オンライン日本語教師の仕事
オンライン日本語教師の日記という名前で、この配信というんですかね、声日記をしようと思います。
前に一番最初に、オンライン日本語教師とはとか、私の自己紹介みたいな感じで録音したんですけれども、
音がとても悪くて、全然聞き取れなかったというか。
文字起こしを見ても全然意味がわからなかったので、ちょっと取り直しという感じで、自己紹介とオンライン日本語教師の仕事とは何かということをちょっとだけ話したいなと思います。
私はオンラインで日本語を教えています。何をしているかというと、プラットフォームというものがありまして、これは学習者と言語を教えたい先生とつなぐものですね。
これは別に言語に限らず、いろんなプラットフォームで先生と生徒、講師と生徒をマッチングするものがあると思うんですけれども、特に言語に特化したものがあります。
例えば、一番メジャーなもので言うと、iTalkiとか、Preplyとかですね。それからAmazingTalkerとかですね。もう一つは日本語のプラットフォームで有名なのはCafetalkとかですね。
これは先生として登録しておけば先生として教えることができ、生徒から収益を得ることができます。それから生徒として登録しておけば先生を探して自分が勉強することができます。
どちらも使えるものですね。それをプラットフォームのうちの一つに私は登録をして、日々それで生徒に教えて生計を立てています。
プラットフォームの先生になるにはどうすればいいのかということなんですけれども、基本的にはお察しのつく方もいると思いますけれども、
自己紹介動画を撮ってアップロードすることと、自己紹介を書くこと、それから自分の授業はどんなものなのかという授業の設定をすることと、授業の料金を決めることなどを基本的にします。
プラットフォームによってはプロの講師として登録をするのか、それともアマチュアとしてコミュニティーチューターみたいな言い方をしますけれども、別に資格がなくても実はオンラインのプラットフォームの講師というのはやることができます。
実際にそれでたくさん生徒と授業をしてらっしゃる方もたくさんいますね。
私自身はここからは自分自身のオンライン日本語講師としてフリーランスで今はやっていけるようになったんですけれども、どういういきさつでそういうふうになったかということをお伝えしますと、
日本語教師になるにはまず日本語教育能力試験を合格するか、もしくは420時間の日本語教師養成講座を受ける。
これは420時間の中に理論とか実践とかそういうものが詰まっているんですけれども、理論で言うと言語学のいろいろな理論ですとか、言語教育に関する心理学だとかそういったものが入っているわけですね。
それを理論として座学で受けて、それから実際の実習みたいな形で、実際に日本語教師として。
だいたい日本で日本語教師養成講座を420時間の講座を受けると、日本の中の日本語学校で教えるという想定で実習があります。
クラス授業で大勢の外国人の生徒の前で教えるということなんですけれども、それプラス日本語で日本語を教えるということになりますね。
なので、とても簡単なゼロ初級者、ほとんど日本語の知識がないような状態でも、日本語で絵カードとかを使ったりジェスチャーを使ったりして日本語で教えたりするんですね。
そうやって420時間の日本語教師養成講座を受けて、コロナの直前ぐらいに受けて、自分自身は420時間の養成講座をやってみて、
結構お金がかかったんですけれども、養成講座はだいたい50万円ぐらいなんですけれど、日本語教師の実習の段階であんまり向いてないのかなと思ってしまいました。
日本語教師養成講座、420時間は基本的にはチームティーチングで、班に分かれて、4人か5人ぐらいの班で一つの授業、一つの単元を擦り合わせをして教えるという形だったんですけれども、
全然擦り合わせが一向にうまくいかないのに、すごく疲れてしまいまして。
420時間って結構長いんですけれども、1日、作学があって、実習があって、そのあとその実習の前に、次の日の実習の前に教案を書かなければいけないんですね。
オンライン日本語教師としての経験
日本語学校で教えてらっしゃる先生はみんな教案を作ってると思うんですけれども、
その教案を書いて、書く段階で班の人同士で見せたりとかして、それでこれはちょっとおかしいよとか違うよとか。
そこでその段階で擦り合わせが結構自分にとってはすごく難しくて。
それをさらに、日本語教師養成講座の先生に、日本語教師のさらに教育をする人に見せて、
ここはダメですって差し戻されたりとかして、またみんなでどうしようって感じで考えるみたいなことをやって。
そういう協業というかチームワークは本当に苦手だったので、もう無理かなと思って。
一応、420時間の日本語教師養成講座も終了して、
日本語教育能力試験、これは先生のための試験なんですけども、これも合格して。
だけどどうしよう。あんまりクラス授業ができなさそうだと思ってたときに、
たまたま知り合った外国人の人にマンツーマンで教えたいなってことを言ったら、
