あの、日本探偵小説三大気象。
はい。
の一つなんだって。
俺なんか、三大気象しか知らんかったけど、なんか、探偵小説三大気象なんだって。
そもそもさ、
うん。
え、探偵小説っていうのは、
うん。
え、何、東野圭吾の加賀京一郎シリーズみたいな、そういう感じ。
なんか、あれだと思ってるけど、俺は。
あ、ほら。
うん。
え、でも、読んだんでしょ?そういう。
あ、違う違う。探偵シリーズというものがね。
あ、そうそう。探偵ものっていう。
あ、そう。探偵ものっていうのが、
そういう感じだね。
それなんだろうなと思ってる。
あ、はいはいはい。
そう。
で、他の二つって知ってる?三大気象。
え、全然わかんない。
一つが、
うん。
小栗慕太郎さんの、
はい。
国史館殺人事件。
うーん。
っていうやつで。
少なくとも、作者は聞いたことないな。
ね、小栗慕太郎って。
ね、なんか、あれだね。あの、漫画家のさ。
うん。
漫画太郎。
そうそう。
漫画太郎、小栗慕太郎、柳田梨花男みたいな。
そう。で、なんか、これは、何でこの気象なのかっていうと、
うん。
9割が本筋と関係ない話なんて。
へー。
でも、すっごい、なんか、いろんな、なんかね、知識が出てくるらしいんだけど、
うん。
すごい細かいんだって、しかも。
うん。
だから、すっごい脱線が多いっていう意味で、
うん。
あの、虚無への苦物。
へー。
っていうもの。
ホラー臭い。
そう。で、なんか、これは、ミステリーのようで、ミステリーではないみたいな。
うん。
アンチミステリーの傑作って言われてるらしい。
うんうんうん。
伏線がすごいいっぱいあるんだって。
へー。
っていう事らしくて。
ま、っていうドグラマグラなんですけど、
うん。
ま、じゃあ、ドグラマグラって、そもそも何なのかっていうと、
うん。
あの、キリシタンバテレンとかの、
うん。
あの、昔のさ、キリシタンの人。
うん。
の、なんか、呪術、呪術を指す、
うん。
長崎地方の方言とされている。
はいはいはいはい。
へー。
そうなんだ。
でも、なんか、そう、ドグラマグラっていう言葉が出てくるのは、ドグラマグラの中だけだから、
うん。
分かんないんだけど、
うん。
一応そういうことらしくて、なんか、戸惑うとか、面食らうとか、あと、胴回り、目くらみとかが、なまったものっていう風な説明をされてるっていう。
へー。
そう。だから、なんか、魔術とか、幻術って意味らしいんだけど、
うん。
なんか、魔術とか、幻術って意味らしいんだけど、
うん。
なんか、まあ、恐らく造語だろうっていう話。
なるほどね。
そう。なんですって。で、まあ、なんか、読む前に、
うん。
なんか、まあ、これ、こんだけいろいろいわれてるから、なんか、結構意味が分かんない、すごいなんか、すり滅裂な話なのかなーって思ったんだけど、
うん。
なんか、実は、割と、そうでもなかった。
読める?ちゃんと?
読める。
うん。
本当。
なんか、どんどん読める?
うん。
読める?
読める?
はい、ね。
そうじゃない。
10年の話だった?
うん。
のかなーって思ったんだけどなんか実は 割とそうでもなかった読めるちゃんと読め
る なんか読むことはできるあそうなんだ読む
ことはできるそうただなんかもうこれずっと 読んでてチマチマねなんか3週間ぐらい
ずっと読んでたんだけど 長いねそうまあまあこれはさそのラジオで
説明をするって前提もあったからなんか 見てるよ
ちょっと確認したいことがあってね そうなんか3週間ぐらいかけて読んでたん
だけどまぁそもそもその中さ あのちゃんと整理しながらこうなんか読み
進めてたっていうのもあるのとあと結構 なんか複雑で
そうやとなんかちょいちょいなんか読み 返すとその中よくわからなくなっちゃう
ところもあるからっていうのですごい時間 がかかってそうなんで今段階でわかって
いるなんかこういうことなんだっていう ものとなんでその気が狂って言われてるの
かって多分こういうことだろうなって 個人的に思うところがあったのでそれに
ついて話をしたいと思いますちなみに気は 狂ってる今今もうずっとそう
あそうなんずっと狂ってからそんな気はし てたん
いやーこの間なんかさ全然別のなんか会社 の先輩が中でさ最近読んでる本って聞かれ
てさ最近読んでる本で言ったらドグラマグラ だったからさドグラマグラなんですよって
言ったらあなんか読んでそうだよねって 言われていやー
読んでそうだよどうなのかな 全然嬉しくないねそうなんか中2っぽいって
意味なのか狂ってそうって意味なのか わかんないけどでもドグラマグラ読んでる
は中2くさいかもねねすごいなんか武田くん ひねてそう
ドグラマグラ読んでそうだよねーみたいな どんなスタンスで生きてるの?
