ゲイ漫画家:飯塚モスオさんにインタビュー#052

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どうも、世界のねじを巻くラジオのねじまきです。今日はねじまきラジオ初のインタビュー会となりまして、今まで収録してきたのは一人なんですけれども、今日は普段とちょっと違う感じの二人での収録となります。

ゲイウェブ漫画で話題の飯塚茂装さんをゲストに迎え、いろんな話をしたいと思います。じゃあまずは軽く自己紹介をお願いしていいですか。

こんにちは、飯塚茂装です。自己紹介って難しいですね。話題かどうかもちょっとわからないですけど、漫画を描いています。

ゲイウェブ漫画を描いている人間です。今日お呼びいただきましてありがとうございます。

今大阪の梅田で収録していて、飯塚茂装さんは本当にツイッターでも最近話題の人です。

いやー冗談です。恐れ入ります。

実はプライベートで今まで3回ぐらいお会いしたことがあって、ちょっと1年ぶりぐらいの再会となります。

1年ぶりです。久しぶりです。元気そうで。

ツイッターで声を、僕自身漫画を昔からツイッターで読ませてもらっていたので、一回ポッドキャスも聞いていただいてみたみたいなので、ちょっと出ていただけたらなと思って連絡してみたらですね、すぐにOKをいただきまして、無事今日収録という感じになっています。

ありがとうございます。僕自身ですね漫画は普段それほど読まなくて、本当にメジャーどころも知らんぐらいの、犬餌とか名探偵コナンとかブッダとかブラックジャックとか、そのほんまにメジャーどころを軽く読むぐらいで、ワンピースとかドラゴンボールも知らんぐらいのレベルなんですね。

それでも結構、飯塚茂装さんの漫画は4コマでツイッターでパッと読める感じなので、僕自身もいつも読ませてもらっていて。恥ずかしいんですけど、すごい恥ずかしいです。

ありがとうございます。そろそろ本題に入りたいんですけれども、漫画ですね、僕書くなんて思ったことないんですけど、漫画を書き始めた理由ってどんなところから始まったんですか?

ない。書き始めた理由が、そうですね、僕何かこう

強い意思を持って何かこうやったということではなくて、成り行きで書き始めたものがツルツルと続いている状態で、彼これ

2014年ぐらいからツイッターで投稿しているので、5年経ちますね。いやもうおかげさまで、本当にありがとうございます。

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やっぱりじゃあ漫画自体はもともと好きなんですかね? いや漫画もですね、虹巻さんと同じくらいで、

結構ひどいですかね。書いてる人間が何だっていう感じなんですけども、

メジャーどころは好きです。そうですね、好きな漫画はあるのはあるので、それを読んでいるんですけど広くこう知ってるとか

たくさん読んで何でも知ってるというふうな人間ではないですね。わかりました。

そうですね。結構まあゲイ漫画ということで、文字面としては結構ゲイ向けのものかなと思うんですけれども、

結構ストレートというか普通の女性が好きな男子でも女子、男性が好きな女子でも楽しめるような

結構気軽に読める内容になってるかなと。そうなんですかね、あんまり意識して書いてないんですよ。

読者を、例えば農家の人に読んでもらおうと思って書いてる部分はあまりなくて、

初めの方はそういう漫画を書いてたかもしれないですけど、最近は全然そういうターゲットにしてないというか、ターゲットというものを作って、あまり作ってないんですけども、

あんまり農家の人を想定して書いてるものではないですね、普段は。でもそういう結果というか、そういうふうに受け取られるなら、そういう時だと。

そうですね、ありがとうございます。で、伊塚雅夫さんの漫画の感じとしてはですね、

4コマ漫画なんですね。で、内容としてはどちらかというとゲイあるある的な内容が多いのか、それをユーモアたっぷりに表現されていて、

結構他では見たことがない独特の漫画になっています。

で、結構ゲイ漫画って僕もちらーっとウェブで見たりはするんですけども、結構下ネタに走りがちというか、なんか普通の人は読めへんなっていうやつが多いと思うんですね。

で、結構読むと伊塚雅夫さんはなんか真面目なゲイの悩みとかリアルなところが書かれててですね、その点が僕非常に好感が持てるかなと。

はい、思ってます。で、たった結構4コマ、1ページか2ページ、4か8とかそれぐらいかな、の漫画が多いんですけれども、

読んだ後結構後味がしっかり残るものがあって、なんか言葉だけでは説明しにくい魅力もあるので、興味のある方はぜひ伊塚雅夫さん、伊塚雅夫でGoogleかTwitterで検索してもらったらすぐに読めると思います。

