2021-08-18 13:45

第83回 在宅ワークで増える「父能研」問題とは

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コロナ禍の中、在宅ワークになったお父さんが、いきなり家庭学習の中に入ってきて、家庭崩壊が起こってしまうと言われる「父能研」問題について、父親の子育ての参加に関する問題点も含めながらお話して頂きました。
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<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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00:02
皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。
今回のタイトル、なかなかインパクトが強い。
少しウィットに効いたようなタイトルではあるんですけれども、
これですね、最近記事で読んだものでして、
このコロナ禍でお父さんが在宅勤務が増えていると。
お父さんが家の中にいるので、
昔の自分の受験の経験とか、
恐らく昭和生まれだと思うんですけれども、
その気合と根性でくぐり抜けたという、
ちょっと武勇伝的な記憶をもとにですね、
現代の中学受験とかの、
あまり受験実証などを理解しない状況で、
子どもの受験勉強に、自分の経験をもとにですね、
いきなり入ってきて、最悪の場合、
家庭崩壊にまでなってしまっている、
というような記事を目にしたもので、
今回これを取り上げてみようと思います。
父納権というこの言葉ではですね、
ある中学受験の名門塾を
もじったような名前なんですけれども、
もちろん皮肉の表現でして、
実際にそのお父さんが家庭の勉強に入ってくることによって、
さまざまな問題が起こっているということが、
古今東西ですね。
昔からかなりいろいろ頻繁にあった、
この父納権問題の本質について、
小川先生の方にいろいろお話を聞いてきました。
不便との父親が子育てに一方的に介入して、
ぶち壊しするというケースがあちこちで起きています。
以前から発生していたけど、
ただその子育ての参加、
特に受験関連について、
介入してくる父親というのは増えてきていて、
良い参加の仕方ができるお父さんと、
お子さんに対して邪魔にしかならない係をする
父親に別れるんですよ。
邪魔する父親というのは勉強していないんですね。
自分の知っていること、自分の判断を押し付けてくる人。
俺の時はこうだったとか、
勉強がこうしたらいいとか、
こんなもん自分でやってきたとか、
気がついたら自分語りしかしていない父親というのは結構いて、
良くないことはないですね。
こういう人が子供の勉強から絡んだら。
まずその人の経験なんてほとんど役に立たない。
今現在を生きている子供にとってはね。
仕組みも違いますから、受験の。
あと自分の経験をもとに語る父親って、
小学生の時の記憶をもとに喋っていることはほとんどないので、
高校生の自分の時間を小学生に対して知ることがすごく多いんですよ。
一番問題はですね、
そういう父親は日ごろ子育てに対して、
細かなところも含めて頑張ってくれている奥さんに対する感謝、
尊敬がないんです。
03:00
奥さんの顔を潰す。
家の中で誰が偉いかアピールしているという正真面目な表れです。
今ごろこそ言ってますけど、
本当にね、そういう父親に今この音声が届いてほしい。
本当にものすごい数の父親が奥さんをバカにし、
子供たちの自ら生きる力を添いでいるケースが多いんですね。
そこには結局相手に対する尊敬が欠けているんですね。
家族に対する尊敬がない。
尊敬がないから何をしているかというと、
自分に対しての賞賛だけが欲しい。
自分の都合で関わる父親が父の保険問題の根幹にあるわけですよ。
これが寝深いんですね。
受験という材料を渡さなくても、
クラブ活動とかも同じことをやるわけですよ。
全員がそうじゃないけど、
ちょっと気をつけたほうがいいのは、
もしかして自分がそういう父親になるんじゃないかと、
この音声を聞いてドキッとしたり、
