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ちょっと待って、そのリクエスト、やらずにはいられない。
始まりました、「大人の近代史」よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
俺さ、いつも思うんだけどさ、おが太郎この一言ゼリフあるじゃん。
なんかすごいね、心がこもってるよね。
あ、そう。
ま、こめてみた。
いや、いつもだから大丈夫。あの、いつもね、なんか、俺普通に喋ってるわけじゃないじゃん。
あ、そう?
うん、なんかね、心がこもってるよ。
なんかわかんないけど。
違う、なんかさ、要はさ、なんか多分台本あるわけじゃん。
台本?
台本というか、なんか多分見ながら言ってるわけじゃん。多分長いセリフとかもあるから。
あ、セリフはね、うん。
そうそう、読んでる感じがしないんだよね。
あ、そう。
そうそうそう。
なんだそれ。
わかんない、感情がこもってるというか。
まあ、ということで、今回は長丸がどんな感情を込めてリクエストをやってくれるのか楽しみです。
はい、私は本日、たまちゃんさんからのリクエストをやりたいと思います。
はいはい、何でしょう?
まずコメントをちょっと。
いつも楽しく拝聴しています。大学生の娘は理学部であまり歴史に関心がなく、また私と同じ熱量を持って歴史を語れる友もなく、
おときんディシリエーターことを話したいのに話せない悶々とした日々を過ごしています。
歴史は年代によって穴が存在します。
例えば私が学校で学んだ歴史は、自分の生まれた頃までの歴史です。
子供の頃に起きていたことや事件などは学校で学ぶことはなく、子供なのでまともに理解できずスルーしてきた歴史です。
その穴は、自ら学びに行かなければ埋められない穴でもあります。
大人の近代史でそういった超最近の近代史も取り上げていただければなと思っています。
一つリクエストが許されるなら、沖縄返還に関わる密約、西山事件ですかね。
先月西山事件の、あ、このリクエストもらったのがあのー、3月か4月かちょっとごめんなさい、ちょっとちゃんと覚えてないですけどそれぐらいにもらってるんで。
西山事件の西山さんが亡くなったと報じられていました。
長室さんの得意分野っぽい気がするのですがいかがでしょうか。
これからも応援してます。頑張ってくださいね。
っていただきました。
おーすごい。長文でしかもなんか気持ちのこもった内容だったね。
そう、あのこのコメントのね、子供の時にさ、まぁちょっと要約しちゃうけど、子供の時にさその歴史ってこう学んでるけどさ、
歴史ってさ、例えばさ、俺らが学んでたその、まぁ、えっとうちらが小学生中学生って言うともう20年そこら前じゃん。
うん。
その頃のあの教科書に載ってた歴史と今の子が学ぶまた歴史の教科書ってちょっと違うんだよね。
確かにね。
そう、で、また世代が違えばさ、その時の歴史の教科書。
だってそれこそ戦前戦後、小ヶ太郎が戦後教育みたいなのやったじゃん。かなり前半の時に。
うん。
あんな感じでさ、全然さ、それこそ戦後と戦前でさ、全然さ教育も違うしさ、習ってきたことっていうのも全然違うわけじゃん。
03:01
うん。
で、その、そう俺この言葉に感動したんだけど、その穴は自ら学びに行かなければ埋められない穴でもありますってさ。
いやすごいね。
いやすげーなって思って。
確かに思った。
俺はこの言葉に感銘を受けて、今日は西山事件をやりたいと思います。
なるほどー。長丸穴好きだもんね。
え?穴好きは小ヶ太郎でしょ?
