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2021-12-26 15:24

一戸信哉の新潟のへラジオ Vol.64 新潟の映画文化を支えるシネ・ウインド


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皆さんこんにちは、新潟のへラジオ一戸信哉です。
今日はですね、映画館の話題というのを取り上げようということで、シネウィンドをタイトルに入れてみました。
えっとですね、たまたまっていうか、昨日ちょっと久しぶりに映画館に行く機会がありまして、
そういうこともあって、ちょっと取り上げてみようかなと思ったんですが、なかなかね、映画館も行く機会も減ってきている昨今ではあるのですが、
同時にこう、新潟で暮らしている立場からすると、やっぱりこう、何でしょうね、映画作品の多様な、全国上映みたいなのではない、単関系の映画っていうのですね、なかなかアクセスが難しい状況が、
新潟に限らずですけどね、地方にいるとそういうことがあるのですが、新潟の場合はどういう状況かというと、いわゆるシネコンと言われる商業施設の中に入っている映画館が、もうほぼほぼほぼ全てというような状況になっているんですが、
その中でいくつかある、新潟県内でいくつかある、昔ながらのというかですね、いわゆる全国ロードショーではない映画を上映している映画館です。
新潟市内では唯一と言ってもいいかな、唯一と言っていいと思います、というのがこのシネウインドというところです。
でも場所はですね、新潟市万代というですね、町の中心部にありまして、知っている人は知っているというかアクセスしやすい場所にあるものです。
で、やってるもので、新潟の映画文化を支えると言いましたが、内容はもちろん新潟っていう新潟の映画をやるわけじゃなくて、もちろんいろんなですね、世界中のエッジの利いた作品をいろいろ上映していると。
昨日はたまたま沖縄の映画の今シリーズを特集している時期で、戦中最後の沖縄県知事島田昭さんという人が特集した映画を見に行ってきました。
こういうですね、ちょっとSNSなんかでも少し話題になっているような社会派とか、社会派だけじゃないんですけど、ちょっと目利きの人がいるような感じの映画ですね。
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こういうのを唯一、新潟市内で拾ってきて上映してくれるという映画館ということになります。
この映画館ですね、市民映画館、新潟市民映画館というタイトルになっていまして、ちょっとあまり詳しい事情は知らなかったんですけど、今回ちょっとしゃべろうと思って少し調べました。
これは会員制になっていまして、入会金を払うと会員になれると、会員になると何回か映画を見に行けば年会費分が回収できるというようなモデルになっていて、それで固定費をもらって運営しているというような組織になっています。
細かく見ると、会社の組織とNPOのような市民映画館鑑賞会という2つ組織があるみたいですね。
会費によって、この組織どうやってできていったかということなんですが、この歴史をひも解いたシネウインドのページで見ますと、1985年に開館してますね。
1985年に何があったかというと、名画座ライフ、これ知らなかったですね。名画座ライフというのが古町にあったんですが、この名画座が閉館したと。
当時映画評論家の小木雅宏さんという方、よくテレビに出てた方ですが、小木雅宏さんが新潟日報にこの損失は測り知れないということを書いたのがきっかけで、返却85年はそれだけ新聞のパワーがあったということですよね。
それを見て、市民が運営する映画館の呼びかけが始まって、映画館ができていくと。この中で斉藤雅之さんという方のインタビューなんかがよく取り上げられたりしてますよね。
みんながお金を出し合ってできていくのが新潟市民映画館市年ウィンドウということになります。1985年12月にできているということです。ウィンドウというのは風だと思ってましたが、ウィンドウの意味もある。窓と風という意味ですね。外から来る風に対して常に開かれた空間でありたいと思います。
本当にそうですよね。短間系の映画で、これはみたいなものを見つけたときは、今でもね、ウェブサイトとかを見て、新潟でも上映あるのかなというふうに見ていくと、だいたい市年ウィンドウが少し遅れてかな。ちょっと話題になったときすぐに決まってなかったりするんですけど、少し遅れてやっぱり市年ウィンドウで上映されてしまう。
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というのが常というかよくありまして、そこにそういう映画をウォッチしている人たちもちょっと少し遅れて市年ウィンドウで上映があるかなというふうに期待して待っているというような状況になっています。
もちろんですね、新潟の人ってはだいたい新幹線に乗って東京に行ったり来たりっていう人も結構多いので、私もこのコロナ以前はですね、頻繁に新幹線に乗って都内に行っていることも多かったので、そうすると実はある程度の期間、東京都内とかで上映している期間があったりすると、東京に行く機会があれば、そのときに映画見に行って、
市年ウィンドウが上映するタイミングの時にはもう見終わっているということもありましたし、あったんですが、今はなかなかそういう往来もガタッと減ってというかほとんどない状態ですから、
そうすると、より一層市年ウィンドウ頼みというか、市年ウィンドウさんが上映しているタイミングで映画を見に行くというか、それを待っているというような状態がこの2年ぐらい続いていると。
これがあると、やっぱり文化のないどこというか、ないどこじゃないですね、この窓ですね、窓としての市年ウィンドウの役割というのは非常に大きいなというふうに感じます。
ただですね、やっぱり難しいのは、やっぱりそんなに一般向けに上映しても、お客さんが集まるような作品ではないものが多いわけですよね。
