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2023-04-18 29:53

#110「徴用工問題」日本と韓国における対日請求権問題

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戦時下における日本による朝鮮人労働者の強制徴用問題。
日本と韓国における対日請求権問題は既に解決済であるが、当時の韓国政府方針と現韓国世論の見解相違などから未だに問題が長引いている。
2023年になってから韓国政府が約束通り賠償を政府が肩代りすることを表明し悪化し続けていた日韓関係にも改善の兆しが見られてきた。

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00:04
小説家、樋口一葉は言った、「恋とは尊く、浅ましく、無残なものなり。」
始まりました、「大人の近代史」。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
なんか、解説いるかな?
いや、解説って、俺も、このね、どんな思い出っていうのは、ちょっとそこまではわかんないけど、
なんか、樋口一葉ってさ、若くして24歳で亡くなってるんだってね。
そうだね。
で、なんか、最後のさ、あの、師匠であった小説家のさ、人に片思いしてさ、
まあ、それがなんか、最初で最後の恋だったんじゃないかって言われてたりするけど、
結局、まあ、実ることはなくてさ、その中での葛藤の一文なのかなって思って。
なんか、共感したの?よくわかんないけど。
なんか、すごい言葉だなと思って、この人、どんなことがあったんだろうって、ちょっと調べちゃったの。
ああ、なるほどね。
そうそうそう。
まあ、今日は長丸がどんなテーマなりか。
え?え?何今の?
いやいや、終わったよ、終わったよ。
今ので終わっていいの?
そうそうそう。
あえて何にも書けなかった、今回は。
なるほど。
本日はリクエストにお答えしたいと思います。
ああ、そうなんだ。
鉄とプリンペチカさんからいただいた内容です。
まずちょっと読みます。
2周年おめでとうございます。
あ、ちょうどこれ2周年の放送やった後にもらったコメントね。
はいはい。
2周年おめでとうございます。
正直ここまで続くとは思いませんでした。
最近はリスナーも増えたようでお便りも遠慮していましたが、
このところを責めたテーマに便乗して、
徴用工の問題をリクエストしたいと思います。
結局のところよくわからないまま来てしまいました。
長丸さんのわかりやすく歯に気抜きせぬ物言いで解説していただけると嬉しいです。
今後も長く続けてください。
というお便りいただきました。
ありがとうございます。
はい。
長丸氏名なので早速取り扱いたいなと思います。
そうだね、徴用工ってこと?
うん。
お願いします。
徴用工問題っていうのが最近ニュースですごい出てくるなっていう多分印象を皆さんお持ちかなと思うんですけれども、
はいはい。
3月6日に韓国が徴用工問題の解決策をいきなり発表したのよ。
あ、そうなの?
そう、それでニュースとかで徴用工、徴用工ってすごい3月中ってめちゃめちゃ取り上げられてたんだけれども、
はいはい。
解決策ってどんな内容なのかっていうと、
韓国の裁判所は日本企業に対して賠償金を命じてたわけよ。
払えってお金を。
うんうん。
その賠償金を韓国政府が原告に支払いますよっていう解決策を提示したわけ。
うんうん。
03:00
それでちょっとこの徴用工問題っていうのがバーってすごい盛り上がったというかニュースに取り出されていろいろ賛否両論みたいなのが巻き起こってるんだけれども、
はいはい。
で、そもそも徴用工問題って何なのかっていうと、
うん。
第二次世界大戦中に当時の韓国、まぁ朝鮮ね。朝鮮っていうのはさ日本の支配下にあったわけなんだけれども、
はい。
その朝鮮で日本企業にこう無理やり連れてかれて働かされたってするのが徴用工問題なんだよ。いわゆる。
はいはい。
で、ちょっと歴史的経緯の部分をちょっと説明したいんだけれども、
うん。