俺の左手があって
まあそういうわけでドグラマグラの紹介を しようかなとはいお願いします思いますはい
おなかっ まあじゃあいったんねあの冒頭の部分から
のこんな感じの話ですっていうあらすじ的 な部分をねうん話しようと思うんだけど
いきなり初めささっき言った通りあの歌 が入った後ブーンってなるからさ
でもそれがまず何なんだっていうんだけど そもそも
主人公は
自分が誰だか分かんないの
気づいたら病院っぽいところで寝てて
真っ暗な部屋の
で自分の名前も
年も何も分かんない
記憶喪失状態なわけよ
で起きてすると隣の部屋から
お兄様
お兄様
お兄様
お兄様
お兄様
お兄様
お兄様
って言って
でなんかさ
途中なんかその
目が覚めた段階で一回なんか
うわーかなんか言ったのよ
なんかよく分かんないから
来たらなんかその声を聞いて
お兄様お兄様お兄様お兄様
って言って
もう一度今の声を
聞かせてえーって
えーってカタカナ
にちっちゃいやつ
聞かせてえーって
言って
ですっごい泣き叫んでるんだって
すごい色々喋ってて
なんかどうやら
その人は妹らしいのね
でただ結婚式の前の晩に
兄であるあなたに殺された
って言われていて
なんだけど
あの墓から這い上がって出てきました
って言って
ででもだから
精神病患者さんが
精神病患者だと思われて
私はここにいるんですって言ってんの
ということはだから
ここは精神病院なのか
みたいな感じになるわけよ
でただお兄様が
ちゃんと返事をしてくれれば
ほら横にお兄様いるでしょってなるから
私は精神病患者ではないことが証明されて
であなたも含めて
二人で仲良く出れるんですよって
言われるんだって
なんだけど
ただ本人からしたらさ
本当なのかっていうのと
記憶がなくなってる部分
仮に彼女の言ってることが本当でも
本当じゃなかった時
でさなんかうかつなさ
そうですみたいな
僕がお兄ちゃんですみたいなこと言ってさ
本当のお兄ちゃんがどっか別のところで
なんか大変なことになったら困るからって言うのに
ずっと黙ってるみたいな
そういうことらしいんだけど
でもなんかその妹の話を聞くと
妹なんだけど
二人で結婚しようとしてたらしくて
結婚式の前の晩に
お兄様に殺されたっていう
もうちょっと
もうだいぶいきなり混乱して
もう嫌になってくるじゃん
でしばらくしたらもう妹が泣き疲れて
しばらく盲になっちゃうっていう
はいはいはい
で翌朝
朝になるんだけど
初めしばらくこの謎の暗い部屋の場面なわけよ
でその後朝になって
なんか食事を差し入れに来たおばさんみたいのがね
こう手が出てきて
だからそれをねバッて掴んだんだって
そしたらまさかそのおばさんは
起きてるとは思わなかったから
なんかあーみたいになって
でおばさんに僕は一体誰なんですかって
聞いたんだけど
おばさんもあー助けてみたいな
みんながみんなだいぶサプライズしてるね
基本ね叫んでるのずっと
あそうなんだ
カタカナ多そうだな
おーカタカナ多い
で叫んでて
そしたらなんか突如
なんか笑いが止まらなくなっちゃったって自分が
自分が
なんで俺は名前も分かんないんだろうって言って
あーおかしくなっちゃったんだ
もう笑っちゃったんだ
楽しかった
そうっていうのが場面一致なの
はいはい
もうやめてきちゃって
そうだね
疲れる
どっと疲れた
どっと疲れた
うん
でそれをやってたのが正木先生なんだけど
うん
正木先生は実験が終わった後に死んじゃったんだって
うんうんうん
そう
で今だからその
一緒にいた若林先生しかいないと
うん
で若林先生は若林先生で
精神科学応用の犯罪について研究をしているっていうわけよ
はい
