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2023-06-06 11:18

Vol. 227 【青森】青森県知事に宮下宗一郎さん当選


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青森県知事選挙の結果
ラジオ一戸信哉です。今日は6月6日、火曜日です。
今日は昼間の時間です。少し時間が取れましたのでお話ししてみましょう。
今日タイトルは青森っていうのを入れました。前からもお話ししてましたけど、時々新潟県以外の話も入れていこうかなということで、
私の生まれ故郷、青森の話を少ししてみようと思います。
日曜日に青森県知事選挙の投票がありました。
宮下壮一郎さんという、44歳の方が
初当選というので、全国的に見れば47都道府県のうちの一つの知事選挙に過ぎませんけども、青森県の長い歴史の中で考えると結構大きな出来事ではないかなと思います。
こんなに若い人に県知事になろうという人が出てくるというところも珍しいというか、今まであまりなかったですし、
その方が当選していくというのも今までなかったところで、だいぶ時代の変化というようなものも感じますよね。
この方は、宮下さんは六市という下北半島の町の出身で、今回六市町を辞任して県知事選挙に立候補したということなんですが、
六市というのは青森県の中では下北半島の中心都市ですけども、地域的には青森市とか津軽地方、南部地方と言われる地域から見ればちょっと遠い位置にあるので、
なかなか政治の場でもメインストリームにならないような立ち位置にあるわけですけど、そこから出てきて、そして当選したというところもちょっと驚きで、
ここは相当、六市市民の期待は大きかったみたいですね。六市の9割方もっとの票が宮下さんに入ったみたいですよね。それだけじゃなくて、全県的にこの宮下さんの方に票が入りまして、結構驚きを持って受け止められていたと。
宮下さんですんなりやっぱりいかなかった背景はちょっとよくわからないんだけど、おそらく自民党が宮下さんでまとまれなかったんですね。それは地域対立なのか、個人的なものなのか、それはちょっとよくわからないんですけど、多分宮下さんではダメだという人がいたんだと思うんですが、
対抗馬として、もう一人青森市長の方が、青森市長を辞任してですね、出てきまして、これがまたですね、この方は優秀な方なんですけどね、小野寺さんか、小野寺さんっていう青森高校から東大ですか、
というですね、青森の高校生から見たら青森高校から東大なんですね。すごいですよね。という方なんですが、その方が対抗馬として出てきて、宮下さんも青森高校か、宮下さんも青森高校か、2人とも自治省、国交省とそれぞれ官僚出身なんですけどね、だから2人とも青森県の中では知的なエリートの人たちなんですけど、
で、宮下さんはお父さんも6市長だったんですよね。だから、宮下ではダメだみたいな人がいたんでしょうね。それで小野寺さんを引っ張り出して、自民党を小野寺さんでまとめようとしたんじゃないかなと思うんですけど、
でも、宮下さんはやっぱり人気があるということがわかっていたので、自民党も小野寺さんでもまとめることができず、結局自民党は自主投票ということになって、割れたまま選挙に突入していったということなんですよね。
だから、表面的には自民党はどっちかに堅入れしなかったという、どっちに転んでもいいようにという状態で行くわけですけど、そこをなんとなく一応その建前は一応守るんですが、でも途中で今の知事ですよね、
三村さんが小野寺さんの支持を表明したり、あと何人かの国会議員の人が、党としては自主投票だけど、私は小野寺さんを支持すると既視、鮮明にしまして、
だから、体制の側は小野寺でまとめたいということなんだなということがわかっている。
これで大体青森県というのは偉い人が物言うとそっちへなびくみたいなのが青森だけじゃないですけど、そういうのが結構あるんですが、
宮下さんについてはやはり人気があって、やっぱり今回は自主投票だし、自分たちはこっちを応援したいという人たちが結構いたみたいですよね、県会議員、市議会議員みたいな人たちがかなりいて、
実際にも演説とかやらせると、やっぱり宮下さんすごく上手ですよね、お話もすごく上手だし、どんどんそっちが盛り上がっていっちゃったということで、自民党の重しみたいなのでは全然票が取れなかったということみたいですよね。
途中から見ててひょっとしてと思いました、情勢分析とか見たりして、ひょっとしてと思いましたけど、やっぱりいわゆるゼロ打ちで、もう投票箱閉まった瞬間に投格出ましたね、出口調査で圧倒的に宮下さんがダブルスコアだったのかな、というので圧倒的な差で当選するということになり、
まあ何でしょうね、万着ですよね、政権基盤というか、それだけの票を得てやっぱりかなり自信を持っていろんなことができるんじゃないでしょうかね、というような結果になりました。
何でしょう、だからなんか遠くから見ている立場からしても結構興味深い出来事でしたね。
宮下宗一郎さんの当選と政策
宮下さんの政策がものすごく斬新なことを言っているかというと、いやまあそうとも言い難い、斬新というか思い切ったことはもちろん言っていて、合計得出生率を2以上を目指す、青森の少子化運動がものすごい勢いで進んでいるんだけど、
これを抜本的に解決するとか、子育て支援を充実させていくとか、物価高騰緊急対策本部を作るとか、青森子ども未来県民会議を作るとか、
たぶんね、具体的な政策なんかは地味に小野寺さんもかなり頑張っていたみたいなんですけど、もうその波の中ではやっぱり小野寺さんの地味ないろいろな政策っていうのがなかなか聞こえないですよね。
選挙というのはそういうものなんでしょうね。勢いに乗っていった人たちを人を止めるのは難しいということなんだなと思います。
なかなか味わい深いのは、中立を守っていた自民党の人たちが、今ね、宮下さんのところに行って、私はあなたを支持していたんだとは言わないけどおめでとうございます、みたいなね、というふうに言ったり、
中立を守っていた立場で敗れた小野寺さんのところにも行ってみたりとかですね、まあ、いろいろ微妙なものを、そういうところも報じられていますけどね。
これからどういうふうにやっていくのか、実際のところね、年度途中で交代しても、もう既に、もともとそんなに財政的に豊かなはずもないわけで、
なかなか新しくやれることも少ないんだと思いますけど、昨日の初当選後の記者会見の中では、必要な予算を組み替えてでも、スタートダッシュを頑張る、みたいなね、やるというふうに言っていて、
まあ、かなり県庁職員の皆さんは残念かもしれないなと思いますけど、というようなお話でした。
まあね、今、新潟県に暮らす私から見れば、ちょっと外野から見ての話ではありますけども、非常に興味深い出来事。
新しい、私の高校の同級生でもやっぱり結構、宮下ファンというかね、今回宮下さんを応援するという立場を鮮明にしている人のSNS投稿なんかは結構あったりして、やっぱり期待が高まっているのだなということは感じた次第です。
はい、じゃあ今日はここまでにしましょうか。はい、皆さんどうもありがとうございました。
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