まず1910年に日本は韓国を併合しますと。
はいはい。
いろいろあって韓国を併合しましたと。
まぁ韓国は今日から日本ですみたいな感じになって、
で、1945年の9月9日まではこの日本の支配っていうのは続いたんだよね。
はいはい。
朝鮮総督府が1945年の9月9日に幸福文書に調印して、そこで日本の支配が正式に終わるわけよ。
はい。
だからまぁだいたい35年ぐらいこう日本の統治下、まぁ支配下にあったわけだ韓国は。
うんうん。
あ、で、ちなみになんだけど、徴用工の問題を取り上げるときになんかこう慰安婦問題とかさ、徴兵の問題とかもこう出てきちゃったりするんだけど、
はいはい。
それに関してはちょっと今日はもう一切取り上げない。
うん。
なぜかというと、色がちょっと違うので、ちょっとここでは取り扱いたくないっていうところで、もうほんと徴用工にだけちょっと絞りますと。
はいはい。
で、続けると、国民徴用令っていうのがその戦時下の日本で出されるのよ。
うんうん。
これがね、1939年の7月に実施されるんだけど、
はい。
まぁ国民徴用令だからさ、まぁ要はそのまんまなんだよね。国民を徴用しますっていう。
はいはい。
これは国家総動員法に基づく国民をもう命令の下で徴用できるっていう。
徴用っていうのは無理やり働かせるのでいいと思うよ。まぁあのちょっと語弊はあるかもしれないけど。
うんうん。
そう、命令で働かせることができるみたいな、そんな法律。
で、国民のだからさ、これは日本っていう国全部を指してたわけよ。もちろん。
はいはい。
で、朝鮮も当時もちろん日本だから朝鮮も含まれますっていう。
うんうん。
ただ、当初はこれとはいっても朝鮮は適用されなかったのよ。
はいはい。
日本本土のみの適用だったわけね、当初。
うんうん。
で、3ヶ月くらい経って朝鮮でも施行されるようになったのよ。
はいはい。
ただ、実際その法律の適用っていうのは結果的に遅らせる形にしてて、
その1939年の10月から朝鮮でも徴用が始まったかっていうとそういうわけではなくて。
うんうん。
あくまでも民間企業がうちで働きたい人みたいな感じで応募するような形で働き手を募ったっていうのがまず事実なわけよ。
06:02
はいはい。
だから手を挙げた人が日本に行って日本の企業で働く、そんなイメージ。
うんうん。
で、これちょっと年月が経っていくと1942年、3年後だね、になると朝鮮労務協会っていうのがあるんだけれど、
そこが今度は日本企業で働きませんかっていう圧戦を始めるわけね。
はいはい。
だからちょっと色が変わってくるじゃん、この辺になると。
初めはただただ要は求人が出ててそれに自分から応募しに行くっていう感じ。
うん。
で、これが朝鮮労務協会が圧戦するから要はちょっとこうイメージとしてね、
ハローワークにこう例えばさ、相談しに行ったら日本企業いいよってこう進められていくみたいな、そんなイメージ。
はいはい。
だからちょっと変わるじゃん、自分から手を挙げて行ってたのから進められていくみたいな。
うんうん。
これが対戦末期、1944年の8月に当時のコイソ内閣が閣議決定するんだけれども、
半島人、半島人っていうのは当時の朝鮮半島の人たちね。
半島人にも国民徴用令の適用による徴用を実施するっていうのを内閣で閣議決定して、これが同年の9月から実施されるようになるわけ。
はいはい。
だから1944年の9月からいわゆる徴用、要は強制的にの部分が始まったわけ。
うんうん。
で、これが終戦まで一応法律としては適用されてるんだけれども、
ただ、実質的に続いたのは半年ぐらいって言われてて。
はいはい。
半年ってだいたい1945年の3月ぐらいまでなんだけど、これは当時下関と富山間で連絡船があったんだけど、朝鮮とその本土の。
うんうん。
これがもう戦争のさ、要は状況が悪化して運行できなくなっちゃったんだよね。
はいはい。
だから物理的に働きに行けなくなったっていう、そんな感じ。
うん。
で、ちょっとここまでこの歴史的な部分で話してきたけど、
徴用工問題ってこう一口で言った時にさ、今日本企業で働きに行った人ってさ、大まかに言うと3種類分かれるじゃん。
3種類?