あと、後で詳しく説明するんですけれども、AmazonでもKindle、電子書籍で出して貼るみたいなので、興味のある方はぜひそちらでも読んでみてください。

ありがとうございます。あの、ゲイアル漫画ってよく言われるんですよね。自分が描いてるものがゲイアルですよねって言われるんですけど、僕あんまりそういう意識なくて。

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普段の日常とか、自分が面白いなと思ったところを切り取って描いているのが多くて、これあるあるだろうと思って描いてるわけではないんですよ。

でも結果的に読んでくださる方が、あるあるだなって思ってくださるのはすごく嬉しいことですし、それは全然ありがたいことなんですけど。

すみません。

漫画とかツイッターのアカウントの頭に小目印で、作中の内容はゲイ全般を代表するものではありませんって書いてあって、僕こういうスタンスが結構好きで。

テレビ番組とかだと、松子デラックスさんとか一光さん系の面白系を取り上げられないみたいなことがあって、なかなかこういうところって見ることができない。

そういったゲイのリアルを描いているところがいいなと。

リアルなんでしょうかね。

確かにテレビで取り上げられるような、おねえ、ザ、おねえみたいな形では描いていないですね。

すごいですね。

日常的な部分とかそういうものをできるだけ取り上げて描くようにしていますので。

もちろんおねえの方でもああいうのが日常だという方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、

自分の場合は違うことが多いので、そういうところも伝えていけたらいいなと思って漫画を作っていますね。

あとやっぱりゲイが出している漫画ってなると、やっぱり色目が変えないみたいな感じで、

ゲイのことを描くとですね、みんなゲイこんな人なんだみたいなことをおっしゃる方も少なからずいるんですよ。

やっぱりそういうのは違うよってことは伝え続けなきゃいけないかなと思って描いています。

漫画は結構ツイッターでいろいろ投稿されているみたいなんだけど、

描き始めて世の中にオープンにしたのはツイッターからってことなんですかね。

世の中でオープン?

世の中でオープンにした。

何年は?

別になんか漫画でカミングアウトしているとかそういうスタンスではなくて、

もともと結構いう人間なんですけど、

まあ漫画も描こうかなみたいな感じで描いています。

でツイッターにあげ始めた?

そうですね。それがずるずると。

おかげさまです。

5年くらい経つんですかね。

そうですね。5年経ちますね。

早かったですね。長くて早かったです。あっという間でした。

結構本当に短いのでネタですね。

考えるの大変だと思うんですけども、

どこから思いついたりしているんですかね。

4コマに収めるっていうのは結構大変で、

どう見せるかとか、1コマ目と2コマ目のシーンどうするかとか、

それを4コマ構成にするっていうのがすごい苦労します。

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文章にすると結構長くなっちゃうものを、

エッセンスだけ取り上げて分かりやすく4コマにするっていうのがちょっと大変なんですけど、

でも最近続けていると慣れてきたところもあったりとか、

どこからネタをっていうのは自分の経験が多いですね。

心理描写とか多いのは結構自分が考えたこととかをできるだけ出して描いているんですけど、

最近でもないか、友達からとか、

Twitterで読んでくださる方からとか、

これままにしてくださいっていうことがあって、

それを本当に喜ばしくありがとうございますということで描かせていただいています。

今ちょっとKindle版を開けて見てるんですけども、

このベースドオンザストーリーby何よりさんみたいなのは、

友達かTwitterの知り合いからいただいた話なのですか?

ベースドオンザストーリーで書いてあるものは、提供された方の内容を書いています。

じゃあ僕が何か言ったらもしかしたら書いてくれるかもしれない。

ぜひ。

ちょっと考えていくつか。

ぜひお願いします。ありがとうございます。

嬉しい。

他人の体験とか書くのすごい楽しい。

僕はその人の漫画という感じがして、

その人のカラーが出せたらいいなと思って。

でもこの漫画を見てると、主人公の男の子は基本的に同じ人で書かれてますよね?

そうですね。書きやすいからかもしれないですね。

でも潤太くんの方がいらっしゃるんですけども、

潤太くんよく提供してくださるんですね。

その子はキャラクター多くて、

黄色のアーカーをいつも着てて。

この人もいますね。

ぼちぼちくんという方がいらっしゃるんですけども、

その子は赤のシャツを着てて。

できるだけキャラクターは作りたいなと思って寄せてるんですけども。

わかりますね。

すみません。突然というか突飛をしなくていたりですか?