もう俺この辺でさ
うん
なんか2個ぐらいなんかも出てくるからさ
そう
狂人の解放治療と精神科学応用の犯罪に出てくるから
うん
もうちょっと大変になってくるじゃん
えもう大変
そう
これの
そうでなんかゼイゼイしながらこう読むわけよ
うん
だいぶ人間関係複雑
複雑
複雑というか
その一人一人の
そう
抱えている事情が複雑で
複雑なのよ
うん
でその若林先生の精神科学は
人間の精神状態について
一瞬のうちに別人のように何か変化させるものみたいな
多重人格的なものを
うん
科学的にやるみたいな
うん
その方法がすごい簡単らしくて
女子供にでも面白おかしく思考できるぐらい簡単
あージェンダー的にまずいですね
ひどいよね
女子供でも
額がねえみたいな
そう
でなんか将来
これがその爆弾と
今で言うとさ
爆弾とかを使ったのって
唯物科学の犯罪じゃん
うん
そうじゃなくてこの精神科学の犯罪
みたいになったら困るから
どうやったらその予防ができるのか
その精神状態一瞬でこう変える技みたいなのを
どうやったら予防できるのかっていう
さらに上の段階の研究をしてるっていう
うん
そう
人らしくて
でその研究を若部先生がずっとやってたんだって
うん
どうやったらその精神科学の犯罪が起こるのか
それを防げるのかってやってた時に
その自分が研究してるような精神科学を使った犯罪が
全然別のところで起こった
でそこに絡んでるのがあなたなんです
っていう伏線なわけよ
はいはい
でじゃあその犯罪が何なのかっていう
またさらに別の話になってるわけ
あなたがだから過去起こした犯罪
主人公がね
僕が起こした犯罪何かっていうと
ある裕福な一族の
あの
血統
血筋
に属する人たちの数名の男女が急に殺し合いをしたって
はい
でその裕福な一家の最後の血統に属してる男
うん
っていうのがいて
それがそのあなたですと
うん
であなたがその元々ね
その殺し合い起こる前に
なんかその血筋がもうあの普通に遺伝的な話でもう滅びかかっていて
うん
っていう中で一家の血統をつなぎ止めるべく
どうしようかって悩んだ挙句
自分を恋したってくれてるいとこと結婚しようっていうことにしたんだって
はいはいはい
でじゃあいとこと結婚式をしようってしてたんだけど
そこまでは普通だったのになぜか前の晩の四半杉に男はなんか思いもかけぬ
夢中有効を行ってもうなんか錯乱状態みたいに急になってしまい
うん
そのいとこを殺してしまった
うーん
そうで殺した上にその後その少女の屍を目の前に置いて冷静な態度で
あの射精えっとかき打つそうの
はいはいはい
そうその屍を射精してた
へー
っていう事件があったんですよ
へーっていう事件があったんですよ
へーっていう事件があったんですよ
はい
はい
っていう話があって私は
それで捕まった
そう捕まえたんですみたいな話になって
そうでだからまあこれがだからさっき言った精神科学の応用の犯罪だっていうわけよ
うん
でここまで聞くとさその初めにさその隣の部屋にいた自称妹みたいなやつがさ
うん
なんかあなたと結婚したんです妹なんですみたいな言ってたのさ
うん
なんか若干繋がってくるじゃん
若干繋がるけど
そうでも妹って言ったら
妹っつってんだけど
そうだね
いとこなんだよ
うん
こっちで言うとね
うん
うん
みたいなこともあるんだけどまあともかくそれで若林先生が言うのはその正樹先生が研究していたあの解放治療のなんかやり方とかを使うと使ってそのなんか要は過去の自分をこう一回憑依させるみたいな
はいはい
ことをしてあの当時の犯行の目的とか犯人の正体を思い出してほしいみたいな
へー
当時の犯人?
当時の犯人?