そう。
自分から手挙げて行った人か、圧戦されて行った人か、要は推薦?進められて行った人か、無理やり生かされた人かっていうのがあるわけよ。
はいはい。
で、徴用工問題ってまずこの3つを全部ひっくるめられてるんだよ。
だから、え?それ徴用なの?みたいな人も入ってるっていうのはまず事実としてあると。
はいはい。
ただ、対戦末期に本当に徴用されて、文字通り強制連行に等しい形で連れていかれた人っていうのもいるっていうのももちろん事実。
うんうん。
だから、まあ応募っていうのはさ、あくまでも自由意思だからさ、強制じゃないし、
緩圧戦はもしかしたらちょっと強制的な側面はあったとも言われたりするんだけど、
まあこれもちょっと諸説あるから確実なことは言えなくて、
だからすごいこの辺がもやってするところなんだけど、
全員が全員無理やり働かされたわけじゃないし、
ただ全員が全員自分から進んで働いてたわけじゃないっていうのはまず事実なわけよ。
09:03
はいはい。
それがこの徴用工問題のちょっとまず難しいところではあったんだけど。
うん。
で、実際その徴用工の人ってどれくらいいたのかっていうところなんだけど、
はいはい。
これは韓国政府が認定した元徴用工って呼ばれる人の人数、まあこれはもう亡くなった人も全部ひっくるめてなんだけど、
これが22万6千人いると言われてるんだよ。
はいはい。
たださ、あのちょっと反日的なさ、こう韓国とかの記事とかさ、まあ日本でもいいんだけどさ、
そういった記事とかだともう80万ぐらいただろうみたいなことを言ってるのもあるのよ。
うんうん。
そう、まあかなり人数に開きがあるし、ちょっとここで、だから人数に関してっていうのははっきりと何人いましたっていうのは正直わからないっていうのがあるんだよね。
うん。
で、さっき言った通り、やっぱり少なくとも3種類の働いた人たちにも3種類いて、
で、その自分の意思で行った人もいるし強制的に連れて行かれちゃった人もいるっていうのは本当に事実だから、
なんかその辺は何とも言えないところだけど、
ただ、現代においてもさ、例えば自由意思でさ、就職をしてるけどさ、
勤め先がブラック企業でしたなんていう話はよくある話じゃん。
はいはい。
だから思ってたよりも辛い、でもなんか帰るに帰れないみたいなさ、
当時だったからさ、特に日本に行っちゃったらさ、もう急にじゃあ帰りますって韓国に帰れるっていう状況でもないわけじゃん。
はいはい。
だからそれをなんだろう、もうこれは強制だみたいなことを言ってる人も多分いるとは思うんだよ実際。
うん。
だからこれがちょっと難しいところなんだよね。
結局、個人的な感覚も含めてのさ、強制っていうところも絶対中には含まれちゃってるから、全員は全員強制じゃないし、
ただ少なくとも強制もあったっていうのも事実っていう。
ここがまずやっぱポイントなんだよね。
はいはい。
だからどっちかじゃないんで。
徴用なんてなかったっていうことじゃないし、徴用されたんだっていうことでもないっていう。
ここがまず本当一番ちょっと大きなポイントにはなるっていうところかな。
はいはい。
で、これ戦後に日韓でやっぱり徴用工の問題どうするっていうのがこう話し合われていくんだよ。
うんうん。
そう。で、日韓で問題解決をしたっていうのが1965年に日韓基本条約っていうのを締結するんだけれども。
うん。
そこで日本から韓国に経済援助を行いますと。
はいはい。
その代わりに韓国は対日本に対する請求権っていうものを放棄しますっていう約束をするわけ。
うんうん。
