね。
スピーカー 1
うん。
側室の存在
スピーカー 2
で、四次のさ、子供を作る相手、側室もさ、大奥の中から、こう、自由に選べるわけじゃなくて、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
お年寄りっていうさ、女性役人が、側室を、こう、4、5人決めるんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
まあ、そんな風にして、それはね、将軍以下の武家とか、あと経済力のある男性にも、この側室と、ほぼ同じ意味のね、女家家っていう存在が公認されていったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、これ、女家家っていうのはさ、妻の他に性的、
関係を持つ存在で、まあ、今の愛人とちょっと違う点といえば、この女家家は妻に公認されてるっていう点なんだよね。
うん。
で、それとね、女家家に対しては、経済的援助をしていて、生活の面倒を見ている点なんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そう、だからね、あの、こっそり多目的トイレでするだけの関係っていうことではないんだよ。
スピーカー 1
懐かしいな、それ。
スピーカー 2
で、一方でね、江戸時代は、あの、貫通に対して、
の刑罰は厳しかったんだよね。
この貫通ってさ、あの、今の不倫とちょっと、まあ、意味合いが似てるんだけど、
まあ、厳密には結婚してない者同士も該当したりするから、少しちょっと意味合い違うんだけども、
うん。
この貫通っていうのが、ごく稀ではあるんだけど、資材も適用されるっていうぐらい、あの、重罪だったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
ただ、まあ、現実はね、不倫されるっていうことは、不名誉なことでもあったんで、
互いにね、公にせず、あの、賠償金を取って、
自断するっていうケースが多かったんだよね。
でね、この時代ね、町人とか百姓の裕福な家は、
名上の人が結婚相手を紹介して、結婚するようになっていって、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
中華僧のこの農民ではね、古代からの伝統である、あの、余売が引き続き行われていったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そう、俺さ、柴良太郎の小説の燃えよけん、前に読んだんだけどさ、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でね、冒頭にさ、
そういうシーンが描かれてるんでね。
うん。
いや、俺これさ、余売ってその時知らなくてさ、衝撃的だったんだよね。
スピーカー 1
いつの話だよ。
スピーカー 2
いや、2、3年前だよ。
え、こんなのあるの?って思って。
スピーカー 1
いや、尾形いつもやってることじゃん。
スピーカー 2
いやいや、だから、
スピーカー 1
やってたことか。
スピーカー 2
俺はやってねえんだって、プレーリーなんだから。
スピーカー 1
プレーリーに話が戻ったか。
スピーカー 2
いやいや、だから、あ、そうなんだって思って、
今だからちょっと分かる。
分かるけどさ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そう、肘方俊三って農民出身だったから、
あの、実際彼がそうしてたかは、
俺そこまで調べてないか分かんないけど、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
あの、そういう風習が日常的にまあ、あったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、またさ、江戸時代は誘拐とかさ、売春が公認されていて、
男性はさ、売春をしたことで特段、
あの、問題になるっていうこともなかったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
ちょっとこれはね、詳しくは性売買の歴史を聞いていただいた方がいいかなと思うんで、
あんまりちょっと今回は深く触れないんで、
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
はい。で、ここまで一回まとめると、
祖先はさ、一夫多妻制または乱婚だったって考えられて、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、その後、農耕社会となってから、
一夫一夫型に移行したんじゃないかって言われてる。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、ただこの一夫一夫型は、あの、現代と異なって、
結婚するまでの過程も複数の女性と同時期に男女の関係にあったり、
結婚後もさ、上層階級においては、
妻以外に側室?
メカケ?
メカケっていう存在がいたんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そう。で、これをさ、一夫多妻制だったっていう見方もあるんだけど、
厳密には、この生妻と、それ以外で身分差とか待遇が違ったことから、
一応、一夫一夫制であったんじゃないかって、
明治時代の結婚制度の変化
スピーカー 2
尾形は考えました。
スピーカー 1
うーん、なんかね、今のところ、今のさ、その、
世の中と俺はあんまりこう、違いがないのかなってちょっと思ったよね。
スピーカー 2
あー、そうだね。
特に、あの、
あの、農村とかは、だから要は自分で相手を決めるっていうところからはさ、
今に近いものがあるよね。
スピーカー 1
うーん、だって、今だってさ、結構やっぱさ、身分、まあ身分っていう言い方はちょっと不適切だけど、
地位の高いような人たちってさ、結構、まあ、フィアンセっていう言い方ももう古いのかもしれないけどさ、
ある程度やっぱりね、家柄も気にして結婚したりするわけじゃん。
スピーカー 2
あー、うん。
スピーカー 1
うん、だからなんか今も俺そんなに変わらないなっていう印象はちょっと受けたね。
スピーカー 2
あー、そうだね。
そうかもしんない。
スピーカー 1
うん。で、ほら、やっぱりモテるやつがね、勝手っていうかさ、まあモテるやつが要は独占しちゃうような状況っていうのも、
まあモテるって言い方がさ、要は地位が高いとかさ、お金があるとかさ、そういうところに変わるだけじゃん、要は。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、モテないね、仮想民は頑張って余売するってわけでしょ?