ごめん、今の無しでいいや。
え、いえ、カットしないよこれ。
じゃあ早速西山事件やりたいと思います。
はい。
西山事件っていうのはどんな事件かっていうと、これあのちょうどさ、前回小ヶ太郎がさ、日米、あの沖縄返還協定に関するところをちょっと触れたじゃん。
確かにすごいタイムリーだよね。
そう、タイムリーっていうか、お前らオトキンだから仕組んでるんだろうとかってちょっと思われるかもしれないけど、これ仕組んでないんだよね。
仕組んでないね。
そうそう、直前までどっちがやるかっていうのを前回分決めてなくてさ、で俺はもうこのリクエストやろうって思っててさ、用意はしてなかったけどやろうっていうのは決めてたわけよ。
はいはい。
で小ヶ太郎がさ、あれ?かぶった?みたいな感じの内容だったからさ、ちょっと焦ったんだけど、あーよかったかぶってなかったと思って。
あーよかったよかった。
そう、いやまあ別にかぶったら俺は返ってただけなんだけど。
あー。
そう、でまあちょっと脱線しちゃったけど、でその日米、沖縄返還協定の時に、日本とアメリカの間で密約があったんだよね。
はいはい。
で、その密約を毎日新聞の西山さんっていう記者がリークしたんだよ。
あーはいはい。
そう、でその西山記者の名前を取って西山事件って通称呼ばれるのよ。
はいはい。
で、ちょっとコメントでも読んだけど西山さんはつい最近亡くなってるんだよね。
あーそうなんだ。
そうそう、それでちょっとその亡くなった時にさ、なんだこの西山事件ってちょっとだけこう、なんだろうニュースになったりとかさ、ちょっと話題に上がってたりもしたんだけど。
うんうん。
で、自分もそこで見て、あーなんかこの事件面白そうって思ってね。
そしたらリクエストも来てて、お、いいじゃんいいじゃんって思ってたんだけど。
はいはい。
で、えっとさっき密約があったっていう話をしたけれども、
うん。
この密約の内容もね、ちょっと先に言っちゃうと、本来アメリカがね沖縄をこう日本に返すにあたって沖縄のさ土地を借りてたわけじゃん。
はいはい。
でその土地の知見者たちに保証費を払うっていう約束をしたのよ。
うんうん。
まあ今まで借りてました、あのさらちにする費用ですとかさ、まあなんか邪魔なもん処分する費用ですとかさ、まあそもそも借りてたからとかそういういろんな理由はあるけどさ。
まあその知見者に支払うべき保証費をアメリカが払うべきなのに、これを日本が肩代わりしますっていう約束をした密約なのよ。
あーはいはい。
でちなみにその額は400万ドル。
400万ドル。
当時のいくらかっていうのはあの前回の放送を聞いてあのかけるいくつってやってもらってよろしいでしょうかというところで。
はいはい。
うん、まあいいや。
で、まず沖縄返還協定についてはちょっともうちょっと触れときたいんだけど。
うん。
沖縄はさ、まああのご存知の通り日米戦争、あの太平洋戦争で沖縄戦以降アメリカの占領下に置かれてたんだよね。
06:07
はいはい。
で、サンフランシスコ講和条約で日本に帰ってくると思いきや帰ってこなかったんだよ。
はいはい。
アメリカの統治下に置かれたんだよね。
うん。
そうだから日本とはこう切り離された形で返還までこう歴史は続いていく形になるんだけれども。
うんうん。
まあ例えばほら、日本からさ沖縄に行くってなるとパスポートが必要だったんだよね。
はいはい。
そう、そんな感じで。で、もちろん使われてるお金もドルだったしとかそんな感じでもう全く日本じゃない。
住んでいるのは日本、もちろん日本人だけれども完全にアメリカになっていたっていう状態が続くんだよね。
はいはい。
で、この間ずっと沖縄ではさ日本への復帰運動っていうのは続いてたんだけれども。
1969年に佐藤英作とニクソン大統領が首脳会談で沖縄の日本復帰に関して合意をするんだよね。
うん。
で、それで1971年に沖縄返還協定が調印される。で、その翌年に日本への復帰が実現したっていう感じなんだけれども。
うんうん。
ここで、まあちょっと脱線しちゃうからあんまり触れないけど、日本への復帰は実現したけれどもそれまでと同様に従来同様に沖縄の土地っていうのは米軍基地として提供することになっちゃってたりっていうのは今の今まで続くさずっと問題として残っちゃってるじゃん。