要はあれだよね。経済援助っていう名の賠償金に近いようなものだよね。イメージ的には。
あーはいはい。
を払うことで、今後の日本が過去にやった悪い行いに対する賠償を請求することを放棄しますっていう約束。
うん。
で、これが結構大事なものになって。
うん。
この日韓基本条約なんだけど、これもちょっといろいろゴタゴタするんだけど、韓国は当初、賠償金として21億ドル請求してきたわけよ。
はいはい。
で、ただ日本側としては、賠償っていう形でお金を支払いたくなかったわけ。
12:03
うんうん。
これは謝罪を拒否したわけなんだけど、簡単に言うと。
うん。
で、日本は、だから、そんだけ払えって言うんだったら、そもそも、要は1910年から1945年までに日本が韓国に投資した分の金を全部差し引けよっていう感じで言って。
そうしたら韓国はじゃあ、いやうちは植民地支配してた時の領辱の日々をこう生産しろみたいな感じで、もうこう、なんていうの、平行線になっちゃうわけよ、このやり取りが。
はいはい。
で、韓国でちょっとね、これ、クーデターが起きるんだよね。
1961年にパクチョンヒっていう人がクーデターで政権を奪取して、まあこれ軍事政権なんだけど。
うん。
で、この人は、韓国の発展のためには日本の経済援助っていうのはもう絶対必要だっていう考えの持ち主だったわけ。
はいはい。
だからここからちょっと情報が始まるのよ、韓国側の。
うん。
で、こう折り合いがつくようになっていくわけ、だんだん。
はいはい。
まず1961年の5月から、日韓両国で徴用被害者への補償問題協議っていうのが始まるんだよね。
はいはい。
で、日本側は被害者への個別支給を提案するの、ここで。
うん。
だから、どれぐらいいるかわからないけど、ちょっと個別に、じゃあ一人一人、一人いくらみたいな感じで払いましょうかみたいな、そんな感じのイメージ。
はいはい。
で、ただこの時、韓国側は政府へ一括支給を主張したわけ。
うんうん。
だから例えば一人、じゃあ200万円とかっていうお金じゃなくて、韓国政府に200億円くださいみたいな、そんなイメージ。
はいはい。
で、これは何でかっていうと、さっきちょっと言ったけど、その韓国の経済を立て直すためには、とにかくお金が必要だったわけ。
うんうん。
だから、個人にお金がいったって、韓国政府にお金が入らなかったら意味がないじゃん、あまり、そういう意味で言ったら。
はいはい。
だから個人賠償よりはもう韓国政府にいっぺんに払ってくれよっていうのがまず韓国の言い分で。
で、そもそもなんだけど、個人賠償って言っても誰っていうのがわからなかったんだよね。
あーはいはい。
そう、名簿なんかないから。
うん。
だから、私徴用工でしたみたいなさ、なんだろうね、自分で手挙げてもらうみたいな、そんな感じぐらいしか多分なかったんだよ。
はい。
これも変な話で、韓国からしたら、いやいや連れてった日本が知ってるでしょ、そんなのはって感じのスタンスだったわけよ。
はいはい。
でも日本からしたらさ、いやいや、韓国人がだから、賠償しろって言ってるんだから、そっちで名簿ぐらい揃えろよみたいな、そんな感じ。
だからもう、やっぱりそういうところでもこうなかなかお互いがこううまく噛み合ってなかったっていう。
はいはい。
まあそんないきさつもあって、この日韓基本条約っていうのは表現がすごい曖昧に作られてるんだよね。
うんうん。
英語で作られてて原文っていうのは。
で、その翻訳は各国の言葉にお任せしますみたいな、そんな感じ。
はいはい。
なんかさ、英語をさ日本語にするとさ、多少ニュアンス変わったりするじゃん。
