2020-11-04 11:50

第45回 オンライン授業の受け方の注意点

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コロナ禍の中普及してきているオンライン授業。ただ、この慣れないオンライン授業で、子供たちにも大きなストレスとなる状況が生まれているようです。このオンライン授業を受けるときの注意点、親御さんの方でフォローすべき点などをお話頂きました。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や、子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、
中学生と小学生の子供を持つ私、株式会社PitPa富山が、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞く、
お子様を持つ親御様のための音声情報番組になります。
皆様こんにちは、PitPaの富山です。
今回は、このコロナ禍の中、普及してきているオンライン授業を受ける時の注意点についてのお話です。
こちらの番組ですとか、小川先生の元にもよく、オンライン授業になってからお子様がですね、
集中力が切れてだらけてしまうですとか、授業後にすごく疲れが残っているようだとか、
あるいは目が非常にしんどそうだといったような悩みの相談が非常に多く寄せられているんですね。
今の現状を考えるとですね、なかなかいた仕方ない部分があるかなと思うんですけれども、
こういったオンライン授業を受ける時の注意点、あるいは親御さんの方で何かケアできるようなやり方など、
そのあたり小川先生にいろいろと聞いてきました。
オンライン授業に触れる機会が増えてきました。
大人もオンラインによる会議等が増えてきて経験していると思いますが、
まず大事なことは、いわゆる教室で受ける通常授業とオンライン授業というのは、
同じようなことをやっているように見えるけど別物だという前提に立った方がいいということなんですね。
教室であれば他の子たちもいる。先生の顔がずっとこっちを見続けている子だなんて絶対ない。
適度に緊張を解きほぐす時間、ぼーっとしてられる時間が得られるわけですよね。
教室の場合だと。
50分授業で先生の顔を50分見続けた経験誰もないと思う。
ないですね。
絶対よそ見してますよね。
つまりそこで適度に集中を切れるからこそ50分もいてられるんですね。
なるほど。
人間の脳というのは鍛えられた人でもせいぜい15分間連続して集中するのが限界で、
子どもたちの場合まず5分ぐらいの集中でしかないんですよ。
それを途切らさずに5分でまたふっと抜けてまた5分頑張ってって言って繰り返して集中を続ける。
足していくことによって50分の中で25分30分と集中できている時間がある。
そういう状態なんですね。
なるほど。じゃあ実はその自然に意識してないけれども脳の働き的にはそういう状態だったっていうことなんですね。
そうです。ところがオンラインになると画面を見て目から読み取らなきゃいけない。
あとマイクスピーカー越しに飛んでくる言葉を拾わなきゃいけないのでただいさえ情報は取りにくいんですね。
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で抜きどころが分かりにくい。
というのは自分だけのマンツーマン状態の画面になってしまうので先生と自分と。
なので無意識のうちに無理に集中を継続させようとしていて
感覚的に言うと通常授業の2、3倍ほども疲れるんですよ。
やっぱりそうなんですね。
まずこういうメカニズムを理解した方がいいですね。
なのでオンライン授業を提供する側も本当は適切なのはビデオ講座にしていつでも止めていいようにしてあげたいですよね。
止めてその場で復習をする。
でまた分かったら続きを聞く。
50分の授業を聞き終わるのに1時間半かかるかもしれないけども止めて止めて理解しながら進むので通常授業から帰ってきて復習で悪戦苦闘して
ああでもないこうでもないってやる時間をトータルで考えると理解の定着にかかるエネルギーはあまり変わらない。
もしくはビデオを止めながら聞いた方がうまく分かるっていうようなことも期待できると思うんですよ。
一方でストリーミング型でもその場で流れ続ける授業は聞かなきゃいけない。
そういうスタイルのオンライン授業に参加する場合は軽い予習っていうのは絶対必要です。
今日は一体どういうメニューを習うことになるのか。
そうすると自分の場合授業の半ばあたりに山場が来そうだ難しそうだな。
前半この回聞き逃すと何の話かわからなくなりそうだな。
そういう授業をどう受けるかっていう下準備ですね。
臨戦態勢というかね。
それを整えて参加すれば授業についていきます。
それをせずになんとなく授業始まってからさあ聞くかっていう体制でオンライン授業に入ると本当に疲れてしまうし身につかない残らない。
分かんなくなるから意識も切れてしまって結局ちゃんと授業を受けようとしない。
そんなことがたくさんの家ですでに発生している。
事前準備っていうその必要性を先生側も親側も分かってなかったせいでね。
ただ単に授業始まったら聞けばいいっていう風になっちゃったんで失敗するということですね。
その準備段取りっていうのはすごく大事になる。
あとはどうしたって疲労しますから一つはですね時々画面オフにしてもいいと思うんですね。
で先生の方の画面をオフにしてしまってもしくは目を反らして画面から音だけ聞く時間を作るとか見続けなくていいんだよということを教えてあげたいですね。