はい。
っていうところがまあちょっと問題としては残っちゃったけど一応形状は日本にはちゃんと帰ってきたっていうところで。
で、この帰ってくるにあたって、まあ詳しくこんな感じのっていうところまでちょっと今日は言うつもりなくて、とにかく返すにあたって密約が結ばれて、それがさっき言ったアメリカが払うべき400万ドルを日本が肩代わりするっていう。
で、これもちろん密約だからさ、外面はアメリカがもちろん払うっていう感じでこうなってたわけよ。
はいはい。
っていうところだったんだよね。
うん。
で、西山事件にちょっと今度は戻るけど、西山事件っていうのはその沖縄が帰ってくる年1972年に衆議院予算委員会で日本社会党の議員さんがこの密約について追及するんだよね。
はいはい。
予算委員会で。そこで外務省が打電した極秘情報、その密約について関係するような極秘情報の電報のコピーを持ってたんだよね、その時に。
はいはい。
で、このコピーに沖縄返還協定について話し合われた内容とかが書かれてて、で、政府としてはこのコピーは外務省のものだっていうことは認めるんだよ、そこで。
はい。
確かにこれは外務省からの書類ですと。ただ、密約については否定したんだよね。
うん。
この密約について書かれていた、まあその沖縄返還協定について話し合われた内容が書かれていた資料をこの日本社会党に提供したのが西山記者なんだよね。
はいはい。
あ、ちょっと西山記者のことちょっとだけ話すと、この方は1931年生まれで、まあ今年に亡くなってるから2023年まで、まあ結構90歳くらいまで生きた長生きした方なんだけれども、
09:01
はいはい。
毎日新聞社の記者なんだよね。
うんうん。
政治部の記者の方で、その西山事件の当時はまあ40歳だったんだよね。
はいはい。
で、この西山記者にどうやってこの機密情報が漏れたのか、西山記者はどうやってこの機密情報を得たのかっていうのが、まあ問題になるわけよ。
はいはい。
まあその西山記者がさ、情報を手に入れたのは、外務省のどうやら女性事務官から手に入れたっぽいぞっていうのまでわかるんだよ。
うんうん。
で、この手に入れ方っていうのが結構問題になるんだけど、どうやって手に入れたかっていうと、この西山記者と外務省の女性事務官は、まあどっちも結婚してたんだけど、不倫関係になるのよ。
えー。
そう。で、不倫関係になって、女性事務官に依頼をして、情報を手に入れたっていう。
うわー、なんだそれは。
そう。まあ小片郎のちょっと大好きな不倫っていう話になってさ、ちょっと今こう盛り上がってくるかなと思うんだけど。
やめろ、全く語弊があるわ。
まあね、ほら、でも別にさ、今の世もさ、昔の世も不倫って言うとちょっとこうワイドショーになっちゃうぐらいさ、みんな関心は高いことじゃん。
まあ確かにね。
そう。で、やっぱりさ、これちょっとこの後も話すけど、この事件のインパクトは、その密約があったこととか、情報がリークされちゃったことよりも、不倫っていうところがやっぱりこう、真っ先にこう注目されちゃうわけよ。
はいはい。
だからちょっとなんか脱線したまんま、こう裁判とかもこう言っちゃうんだけど、裁判って言ったからまあお察しの通り、この2人は国家公務員法のいわゆる首秘義務違反で逮捕されるのよ。
あーそうなんだ。
そうそう、情報漏洩させたっていうことで。
うん。
で、逮捕されて、でさっきも言った通り、まあ世間的にはなんかもう密約だとかさ、その情報漏洩させたとか、まあ情報漏洩させたことは結構注目はされてたけど、
なんかやっぱり不倫関係でその情報が漏洩したみたいなところ、なんかスキャンダルじゃん、完全に。
はいはい。
それでちょっとこう盛り上がった事件なんだよね。
うんうん。
で、この事件なんだけれども、判決の部分にちょっともう行きたいんだけど、
はいはい。
判決について、第1審では西山記者は無罪判決を受けるのよ。
うんうん。
で、女性事務官は有罪になるのよね。
はいはい。
ちなみに懲役6ヶ月の執行猶予1年の有罪なんだけど、
うん。
これってさ、ちょっと今一審だけ聞いてどう?
え、西山記者は無罪で女性事務官は有罪なんだっていう感じがする。それとも、え、当然じゃんって思う?