うん、そうだね。
これ、もちろん英語を韓国語に直すと同じようなことが起きて、だからそれぞれ英語を日本語、韓国語に直した時にちょっとこう変わってきちゃうっていうか、意味合いが。
15:07
はいはい。
だからどっちにも取れますみたいなさ、そういうちょっと曖昧な感じになってるのがこの日韓基本条約なんだよね。
うんうん。
例えばなんだけど、日本としては韓国に経済援助っていう形でお金を渡してるのよ。
はい。
ただ韓国としてはこれ賠償金っていう形で受け取ってるのよ。
うんうん。
要は各々の国民に対して都合のいい説明をするためにそういう解釈をしたわけ。
はいはい。
だから日本がさ、例えば賠償っていう形で国民に説明すると、いやなんで賠償金なんだよって、韓国は当時日本でしょみたいな、そんな感じになっちゃうし。
で、韓国がさ、いや経済援助でお金もらいましたよって言っても、いやいや賠償金はどうしたんだよっていう話になっちゃうじゃん。
はいはい。
だから各々の国民はそれぞれ都合のいい言葉で説明を受けるわけ。
うん。
だから例えばあとね、植民地支配に関する用語っていうかところに関しても、これは面白いんだけど、なんか植民地支配はもはや無効っていう言葉を使ってるのよ。
えっとそれはどっちが?
どっちがっていうかもうそういう表現になってるわけ、この日韓基本条約自体が。
あーそうなの。
で、これは何でかっていうと、例えばさ、不法行為とかそもそも無効っていう表現じゃないんだよ。
うん。
もはや無効ってどういうことみたいなさ、なんかわかんないじゃんよく。
うんうん。
悪かったのか悪くなかったのかっていうところをもう言及しないような、そんな表現になってるってこと要は。
はいはい。
だから不法行為でしたとかさ、もうそもそも無効っていうともう植民地支配自体、完全な悪っていうのをさ、この日韓基本条約に盛り込んじゃうことになっちゃうじゃん。
はいはい。
だからそこはもはや無効ですみたいな、なんかそういうちょっとこうふわーってした感じの曖昧な表現を使ってるっていうのは、これ結構有名な話なんだけど。
うん。
こんな感じで日韓基本条約自体ちょっとこうふわーっとしてる条約ではあったっていうのもまず事実としてあって。
はいはい。
で、実際のその条約のところに入ると、日韓基本条約で日本は8億ドルのお金を韓国に渡すのよ。
はいはい。
で、当時の韓国の国家予算って3.5億ドルだったわけ。年間の国家予算ね。
はいはい。
だからさ、2倍以上のお金をこう一気にもらえるわけよ。
はいはい。
ただその代わり、徴用工の個人賠償に関しては韓国政府がもう全部やりますよっていう取り決めをしたわけ、ここで。
うん。
だから、まあ簡単に言うと日本から韓国に経済援助を行います、その代わりに韓国は対日請求権を放棄するっていう、あのちょっと日韓基本条約の頭の方で言ったこの取り決めが、まあ要はそういうこと。
うん。
そう。民間レベルで韓国はまあ周知を行わなかったわけ、まずこれに関して。
はいはい。
だから日本から一括で賠償金もらいましたよみたいなことを言わなかったわけ。
うんうん。
だから民間レベルでは日本政府への、例えば戦後保障とかさ、そういうものをこう求める訴えとかは抗議っていうのはずっと行われ続けるわけよ、韓国では。
18:01
はいはい。
ただ韓国政府はこの日韓基本条約があるから一貫して、2005年までは一貫して対日請求権放棄の立場をずっと取ってたわけ。
うんうん。
まあ当たり前じゃん。国際的に結んだ条約通りのそれ話だから。これは当たり前の話なんだけど。
はい。
