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オンライン日本語教師の声日記って感じですね。
最近は、一時期まで、このListen.styleの声日記を結構上げてたんですけれども、
最近はちょっと間が空いて、久々に声日記ということで、
普段は結構生徒のことについて書いたりとか、話したりとかしてるんですけれども、
最近のカルチャーについてと題して、いろいろ話していこうかなと思います。
順番に言うと、美術展、音楽、漫画、本、映画という感じで語っていけたらなと。
15分ぐらい、17分ぐらいで語れたらなと思います。
美術展
美術展では、北欧の神秘展というSompo美術館に行ってきました。
これは西新宿にあるところで、アクセスは結構いいところですね。
だけどSompo美術館は警備員が1階のところに2人ぐらい、何もせずにこっちの方をじろじろ見てる人がいて、
それがうっとしかったんですけれども、北欧の美術展自体のコンセプトは良かったと思います。
特に北欧の画家の絵を飾る、一番有名な画家ではエドマンド・ムンクの絵もありました。
Sompo美術館の3階、4階、5階をすべて北欧の神秘展に当てられていて、
やっぱり北欧の絵画なので、北欧神話とかですね、北欧の自然に対して、自分が見た限りではあんまりひねりがないというか、
自然を肯定的にのどかなものとして描いているものが多かったような気がするんですけど、
ムンクの絵が何点かあるうちの一つが自然を描いたもので、ムンクは自然に対して暗い絵を描いていて、
自然を描くっていうことは、描いている人の心象風景みたいなのを描くところがあると思うんですけれども、
自分は自然を見て暗い風に捉えている絵とかですね、
あと、日本の絵画だと自然を強引に自分のものに引き寄せてしまうみたいな、
葛飾北斎とかですね、日本の芸術の自然って本当に自然をすごく矯正するというか、自分のものに作り変えるみたいなところがあるような気がなんとなくしているんですけど、
そういう方が好きだなと思います。
前に、ちょっともう余談になるんですけれど、三菱一号館美術館で、
イギリスの有名な、ちょっと名前が出てこないから、この話しないほうがいいのかもしれないけど、(注: ここで思い出したかったのはジョン・コンスタブルです🙏)
風景画を描いた画家の個展というか、展示会があったんですけど、
名前何だったっけ、本当に出てこない。
とにかくイギリス人ですごく有名な人です。
その人は本当に、この鬱草とした森っていうのが、わりと見てると気が重くなるような感じでとても良かったですね。
自然に関してとかは、わりと肯定的に明るく捉えてるのが多かったかなっていうので、自分にはちょっと物足りなかったんですけど、
自然とかその神話の世界の次のその都市を描いた、産業が発達してとかですね、
それ以降の都市生活者の絵とかは、わりといろいろな思いが入っている感じで良かったと思います。
パン屋の前に人が群がっていて、貧しい人が群がっていて、
お母さんたちはパンを取るのに熱中してるんだけど、そこにいる子供は目が虚ろで、
よく隣の方を見てるみたいな、そういったのもあったりとかして、都市生活者の絵画とかは面白かったですね。
音楽
音楽に行きます。音楽、何を聴いてるとか特になくて、
でも最近は音楽アプリのChooningという、これはSpotifyと同期して使える音楽SNSなんですけれども、
自分の好きな好みが似ている人、SNSですから、自分は聴いた音楽に対してコメントをかけるというか、
お勧めできるというか、ツイッターで何か投稿するときに音楽について書かなければいけないみたいな、そんなような感じのアプリなんですけど、
このChooningにずっと前からハマっていて、いろいろフォローしている人がすごい面白い音楽をお勧めしてくれているのに、
いいねはしてきたんだけど、いいねしたものを最近プレイリストにできるということに気づいて、それで自分が本当にハマった、お勧めした音楽。
ちなみにこのChooningはSpotifyのサンプル音源をそのアプリで聴けるので、お勧めのコメントとともに再生ボタンが押されて、TikTokのスクロールしていくような感覚なんですけど、
音楽がどんどん流れていくので、いいなと思ったらいいねとかして自分の中にクリップしておくんですけど、それを全部プレイリスト化して聴いたらめちゃくちゃいいプレイリストになって、それを聴いていますね。
聴いてよかったやつをまた自分のChooningのタイムラインに投稿したりとかして、すごくいいアプリだと思います。
ChooningはSpotifyで、Apple MusicのバージョンはAmityというのがありますので、調べてみてください。