あ、そうだね。
あ、違うんだって思ったね。
無罪なんだ一方みたいな。
そうそうそう。
要は、西山記者はさ、あくまでもさ、情報をさ、手に入れて、
それを政府関係者に、政府関係者っていうか議員さんか、あの日本社会党の議員さんにこう渡したっていうだけで、
それは漏洩に当たらないんじゃないかとかさ、まあいろいろちょっと争点はいろいろあるんだけど、
まあ要はとにかく犯罪まではいかないんじゃないかっていうところで無罪になってるんだよね。
12:03
あー。
あ、一審の話ね。一審。
で、女性事務官は当然ながら情報を漏洩させた超本人だから有罪になるのよ。
あーそうなんだ。なんかもうどっちも無罪なんじゃないかと思ったけどね。
あーこれはね、女性事務官はね、どうやっても有罪にはなるね。
あーそうなんだ。なんか漏れてもしょうがないだろうってことやってったんだからっていう思いがあるけどね。
この密約はもちろん公表する気はさらさらなかったわけよ。政府としては。
あーはいはい。
そう。で、それはさ、あの、その情報のコピーは外務省からのものだっていうのは認めたけど、
密約については否定したっていうのはそういうことなんだよ。政府としては公表する気ゼロだったわけよ。
はいはい。
で、そんな国家機密を漏らしたわけだから、守秘義務違反っていう形でどうしても有罪は免れなかったっていうところなんだよね。
はいはい。
で、女性事務官はこの一審の判決を受け入れるのよもう。
うん。
ただここからあれなんだけど、女性事務官はいや西山記者が無罪なのはおかしいでしょってなって、
そこからは自分も有罪なんだからあいつも有罪にしろよっていう感じの立場になってくるんだよだんだん。
へー。
そう。で、ちなみになんだけどちょっと俺この女性事務官はあのプライバシーとかがあって、
多分ね今普通に調べても名前とかなかなか出てこないんだよ。
ちゃんと調べれば出てきちゃうんだけど。
はいはい。
だから女性事務官っていう言い方をしてるし俺も。
うん。
だからちょっとそういうところで配慮して、あえて名前も言わないし、女性事務官でちょっと統一はするんだけど、
まあそんな感じでちょっとこの方に関してはちょっとそんなにもう深く触れたくはないというか、触れないようにはしますと。
はいはい。
まあそんな感じで西山記者は地裁では無罪だったんだけど、あの口頭裁判所でまた裁判を受けることになるのよ。
はい。
まあ2審だよね。
で、この2審では有罪判決が下るのよ。
うん。
ちなみに懲役4ヶ月の執行猶予1年。
はいはい。
まあほぼほぼその女性事務官と変わらないような系になったんだよね。
あー。
あのこの西山って人はなんだ元々その情報を盗み出すためにわざと近寄ったのかな。
これはね、すごい難しいところにつくんだけど、どっちとも取れるし。
あー、まあそうだよね。
ただこれはもう完全にほぼほぼ推論の域に達するけど、あの小片郎の言う通りだと思ってる。
あー、まあじゃなきゃ言わないもんね。
そうそう。断定はできないけど、本人が絶対違うって言っちゃえばそれまでだし。
はいはい。
ただどう考えてもそのために近寄ったなっていうような感じではあるよね。
へー。
そう。で、有罪判決が出るわけよ。
うん。
で、これ最高裁まで行くんだけど、最高裁もこの有罪判決を覆すことはなかったんで、有罪が確定するのに西山記者に関しても。
はい。
まあちょっと判決用紙ちょっと先に言うけど、判決用紙なんでちょっと難しいしちょっと長いんで、ちょっと聞いててもらいたいんだけど。
はい。
報道機関が公務員に対し秘密を漏じするようにそそのかしたからといって、直ちに当該行為の違法性が推定されるものでなく、それが真に報道の目的から出たものであり、その手段・方法が法秩序全体の精神に照らし相当なものとして、社会観念上全認されるものである限りは、実質的に違法性を欠き、正当な業務行為である。
15:24
まずちょっとこう出たんだよ。
はいはい。
何言ってんのって感じだと思うからちょっと簡単に噛み砕くと。
うん。
報道の自由だよね要は。
はいはい。
ちゃんと信念に基づいて、国の秘密暴いてやろうぜとかまあそういうところまではちょっと行かなくていいと思うけど、これはみんなに伝えるべきことなんだ、報道の自由なんだっていうんで、得た情報っていうのは、社会観念上全認されるものって言ったけど、まあ要は一般的に考えて常識的に手に入れたものだったら、まあこれは違法じゃなくて正当な業務行為だよっていうことを言ってんだよね。