当時の犯人
そうだからこのさある裕福な一族が殺し合いしたんだけどそれはさそのなぜか主人公とかがその錯乱状態になってしまったわけじゃん
その原因ってこと?
そうだから誰がそいつを錯乱状態にしたのかっていうのを
はいはい
あのなんとかその当時の記憶を取り戻して思い出してほしいみたいな
なるほどね
だからお前の記憶を回復することが重要なんだみたいな
うんうん一応繋がったか
そうことなんだって
はいはい
でだから今何も分かんない状態はもうすごいもう初めに戻ってしまった状態
うん
なんだけどただ若辺先生曰くなんか一番自分の中で持ってる古い記憶のとある一点を刺激したら急に全部思い出せるはずだみたいな
うんうんうん
なんか理屈があってなんかそこで思い出してくれっていうのでだから今のあなたはあの記憶喪失なんだけど自我暴失症という状態ですって言われるわけ
はい
またなんか名前が出てきたなって思って
でなんかそれはなんか結構世の中に事例があって
うん
例えば列車の衝突で気絶したと思ってる間に気づいたらハゲ頭の大富豪になっていった貧乏青年の手は?
白髪とか
はい
あとはたった一晩一緒に眠ったはずの若い婦人が朝起きたら白髪の老婆になっていったみたいなこう記憶が飛んでしまう状態
うんうん
っていうのが自我暴失症とされててそういう事例は他にもたくさんあるしあなたはその一つですっていうのを言われるわけ
うん
まあそんなこんなでともかくお前は名前を思い出してくれっていう話になる
うん
まあそんなわけでここからじゃあ記憶を取り戻そうよっていう説明が終わって
はい
その初めの第一場面的なね若林先生含めてのところがまあ終わるわけ
うん
じゃあその後じゃあいよいよ思い出そうってなってでえっとそしたらあの今度コウトコが急に登場するわけ
コウトコ
うんでコウトコは俺結構さまた新しいやつできたからと思ってコウトコ超メモしたの
うん
コウトコが出てきてそしたらただの散髪屋だった
散髪屋が出てきて
うん
まあ要はまあそのコウトコが髪切って
うん
もうめっちゃヒゲとかも凄かったって
はいはいはい
ヒゲとかも剃ってでその後お風呂にこう無理矢理連れてかれてそうはいでその後なんか学生服が置かれてて
はい
学生服着たんだって
うん
でもさ前提戻るとあの歳も何も分かんないから
確かに
いくつも自分だから30前後ぐらいかなって思ってたらその後髪とか切ったりヒゲとか剃ったりした後の見たらそしたらもうなんか20歳前後ぐらいの顔だったんだって鏡を見ると
へー
意外と若いじゃんみたいな
うん嬉しい
ことになりそうでその後あの今朝の隣の自称妹
うん
でどうやら名前もよこっていうらしいんだけど
はいはいはい
そうもよこの部屋に行くでもよこすっごい美人なんだって
うん
でまあ元々なんか
あのまあ士気を上げる予定だったんだけどまあその時のもよこは今寝てる状態
うん
なんだけどで若林先生が横で説明するわけ彼女は今1000年前の先祖の夢を見ていますみたいな
うーん
なんで分かんのってなっちゃう
そうだね
そうなんだけどで同じことでなんで分かるんですかって聞くわけよし
うんうん
するといや彼女はよく昼も白昼も見ていて夢の中では姉がいるんだって
うん
でその姉の旦那があなたなんですって
姉の旦那がね夢の中で
そうね
うん
よく分かんないじゃん
分かんない
夢を見てて夢の中では姉がいてでしかもその夢はだからさっき言った通り1000年前の先祖の夢なわけよ
うん
1000年前の先祖の夢を見ていてその夢の中では姉がいてその姉の旦那はあなたなんですって言われるの
はいはいはい
1000年前の夢なんだけどね
うん
でその夢の中ではそのもよこは姉の旦那であるあなたと同棲していて
うん
でだからしてるんですよって言われるんだって
はい
もうよく分かんないじゃん
分かんないね
そう
もう時系列ぐちゃぐちゃになってるし
そうだね
そうなんだけどその白昼夢を見てる時は1000年前の当時の民族みたいなこう髪型
うん
にしていて
うん
その髪の結い方も既婚者を表す結い方にしてるから
うん