スピーカー 2
そうだよ。で、今はもっとすごいかもしんないよ。だって、まあちょっと、これから話すかもしんないけど、
今期ってさ、結婚する年齢が昔はもっと若かって、それすぎると、
あ、結婚しなきゃやばいっていうのが、今、そのリミッターがあんまりなくなってきたからね。
スピーカー 1
そうだね。これ、男女問わずさ、もう本当にそうなってるよね。
スピーカー 2
そうそうそう。だからこそ、結婚できないというか、まあしない人たちって増えてきちゃってるから、
まあいいや、ちょっと、ごめん、話を明治時代に言っていいですか?
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、明治に入ってさ、それまでの結婚制度を西洋化に近づけていったってちょっと思われがちなんだけど、
実は最初の段階で、明治3年ね、1870年に、刑法でね、女家家は親族っていう扱いになったんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これね、妻と同じ、二親等っていう身分が保障されたんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そうそう。それまではね、妻とはね、身分が下になってたのが、ここでね、なんと同列の扱いになってるんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そうそうそう。
で、これはね、民間人にも女家家を認めようってする考え、
そういう考えがね、強かったりとか、その理由は子孫を確保して、家を維持するためっていうふうに表向きはこう言われたんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
それにしてもさ、この妻も二親等って、今で言うと孫がさ、二親等に当たるわけだから、
戦前のお見合い結婚
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
当時女性の身分っていうのはだいぶ低い扱いにはなってたってことがわかるんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
うん。
で、それとね、さっきちょっと女家と妻は同じ二親等になったんだけども、
例えば、女家の子供って、
で、妻の子よりね、二段階下の三親等にこう定められたんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そうそう。だからまあ、そういったちょっと差別的待遇は根強くあったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でね、こうした女家家がね、根強く社会に認められていた背景には、公室の存在もあったんだよね。
スピーカー 1
うん。
明治天皇まではさ、妻の他にあの側室がいて、明治天皇って5人の側室から15人の子供を産んでるんだよね。
スピーカー 1
うん。
うん。
スピーカー 2
そうそう。
だから側室をなくせば、皇族のその血統が途絶えるっていうことが言われて、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
それがさ、まあ一般庶民にも女家家の存在を許す、こう言い訳とされてた面があったんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
こうしたね、日本の婚姻制度に国内からもそうだし、またね、あの西洋諸国からも批判があったんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
西洋はさ、さっきもちょっと言ったようにキリスト教信仰していて、古くから厳格な一夫一夫制だったんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
うん。
で、それとね、西洋との不平等条約があって、その改正をする上でも、その西洋の結婚制度に近づけるっていう必要が出てきたんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、あの、これで1880年に刑法で女家家はね、親族身分から廃止されて、戸籍法でもね、その後女家家っていうのは1886年に廃止されてる。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、これでね、日本の法制度から完全に女家家という存在が廃止されたんだけどもね、
うん。
平時のこの有力者たちっていうのは、多くがね、女家系を抱えてたって事実があるんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そうそう。これ伊藤博文にしてもさ、まあ渋沢栄一もそうだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、あの前渋沢栄一の回でちょっと触れたんだけど、彼女性遊びがすごくて、奥さんからさ、もしもキリスト教の聖書だったら女遊びは許されないからね、みたいなことを皮肉込めて言われてる場面があるんだけど。
うん。
まあこんな風にさ、女家系は表向きは良くないものとされながらも、
具体的に成功してる証として、ステータスの一つにもなってたっていう面もあるんだよね。
うん。
でね、明治初期ではね、結婚する形は、武家を代表する、あの、主君の許可制があったりとか、その農民などに見られた、あの、余売婚など、まあ様々あったんだよ。
うん。
