2020-11-11 13:16

第46回 小学6年生向け!コロナ禍の中学受験事情

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今年度の中学受験が近づいてきました。コロナの影響で今年度の受験様相が例年と比べ大きくかわってきているということで、このあたり最新の受験情報やこれからの過ごし方、親としての接し方、対応方法など小川先生が持つ情報をお聞きしてきました。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や、子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、
中学生と小学生の子供を持つ私、株式会社PitPa富山が、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞く、
お子様を持つ親御様のための音声情報番組になります。
皆様、こんにちは。PitPaの富山です。
今回はですね、中学受験をする小学校6年生のお子様を持つ親御様に向けての内容になります。
今年度はですね、この新型コロナウイルスの影響で、来年1月、2月にかけての中学受験について、
かなり例年とは違った状況になっているというふうに聞いております。
これについてですね、どのような点が違ってきているのか、
また、親御さんの方でどういった対応や心構えをしておくのが良いのか、
これから受験本番までどのようにして過ごしていくのが良いのかなどなどですね、
現在、小川先生の方で持っている情報や考えられる対策についてお話を聞いてきました。
はい、この2020年ですね、コロナで本当に社会の動き方も変わったし、
子供たち、親御さんの負担も非常に大きい、今現在も大きいわけですけど、
一応この感染症という意味でいうと、収束というか安定的に抑えられてきたかなというところで、
それ自体は良かったかなと思う一方で、2021年の中学入試、
結局ある程度抑えられてきたから、それなりに学校に集めて普通に入試をやるということができそうな流れになってきた。
中で今からのこの3ヶ月の過ごす上で、今年の受験生の不安感とか焦りというのはもう例年以上なんですよね。
特に親御さんは本当にもう気持ちが持たない状態になっている人たくさん出ていて、
結局やり残した感、積み残した感、やり切れてないなという不足を抱えたまま受験に行かなきゃいけないという不安感の方が一方でいて、
また一方でコロナ期間学校や塾に通わなくてよかった結果、かえって勉強がしっかりやり込めたオーチもあって、
このいずれもこれからの受験で気をつけてほしいのは、やらせすぎに陥らないことがポイントなんですね。
不安を抱えている人は、コロナの休校期間中でやり残したことを何とか追いつこうとして、
今この9月10月の勉強をやらせすぎてしまっていたり、やみくむに過去問をあちこち手をつけて時散らかしてしまっている。
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振り返って本当は過去問なんかは一つ取り組んだら、そこからどういうことが見えてきて、
ではどの単元をあともう少し勉強を補うことでその志望校の入試に対応しやすくなるか。
作戦立てをしてまた次にっていうその繰り返しでないと意味がないんですけども、
とにかく数多くたくさん解きたいと。解いて解いてただ点数をつけているだけで終わりというような状態に落ちちゃっているような人もいるわけですね。
焦りがなせる技で立ち止まれないということですね。
そうなると11月12月とますますもっともっとやらなきゃっていうふうに間違った方向に行きやすいので気をつけてほしいなということと、
コロナその期間で休校期間中に時間があったから帰って勉強ができたよというおうちも要注意で、
時間があった時にできた感覚でこのある程度学校の数学が普通になってきた正常な持ち時間ですね。
平日の夕方以降と土日っていう正常な持ち時間の中での受験モードに来た時にもっとやりたい。
あれもできた。あの時ならできたのにっていうこの時間がなくなったことに対する不足感であったりとか物足りなさを抱えてしまって、
ついつい夜遅くまで勉強させてしまうというようなことも起きるんですね。
なのでいかに絞り込んでいくか。本当に必要なことが何かを選んで優先順位を決めて、
子供さんの健康状態や気持ちが続く範囲での持ち時間で勉強に取り組ませてあげるという。
その冷静な計算というか生活設計というのを踏まえたラストスパートをかけてもらいたいなというのは大きいですね。
あともう一つは今年は志望校は皆さんどうしても行きたい学校というのはもう外さなくてそこに向けて頑張ればいいと思うんですが、
閉館校選びは非常に難しい年ですね。
学校側も受験機会を増やしたり、また1回あたりの受験解除に入れる人数をコントロールするために、
複数の入試機会とあと試験のやり方も子産層の未入試とかですね、国語理科だけ入試とか変わった入試の仕方をいくつかの学校が実験してきている。
今年になって改めて新しい方法が出てきているということなんですね。
どういうことかというと、どの学校どれぐらいのお子さんが受けるかが読みにくいんですね。
当然不安なことがある都市というのは全員保守的な傾向、守りの志向になりますから、いわゆる安全校を受験しようという心理が働く。
そうすると、平素なら受けなかった学力層の子がその学校の入試に来るので、いつもよりも偏差値ラインが上がる、合格偏差値が上がるという現象は起きやすいんですね。
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ということで倍率がどうなっているか、出願状況を確認しながらですね、どの学校でうちの子は合格をまず確実に得ていきながら、安心を育てて本命校に向けて迷いなく向かっていけるか。