イラッとしたりという感情が動いていたら、
ちょっと気をつけたほうがいいのは、
自分がどういう文化の環境にいるか。
社内ヒエラルキーがきつい職種の企業に勤めている人。
出席要素がうるさそうなところね。
というところの人は、
どうしても階級意識というものが、
階層意識というものが強くなりやすくて、
序列意識が強い結果、
父親の言うことを子どもは従うとか、
変なところで振りかざす癖が生まれやすいです。
これはまず気をつけたほうがいい。
あと、資格を持っている方。
代表的なお医者さんですね。
お医者さんというのは努力されていて、
ほとんどの場合は非常に慎重に関わる、
丁寧に関わることができるんですけど、
一部ですね、人の意見を受け入れることができなくて、
自分の考えだけを押し付けることが徹底されている人がいるんですね。
日頃先生と呼ばれ続けていることもあるんでしょうか。
そのタイプの人で、
本当に笑い話というか、
塾の先生を小馬鹿にするところからスタートしている父親と
言っていましてですね。
所詮塾講師だろうみたいな態度なわけですね。
その所詮塾講師の方が、
子どもの受験と学習には知識があるから、
知識のないあなたが、
上から目線で言おうが、
先生の力を借りた方が早いと思うよ、
客観的に見たらね。
お母さんとかは、日常の中で子どもに触れているから、
いやいや、あなたが偉いかどうかはともかく、
お母さんと遊んでいったほうがいいに決まっているから、
分かっているんだけど、
二流大学出身のくせに聞かなきゃ。
何の時代だというのは、
令和になっても言う人ってまだおるんですよ。
その先生が何大学出身か聞いてこいだけ、
頼むような人とか、
06:00
冗談じゃなくて結構いるんですよ。
他人が聞いたら笑い話でしょ。
そこに子ども自身の存在はないじゃないですか。
この子の持ち味を生かすのはどんな人なのか。
子どもを中心に置いた時に、
大人たちがいかに力を合わせて応援し支えていくか、
という観点を抜けてですね、
常に強い立場で支持する、
論評する立場に自分を置きたがるお父さん。
日本は昔から男尊女卑社会ですから、
男尊女卑社会というのは、
当たり前と思っちゃっている男性がまだまだ残っているというのは、
事実あるわけですけど、
にしても発揮の仕方が気をつけなきゃ。
というところは、
この父の保険問題というものの根幹かな。
ここまでだいぶ広いこと言いましたが、
ただ実数としては、
状況をちゃんと学んで、
その状況を学んで、
お子さんへの感謝も伝え、
子どもにそれぞれのキャラクターを理解して、
うまく関わっているお父さんが増えているのも事実。
うまくというか、
本当に家族の一員として応援できているお父さんの方が、
数は絶対多いんですよ。
本当に見事というか、
心を砕いて家族に愛情を注いで、
されている方の方が大半です。
ただ問題を起こしている人も一定数いるので、
子どもの学習とか子育てに関わりたかったら、
教訓というか僕からのメッセージは、
まずお子さんに対する感謝と尊敬をスタートにした上で、
自分がどう関わるかを決めましょうね。
これは僕自身も父親であり夫という立場から、
お話ししておきたいポイントがあります。
【佐藤】今聞くと、
お父さんに関しては、
社会的に称賛される立場に日頃ある人が、
そのままそれを家庭に持ってきてしまうというようなケースなのかなと。
【松下】松下幸之助さんが、
みのるほど神戸をたれる稲穂あんだという言葉を
好んで使っていたと、
よく言われていますけど、
みのるほどというのは、
すごく深くてですね、
いろんな人は上に行けばいかに謙虚になるという
意味合いだけで捉えている人が多いんですけど、
神戸をたれるには、
たれるだけの重さがないといけないんですね。
中身が実って成熟して、
豊かになっているから自然と頭がさない。
だから心であり、頭であり、
知識であり、経験でありというものが豊かになった大人、
これは別に男性女性限らず、
謙虚になるものであって、
せっかく社会的経験を生かしながら、
今は成長に関わりたいと思うのであれば、
自ら自身が成長していくことを大事にして、
たれるほどに、
09:00
みのる稲穂であろうと思っていればいいんじゃないですかね。
【佐藤】この番組はお父さんが聞いているところも