で、それをね、1898年の明治民法で、婚姻はね、家長の許可を必要にした。
家長って、この家の長ね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これはね、武家の、
結婚の風習を踏襲した形になってるんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
まあちょっと例外で、男子はね、30歳、女子25歳過ぎれば、家長の許可なく結婚はできたんだけど、
まあ当時はもっと若く結婚するものだったから、大抵の人は、その親の決めた人と結婚することが当たり前になっていくんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、そのためにね、当人同士が結婚相手を決める、その余売婚のような風習は、徐々にこう姿を消していったんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、戦前さ、
日本の結婚はさ、お見合い結婚が主流になっていくんだけど、
お見合い結婚する上で、重要なのは年齢で、
一般的にはね、女性はね、20歳前後、男はね、庶民の場合はね、21から25歳ぐらいって言われてて、
これちょっと男が高いのはね、当時兵役があったから、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
それ以降って考えられてたから、女性よりちょっと遅いんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、戦前ではさ、親とか親戚、な行動がさ、紹介した相手と1,2回のお見合いで決める。
で、結婚したらさ、離婚っていうのは不名誉なことで、離婚して実家に戻った女性は出戻りっていう差別用語で言われたりもしたんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、戦後さ、1960年後半になっていくと、これね、恋愛結婚の比率の方が多くなっていったんだよね。
現代の結婚事情
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これはね、西洋のその文化の影響もあるし、
うん。
日本でのね、有名な出来事として、1959年にさ、後の平成の天皇となる秋人上皇とさ、美智子様のあの結婚があったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これ今までのさ、天皇と違う点はさ、美智子様はさ、それまで一般人の人で運命の出会いをした、こう、恋愛結婚なんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、これはさ、昭和天皇まで、結婚相手は皇族とか旧家族から出す関連があったから、なおさらこれ注目を浴びて、
うん。
で、その後さ、日本では、あらかじめ決められた相手と結婚する、お見合い結婚から、恋愛結婚っていうのが主流になって、まあ今に至るんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、俺ちょっとここで最後にさ、皆さんに疑問を投げかけたいんだけど、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
あなたが恋愛だと思っているものが、それは恋愛なのかっていう。
スピーカー 1
そういうこと?
スピーカー 2
いやいや、俺もね、ちょっとこれ調べてて、はってさせられたんだけど、恋愛っていう言葉自体はさ、明治期になって西洋から輸入された新しい、
考えなんだよね。
で、それで、今、結婚相談所で業者がさ、仲介してくれて、結婚する人もいるんだけど、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
その人たちを対象にね、アンケートを取ったのがあって、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
自分たちが恋愛に基づく結婚をしたと思うかどうかっていうアンケートなの。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
ここにね、お見合い結婚組の8割近くが恋愛結婚したっていう風に答えてるんでね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そう。
で、俺ここで親って思って、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
どこまでが恋愛結婚で、どこからがお見合いなんだろうって。
やっぱさ、親や親戚が紹介したらお見合い結婚なのかって思ったのよ。
うん。
じゃあ、俺はさ、俺で友達の紹介で結婚したわけだから、それはお見合いじゃないのかって思ってきたのよ。
スピーカー 1
まあ、導入の部分の話だからね、それは。
なんだろう。
要は、
出会うまでのきっかけが何だったかの話でしょ。
お見合いだって何だってそうだけどさ。
スピーカー 2
ああ、そうそうそう。
スピーカー 1
だって、じゃあ俺さ、変な話さ。
まあ、学校でこうさ、仲良くなってそのまま結婚したとかさ、社内で仲良くなって結婚したっていう人はまあ、多分ね、半分ぐらいだと思うんだよ。
結婚したっていう中の。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
まあ、これが多分さ、まあ、いわゆるさ、まあ普通のっていう言い方も変だけどさ、なんか一般的な恋愛結婚を想像するところじゃない?