結構安く教えますよって言って。
その人は既に日本語学校に通ってたんですけれども、
その日本語学校よりも安く同じようなことをマンツーマンでやりますみたいな感じで問いかけたら、
その日本語学校よりも君を信頼して君の授業を受けてみるよって言ってくれた人がいたので、
まずそこからカフェでその人と一緒に日本語の先生を始めました。
そのときはすごく一対一で教えることにすごく楽しく教えることができて、
一対一だったら結構いけるかなとか思いましたね。
日本語で日本語を教えるというスタイルじゃなくて、間接法といって、媒介語。
僕は英語で日本語を教えたりとかして、
カフェで教えてるのがとても楽しかったので、いいなと思いつつ。
そしたら教えてた生徒が、オンラインの仕事っていうのがあるよって教えてくれて、
さっき言ったようなプラットフォームの仕事ですね。
例えばitalkiとかpreplyとかTalkerとか、いろいろあるらしいよって言って。
その人の奥さんも実は登録していて、
別にその人の奥さんは日本語教師の資格とかを持ってるわけじゃないんですけど、
アマチュアのチューターみたいな形で登録していて、
単純に生徒とおしゃべりするだけでやってるよってことを教えてもらって、
そんなことがあるんだと思って、自分も登録してみたら、
最初はものすごく安い金額で登録しました。
とりあえず経験を積みたかったっていうのもあるし、
それは本当にボランティアでもよかったんですけど、
コロナがあったので、地域のボランティア教室がほとんど閉鎖されていて、
それもできなくて、本当にボランティアでもよかったと思ってるので、
めっちゃくちゃ安い給料からオンラインの日本語教師を始めました。
一応自分は資格を持ってたので、プロの講師として登録したんですけど、
とにかく一番安く設定できる価格でしたね。
9ドルぐらい。
日本の法廷賃金よりも全然安い価格で始めました。
でも最初は本当にめちゃくちゃ緊張して、全然うまくできなかったりとか、
自分を取ってくれた生徒が自分が言ったことに全然笑顔を見せなくて、
怖くなってちょっと吐き気がしたみたいなこともありましたけれども、
そういうふうにやっていく中で、だんだん自分に対するレビュー(評価)をつけるところがあるんですけど、
うまくいった生徒は結構高評価をくれるようになって、
その高評価をよく観察することをよくするようになりました。
そうすると、レビューによく書かれていることは、
いろんな先生のタイプがあると思うんですけれども、
すごく楽しく面白いエンターテイナーのような先生っていう人もいれば、
レビューにこういうことを書く人はいないんですけども、
かっこいい先生とか、かわいい先生とか、そういうようなキャラクターもあったりすると思うんですけども。
とても頭がいい先生とか、ずばずば論理的に説明できるとか。
自分はやり始めたばっかりだったので、本当に知識もなかったから、
そんな論理的に説明する能力もなく。
とにかく我慢強いとか優しいとか、そういうようなことを書かれたので、
ああそうなんだ、自分の特性はそこにあるのかなと思って、
それをすごく意識して、むしろ強めていく形でやろうと思いました。
自己紹介動画も撮り直したりして、
逆にそのレビューに書かれている優しい先生とか、
我慢強くて信頼できる先生っていうものを売りにした、作りにしていったら、
徐々に生徒も増えてきて。
で、基本的に自分のポリシーとして、どんな依頼でも受けるっていうことをポリシーにしてました。
今は受けない生徒もいるんですけれども、
それでも条件としては一つか二つぐらいは受けない生徒がいる程度で、
基本的にはどんな依頼でもどんな生徒でも受けるという姿勢にしました。
たぶんそれがすごくいいんだと思うんですけれども、
そういうふうに、あんまりこの生徒は無理って思っちゃわないで、
難しいなっていう生徒も受けるっていう姿勢にしておくと、
自然に自分の教師としての力量が上がっていくのかなって思いますね。
という感じでまとめると、最初は全然下手くそな先生だったんですけども、
生徒にレビューを書いてもらって、書いてくれない生徒にはお願いして書いてもらったりしてました。
その褒めてもらう言葉の中から自分の特徴をつかみ出して、
無理やり褒めてくれる生徒もいるんですけどお願いすると。
その中からどういうところを褒めてくれてるのかっていうのをピックアップして考えて、
自分の特性を見極めて、それをまた自分の授業とかプロフィール動画とかに盛り込んでいって。
あとはもう一つは、どんな生徒でも基本的には受けると。
オンライン日本語教師のお勧め
基本的にはって言ったんですけども、今二つ受けない条件があって、
それはカメラをオフにする人とか、音声が不鮮明なままずっと続く人っていうのは受けないというか、
うまくいかないんですね、そういう人は。
例えば音声が非常に不鮮明だったり、ディレイっていうんですかね。
遅延がある人、3秒ぐらい後にその人の音声が聞こえてくるっていうパターンだと、