結構あったりしますので、
このあたりですね、
僕自身も含めてですけれども、
お父さん方はいろいろと気をつけながら、
家庭の中で生きればなと思います。
【佐藤】これは普及力が耳を傾けられる。
【佐藤】傾けられる人たちでしょうね、確かに。
【佐藤】聞いてほしい人が聞いてくれていない問題があってね。
【佐藤】そうですよね。
【佐藤】はい、頑張りましょう。
【佐藤】今回はですね、父納献という、
ちょっとインパクトのある言葉のエピソードだったんですけれども、
内容的には、
お父さんが家庭学習へ参加するときに、
気をつけたいポイントというところのお話でした。
お父さんが家庭学習に参加するときにですね、
良い参加の仕方もあれば、
逆に入ると邪魔になってしまう参加の仕方ということがあるということで、
邪魔になるという参加の仕方としては、
得てして、
自分の判断だけを押して、
引いてはですね、
自分に対しての称賛が欲しい、
お父さんすごいねと、
お父さんよく知ってるねというような言葉が欲しい、
承認欲求とかって言うんですかね。
そういうものが欲しいからという、
潜在意識があるときに、
邪魔になってしまうというようなお話でした。
その中でも特に気をつける人、
こういう方が必ずそうであるという話ではないんですけれども、
比較的邪魔になるパターンが多い人としては、
社内ヒエラルキーが強い会社にお勤めのお父さんですとか、
あるいは国家資格など、
かなり勉強しないと得られないような資格をお持ちのお父さん、
こういった方、
社会的に結構信用力があって認められるような方たちですかね、
そういう人たちに対しては、
自分に対しては、
結構信用力があって認められるような方たちですかね、
に強い傾向があるということで、
ちょっと自分がそうかなと思われるところがありましたら、
少し気をつけてみてもいいかなとは思います。
この知知能権問題ですね、
今に始まったことではなく、
昔からある一定数の割合で事例があるようなんですが、
ただここ1,2年でですね、
このコロナがあるということで、
在宅勤務が増えたという、
こういった中で、
その一定数の割合というものが多少増えているのではないかなというふうに思われます。
その一定数の割合というものが多少増えているのではないかなというふうに思われます。
最後にですね、
この笑い話になってましたけれども、
この番組をお聞きのお父さん方はですね、
この番組をわざわざ聞きに来るぐらいですので、
この子育てに対する勉強といいますか、
12:00
知るということに対して、かなり謙虚な姿勢で
物事に対して学べる方々かなというふうに思いますので、
ほとんどの場合、問題ないかなとは思うんですけれども、
ほとんどの場合、問題ないかなとは思うんですけれども、
例えばその奥さんとか子供をですね、
いきなり否定から入ったりとかですね、
あるいはその自分の子供の時の記憶を元に、
勉強方法を判断しているなというふうに思ったときは、
勉強方法を判断しているなというふうに思ったときは、
ちょっと注意が必要かなとは思います。
今ですと、僕らが子供の頃よりもですね、
今ですと、僕らが子供の頃よりもですね、
より効率的な勉強方法も出てきたりもしてますし、
またそのテストとか、中学受験の場合とかですね、
またそのテストとか、中学受験の場合とかですね、
学校から求められているものというものも、
時代とともに変わってきているのは事実ですので、
そのあたり、もしかしたら今、
そういったことがあってないかなと、
もし思われましたら、ぜひ、例えばその奥さんとかですね、
塾に通われているようでしたら、
その塾の面談などで、そういったやりとり、
自分が思ったやり方がいいのか悪いのかといったところを
確認しながら、ご家庭の中で協力して取り組まれれば
いいのではないかなというふうに思います。
さて、この子育て受験ラジオでは、
さて、この子育て受験ラジオでは、
リスナー様のテーマのリクエストや、
また小川先生の子育てや受験についての
ご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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