はいはい。
で、ただ西山記者はどうしたかっていうと、女性事務官と不倫関係になったでしょ。
はい。
ちょっとこれでまたもう一回判決用紙に戻るんだけど、当初から秘密文書を入手するための手段として利用する意図で、あ、ちなみにもうここでほら判決ではさ、あのこう言ってんだよ。
うんうん。
で、えっと利用する意図で、女性の公務員と肉体関係を持ち同所が、未宜関係っていうのはこの、まあ肉体関係とかそういう不倫の関係のことね。
未宜関係のため、被告人の依頼を拒みがたい心理状態に陥ったことに生じて、秘密文書を持ち出させたなど、取材対象者の人格を著しく蹂躙した本件取材行為は、正当な取材活動の範囲を逸脱するものである。
っていう判決用詞。こっちはわかりやすかったと思うんだけど、うん。要は手に入れ方が汚ねーよなっていう判決なのよね。すっごいもうざっくり言っちゃうと。はいはい。その情報を手に入れるためにそんな汚い手段使うんですかあなたはみたいなそんな感じ。はいはい。
それで有罪になるわけよ。うん。だからさ、例えばさ、これが不倫じゃなくて、まあ本当のガチガチの恋愛でさ、まあお互い結婚しなくてね。恋愛関係で世間話の中で手に入れた情報とかをリークしたんだったら西山記者はもしかしたら大丈夫だったかもしれない。はいはい。
ただ、この判決で言ってる通り、その情報を入手するために不倫っていう、まあ肉体関係ってもう諸言言ってるんだけど肉体関係をもって女性が断りづらい環境を作っちゃうんだよね。はいはい。これさ、ポイントは女性も結婚してんのよ。うん。だからさ、バレたら、まあバレるんだけど結局バレるんだけど有名になっちゃうからこの事件自体。うん。
そう、やっぱバレちゃまずいとかさ、で、やっぱさ、今と時代違うじゃん。うん。1970年代だからさ、それこそさ、まだまださ、男女雇用機械均等法みたいなものもないぐらいだしさ、女性の権利っていうのはさ、結構さ、今に比べてさ、全然なかったわけよ。はいはい。あれでも公的にはもちろん平等つってたけど、実際平等じゃないよねみたいなところはずっとあったわけじゃん。うんうん。
18:06
だからさ、やっぱり女性としてさ、もう男が不倫するより女が不倫する。まあこれ今もそうかもしんないけどさ、なんかの方が馬心が強いじゃん。あー、そうかな。うん。強いね。だからさ、やっぱりそういう感じでさ、不倫っていうものに対するこう背徳感っていうのもやっぱより強かったわけよ。はいはい。
だからそういう真理を利用して手に入れた情報っていうのは、じゃあ正当性があるかって言ったら、まあ正当性がない、まあさっきから言ってるけど汚いよねっていう判決なわけよ。うんうん。これでまあ有罪になったっていう話をさっきしたけれども、ここでさ、じゃあちょっと前半に言った報道の自由はどうしたっていうところになるんだけど、はい。憲法21条にそもそも報道の自由っていうのはあるんだよね。はい。
憲法21条に、周回決謝及び言論出版その他一切の表現の自由はこれを保障するって言ってんだよ。はい。憲法に報道の自由保障するって書いたんじゃんっていう感じなんだけれども、それをこの判決っていうのは、まあ覆したわけじゃないんだけど、西山記者がやった行為っていうのは、その正当な取材活動の範囲から逸脱していたから、報道の自由はそういう場合に関しても認められるものじゃないですよ、無制限じゃないんですよっていうことを
判例として作ったんだよね。この西山事件で最も大事なのはそこなんだけど。はいはい。で、これいわゆるさ、知る権利って言葉あるじゃん。うん。そう、この知る権利っていうものも、どんな手段使っても知る権利っていうのは許されるわけじゃないよっていうのを認めたっていうか、まあ定めた判例になるんだよね。はいはい。だから、岡太郎が知りたいからって悪いことして情報を得るみたいなことは、やっぱりそれは犯罪ですよっていうような感じ。
はいはい。まあ別に岡太郎に限ったことじゃないけどさ、当然だから。うんうん。で、この西山事件っていうのはその知る権利も一定の制約を受けることになりますよっていう判例を作ったっていう意味で有名な事件なんだよ。はいはい。だからさ、法律とかをこう勉強している人は知る権利って言葉が絶対出てくると思うんだけど、うんうん。その知る権利に関して判例つったらもう絶対西山事件つっていいぐらいこう対になって出てくるような事件なんだよね。