ただ2005年にのむひょん政権になってから政策が転換されるのよ。
うん。
ここであの慰安婦とかサハリンの残留韓国人の問題とか、韓国人の原爆被害者についてはみたいな問題に関しては日韓請求権協定のこの対象外ですとかっていきなり主張しだすのよ。
うん。
え、対日請求権放棄したんじゃないのとかって思うかもしれないけれども、まあこれはねもう韓国側のさそういうロジックみたいなのがあるわけよ。
はいはい。
だからそこに関してはもう全然こっちとしてはもう今ここで触れることじゃないからあんま関係ないからあれなんだけど、ただここからやっぱり日韓関係っていうのは結構悪化するわけよ。
うん。
なんかさ、うちらがさ高校生とかさそれぐらいの時ってさ結構反流ブームとかなってたじゃん。
はいはい。
あの時ってまだ日韓関係がすごい良好だったのよ。
うんうん。
でもこののむひょん政権でこういう対日の請求権っていうのはまだあるんだよみたいなことを言い出して、これで政府同士の仲が悪くなって日韓関係悪化して、まあ今にこう至っていくっていう感じの流れになってるんだけど。
はいはい。
だから多分さ今若い人ってさ、なんで日本と韓国こんな仲悪いのっていうイメージの方が多分多いと思うんだよ。
あー。
そう。で、逆にちょっと年配の方の方が昔まだ仲良かった時代を知ってるから、そんなにすげえ仲が悪いっていうイメージをもしかしたら持ってないかもしれない。
あー。まあK-POPとか今すごいけどね。
あー。文化的な部分ではね。ただ政治的な部分で言うとやっぱり日韓関係っていうのはめちゃめちゃ悪いからね。
はいはい。
で、徴用工に関して言うと2009年に韓国政府がちゃんとここで対日保証はできませんよって表明してくれるわけよ。
はいはい。
だから韓国政府としては一応徴用工はもう、慰安婦とかとは違うんですよ。徴用工はダメなんですっていうのをちゃんと認めてるわけよ。対日保証はないんですよっていう。
はいはい。
ただここでちょっと大きく事態が動くのが、2012年に韓国大法院、まあ日本で言う最高裁みたいなもんだね。大法院で日本企業による徴用工賠償責任を認める判決が出ちゃうのよ。
はいはい。
そう、国レベルではそういう賠償とかはもう一切ダメですよって言ってるけど、個人レベルの訴訟っていうのはポツポツ起きてたわけよ。
うん。
で、その個人レベルの訴訟で要は日本企業に賠償責任を認める判決が出るわけ。
あーはいはい。
これ一応言い訳っていうかさ、なんで日韓基本条約なんだったのって話になっちゃうからさ、ちょっと説明すると、日韓請求協定っていうのは日本の植民地支配の賠償請求をするものではないためっていう、なんかよくわからないこじつけで一応判決は出るわけよ。
21:02
うん。
だからその辺からもう一気に、えーみたいな感じに日本もなってくるわけじゃん。国際的に取り決めた約束を守らないんですかみたいな。
はいはい。
で、2018年、韓国大法院が新日鉄積金に、当時の徴用してた企業に対して損害賠償を命じる判決を完全に出すのよ。
はいはい。
で、この時原告が4人いて、でこの4人に対し1億ウォンの賠償を命じるわけ。
はいはい。
これで新日鉄の韓国内資産の差し押さえの手続きが完了したわけよ。
うんうん。
そう、だから韓国にこうさ、まあわかんない、会社の不動産だったりとかさ、まあ会社のビルだったりとかさ、まあ所有する資産があるわけじゃん。あの韓国の銀行に預けてるお金だったりとか。
うん。
そういうのを差し押さえする手続きをしちゃうわけ。
はいはい。
ただここで一応ちょっとポイントなのが、資産の売却はしてなかったわけ。
資産の売却?