うん。
でさ、尾形郎とかはさ、まあ今紹介っていうと。
言ったじゃん。
でもさ、残り半分ぐらい、多分そういう紹介だったりとかさ、まあ今だったらマッチングアプリとかさ、まあ、何かしらそういう、なんか出会いの場みたいなところでこうさ、出会って、それで結婚してるっていうパターンの方だと思うんだよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、それをさ、だから恋愛と呼ぶのか呼ばないのかっていうのが多分尾形郎の言いたいところなんだと思う、あ、投げかけてる部分かなと思ってて、俺はそれは恋愛かなと思ってて。
スピーカー 2
ああ、そうなんだ。
スピーカー 1
だからツールとかそういうものを駆使しているだけで、別にそこで好きになる。
好きになるかならないかっていう違いがあるとは思ってないからさ。
うんうん。
なんだろうな、だから昔のお見合いとかさ、多分さ、その親が決めたっていうのはどっちかっていうと、その戦略、結婚的な匂いがプンプンするっていうところで、恋愛じゃないみたいな多分感じになってんだと思うけど。
スピーカー 2
ああ、そうそう。
スピーカー 1
現代の世の中ってそう、多分それはあんまりないじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあ嫌いだったら多分結婚しないじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
そう、だから多分なんかそのアンケートの結果みたいなのになるんじゃないかなって俺は思った。
スピーカー 2
確かに。
それで言うとさ、なんか現代はその恋愛をしたって誰もが思い込もうとしてるんじゃないかっていうのも感じて。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
そうそう。まあだからさっき言ったみたいにさ、個人というよりはその社会がそうさせてるのかなって。
スピーカー 1
なんか恋愛の社会学とかって言うんだ、尾形郎がちょっとね、こうにした方がいいですよね。
スピーカー 2
これ、これだけであと何回かやりたいぐらいなんだけど。
スピーカー 1
いやちょっとね、あの続編希望の方はコメントください。
スピーカー 2
まあそんな風にちょっと最後あの不思議な疑問で終わったんですけども、今回のテーマどうでしたでしょうか。
スピーカー 1
いやまあね、あのどんな形であれさ、あの結婚して子供作って、まあ今さほら出生率ってとにかくね低いじゃん日本は。
うん。
だからそこが増えていくことは最終的に日本っていう国の未来を考えた時には明るいのかなと思うから、なかなか面白い話だったとは思うし。
その別に一歩一歩性がいいとかさ、一歩多歳性がいいとかそういうところもちょっと置いといて、とにかく子供がいっぱいこうできるような環境っていうところを今一度こうね考えていくことが大事かなと思ったよね。
スピーカー 2
ね、今のさ多分この大人とかってさ上の世代も多いからさ、もしかしたらお見合い結婚でされてる方もいると思うんだよ。
スピーカー 1
うん。
お見合い結婚の実際
スピーカー 2
そうそう、だからちょっとそういう方に聞きたいんだけど、実際お見合い結婚ってどうなんだろうっていうのを単純に知りたくて。
スピーカー 1
うん。
まあわかんないけどね、なんか俺の印象だとこう写真持ってきてさこう立ってみてさ、まあこの人良さそうだなで会ってさ、実際会ってみるわけじゃん。
うん。
俺ねそこまで行くとなかなか断れなくなるんだなっていうのはちょっと思ってて。
スピーカー 2
ああそうだね。
スピーカー 1
なんかナコードみたいな人もいるんでしょ、だから。
うん。
要はさ、自分の意思だけでこうノーを言えないような環境は作られちゃうのかなっていう気はしてて。
うん。
で、まあそこはちょっとさっき俺がね話したことと被っちゃうかもしれない。
知れないけど、でも多分嫌いだったら結婚はできないじゃん。
スピーカー 2
まあねよっぽど嫌だったら。
スピーカー 1
そうちょっとその好きの度合いはもしかしたらあるのかもしれないけど、少なくともね恋愛感情っていうもので結婚はしてるんだとは思うけどね。
って感じかなって思うけど、まあこれもちょっとぜひコメントで欲しいよね。
スピーカー 2
そうそうそう。だからお見合い結婚だからって結果的に、まあうちのおじいちゃんとかおばあちゃんもそうだけど見ててさ、じゃあ不幸せかって言ったら別にそうじゃないしさ。
恋愛と結婚の関係
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
だからなんか今の世の中ってさ、あくまで恋愛しなきゃとかときめいて、この人だって決めた人としか結婚しないって思っちゃってると、結婚する率ってお見合いに比べたら少なくなっちゃうよね。
スピーカー 1
まあそうだね。だから結婚する若者がどんどん減ってっちゃって、少子化には歯止めが効かなくなってっていうね、悪循環になっちゃうわけだからさ。
スピーカー 2
そうなのよ。だから恋愛ってなんだろうって。
スピーカー 1
だからほら今結婚しなくてもさ、一人でさ、楽しめるようなさ、こういろんなものがあるわけじゃん。
スピーカー 2
あ、まあそうだね。
スピーカー 1
ね、娯楽に満ち溢れちゃってるからさ、なんか最終的に、まあもちろん寂しいとかそういうのはあるかもしれないけど、一人でもなんとかなっちゃうんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
っていうのもあるんじゃない。やっぱりそういう社会になってきてるわけだし、まあそこをこう、変革しようっていうところではなく、やっぱり子供の数っていうのは増やしていきたいよねっていうところはあるよね。
スピーカー 2
ああ、そうだね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
まあということで、ちょっと正月から。
何を話してるんだって思われた方もいるかもしれないんですけども。
今回は一夫一夫制についてでした。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
もしよかったら、今回の話を聞いて、私はこう思うとか、お見合い結婚はこうだったとか、お便り送るフォームが概要欄にあるので、送っていただけると参考になります。
スピーカー 1
はい、ぜひともいろんな意見見てみたいんで、よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい。それでは、2024年も大人の近代史、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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