だからまあすぐ分かるらしいのよ
うん
その時に戻ってる状態なんですよ
そう
今はだからその姉がいるんだなあっていう
なるほどね
そう
そうっていうことになってるらしいんだけど
うん
でもどうやら話聞くとその少女もさっきのあの自我傍室状態になってるらしい
はいはい
っていう状態らしくてまあとにかくもう
うん
夢をすごい見ちゃうみたいな
うん
って言われてまあその一通りのねそのモヨコに関することも説明されてたから自我傍室状態で
夢の中ではあの姉の旦那であるあなたと同棲してるっていう
まずさ姉の旦那であるあなたと同棲してるもさ時系列置いといたとしてもよく分かんないじゃん
そうだね
ね
そう
でだからその話を戻すとお兄様って呼んでたのは
うん
その夢の中では姉の旦那だから
うん
一応お兄様的なわけよ
なるほどね
ギリギリ
妹っていうのもまあ姉から見て妹って言いたいのかどっちかな
ギリの妹ってことじゃない
そういうことか
うん
だって姉の旦那のそうだから旦那そうだね
そう
嫁の妹だからさ
うん
ギリの妹だから
うん
妹ってこと
なるほどね
妹ですって言ってるっていう
うんうん
状態なわけ
でまあここまでがずっと精神病院の中にいるわけ
うん
だいぶいろいろ出てきてるし人も出てきてるし
そうだね
時間も出てきてるし
うん
ぐちゃぐちゃだ
そう
これがねあの冒頭あの上下巻なんだけど
うん
冒頭の3分の1ぐらいだったんだけど
なるほどね
そう
詰まってるね
そう
もうなんであの細かい説明はもうこの辺で終わりにするんですが
えっとこの後ね旧大の精神病科の教授室の方に移動するわけよ
うんうん
でそこに行くとあの正木先生さっき亡くなっちゃった
うん
正木先生っていうところの部屋に連れて行きますって若林先生に言われて
うん
若林先生と主人公で正木先生が生前使ってた部屋に行くわけ
はいはいはい
でその中で説明されるのが
いや正木先生は生きてた頃ね自分のことを研究狂兼大妄想狂っていう風に言ってて
狂って狂いね
はい
研究狂兼大妄想狂であるって
そういうやつらばっかりやもん
そうなんかさ嫌になってくる
そうででまぁ連れてきた意図としてはその教授のコレクションを見たら
何か思い出すんじゃないかみたいな
なるほどね
言われてその中で主人公は一冊の本を見つける
はい
それがどぐらまぐらっていう風に書かれてる
うん
大学生によって書かれた本
へぇー
でそこの後ねまぁ実際に説明なんだけど
えっとその次のページに黒い印記のゴシクタイでどぐらまぐらと表題が書いてあるが作者の名前はない
一番最初の一行がブーンンンというカタカナの行列から始まっているが
最後の一行がやはりブーンンンという同じカタカナの行列で終わってるところを見ると
全部一続きの小説じみたようなものではないかと思われる
で
っていう風に書いてあって
ほぉ
一番初めのやつだ
そうだからさあの
あーこれだってなるじゃん
うん
その今読んでるやつは
タイトル回収みたいな
そう見つけたやつと一緒なんだみたいになって
うん
でなんか同じ感じでさ主人公もなんすかこのどぐらまぐらっていうのはーみたいになられて
すると若部先生がだからその精神病者の心理状態の不可思議さを表したチンキな面白い政策の一つですって言ってて
でこれは
うん
まさき先生が亡くなった後にこの附属病院にいる一人の若い大学生の患者が一記仮成に書き上げて提出できるという
書いたものなんですって
へぇー
そう
って言ってでその内容は
うん
なんか俺は頭が正常だから退院させてくれっていうことで書いたものなんですかって聞くわけよ
うん
主人公がね
うん
いやなんかでもそこはわかんないみたいなの若林先生に言われて
うん
そうでもなんか中身を見てくとまさき先生と私をモデルにした一種の超常識的な科学物語でしょうかみたいな
超常識的な科学物語ね
そう常識を超えた科学の話なのかみたいな
あ超常なるほどね
そうめっちゃ常識じゃない
うん
そう
重なってる方がと思ってた