そう。だから差し押さえはしてるけど、まだそれを手放して、手放してないっていうか売ってないわけ。
これを現金化しちゃったら、もう新日鉄に関して言えば大損害なわけじゃん。
うん。
だから差し押さえられてるだけだから、まあ別に損害がないって言ったらちょっと合併はあるけど、損害、実損はないんだよね。実損っていうかさ、それによる直接的なダメージはまだなかったわけ。
だからすごい大ごとにはなってないっていう、そんな感じ。
うん、はいはい。
で、日本側の立場としてなんだけれども、1965年の日韓基本条約で、まず徴用工問題っていうのは解決済みですよっていう、もうそれはそういう約束をしたじゃんっていう立場なわけ。
はいはい。
で、韓国内での徴用工裁判とかデモとかそういうの行われてるけど、それってあくまでも韓国内政の問題だよねっていう。だって国際的には解決してるんだからっていう。
だから日本としては内政不干渉の立場をとってたわけ、ずっと。
うん。
ただここで日本企業の資産が売却されるってなると、さっきも言った通り、実害が出るんだよ。
はいはい。
で、そんなさ、実害出たらさすがに黙ってられないし、そもそも国際法違反でしょってそれ。何のための国際的な取り決めをしたんだよっていう。
はい。
だからそんな国信用できないよねっていうのが日本側の立場なわけ。
うん。
で、韓国側の立場としては1965年の日韓基本条約っていうのはそもそも、ほら軍の空出たって言ったじゃん。パクチョン非政権っていうのは。
はいはい。
その、軍政下の政権が勝手に結んだもので、本来もっと考慮するべきこともいっぱいあったのにそれが盛り込まれてないんですよっていう、そういう主張。
うん。
ただ、ちょっとこれ長丸解釈だと思ってもらってもいいんだけど、韓国は本音では日本の言ってることが正しいっていうのは理解してるはず。
はいはい。
だから韓国の主張の方が多分なんか違うなっていう思いながら、でもこれは外交的な問題なのかもしれないけれども、一応そういう感じのスタンスではいるってこと。
24:00
はいはい。
で、今さ、一番初めに戻るけど3月6日にさ、韓国がさ、この徴用工問題の解決策を発表したって言ったじゃん。
はいはい。
で、ちょっともう一回言うけど、韓国の裁判所がこう日本の企業に賠償を命じていたんだけれども、その賠償金に関しては韓国の政府が原告に支払いますよっていう解決策を提示したわけ。
はい。
で、ここまで聞いてもらってわかると思うけど、これって約束通りなんだよね。
あーはいはい。
そうそう。つまり韓国はただただその日韓基本条約の約束を今守りますよっていうのを、この3月6日のニュースで言ったわけよ。
うんうん。
で、それまで対日関係っていうのはめちゃめちゃ悪化してたんだけれども、お、なんだ韓国ちゃんと約束守ってくれそうじゃんって言うんで日本の方も、こうちょっと、まあ歩み寄りっていう姿勢はあんまり出してないけど、ちょっとこうね、日本の中でもそういう感じでニュースになったわけ。
はいはい。
あーなんだ、ちゃんと約束を守る国なんだねみたいな、そんな感じ?
