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2022-05-24 13:49

一戸信哉の新潟のへラジオ Vol.124 国会図書館の個人向けサービス静かに開始


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おはようございます。新潟のへラジオ一戸信哉です。
今日は5月24日、火曜日となります。
今日はだいぶ気温も上がるという予報を、昨日なんかチラッと見たような気がしますので、半袖で出かけようかなと思います。
ちょっと今子供を送るので、だいぶ朝から気温も上がって、暑いなっていうほどでもないですけど、
ちょっと今日は夏の装いでいけるかなという感じの新潟市内です。
今日はですね、ちょっと前に報道があったんですが、国立国会図書館の個人向けデジタル化資料送信サービスという話をしてみようかなと思います。
全然新潟じゃないんですけど、ただ新潟含めて、これ結構地方の人たちには結構大きなインパクトあるなということに気がつきましたので、お話しします。
もともとですね、国立国会図書館には国内で出版されている出版物が基本的に全部所蔵されているはず、実際には全部ではないんですけど、出版されたものは基本的に入っていると考えられるわけですが、
かといってみんながみんな東京の図書館に来て資料を閲覧できるわけではなく、なかなかコストがかかるサービスということでなんですよね。
だからそういう意味で役割分担として各地に国立図書館とか大学図書館とかがあってということなんですが、
理論的に言うと全部そこをデジタル化、国立国会図書館に所蔵している資料が全部デジタル化されれば、全部そこで過去に遡ってほとんどの出版物が閲覧できるようになるのではないかということは前から言われているわけですよね。
かといって、しかしそれはもちろん著作権からすれば、全部国立国会図書館でデジタル化されているのを読んでくださいとなっちゃうと出版物にお金を払う人がいなくなっちゃうので、もちろんそこはいろんな責め合いがあるわけです。
図書館そのものと権利者側の責め合いというのがもちろんあるわけですが、もう既に行われていたものとして、過去の資料のデジタル化で古いもの、いわゆる権利が入れているものですね。
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そういうもの、つまりデジタル化して、そしてそれを一般に公開しても問題ないものについてはデジタル化した上で一般に公開するということをしてますよね。ネット公開、いくつかの段階があって、ネット公開しているものと、
図書館向けの送信というのとあるわけですよね。これは歴史的音源という、歴音とかも同じような感じで、一般向けに公開されているものと図書館で閲覧してくださいと。
3日間というところで閲覧してくださいというのがあるわけですが、ユーザーから見ではあまり関係がないので、全部国立国会図書館で見せてくれ、送ってくれとか、ネット経由で送ってくれ、ネット経由で見れるようにしてくれと、そういうふうになるわけですが、そこはどうしてもそこの責め合いが起きるというわけです。
今回、著作権法の改正が背景にあるんですが、個人向けデジタル化資料送信サービスというのをやりますよと。
国立国会図書館のデジタル化資料のうち、絶版等の理由で入手困難なものを、インターネットを通じてご自身の端末等でご覧いただけるサービスです。
いくつかポイントがありますよね。絶版等の理由で入手が困難なもの、絶版等ですかね。絶版なのか、絶版等とは何なのか。いろいろあるわけですね。ここは正しがけがついていて、3ヶ月以内に入手困難な状態が解消する、改善性が高いと民党官が認めたものを除く。
だからつまり絶版と言っても、再度再販されることはないでしょうというものですよね。今たまたま次の増販がまだできていないというものを除きますよということですね。
もう一点がパソコン、ご自身の端末というところですが、ここはプリントアウトは当面できませんということになっているということですね。
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という状態なので、ここはちょっと微妙なところで、つまり、著作権に儀礼しているもの、いわゆる青空文化に乗るようなものではないものでも、絶版になっているものについてはご覧いただけますよというふうになったけど、印刷まではサービスしません。
ということで、これ大きく状況が動く可能性がある。あんまり地味な世界の話ではあるんですけど、大きく変化をする可能性があるなということです。
