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2022-10-21 11:08

(13)武田信玄③ 金山に近い隠し湯・下部温泉

武田信玄の3回目は下部温泉(山梨県身延町)との関係。信玄の「隠し金山」の一つ、湯之奥金山(山梨県身延町)の麓にあるこの温泉は、第四次川中島の戦いで傷付いた将兵を癒やしました。


【聞き手】奈良歩美

■志真うたさん
Twitter @shimautat 
instagram @shimauta_32


【この番組は】
歴史上の人物や出来事、文化、芸術の影で、実は「温泉」が大きな役割を果たしています。壇蜜さんのものまねなどで知られるお笑い芸人で、歴史×温泉ナビゲーターとしても活動している志真(しま)うたさんが語る新番組をお届けします。

志真うたさんが、ひときわ艶っぽく読み上げる『志真うたのおやすみ前の百人一首』も、ぜひお聴きください。(リンク)

 

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産経Podcast
島唄の歴史の陰に名湯あり
歴史温泉ナビゲーターの島唄がお届けします。
この番組では歴史好きのあなたにぜひ知ってほしい
歴史と温泉のガーイつながりをご紹介していきます。
今回は温泉好き武将といえば
武田信玄と島唄温泉
本日の聞き手はこちらの方です。
こんにちは、奈良ゆみです。
よろしくお願いします。
奈良さん、信玄ですまたまた。
嬉しいですね、続いて。
ありがとうございます。
信玄って結構いろいろ土地を持ってましたけども
当時の戦国時代で生き抜くために、いろいろやっていくために
お金大事じゃないですか。
そうですね。
武田君の財政を支えたのが実は金なんですね。
ゴールドです。
最強じゃないですか。
最強なんですよ。
山梨、貝ですね、当時は。
金山がたくさんあって
そこから産出される甲州金って言われる金があるんですけども
これをたくさんたくさん掘ってたんですね。
実は信玄、日本で初めて
貨幣制度、お金ですね、整えたって言われてまして
そうなんですか?昔から統一されてたわけじゃない?
じゃないんですよ。当時まだ地域地域で
いわゆる小判というかそういうものはあるんですけども
重さが全然違ったんですね。
使われてる量が違ったので
他の土地に行ったら重さを測って
これぐらいの金の量だったらこれぐらいの価値かなみたいなのをやってたんですよ。
でもこれちょっとめんどくさいねってなって
信玄がちゃんと金貨に価値を刻印した
いわゆる今のお金みたいに10円は10円の価値、100円は100円の価値みたいなのを刻印して
それで価値が決まるっていうお金の仕組みを作ったんですよ。
じゃあもう本当に今使われてるようなものの先駆けっていう感じですかね。
なので信玄がなくなった後も江戸時代の後期まで
甲州金がこのまま使われてたっていう風になってます。
すごい知らなかったですね。
いろいろ金の採掘をするって簡単に言っても
手掘りの時代ですからね。
これ特別な技術が必要なんですよね。
特別な訓練を行っていますってやつが必要なんですよ。
なので武田の領内では金山州、金の山の州ですね。
金山と書いている。金山州と呼ばれた金山の系を行う山の山州と呼ばれてた人がいたんですよ。
彼らは要請に応じて実は戦にも参加してまして
その山を掘る鉱山の技術って実は戦でも役に立ちたんですよね。
そうなんですか。
そうなんです。かなり強かったらしくて
北条氏が持ってたお城の一つの駿河の福沢城っていうところの御殿橋になったんですけども
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攻略した時にはこの金山州が大活躍しまして
褒美が与えられたという文書が残っているぐらいかなりの戦力だったんです。
金も掘れて戦えて最強の集団ってことですね。
最強なんですけど彼らそれだけじゃないんですよ。
まだあるんですか。
まだあるんですよ。
なんせその掘削技術、岩をくらえたりとか穴を掘ったりとかするわけじゃないですか。
逆に埋めたりとか。道路を作ったりとか土木建設。
そっち系もなんですね。
この土木技術の発達を促したので
彼らはすごいのがいわゆる土地を抑えるための地水。
昔って川とかがあったらちょっと雨降ったらすぐに氾濫しちゃうんですよ。
確かに氾濫のイメージです昔。
困るじゃないですか。
そこで彼らの技術を作って包みをいわゆる堤防を作るんですね。
それが震源包みっていうふうに名前がついていまして。
これいろんな場所にあります。
今もまだある。
今もまだあります。
仕組みとしてはこの堤防にいわゆる開く場所、調節できる場所を作って
周りに畑とか田んぼとかあるじゃないですか。そこに川の水を入れるようにするんですよね。
そこで水流作ってっていう。
そうですそうです。だから普段は閉じてるけども
ちょっと雨降ってきて川の水の量が増えたなったらそこの関を開けることで
たまたま水がバーッと入ってくるじゃないですか。
なのでこの川自体が氾濫するんじゃなくて
あえて外側にこのいわゆる有水地みたいな場所を
田んぼとか畑を潰すことになるんですけども
そういうことで集落にもバーッと水が来ることがないんですね。
頭いいですね。
そうなんですよ。
しかもこの洪水の水が引けていったら自然に川に戻っていくので
また関を閉じればいいっていう。
画期的。
画期的なこの進みを作ったのも実はこの
金山州の金山開発した時にできたノウハウによる副産物だって言われてるんですね。
神源ずつみって名前ついてますけど