あえて入ってくる情報量抑えてあげるみたいな。
はい実際の企業のオンラインミーティングなどを使い慣れている方は最近も画面オフにしますよね。
特にディスカッションする場合なんかだと声が聞こえてたらいいよねって話で。
画面消した方がかえって集中できるし無駄がないということに気づいている方も増えているのでそのあたり使い方の知恵をですね子供たちの授業の受け方にも応用してあげるといいんじゃないかなと思います。
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確かにそうですね。会議の時とかもその資料は目で見ることが多いですけれども話の時はあまり画面見ないでなんか他のことだったり資料だったりを見てたりすることが多かったりしますもんね。
そうですよね。先生の方もですからひたすら自分ばっかり映すんじゃなくて手元資料を映してあげるとか画面を適宜に切り替えるとテレビを見てるように適度に気持ちも切り替わって集中が続きやすいと子供の側のいうこともあるんで授業をする側の方もやはり工夫は必要でしょうね。
あと機材って言いますか例えばイヤホン、ヘッドホンだったりってそういうものというよりはスピーカーで聞いた方がやっぱり子供とかの方にはいいんですかね。
環境によるでしょうね。兄弟がいてリビングが結構騒がしいという場合だったらちょっと贅沢だけどノイズキャンセリングのついたイヤホンああいうものを奮発してあげるのもストレス軽減というのがいいと思うし。
あともう一つコツはねノートパソコンでもし授業を見る場合は机の上にノートパソコンを置くんじゃなくてその下にいくつか本か何かでかまして高さをつけてですね子供が自然なスタイルで座って正面を向いたところに画面が来るようにしてあげてほしいですね。
画面を下向きに見ながら授業を受けている子がすごく多くてものすごく疲れてるんですね。
そうですよね大人でも肩凝りますもんね。
やっぱその目線を考えて首肩の負担を軽減させるこれだけでも集中の継続っていうのは劇的に変わるんで工夫してあげてほしいですね。
受ける時の姿勢みたいなのが自然になれるような形を作ってあげるっていうのがもしできるんであればやってあげた方がいいかなと。
あとはそのビデオ講座型のオンライン授業だったら見る時間を家庭で選べるんでそれはいいんですよね。
実際僕うちの息子も中学受験の塾彼が小学校5年になるまでは基本的にビデオ講座塾で受けていて教室行かなかったので生活リズムも自分たちで決めるので。
そうするとうちの子は勉強リズムをとっていた時期っていうのは6時くらいに起きて6時半から7時半の1時間朝ですね。
塾の授業を受けてそれから小学校に行く。つまり小学校行く段階でその日の塾の勉強終わってるんですよ。
なるほどですね。
小学校から帰ってきて復習をすると。30分をすれば終わりますから。
そうするとその週のその科目の勉強が5時までに終わってると。
あと遊ぶと。
なるほどなるほど。
それで勉強としても全然十分に定着もしてると。
無理してませんからね。
そんな使い方もできて非常に便利に活用できたんですね。
使い方もうまく工夫しながらお子さんの生活リズムの中に取り込んでいくようなそういう視点も持たれるといいんじゃないかと思いますね。
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いかがだったでしょうか。
オンライン授業を受ける時の注意点。今ならば大きく2つのパターンで対応策があるようです。
一つは録画によるオンライン授業の場合と、もう一つはストリーミング、いわゆるライブ配信の場合での対応策ですね。
録画の場合はいつでも自分のペースで進めることができますので、もし理解ができてないようなところがあれば止めながら理解しながら進めるというのがいいのではないかなという話でした。
逆にストリーミング、ライブ配信の場合は自分の都合で進むのではなくて、そのままどんどんどんどん進んでいくということなので、授業の予習というのが必須になってくるかなと。
どこに最低限集中しておかなければならないかというポイントを抑えて授業に臨むほうが良いという話でした。
子どもの集中力が結構短いということですので、そのような対応をしないと本当に疲れてしまいますし、身につかないといった悪循環に陥ってしまうようです。
最後のところで言われた姿勢の部分ですね。こちらは画面の高さをお子様の目線の位置に合わせるような感じの疲れない位置に親御さんのほうで調整してあげるということも疲れ対策の一環になるということでした。
私が聞いた話なんですけれども、リビングにあるテレビとパソコンをつなげて、少し画面から離れて授業を受けるというような対策をしているご家庭もありまして、
そのあたりは各ご家庭で工夫をいろいろこなすことも、コロナ禍の中コミュニケーション手段が変わっているというところで対応していくというのは非常に重要になってくるのかなと思います。
大人のほうもですね、最近オンラインミーティングなんかは本当に頻繁に行われているかなと思いますが、その中で見つけた発見ですとか、いい対応方法などもしありましたら、
ぜひお子さんのほうにも共有してですね、なんとかこの子どもたちの負担といったものを軽減できるようにできればなというふうに思います。
さて、子育て受験ラジオではリスナー様からのご意見ご要望、また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
11:50

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