漫画についてですが、ハガレンに一時期めちゃくちゃハマったことから漫画に火がついたんですけど、それ以降あんまりハガレンのような少年漫画で、しかも内容がしっかりしていて、ぐいぐい読ませるっていうものを探したんですけど、
あんまり見つからなくて、ナルトとかチェンソーマンとか呪術回戦とかを読んだけど、ちょっといまいちってことで、「銀の匙」を読み始めました。
これは鋼の錬金術師の漫画家さんの荒川弘(注: 荒俣さんではないです)さんの次の作品ですね。
鋼の錬金術師と全く違うテイストというか、鋼の錬金術師はファンタジーで、アメストリスという、今イスラエルは本当に酷い状況ですけど、イスラエルみたいな国ですよね。
アメストリスはイスラエルというか西側諸国が全部くっついたみたいな感じですね。
で、イシュバールっていうのがあって、それがイスラムとかイスラエルとかを想像させるんですけど、
アメストリスに住んでいるというか生まれた二人の金髪碧眼の少年で、錬金術師で。
物語の最初から禁忌である人体錬成を失敗して、お母さんを錬成しようと思ったけど失敗して、
弟の体と自分の腕が持ってかれてしまった少年の話で、もうその話の方向性も決まっている二人みたいな感じだったんですけど、
銀の匙っていうのは、主人公が札幌の日本人の男の子で、人生に悩んでいると。
親のことが問題か何かわからないけども、なりたいものが特になくて。
どこだったっけ。
北海道の畜産高校に行くことにするということで、そこでいろいろな経験を通して成長するって話なんですけど、
まだ2巻までしか読んでないんで何とも言えないんですけど、
時々やっぱりドキッとさせるのは、日常系のほのぼのとしたピザ窯でピザを作るとかいうのがありつつ、
すごいかわいい小豚を育てて、でも育てるときに、この小豚を3年後に食えるかっていうのをテーマにいきなり突きつけられるところが、
やっぱりハガレンの人間の業みたいなところにかぶってくるのかなというふうに思いました。
ただ基本的には牧歌的な話ですね、今のところは。
で、ちょっと続きを読もうと思います。
今すごい話題になっているので、ゴールデンカムイという漫画も借りてちょっとだけ読み始めました。
本当にまだ1巻の半分しか読んでないんですけど、なんか面白そうな感じですね。
これはアイヌの話ですね。
最初僕はゴールデンカムイと聞いてカムイ外伝のことだと思ったんですけれども、
それが今バージョンアップしたのかと思ったんですが、全然違う話で、新しい漫画として、今アニメとなって結構人気だそうです。
これはまだ読み始めなのでストーリーはうまく言えないんですけど、雰囲気は面白そうという感じですね。
で、たまたま気づいたんですけど、この銀の匙とゴールデンカムイ、両方とも北海道の話だなということで、今漫画は北海道の漫画を2つ並行して読んでいます。
あとそうですね、最近は漫画を読む癖がついてきたので、TSUTAYAで借りて読むようになりました。
ハガレンとかは古本屋で買ってたんですけれども、買ってるとまずお金もかかるしかさばるということで、TSUTAYAだったらかさばらないし、
お金も130円ぐらいで一冊分レンタルできるっていう感じで、一冊レンタルを130円とかしてたんですけれども、
レンタルしたものを返し忘れるということがあったので、最近TSUTAYAではDVDとか漫画とかサブスクにできるんですね。
1200円ぐらいで1ヶ月借り放題。だけど常に5冊しか借りちゃいけない。
例えば5冊返したらさらに5冊借りれるし、5冊借りて2冊返したらまた2冊新しいの借りれるみたいな、そんな感じのTSUTAYAのサブスクに今日入ってきました。
この方が安いし、レンタルの延滞料金とかを払わなくても済みそうということで、これで漫画を読んでいこうと思います。
はい。もう14分ですね。本と映画をちょっと駆け足で。
最近はPhaさんの「人生の土台となる読書」。これ書名がもしかしたら間違ってたらごめんなさい。
Phaさんっていうのは、昔を遡ればギークハウスというものをやっていて、
カルチャーの変化とギークハウス
これは行きづらさを抱えたプログラマーとかオタクの人たち、プログラミングをしている人たちが集まってシェアハウスをするみたいなものを取り仕切ってた人という認識だったんですけど、
最近はギークハウスの運営とかシェアハウスというよりも、どっちかというと本を書いて生計を立ててるのかなと思います。
この人生の土台となる読書っていうのはすごく良くて、Phaさんは読書をすごいするらしいんですけど、どうして読書をするかっていうことがすごく平易な言葉で、
難しいことを、この本の中にも書いてあるんですけれども、難しいことだって簡単な言葉で説明できる、するっていうのがいいことなんだ、みたいなことを。
これを橋本治さんから学んだというようなことを書いてあるんですけど。