うん。
で、じゃあ最後、なんでこれ急にこんな解決に向かっているのかっていうところなんだけど、
はいはい。
これはね、一説によるとアメリカの圧力があったんじゃないのっていう風に言われてて、
あーそうなんだ。
そう。台湾有事があるじゃん。
うんうん。
で、それをこう控えてる中、やっぱ日米間っていうのは一枚岩でないといけないわけよ。
はいはい。
たださ、日韓関係っていうのはもうここ十数年ずっと悪かったわけ。
うんうん。
だから、これはまずいでしょと、ちょっとどっちか妥協しろよみたいなさ、感じで、まあアメリカが韓国にプレッシャーをかけたとも言われてるんだよね。
はいはい。
で、あとは韓国内部的な部分もあるんだけど、やっぱり経済が結構ボロボロなわけ、韓国は今。
うんうん。
だからこの韓国経済を立て直すためには、日本の経済力、日本の力っていうのは必要であって、
だからやっぱり日本と友好的な関係を築いておくことは双方にメリットあるでしょっていうような考えで、まあ解決に急に動き出したんじゃないかと言われてるんだよね。
はいはい。
で、ちょっとここまで徴用工問題について話してきましたが、最後小片郎、ちょっと感想をお願いします。
はい。長丸の力強い言葉がもう、はいしか言えなかった。
いいよ、そういうのいいよ。
いやいや、いや、徴用工問題って結論はさ出てる問題だからさ、なんか日本側からすると、なんで今更ぐらいな感じの問題なわけじゃん。
あーはいはい。
そうでこれ韓国側のさ言い分っていうのが結構すごいんだよ。だからやっぱりこれはもう日本人と韓国人そもそもの考え方が違うんだなっていうのはすごい思ったけど、なんかいろいろ見て調べて。
うん。
まあそこは別にさ、どっちがいい悪いとかそういう話じゃなくてさ、ただ日本側からしたら日本の国益を損ねるようなさ、ことをわざわざする必要もないかなと思ってるから。
はいはい。
立場としてはもう解決済みの立場でいいとは思うけど。
27:02
確かあの、自分その前、労働時間の歴史やった時に、なんかいろいろ調べた時に、朝鮮の方って結構その労働条件の悪い鉱山労働とかそういうところに回されたのが多かったのかなっていう、なんか自分の中にこうイメージがあって。
うん。実際働いた人は労働条件がいいところに行ったかっていうと多分行ってないと思う。
あーはいはい。
ただそれは別に日本人も同様。
あーそうなんだ。
うん。別に鉱山労働じゃ日本人が働いてなかったわけじゃないし。
あーまあそうだね。
割合っていうところで言うと確かに難しくってさ、単純に母数の問題って言ったら朝鮮人の方が少ないわけじゃん。当たり前だけど。
はいはい。
まあじゃあ少ない中でさ、集まった人数で言ったら朝鮮人の方が割合が多くなっちゃいましたっていうことは全然普通にあり得る話だし。
あーはいはい。
だから別にそれがね、朝鮮人だけ無理やり悪い方向に悪い労働に集めたのかどうかっていうところはちょっと正直わからないけど。
うん。
多分事実としてそういうのもあったんじゃないのかなっていうのもあると思う。
あー今のさ、日本を見てもさ、海外から外国人労働者多く雇ってさ、やってるとこもあるけど、
それってさ、やっぱり日本では日本人があまり成り手がいないというか、どちらかというと人気がないような、そっちの方に仕事が多いような、そんなのが実際にあったのかなっていう感じもするけどね。
まあ何だろうな、無理やりその人たちにその仕事を回してるっていうよりはさ、例えば日本人だったらこの労働条件じゃやりたくないよっていう仕事なわけじゃん、きっとそれって。
あーまあそうだよね。
そう、じゃあ誰がやるのって言ったらさ、日本で働きたいって言ってるその外国人がそういう仕事に就きやすいから就くっていうところがあって、別に無理やりさ、外国人をそういう労働環境に引っ張ってきてやろうってやってるわけじゃないと思うんだよ、今の。少なくとも今は。
あーはいはいはい。
そう、仕組みの上でそうなってるっていうところであって、まあそれがいいかって言われるとちょっと俺は正直良くないと思うけどさ、そういうのは。
あーはいはい。
成り手がいないからじゃあ外国人が、外国人だったら働いてくれるからとかっていうのはなんかちょっと違うなっていう気はするけど。
あーはいはい。
ただ仕組みの上で今はそうなっちゃってるよね。
うん。
当時はちょっとわからないけど。
はいはい。
まあ、じゃあということで今回は徴用工についてのテーマでした。
はい。
もしよかったら何か率直な意見とかコメントを概要欄のとこにコメントを送るフォームがあるので、よかったらお待ちしております。
はい、ぜひともお願いします。
はい、それでは最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。
29:53

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