ものすごくこっちは生徒の顔とか声とかを観察しているので、
例えば3秒遅れて生徒の声が来ると、
あれ、この3秒の間に生徒はもしかしてすごく困ってるのかなとか、
わからなくて困ってるのかなと思ったら、
実はそうではなくて3秒遅れてるだけだったっていうようなことがあると、
こっちはものすごく疲れるので、
そういう生徒は、できればその環境を直してほしいって言いますね。
それができないようだったらごめんなさいみたいな感じですね。
あとカメラをオフにしてもいいですかって最初から言ってくる生徒に関しては、
ちょっとごめんなさい、それは無理ですって言います。
あとは、これもおいおいこの声日記で話すと思いますけど、
もうすでに話したかな。
親御さんがうちの子をお願いしますと言って、
私に依頼してくるケースは、
1回そういうケースを受けたことがあるんですけれども、
とても大変な思いをしたのでお断るようにしています。
親御さんがお願いしますと言っても、
子どもがやりたくないと思ってるケースがあって、
そういう場合は大人を教えるケースと全然使う神経が違ってくるんですよね。
やっぱり子どもに対する責任もあるし、
親御さんの期待にも応えつつ、
子どもの期待にも応えなければいけないので、
ちょっと荷が重すぎるということで、そういうケースだけは断っています。
でも、子どもが自主的に取ってくれる場合っていうのは大歓迎で、
むしろ学割とかをなるべく考えて、
学割っていうシステムがね、
今自分が教えているプラットフォームにはないんですけれども、
なんとかできれば安く取れるクラスを考えたりとかしていますね。
そんな感じで、基本的に自分が受けない生徒、
自分がお断りする生徒をなるべく少なくするということで、
日本語教師養成講座と社会へのつながり
なんとなくうまくやってきたかなという気がします。
最後にですね、オンライン日本語教師を非常に、
いろんな業界の方に本当にお勧めしたいなと思います。
これは本当に、italkiとかpreplyとか、
いろいろ見ていただくとわかるんですけれども、
特に別に資格もいらないんですね。
外国の方とコミュニケーションを取るのがとても好きな人がいると思います。
それをお小遣いというか副業的にやるのもとてもいいと思いますし、
自分の趣味という感じでやるっていうのもとてもいいと思います。
うまくやれば副業としてもすごく良くなると思います。
あともう一つは、今仕事を探してる方とかで、
ちょっとした副業がしたいという方には、
社会復帰というか、社会とつながるという点ですごくお勧めですね。
自分も420時間の日本語教師養成講座を受けて、
日本語教師はちょっと無理かなと思った時期があって、
それは本当に、じゃあまた別の仕事探すかみたいな時期でもあったわけですけれども、
そのときにオンラインの仕事とか、カフェで教えたこともすごくよかったんですが、
オンラインで教えるということが結構すごく、
社会とのつながりをすごく感じて、とっても良かったです。
別にオンラインで教えなくても、今はもうコロナが収まってきたというか、
収まってもいないですけど、ウィズコロナの時代になったので、
ボランティア日本語教室みたいなのが近くにあれば、
そういったところに行って外国人の人と接するととてもいいですね。
外国人の人と接するといいのはなぜかというと、
まず例えば文化が違いますね。文化が違うというのは、
単的に例えば仕事がないと思っている人が仕事について話したりすると、
仕事の文化自体が全然違うということですね。
オンラインの日本語教師をやってて、とても思うことは、
例えば体調が悪くなって直前にごめんなさい、ちょっと休ませてくださいって言ったときに、
そんなんありえないだろっていう反応は、
普通に日本の会社とかで勤めてると思ったりするわけですけども、
体調が悪いんだったら、大丈夫ですか、元気ですかとか、
早く元気になってくださいとか。
そういう感じですごく励ましてくれる。
例えばすごく日本語でいい感じの言葉を言ってくれる人もいるんですね。
あたたかい紅茶を飲んでくださいねとか、
そういう感じの気遣いはとてもあるっていうことですね。
ちょっと疲れたの?とか、メンタル的に大変なのかなみたいなことを気遣ってくれて、
よく覚えてるのは、ちょっと疲れたところもあります。
正直に言ったら、
英語でメンタルリラクゼーションデイみたいなものを、
みんな誰でもちゃんと設定するべきなんですよっていうことを言ってくれたりとかして、
そんな当たり前のことのように結構言ってくれたりとかするので、
労働の文化っていうものが、日本よりも休むっていうことをすごく大事にしてくれてる感じがあって、
ちゃんと休めるからこそ、頑張るときにはめっちゃくちゃ頑張れるっていうところがいいところだと思ったりしていますね。
そんな感じで、これが日本語の先生を私がやっていけている、
こういうふうにして日本語のオンラインの先生をやっていますという紹介になります。
ありがとうございました。失礼します。