あー違う違う違うそうなんだけどでもまあ中身を見てくとなんか学術論文のようにも見えるんだけどでも探偵小説にも見えるしでもよく見るとバカにしてるようにも見えるけどそもそも文章がかなり機械極まっているしでもその中には科学趣味とか猟奇趣味とかエロシチズムとかノンセンスとかいろんなものが入っていてよくわかんないってで精神異常者でなければ書けないと思われるようなあの陽気が漂ってます
じゃあ正常者と示すためっていうのはなり方なわけだね
このじゃないんですっていう話になっててみたいなわけ
なるほどね
だからここでやっとドグラマグラを見つけますっていう話なんだけどでこの辺まではさちゃんとまあ言ってしまえばこのなんか時系列で描写がこう出てきてるじゃん
うん
なんとか追ってんのよ
そうだね
俺も
一応なんかねあの筋は通ってる
そうなんかあんじゃん
うん
だからこれから先が困ったのはあの同じ部屋に置いてある展示品のものをね見ていくっていう体なんだけどさ
うん
その展示品をこう作中作みたいな感じでこう羅列していくわけよ
うん
でだから1巻目のうちの後ろ半分から今俺あの下巻のあの初めの方なんだけどさ
うん
そこまでもう全部あのその作中作の紹介になってさ
へー
そうでだからその次から始まったのが
うん
機械地獄下門細文っていう
なんだそれ
そうあのねこれなんか
えっとね
そうここの場面で
うん
一回ちょっともう一回あのさっきの部屋に戻ると
うん
他の展示品見てますっていう時にあのなんか西洋の火あぶりの絵があったんだって
うん
これなんの火あぶりなんですかっていうと精神病患者って昔は治んない病気だと思われたから焼き殺すしかなかったって
はいはい
その焼き殺してる絵なんですって言って
うん
すっごい目に留まって見てたらそしたらもう若林先生がすごい喜んでお前それだよみたいなもう思い出しちゃったんじゃないみたいな
何何そんなね
そんなにテンション上がってない
そんなにテンション上がってない
取り捨てるみたいなもう思い出しちゃいましたみたいになったんだけどいやわかんないとなって
うん
どうやらこの持ち主は齋藤十八先生っていうまたさらに別の人
でできる
それは正木先生より前にこの部屋にいた人らしいんだけど
うん
そうでその人はなんか
うーんあのあっ違うこれ持ってんのは正木先生なんだ
正木先生なんだけど
はい
その火あぶりの絵の横に齋藤先生の写真も並べておいたんだ
うんうんうん
でこれにはすごい意味があるんですよ
みたいなことを言うわけそこまでなんだけど その中で若林先生がまた思い出話をしていくと
正木先生と若林先生は実は大学の同期で 正木先生は精神病の患者を作り上げようとしていたんだと
もう作ろうとしてた? 作り上げようとしていた 正木先生は卒論として胎児の夢っていうのを作ったのって
論文でね なんだけどなんかそれは
なんか内容がすごい難解だったらしいのね これも すごいだからその学会でももめたらしい卒論の
なんだけど議論の末結局あのなんか主査的なのをやってるのが斉藤十八先生だったらしい 斉藤先生だけはこれはめちゃくちゃすごいみたいな
激推ししてなんとかこう1位になったんだけど 正木先生は卒業式当日行方不明になっていたと なるほどね
でなんでなんですかって聞いたら あの俺みたいに大学行かなかったわけじゃない
俺完全に既視感 前回の 前回の収録で言ってた翼がサインもらった話と完全に既視感
俺がその川柳で1位取った話とは違う 卒論出したはいいけど当日行かなかった
でもね理由はね実は俺と一緒なんだけど こんなね自分の素晴らしい作品なんだけどすごく難解だと思ってたから
みんなにそんな容易に理解されてしまったことを悲しんだ あー一緒だ 完全に一緒 忘れてるんだよね 忘れてる 自我喪失してる 自我喪失状態
でまぁなんかそんな悲しんで でその正木先生行方くらました後どこ行ってたかっていうと実は8年間ヨーロッパを巡って兵糧生活をして
その間に木魚を叩いて歩いていたんだって 木魚を叩いてたんだ そう その時に木魚を叩きながら言っていたこと
だから読んでいたものがこのキチガイ地獄ゲモンサイモンなんですみたいな なるほどね