あーそうなんだ。そうそう。で、ちょっと最後になるけど、一応この事件のその後をちょっと簡単に話したいんだけど、うん。女性事務官はちょっとさっき触れたけど、女性事務官は当然ながら仕事できなくなっちゃうんだよ。もう退職して離婚もするんだよね。はいはい。で、まあその後はプライバシーの関係もあって、名前とかももうこうどんどん報道されなくなって、今は完全に所在もわからないし、まあ歴史の中からはこうふっと消えていったわけなんだよね。
はいはい。で、ちょっと俺これ調べたんだけどさ、やっぱりわかんない。今何してるかとか、そもそもそのまだご存命なのかもうなくなっちゃってるのかもわからない。うんうん。年齢的には多分ね西山さんと近いぐらいだと思うんだけど、だからちょっとわかんないんだよね。はいはい。で、女性事務官はそんな感じの、それ以降はもうこうスポットライトを浴びるっていうかそういう感じじゃなくて、まあどこかでこう静かに、まあ余生を過ごしているのかわからないけどそんな感じでなったんだよね。はいはい。
21:14
で、じゃあ肝心の西山さんどうなのっていうところなんだけど、当然西山記者も有罪判決受けちゃうから、毎日新聞社勤めてたけどこれを退社することになるんだよね。うんうん。で、家がさ、ちょっと商売やってて、その家業を継ぐんだよ。はいはい。でもこれもうバブルの崩壊ぐらいで、生計が傾いちゃって、家業は辞めちゃって、ジャーナリストに転身して生活していくことになるんだよ。はいはい。
で、そんな感じで西山さんはつい最近、まあ亡くなったんだけれども。うん。で、この方結構ね、あの、その後もテレビとか出てくんのよ。はいはい。一番最後に見たのね、俺1年ぐらい前だったかな。わかんない、ちょっと1年前の西山さんかどうかちょっとわかんないけど、なんかで出てきててね、やっぱその時もね、この密約のこと喋ってた記憶があるんだけど、まあ結構最後の最後まで私は悪いことなんかしてないよっていう感じのスタンスをこう貫いてたんだよね。はいはい。
で、やっぱり人によってはこの西山さんってちょっと英雄視してるっていうかさ、ちょっとヒーロー的な扱いをしてる人たちもいるんだよ実際。左翼寄りの人っていうの。はいはい。まあもちろんその要はさ、政府と戦った人って感じじゃん。密約をこう暴いてみたいな感じだから。うんうん。だからそんな感じでちょっとまあ有罪判決受けて、まあちょっと犯罪者みたいなちょっと言い方もしちゃってるところはあるけど今回のあの音声では。
ただ、あの人によってはやっぱりさそういう見方もあるから、一概に誰が悪いとかそういうのはちょっと正直自分もわからない。だから確かにやり方は汚かったけど、まあ犯罪がどうかって言われると確かにどうなんだろうねっていうところは正直。まあ小片郎もね、ちょっとそこは感じたかもしれないけれども、そういう感覚もなきにしもあらずかなっていうところはまあ実際あるかなっていう感じだよね。はいはい。
で、ちょっと最後になるけど、この密約に関して2000年にアメリカでこの沖縄返還協定で密約があったことを示す文章が公開されるんだよね。うん。アメリカってさ、ちょっとこうやって時代が経つとさ、なんかこういう秘密文書でも公開してくれたりするんだけど。あーはいはい。でそれにこの沖縄返還協定の密約も入ってて、で世間はなんだやっぱり密約あったんじゃないかって話になるわけよ。うんうん。
で西山記者はその密約やっぱり本当だったんじゃんっていうことで国を訴えるんだよね。あーはいはい。要は不当に起訴されたって。要は密約を隠したいがためになんかこうやって自分を悪者にしたみたいな感じで国を訴えるんだよ。はいはい。でこれに関しては残念ながら最高裁判決で棄却されるんだよね。残念ながらかどうかちょっとわかんないけど。うん。
でこれはね損害賠償ももう請求権は消滅しちゃってる、あのもう特に消滅しちゃってたし、密約の文書の非公開っていう選択も当時の日本政府の判断が妥当だっていう最高裁の判断なんだよね。はいはい。だから当時の日米関係とかまあいろいろその社会情勢とかいろんなところを鑑みた時に日本政府が密約を公表しなかったっていうのは妥当ですっていう判決になって結局最高裁判決であの訴えは退けられちゃうんだよね。はいはい。
