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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、好きなものの話をしています。
今回お話しするのは、
レコーディングの話をするAdoがかっこよすぎるのだ、というものです。
金曜日は、Adoについていきます、の日です。
この間の月曜日に、サウンド&レコーディングマガジンという雑誌の最新号を入手した話をしました。
2024年10月号です。
これを入手したのは、Adoの特集が組まれていたからです。
表紙もAdoですしね。
これまでにも同じような感じで音楽雑誌を入手したことがありますが、今回の雑誌はかなり技術寄りのマニアックな雑誌です。
音楽の世界では、ものすごい量の技術が使われています。
例えば、マイク一つを取ってもいろいろな種類があります。
いい音を取るためには、その対象に応じて異なるマイクを使う必要があるわけですね。
まあでも、それって専門家の領域だと考えられていました。
使う機材も高価なものばかりでした。
今でも専門家が使うものは同じように高価なのですが、
雑誌と違うのは、一般の人が手に入れられるような機材も出てきたということなのですよね。
そこにはデジタル化が大きく寄与しているわけです。
そういう機材で一番手に入れやすいのがパソコンですね。
あまりそうは考えたことがない人が多いかもしれませんが、パソコンがあれば音楽を作ることができるし、インターネットで作ったものを発信することもできてしまうわけです。
デジタル化によって、それ以前にはかなりのお金をかけなければできなかったクオリティの音をものすごく安価に作れるようになったのです。
もうずいぶん前のことにはなりますが、アナログレコードの時代にはものすごくお金をかけないと聞けなかった良い音が、CDによってとても手軽に聞けるようになったというのを僕たちは経験しています。
これはまさにデジタル化の恩恵だったのですね。
サウンド&レコーディングマガジンのアドのインタビューを読んで感じたのは、デジタルネイティブが音楽を作るのはこういうことなんだなぁということでした。
アドがレコーディングを一人でやるというのは割と知られています。
歌ってみたは今でも家のクローゼットで録音していますし、オリジナル楽曲はレコーディングスタジオを使うけれど、それも一人で録音しているのですね。
ってことは最低限でも機材の知識が必要になりますよね。
マイクやヘッドホンの他にDAWとかオーディオインターフェースとかを使いますが、これらに何を使うかはとても気になるところです。
昔はスタジオレコーディングが当たり前で、機材は専門家が用意していたし、今でもそういうやり方は多いと思いますが、今時のネットで活躍している人たちはこれらを自前で用意しているのですね。
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だからアドも使っている機材の型番をきちんと答えられるのです。
しかもインタビューでは購入履歴を見て答えています。
ってことは多分通販ではないかと思うのですね。
調べてみるとどの機材も素人の僕もちょっと頑張れば買えそうな値段でした。
そうやって音楽を作っているのってとても夢がありますよね。
スタジオでもアウトボードをいじることがあると言っています。
一人で録るのですからそうなりますよね。
でも想像してください。
いろいろなスイッチとかロブとかダイヤルがあるパネルを自分で操作して音を作っているんですよ。
なんだかむっちゃくちゃかっこよくないですか。
僕がアドに惹かれているのはそのインパクトのある歌声だけじゃなかったんだと再認識しました。
デジタルでコンパクトになった機材とネットワークを駆使して
同じようにコンパクトな機材を使う人たちとコラボレーションして新しいアートワークを作り出しているところにワクワクしているんですね。
アドという名前の背景にあるたくさんの才能ある人たちを想像させるのが本当にすごいと思うんです。
このイメージ浮世絵の葛飾北斎っぽいなって思うんです。
僕は北斎という名前は実はプロジェクトの名前じゃないかと思っているんです。
北斎が描いた絵はすごいですけど、さらにすごいのはその絵を誰でも手元に持つことができるように量産する技術や流通形態があったことなんですよね。
描くテーマは注文に応じることもあったみたいだし、絵を北斎の娘が描くこともあったらしいし、
何より美しい多色摺りの版画を作っていたのは職員さんですしね。
それらをまとめて北斎と呼ぶ感じ。
アドという名前を聞くとき決まって頭に浮かぶのが北斎。
変ですかね。
僕はソフトウェアエンジニアとして技術好きの人生を送ってきました。
だから技術の側面からアドを知ることができるのがとてもうれしいのです。
今回のサウンド&レコーディングマガジンはそういう観点で隅から隅まで楽しめるものでした。
アドはいつも僕の世界を広げてくれるのですね。本当に。
だから今日もアドについていきます。なのです。
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今回はレコーディングの話をするアドがかっこよすぎるのだという話をしました。
今日はここまで。読書と編集ではITを特別なものではなく常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。