これあの金山ずつみに名前書いたらいいんじゃないかな私は個人的に。
でその金山、神源たくさん持ってたんですけど
そのうちの一つに湯の奥金山っていう金山がありまして
これあの今の水信町にあるんですけれども
ここ最盛期には周りだけで37ヶ所金山が広がってます。
37?
はい。
あちこちにあったんですね。
そうなんですよ。
ここに温泉があるんですよ。
ここでつながってくるんですね温泉と。
そこにあるのが下辺温泉っていう温泉なんですけど。
行ったことあります?
あります。すごく小さい時だったんですけど
家族旅行でそちらにお邪魔した時に
砂金を取る体験をした記憶があります。
今でもやってました砂金体験。
砂金さんというか子供の時ですか?
子供の時はやって一粒だけ。
すごいすごい。
大事に届いたら今すごい価値になったかもしれないですね。
どこ行っちゃったかな。
金が有名なところに温泉があるわけなんですけども
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温泉ってやっぱり地質学的にも
いろんな成分が溶け込んでいるものが温泉だったりするので
金とか銀とか鉱脈と温泉の関係って
結構地質学的にも注目されているんですけども
まさにこの下部温泉もそうなんですね。
直結してますね。金銀と温泉で。
そうなんですよ。
この下部温泉、周辺というか下部という土地を収めていたのが
実は穴山梅節っていう方なんですけど聞いたことあります?
ちょっと聞いたことないですね。
ないですかね。
武田信玄の次女、娘ですね。
を妻に迎えて
それによって武田家の家臣としてかなり優遇された方なんですけども
この方、なんで有名かっていうと裏切っちゃったんですよ。
え?裏切っちゃったんですか?
武田氏の家臣だったんですけど
信玄なき勝頼が出てきたら
勝頼じゃ漂わないなと思ったのかどうかはまだ分からないんですが
家康についちゃうんですね。
そうだったんですね。
で本能寺の変が起きました。
この時家康と一緒に堺にいたんですよ。
この広範の中で家康が何とか帰国しなきゃいけないっていう有名な伊賀越っていう
来年の大河でたっぷり見れると思うんですけども
そうなんですね。
この家康が送り出した時に
じゃあ自分は真狩りとめますと一番最後に帰りますと
背中を守りますって言ってたんですが
残念ながら途中で一気に襲われて絶滅したとされています。
真狩りっていうのはその一番最後、背中を守る一番最後の人ってことですか?
そうです。戦とかで引く、いわゆる負け戦とかで
撤退するっていうときに
その撤退する最前線って一番後ろじゃないですか?
そうですよね。
そこの真狩りを務めるっていうのはものすごく重要な役目だったんですよ。
今後その時は穴山敗雪が真狩りを務めたんですが
撃たれちゃったよってことです。
彼が治めていた土地にある下部温泉
ここ今もいくつも宿があるような温泉居になってるんですけども
中でも老舗の固有棒厳選館っていうところには
かなりたくさん真狩の古文書が伝わってます。
真狩だけじゃなくてパパ、信虎も含めて
湯守としてその土地を治めて
その後で佐野氏、石部氏っていう方たちがいたんですけども
彼らたちに湯面上っていうこの土地を守ってね、この土地を使っていいよみたいな許可を与える
書類がたくさん残ってまして
この厳選館に見れます。
実際にコピーですけども
ちゃんと本物は大事にしまってあるんで
いっぱい残ってるんです、ここ
資料いっぱい残ってるんですよ。
第4次川中島の戦い
これがいわゆる軍売と県でカキーンっていう敵撃ちの戦いですけども
この後にこの清水保温泉もやっぱり商店の当事場として
傷ついた兵士たちがいっぱい送られてきて
使うために改めてここでも許可
真狩が使わせてねっていう訴状を取ってます。
ここね、ぜひまた小さい子に対してのことなんで
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ぜひまた大人になってからも行ってもらいたいんですけども
この厳選館に大岩風呂っていうでっかいお風呂がありまして
混浴なんですけどタオルも入りんで
安心して行ってもらいたいんですけど
ここね、そこからお湯が自然輸出してるんですよ
下からどんどん湧き出てくるんですか?
湧いてくるんですよ
温泉ってちょっとでも空気に触れた瞬間に
性質変わっちゃうんで、酸化して
そこから湧いてるってことは
本当に新鮮なお湯を味わえるっていうことなんです
いいですね
性質アルカリ性誕生温泉なので
いわゆるのんびりゆっくり疲れるような温泉なんですけども
これはぜひぜひ行っていただきたい
ちょっと記憶を塗り替えたいですね
またね、もし今でも査金できるんだったら
でっかいちょっと金取ってきてもらって
人儲けして
この新原ゆかりの査金温泉も楽しんでいただきたいと思います
ということで、本日もそろそろ湯上がりのお時間です
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ということで本日もお聞きいただきありがとうございました
ありがとうございました
サンケイポッドキャスト
島歌の歴史の陰に冥頭あり
好評配信中です
日本の歴史が好き
お城や史跡、偉人ゆかりの地を巡るのが楽しい
というあなたにぜひ聞いてほしい
歴史の舞台に登場する温泉についてお話しします
詳しくはサンケイポッドキャストで検索してください
ご視聴ありがとうございました
11:08

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