今まで書いたことがない方から頂いた時に、

例えば会ったことがないとか、

どんなデザインで書いていいかわからないというのがあって、

その時は想像とか写真とかの手掛かりで書かせて頂いています。

結構声で伝えるのは難しいんですけれども、

漫画の画的にはちょっとポップ目で、

柔らかいというかどう言ったらいいかわからないですけども、

癖はあるんですけれども読みにくい癖じゃなくて、

スッと入る独特な柔らかさというか。

面白おかしく、漫画でよくあるズズズみたいなのとかも書かれていて、

本当に漫画読んだことない僕みたいな人でも読みやすい感じになっているかなと思います。

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ありがとうございます。

薄っぺらいですよね。

薄っぺらいというのは筋肉とか濃い色、濃い絵ではないんですよね。

ちょっとレゴっぽいというか、

ちょっとシンプルめの絵柄なので、

そういう意味でもあるのかなと思います。

高見玄吾郎さんと比べると読みやすいですね。

もう虚張ですね。

あれはあれでも突き抜けてますね。

他に僕がちょっと興味をお聞きしたいのが、

絵が上手くなる方法というのをお聞きしたいですね。

僕自身は本当に小学校の頃から図工とか図画工作の授業が嫌で嫌で仕方なくて、

って感じなんですけど、

絵はどうやって練習されたというか、ここまで。

もともと絵を描くのが好きなんですか?

授業中に教科書に聖徳太子を描いたり。

僕それすらできないレベルで絵は無理なんですよね。

そうですね。絵は好きなものなので特に理由はないですけど、

書くものも描いてるって感じですね。

書くものも描いてたんですよね。

4コマを描き始めた時も絵で描いた方が分かりやすいんじゃないかなという、

そういうノリと言っていいんでしょうか。

そういうもので描き始めたので。

どうやったら上手くなるかですよね。

よく多くの人は描いたらいいんだみたいな。

習うようになれるみたいな。

作家もそうですよね。

そうですよね。参加権みたいなこと言われますよね。

結論はそうですよね。

でもね。

どうなんでしょう。

自分が子供の時やってたのが下書きっていうんですか。

そういうのやるんですか。

クッキングシートみたいなのに自由帳の表示とかあるじゃないですか。

あそこに当てて上からなぞるみたいな。

そういうのも。

あれ結構いいんでやってました。

かなりいいんじゃないかなと思いますね。

そうなんですね。

ちょっとちょっとやっておくわ。

絵が本当に下手くそで。

サンプルが1なんですよ。

絶対上手くなるなんて言えない。

やってたとしか言えないんですけど。

じゃあ他にですね。

漫画、芸人漫画って言われるとあれかもしれないですけど。

描く上で大切にしていることとかってあるんですかね。

描く上で大切にしていること。

特定の人たちに攻撃的にならないようにっていうのはやっぱり。

いろんな属性あるじゃないですか皆さん。

その中であまり攻撃的な内容とか表現は絶対しないようにっていうのは

もう描く前からずっと思ってて。

描かないですけど万が一描いたときは絶対にそれはあかんと思ってます。

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いろんな漫画家さんいて本当に素晴らしい作品たくさんあるので

そういうのも参考にしながら日々日々勉強して描いてますね。

そうですね。

あと僕自身本当に紙に描くぐらいしか思いつかないんですけど

描いてる環境とか例えばタブレットで描いてますとか

まずは紙に下書きしてますとか

あとソフト使ってますねやっぱりパソコンの絵ですね。

どんな感じで。

そうですよね。紙に描くかられる方もいらっしゃいますよね。

あと筆とか。

僕は下書きは紙じゃないんですもん。

地下でパソコンで下書きします。

今も液タブ。

Wacomとかですね。

そうですWacom。

有名なんです。

Wacomはドライバーが弱くて

認識しないとか。

たまにあるんですよね。

でも頑張ったらできるのでやってますね。

全部パソコン上でやってます。

紙とかは使わずに一切。

全部パソコン上ですね。

色付けもペン入れも全部パソコンです。

これ本当に顔の筋とか

シンプルな絵なんですけど

これ手書きになると本当に凄いなって思って

絵がヘッドクスな僕からしたら一生かかっても

凄いなと。

恥ずかしい。

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