でこれ何なんだと思ってさ そこからもう始まるわけよそのキチガイ地獄ゲモンサイモンの物語が そう するともういきなりさあ
あーあーあーあー 左や右の御方様へ 旦那御心臓 紳士や淑女 お年寄り方 お若いお方 お立合衆の皆さん諸君
ほんとその後はご無沙汰ばっかりみたいな感じで始まって どうやらやっぱ歌なわけよ 祇園精舎のみたいな 口上みたいのがあって
そう でなんか できぬ前からご無沙汰続きじゃ 今日が初めてこの道端にまかり出たるキチガイ坊主
スカラカチャカポコチャカポコチャカポコ
それがその時期なのね
そうこれがチャカポコ そうでなんかさあさあ来た来た来てみてびっくりスカラカチャカポコ スカラカチャカポコみたいな感じでこう始まるのよ
うん
そうでなんかここでなんかまあその文言として要はそのなんか脳髄論っていうようなものの話をしてるのね
はあ
またなんか出てきたなと思って
なんかで専門英語がまた出てきた
そうでまあまあこの歌自体はその脳髄に関する話をしていて
脳髄 脳髄って頭の脳の髄
そう脳の髄って
結構ねキーワードとして脳髄が出てくるんだけど
へえ
でもこんなことを読みながら18年間放浪した後
あのまあ一応このねあの劇中じゃない作中作が終わった後1回また場面部屋に戻って
うん
読み終わった主人公が話聞いてるとあのこの18年の放浪を経た後また正木先生が斎藤先生のドアを18年ぶりにやって叩いてやってきたみたいな
あのエアーでね目に見えない架空のものをつまみ出して
うん
床に投げつけて
うん
その後で急に演説を始めるんだって
へー
でもその演説の内容は普段まさき先生が生徒にしてるあの脳髄の話なんだって
はいはい
それをもう完コピみたいな感じでこうバーって話してずーっともうすごい熱量に
すごい熱量で話し切った後
うん
もうなんか一種の絶頂みたいなものに到達するんだって
気持ちよくなっちゃったんだ
そうバーってなって
うん
そしたらその後そのねさっき床に投げつけたものを踏みつぶすんだって
へー
そしたらもうそこでプツッと切れて3、40時間寝る
うーんイタコみたいな
イタコみたいなことかなそうでそれをずっと繰り返すって
へー
でその演説の中で言ってるのはあれはまさき先生が授業で言ってることと一緒なんだけど
今日までの科学者の学説とか論文の中で
脳髄の作用を適切に説明した文献が今まで一個もないっていうのはなんと不思議なことだみたいな
うんうんうん
人は脳髄でものを考えてるのにその脳髄というもの自体を説明してるものがないってなんでなんだっていう
うんうんうん
妙な話なんだけど
まあまあわかんなくもない
まあまあそうそうそうなんかそうってないこともなさそうだけどなんか理解し難いな
そうっていう中で仮説が生まれるらしくて
うん
脳髄はアダムとイヴ
イヴがイヴに知恵の実を食わせたサタンが
人間の頭蓋骨に忍び込んでとぐろを巻いてる状態なんだと
はあ
でだから寝てる間に細胞が意識を超えて行動を起こすんだっていう
よくわかんないでしょ
そうだね脳で考えてるんじゃないぞみたいな
そうだからもう細胞が考えてるんだぞと
うん
いうことを言い出してそうでなんかね
まあっていう話とだからそもそも脳髄はものを考えるところじゃないんじゃないかっていうのがまあそのタイトルになっていて
うん
そうでなんかその根拠の一つとして近代科学の頃
人とか知らないんだけどさヘポメニア寿司っていうのがいて
ほう
その人は初めて脳みそを見た人らしいの
うんうん
その時にこれは何に使うんだってすっごい悩んだんだって
うん
なんじゃこりゃってなって
うん
あげくもうすっごい頭が痛くなってきたんだって
うん
てことは多分この辺に入ってるものを考えるやつなんだって
見て頭痛くなったから
そうそうだからものを考えるところなんだって思ったっていう
だからそのぐらい緩い根拠だから絶対違うっていう
うんそうそう
っていうのを言ってる話なわけ
っていうね
そう話なんだけど
はいはい
そうそれがベースにありでなんかその脳髄っていう話
だからさっきのさ
うん