だいたい新潟の映画館というのは、そんなにシネコン系の映画館に行っても、そんなにびっちり入ってる映画ってないんですよね。やっぱり映画産業の今の状況を見ると、なかなか厳しい状況を感じますけど、
それでも、相当な宣伝費をかけて全国宣伝しているような、全国労働省の映画とは違いますからね。
そうすると、なかなかそういうふうには面的に、例えば2週間ずっと上映してるみたいなのは、難しいわけです。こういう市年ウィンドウでやるような文化的な作品というのはなかなかそうはいかないので、そうすると、
ポツポツポツと、今回の島田明さんも何回上映するのかな。数が限られるんですね。そうすると、やっぱり仕事してると、この上映期間中に見に行けないと。毎日10時から上映して5日間やりますか。この5日間の間に10時に行ける日が何回あるかみたいなね。
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そういうこともあったりして、現実にはなかなか見に行けないっていうタイミングもあったりすると。そうするとしょうがない。じゃあね、Amazonとかいうので、また公開されるのちょっと待つかみたいになっちゃうことも正直結構あるんですけど。
ただ、そこにその手前の段階でアクセスできる機会があって、こうやってですね、文化的なものに接することができるというのは非常に大きなメリットではないかなと思います。ただ、やっぱりなかなか運営大変なんだと思いますよね。
会員になりませんかって書いてある。なかなか私は会員になる機会がなくて、いつも見に行って会員がとか思うけど、結局窓口も忙しそうなので、会員引きにならないままいつも普通にお金を払って見て終わってまたじゃあ今度入ろうかなって帰ってきちゃうっていうことが振り返されているんですけど。
最初のところにお金の金額を見るとですね、年会費3,300円で入会費1,100円なので、最初の年は4,400円、その次3,300円ですから、いくらだったか、差額が700円ぐらいでしたね。
ですので、5回行けば、年会費分に関しては5回見に行けばいいっていう感じですね。だから、5回ぐらい見に行く機会を作れるんであれば、金額的にも入ったほうがお得だということになるんでしょうね。なかなかこれ5回行けるっていう感じで、自信はないですよ、いつもね。
なんですけれども、見たい映画は年に5回、もっとあると思うんですね。というので、ちょっとどうしようかな、入ろうかなみたいなね。というふうな感じでいつも見ているものです。というのがこのシネウィンドというのの話ですね。今、沖縄の映画の特集をやっているところです。
映画そのものがね、やっぱり映画館で見るという機会がどんどん減っていて、こういう中にあって、なかなかやっていくのは大変だろうなというふうに思って、いつも見ておりますので、応援する気持ちはあるんですが。
ただあれですよね、テーマ性のある娯楽作品じゃなくて、沖縄県知事島田明さんの映画もそうなんですけど、普段だと明るいところでテレビとかね、そういうので見てると、自分でメモをしたり、あるいは検索してみたりしながら見てることが多いので、
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ちょっと辛いんですよね。映画館が真っ暗になると、メモを取れないじゃないですか。メモを取れないし、しゃべれないし、できないのが若干辛いところで、できたらそういうのもあるといいですよね。
何だっけ、何の映画だったか忘れましたけど、ちょっと静かにしなくていい映画とか、上映会とか、ちょっと明るくしてもいいんです。ちょっと明るくなってる上映会とか、いろいろありますよね。そういうのもあったらいいかなと思いますね。
本当に真っ暗だと何もできなくて、メモも取れないみたいなのも少し、家での鑑賞状況、家で映像を見るという体験に慣れてしまうと若干辛いものがあると、特に内容が濃いやつはね。
これはちゃんと復習しなきゃっていうのはもちろん、パンフレット買ってきて読んだりするんですけど、そういうのもあったらいいかなとか思いましたけども、いずれにしても非常に貴重な存在です。
どうなんでしょうね。こういう単館系の映画館って全国にどれぐらいあるのかわかりませんけども、やっぱりだいぶ減っているんじゃないかなと思いますね。明画座っていうのも明画座の定義がわからなくて調べましたけど、明画座っていうのもほとんど消えてしまって、明画座ってなんだと思ったんですけど、
早稲田省地区ね、早稲田省地区っていうのはそうなんだ。確かにそうです。早稲田省地区ってなんかちょっと昔のやつやってましたね。確かにそういう映画館はかつてはかなりあったし、都内にはまだ残っていると思うんですが、それでももうだいぶ減ってしまってますね。地方都市だとほぼ消えている。
そうですよ。だって旧作は、旧作になるとアマゾンプライム見放題みたいになっちゃってますからね。なかなか厳しいですよね。だからもうちょっとなんでしょうね。もう少し映画そのものを見るというだけじゃなくて、それについて、その周辺をいろいろ勉強するっていうような場所としてあるといいかなと。
昨日も島田昭知事の話、映画を見るだけじゃなくて、ちょうど監督さんが、佐古監督が来て、その話を聞きながら少しまた知識を理解を立体化させるような時間がありましたけど、そういうのはね、本当にその映画の当事者の方が制作者の方とか出演者の方とかだけじゃなくて、それ以外の形でもそういうのをもっとやっていったらいいんですかね。
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それも企画するの大変だと思いますけど。というようなことで、久しぶりにちょっと長くお話ししました。はい、今日もありがとうございました。
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