例えば、中島らもさんの本を紹介しつつ、(ここで思い出したかったのは、短歌の穂積隆信さんでした。穂積さんは「生きづらさ」を表現するのがうますぎて、Phaさんは嫉妬した、という話をしたかったです。)
こういう人がこういうふうに生きてても大丈夫なんだっていうようなものを知るだとか、人生のロールモデルを探すように本を読むだとかで。
それの中で橋本治さんが出てきたのかな。
あとは、人生で挫折した人の本を読むというところで、「将棋の子」っていう、これすごい読みたいなと思ったんですけど、
プロの棋士を目指して頑張ってた少年のその後のルポルタージュみたいなものがあるらしくて、
それは結局、いろんなものに集中した、頑張ってプロの棋士になろうとした少年が最終的になれなくて、
今どうしてるのかっていうのを集めたルポルタージュなんですが、
挫折した人がどう生きてるかっていうことに関して、
結構まとめとしては、プロの棋士を目指して悪かったと感じてる元少年とかは何もいない、みたいなまとめらしく。
なんかその本はすごく気になっていて。
自分は漫画で「ヒカルの碁」が大好きなんですけど、なんで好きなんだろうってずっと思ったんですけど、
やっぱり文化系の部活で威信をかけて戦う少年たちが負けるところをすごく描いてるんですよね。
おいおい泣く子供がいれば、プライドが高い越智っていう少年がいたんですけど、負けるとトイレにこもるとか、
そういうところがすごく良かったんだなと思って、そんなことを思い出したりして。
日本では将棋のほうが多分有名なんですけど、その将棋の子っていうのをちょっと読みたくなりました。
坂口恭平さんと映画・ドラマの話題
それから坂口恭平さんの「継続するコツ」っていうのを、1年ぐらい前に読んでいたんですけど、再び読み直してみて、
「継続するコツ」の中には、人間が幸せに生きるためには何か創作を毎日定量継続していくことである、というような坂口さんなりの幸福論が書いてあって、
結構それはそうかもと思って、物を書くこととか文字にすることって結構やってるんで、自分ではできてると思うから。
最近は坂口さんに触発されて、インスタグラムに書いた絵をアップロードしたりとかしてますね。
30日間、書いた絵をアップロードするっていうのをやってるんですけど、これは30日って決めたんですけど、
だんだん坂口さんの継続するコツの本に書いてあるような、うまくいかなくなるループがよくわかる体験をしていて、
徐々にもっといい絵を描きたくなるとか、いい絵を描きたくなるっていうのはいいんですけど、自己批判し始めるとか、
もっと複雑なものを描きたくなるとか、大傑作を描きたくなるみたいな、いやでもなんかそうじゃないんだみたいなことを継続するコツには書いてありますね。
次に映画の項目も一応作ったんですが、もう20分までいってるわ。映画は全然見てないんですけれども、最近は趣味が美術展に行くことに変わってしまって、
ずっと座っていなければいけない映画はちょっと見てないんですが、見たいなと思っているのは結構あって、それはやっぱりクリストファー・ノーランの「オッペンハイマー」とかですね。
あと、映画じゃないんですけれども、ネットフリックスのドラマはさすがにちょっと見ようかなって思ってはいるんですが、
中国のSF小説が元になっているネットフリックスの「三体」ですね。これはイギリスが舞台に変わっているらしいんですけど、
あとそのヨンサンホ監督、ヨンサンホ監督は「新感染」という韓国の映画の監督ですけれども、結構ネットフリックスでドラマシリーズを作っていて、
新しいドラマシリーズが日本の漫画の「寄生獣」を翻案したものらしいですね。これがもうそろそろ始まるのと、
あと、「太陽がいっぱい」の原作になったパトリシア・ハイスミスの、「太陽がいっぱい」の主人公はトム・リプリーですけれども、「太陽がいっぱい」はアラン・ドロンがトム・リプリーをやっていて、
それから「リプリー」という映画が1999年にあって、それはアンソニー・ミンゲラ監督が撮って、トム・リプリー役をマット・デーモンがやっています。
アンソニー・ミンゲラバージョンの方がどちらかというと、パトリシア・ハイスミスのトム・リプリーに近いと言われていますけど、
そのトム・リプリーのシリーズをドラマ化したリプリーというドラマが始まるというので、それも見たいなと思っています。
ネットフリックスのドラマシリーズはこの3つですね。「三体」と、ヨン・サンホ監督の「寄生獣」と「リプリー」ですね。この3つは見たいなと思いつつ、たぶん見ないのかなと、わかんないですけど、もしかしてスマホかなんかで見始めたら、ハマったらすごく見るのかもしれません。
でも見るとしたらこういったものに興味があります。ということでもう23分なので終わります。ありがとうございました。