そのなんか細胞でものを考えるっていう話と
あともう一個だけそのさっきの胎児の夢ってやつでいくと
うん
これあの反復説が下書きになってて
反復説
あのヘッケルエルンス・ダ・ヘッケルっていう人の
あの要は人類の進化してきた過程があるじゃん
うん
それをその赤ちゃんは同じようにたどって大人になっていくっていう説
うーん
そうだから例えばさ
あの
体内で
うん
まあ言ってしまえばその人間ってこれまでこの魚からカエルから人間になるみたいなこう進化があり
うん
であの赤ちゃんがあの受精卵から人の形になっていくのもそれは人類の今までのこの長い長い歴史を凝縮してやってるのと同じだみたいな
あーなるほどね進化の過程と
そうそうそうそう
人の一生の成長過程
そうそうそう
は同じ
同じだよっていう
なるほどね
っていう話があってみたいな
うん
そうなんかこの胎児の夢っていうこの説
そう
でだからその中で
まあ胎児は
人間の歴史を凝縮したものを追体験してるから
うん
見るべき夢は悪夢である
と
ほう
人間は毒も角も持ってないから
うん
患難苦難の思いをしてきたはずだから
うん
苦しい夢を見てやっと人間の姿になっていくんだみたいな
うんうんうん
っていうこのなんか反復説を仕掛けにした胎児の夢っていうのと
うん
さっきの脳髄の話
うん
そうこの二つが基本ベースで走っているみたいな話なわけよ
ほう
もうあのこの辺で
うん
頭が痛くなってきて
そうだね大変申し訳ないことに何もわからん
そうでしょ
うん
あの俺もわかんない
そうっていう感じのねあの小説だったわけよ
なるほどなるほど
なんであのもうこの辺でお腹いっぱいになって
うん
一回今終わりましたっていう
読みおい自分の中で終わった
そうこの辺で一回止まってるんだけれど
はいはい
っていうのがまああの長々話してきたあらすじなわけですね
はい
あのだからあのじゃあ結局この小説はあのなんで狂うんだろうなって思うんだけど
思ったわけよ
うん
狂うと言われてるのか正確に言うと思って
うん
で一つは今自分の中ではね今回こうあの人にこう何か話さなきゃいけないからと思って
うん
登場人物と時系列と作中作含めてこうあのまとめたんですよね
うん
あのこのグーグルドキュメントに7枚ぐらいでここまで
めっちゃ書いてある
そう
すっごい
うわーって書いてるのも
うん
だから読むの時間かかったんだけど
うん
そうっていう風に整理したからあの何が起こってるかは一応わかったのよ
うん
で今のこの説明でまあ伝わりきてるけど
うん
まあ伝わりきってない部分もあるかもしれないけど
うん
一応このなんかストーリーは伝えたと思ってるのね
はいはいはい
なんだけど多分これ何もなかったらまあわかんないなと思って
うん
あの普通に読んでるだけだと
うん
そうっていうのがあの難解すぎる普通に
はいはいはい
その時系列が行ったり来たりするから
うん
っていうのとあとまあ単純に作中作が多すぎてどこのレイヤーにいるのかわかんなくなる
あーなるほどねそれは大変だね
そうっていうのがまあ一つ目ね
うん
そうなんかねあのなぜ来るのかポイント3つあるんだけど
うんうん
今のが1ね
うん
なんかあの論が妙すぎる
論
言っている論
あーなるほどね語っているね
そうなんか脳髄は物を考えるところじゃないとか
うん
なんか記憶を失っているんだとかもそうだけど
うん
そうすっごい妙だからとっぴもないことをめちゃくちゃ言うわけよ
そうだね
そうお前はなんかあの人を殺したし
うん
でその殺したやつは今生き返ってるし
うん
で妹って言ってるけど本当はいとこだし
うん
で1000年前の夢を見ててそれはなんかあの夢の中では同棲してるけど実は結婚してなくてみたいなさ
うん
意味わかんないじゃん
そうだね
うん
でもこれがある程度このなんだろうなあの普通に書いただけだと妙なんだけどある程度こうなんかあの理解ができる
うん
のはその主人公が全く僕わかんないの状態で言ってるから
うん
だからその要はさ自分が思ってる疑問を若林先生に言ってくれるわけよ主人公が