首都圏であれば1月の入試、関西圏であったら学校に行ったら12月ぐらいプレ入試という形でね、全商戦が準備されますけど、そうしたところからの受験ストーリーというのを上手く描いて、合格を一つ二つととって気持ちを落ち着かせてあげてほしいので、
だからこそどの学校受けるのかというのは出願状況なんかも見て、そういう情報を確認しながらね、選ぶという視点で決して昨年までの偏差値で決めないというのは気をつけてほしいですね。
一つその前のお話のところなんですけれども、やっぱり不安になってくるので焦ってやらせすぎるという傾向があるかなというところなんですが、親御さんによっては初めての中学受験とかを迎えて自分がやらせすぎているのかどうかがわからないという方たちも結構いるかなと思うんですけれども、
子供がやりすぎているのかどうかっていうのはちょっとどういったところで見極めたらいいのかっていうのに変わりますかね。
子供の表情や体の雰囲気、あとは朝なかなか起きてこれないといったそういうシグナルを素直に気づくことでしょうね。ここで様子を見てもっとやる気を出しなさいとかだらだらするんじゃないと、親側の方のやらせたい気持ちで勝手にその子供の気持ちの問題にすり替えない。
体が疲れているのは疲れているんだし、表情に覇気がなければそれはメンタルも含めてどこか無理がかかっている。そこはもう素直に受け止めることでしょうね。それが一つ目です。あと文字。気持ちが乱れてきたり自信を失ったりしたら子供の文字っていうのは薄くなります。また小さい字に変わってきたり、字体が崩れたりしてくるので、
そのしっかりとした文字が欠けているかどうか、そこも見てあげるといいんじゃないですかね。
なるほどですね。文字を見ながらその子供が集中できているかどうかっていうところを判断してっていうような感じなんですね。
そうですね。文字にはその子の気力が出ますので、それもやる気を失ったって勝手な解釈をするんじゃなくて、何かおかしいんだなと素直に解釈を入れずに受け止める。これは親の心構えとか技術だと思います。
あとですね、銃やったから銃強くなるっていうありえない発想を捨てることですね。大事なことは子供の意識に残ったことがその子の力なので、
一日延々と勉強したとして、最後今日どういうことやったんだっけって振り返り時間を設ける。振り返った時に子供の口から今日やったことがどれだけ出てくるかがその子にとってのぶどまり。
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理解して定着してる量なので、一日が終わった時に本人が身についてることがどれぐらいかに意識を向けてあげる。確認してあげる。そうするとこれ以上やっても疲れるだけだから寝たほうがいいねと。
意外に身についてるからもう少しやって頑張ってもあなたいけるかもしれないね。そんな判断をできると思いますね。
なるほど。振り返りコロナ禍、子供の体調を見るのに結構大事になりそうですね。
大事ですね。他の子の様子をばっかり気にしてそこと比べるんじゃなくて、もうこっからは我が子そのものだけを見つめて、あとは受験後の過去問との相性や出来具合を見つめてですね。
決して人と比べないというところが受験親としての鉄則でしょうね。受験親としていい親になるためにもう一段頑張っていただきたいポイント。
なるほどですね。コロナの状況で受験状況が一変しているというところで、小川先生の方から注意してもらいたい一番のことというのは、勉強のやらせすぎに注意してくださいということでした。
コロナの休校期間中、思ったように勉強ができなかった家庭、その逆で時間ができて非常に勉強ができたという家庭、この両方ともにやらせすぎるという事象が起こってくる可能性があるというところで、
お子様の健康やモチベーションが続く範囲で勉強を心がけることが重要という話でした。
勉強のやらせすぎのシグナルとしては、もちろん見た目とか体調の具合をよく見てあげるということもあるんですけれども、その他に、例えば文字が小さくなったり薄くなったりしているという状況が起こったり、
一日を振り返って、今日何を勉強したと聞いたときに、お子様が覚えていることが非常に少なかったり、やったことをあまり覚えていなかったりというのは、かなり黄色信号のシグナルというところで、この辺り、しっかり子どもさんの方を見てあげる必要があるという話でした。
親としてもですね、やはりこの状況、結構ピリピリくることがあるかなというふうに思うんですけれども、ちょっと落ち着いて接してあげるのがいいのかなと思います。
確かにですね、やらないということに対する不安が結構出てくるかなとは思うんですけれども、小川先生の話、過去の経験から言ってもですね、その恐怖感、やらないことによる恐怖感に打ち勝って、子どもを信じてあげるという態度がですね、子どもが一番伸びるポイントということですので、
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無理のない範囲で先ほど言ったチェックポイントのところなどを見ながらですね、親もどっしりと壁も据えていかなければいけない時期なのかなと思います。
今回はですね、このあえて中学受験をする小学校6年生の親御さんに向けてというかなり対象をピンポイントに絞った番組内容だったんですけれども、このコロナの事象、今年だけには限らない、来年以降もしかしたら発生するかもしれない状況かなというところとですね、
この本当に今の6年生の親御さん、かなり必死になって情報を集めているというお話を聞きましたので、急遽こちらの内容でお送りいたしました。
まだまだ不安なことは出てくるかと思いますが、引き続きこの子育て受験ラジオではですね、リスナー様からのご意見ご要望、また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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