つまりどういうことかというと、私もいろんなことを調べたりすると、昭和40年代とか50年代ぐらいの、まだ著作権切れまでいかない、保護機関切れまでいかないぐらいの出版物というのがあって、その辺を調べることが多いんですが、
その辺はですね、もう出版物としては流通ほとんどしてないし、それから結構大部なので、書籍だと一部だけコピーするということが、
できないじゃないですか。一部しかコピーできない。そうすると、まとめて全部読むのは難しい。
で、じゃあ図書館から借りてきて読むかということで言うと、図書館で借りてくると言っても、
例えば私で言うと新潟市とか近隣市町村の図書館や大学の図書館や、あとは県立図書館というところを当たって、出てくるものと出てこないものがあるわけですよね。
新潟県のもので関係するものであれば、新潟県立図書館がかなりの部分をカバーしているとは思うんですけど、
でもこの間その柏崎のことなんかを調べていると、やっぱり柏崎の市立図書館じゃないと入手できないというものもそこにしかない。
県立にはあるけど近隣市とみたいなのは結構多いですね。そういうパターンもある。
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そうすると少なくとも入手はしづらい状況になるわけですよね。
まして県をまたいだりするとね、これはどれくらい需要があるかわかりませんけど、でも私みたいに新潟県に暮らしているけどルーツが青森県にあるとか、
この間ちょっとやってましたけど沖縄のことを調べたりするとか、ちょっと地域をまたいで調べたりすると、
同じような資料を家にいたまま見つける、地元にいたまま見つけるっていうのは、見つけることはできるんだけどそこにアクセスするのが結構難しいということになるんですね。
こういうところを埋めていくということになりますね。
個人向けデジタル化資料送信、昨日ちょっと調べてみましたが、足場崎関係の資料とか、あと前見たやつだと、
たまたまあれでしたけど、新潟地震って1964年ですけど、新潟地震の頃の、
新聞ですね、その時の新潟日報がまとめた冊子みたいのがあって、それもまずデジタル化、終わってなかったかな、でもしてるんですよ。
その辺もこれから読めるようになるだろうということが期待できそうでした。
そうすると多分地味ながら多くの人は気がつかないんでしょうけど、地味ながら起こり得るのは多分、
こういうマニアックな資料の古書店界隈での流通みたいな、プレミアムがついて探してるとものすごい値段ついてるやつがありますよね。
ああいうのがちょっと変動する可能性がありますよね。
全部国会図書館でじゃあ、現物は手に入らないまでも、この値段できるというところまでいくと、
多分それで結構市場を動く可能性があるなという気はしましたね。
ということで、結構大きな変化です。
多くの人たちにはその変化を実感するようなものがどういうふうに出てくるのかまだちょっとわからないわけですが、
ただ決してもう何というか、普通の人は読まないようなものかというと、そうでもないですよ。
もうちょっと手前の、世代にもよるんでしょうけど、
我々現役世代が生きている間に、生まれてからこれまでの間に出版されたものとか、
それよりちょっと前ぐらいのところとかまでは、ちょっとたどれそうな状況になりそうですね。
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それで出版物の絵のアクセスが劇的に改善される可能性があるように思います。
それが、もっと言ったら多分図書館というものの役割を、またもう一回問い直すみたいなことにもきっとなるんでしょうね。
たぶん、そうは言っても、この資料は地元の図書館でしか収集してないみたいなものはもちろんあるわけで、
そういうもののところに、それぞれの地域の図書館の機能というのは、そっちに注力していくというふうになっていくのか、
でももちろん、現物を借りることができるという機能そのものはなくなることはないと思うんですけど、
でも、転換期にあるような状況は見えてきているかなと思いますし、
それは東京の国立国会図書館がやっていることではあるんですが、
実はその変化そのものは新潟含めて地方の人たちに大きな影響をもたらすだろうというような気はいたします。
まだね、私これちょっと本登録をしたばっかりで、まだいろいろ使えるようになってないんですけど、
また使えるようになりましたら、こんなものが出てきましたみたいな話をしてみたいと思います。
はい、じゃあ今日はこれで終わりたいと思います。
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