24:13
こんな感じで。西山事件ちょっと今日は終わりにしたいと思うんだけれども、最後にちょっと尾形の感想をぜひお願いします。はい。自分またしてもこの西山事件ってあの全く知らなかったから、
こういう事件があったんだと思って、沖縄のさその密約っていうのってさ結構言われててさ、今回の西山事件でわかったことも多分あると思うけど他にもさあるんじゃないかって結構言われてたりするじゃん。
例えばさ、なんか思いやり予算って言われるさ、なんか米軍駐留対するその経費とかさ、毎年どんどんその沖縄返還の後からさ、その思いやり予算って言われるものがさ、こう増えてってわけじゃん。そうそう、なんかそういうのもさ感じるし、なんか今回のその情報を漏らしたっていうのは確かにまずいことなのかもしれないけど、
重要な情報だなとは思ったけどね。まあその密約を漏らしたことで誰か得すんのっていうところは微妙なんだけどね。確かにね。当時のパワーバランスもあったしね。だから日本にとって得なのか損なのかっていうのを考えた時に当時の政府は公表しない方がまあいいでしょうっていう判断に至って密約になってるわけだよね。
あー確かにね。うん。まあ日本が肩代わりするのがいいか悪いかとかそういう問題じゃなくてさ、単純にまず返還されたことを喜ぶべきでしょっていう考えだったのかもしれないしね。ちょっとそこはもう何とも言えないからね。ちょっと俺もこの密約がさ、いいのか悪いのかっていうところは正直よくわかんないね。
でも沖縄の人からしたらさ、なんか悔しいというかさ、だってさ戦後負けてさ、アメリカがこう来てかなり多くの土地をさ、ブルドーザーでとかでさ、土地を取り上げられてさっていう思いをして結局現状回復も日本持ちなのかみたいなね。まあなんかそういうのはちょっと感じたけど。
まあねー。
で、なんかこのちょうど自分もさ、前回沖縄の通貨の差額を保証するっていうのが内密で動いてたときに、それもさ、ある記者がさ、それをすっぱ抜いてさ、保証する前にさ、情報を流しちゃったっていうのがあって、そう、なんかそれはさ、ちょっとやっちゃいけないでしょって本当に思ったのよ。
それに比べてなんか聞いたから、いやなんかこっちはまだまだまともな内容だなと思ったんだよね。
まあ確かに中丸が言うに、だからといって得は確かにしないっちゃしないかもしれないね。
得はしないっていうか、だから本当に日本が得するのかアメリカが得するのかさって言ったら別にどっちも得しない話じゃん。
27:07
かといってじゃあ沖縄が帰ってこなくなるとかさ、来るとか、そういうレベルの話でもないし、しいて言うんだったら当時の政府が日本国民にさ、ブーイング食らうって言ったわけでしょ。
そうだね。
うん。まあだからこの事件さ、結局、だから世間のさ、注目もその不倫関係で情報を得て、なんか情報漏洩したっていうところにこう、完全に目が行っちゃってさ、密約自体の内容は正直本当置いてけぼりになってたんだよね。
確かにね。そっちに注目が行っちゃったんだろうね。
そうそう。だから、なんでそんな密約なんだよみたいなのはほぼほぼ、まあなくはないんだろうけど、まあ全然そんなのは盛り上がらなかったって言えばいいの。
ああ、まさにさ、それこそ今のメディア、というかメディアというか視聴者の関心するところが、結局そういう不倫とかさ、すごいじゃん、注目度が。なんかそれに似てるというかね。
うん。なんかそんなどうでもいいと思うけどなって思っちゃうんだけどさ、俺は逆に。
他人のね。
うん。他人の動向とかさ、今で言ったらあの岸田首相の息子さんがさ、なんかなんだっけ、忘年会かなんかで首相観点でなんかちょっと悪ふざけしちゃったんでしょ。
はいはいはい。
なんかどうでもいいよなって思いつつさ。
まあ、じゃあということで、今回は西山事件についてでした。
はい。
もしスポーティファイでお聞きの方は、今スポーティファイの評価がもうすぐでね300を超えるので、まだしてない方、トップページに評価ボタンを押すところがあるので、押してくれたら嬉しいです。
はい。星5でお願いします。
はい。他にも、他の媒体でもそういう機能があったりするので、ぜひご協力お願いします。
はい。お願いします。
それでは最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。