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2024-03-12 06:32

#857 【時刻表】時刻表の席番案内で寝台車の変遷を見る

今はほとんどなくなってしまった寝台列車の設備の変遷を、時刻表の席番案内のページで調べてみました。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。


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をご覧ください。

#読書と編集 #読書 #本好き #鉄道 #時刻表 #旅行 #リテラシー

00:05
にゃお
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
にゃお
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、さまざまな話をしています。
にゃお
今回お話しするのは、時刻表の席番案内で寝台車の変遷を見る、というものです。
にゃお
火曜日は、時刻表の話をしています。
今日は時刻表の話です。
にゃお
乗ってみたい列車ってありますか?
JTB時刻表を開いてみると、最初の方にイベント列車が乗っています。
僕の手元にある一番新しい時刻表は、2023年11月号なので、乗っているイベント列車はもうすでに終わった列車ばかりですが、
最新号では花見に行く列車が乗っているのではないでしょうか。
にゃお
おしゃれな名前がついた列車を見ると乗ってみたいなぁと思います。
にゃお
ただ、そのほとんどは観光地への行き帰り用の臨時列車で、乗ること自体が楽しそうな列車はあまりないかもしれません。
にゃお
もちろん鉄道ファンは十分楽しめるでしょうけどね。
にゃお
僕が時刻表を読み始めた頃は、鉄道が移動手段の代表だった時代でした。
今のように気軽に飛行機を使う時代ではなかったこともあり、長距離移動のために夜通し走る列車の設定がずいぶんありました。
中でもエースはブルートレインと呼ばれる長距離夜行列車でした。
これらの列車は寝台車で編成されていました。
にゃお
列車の中はベッドがずらっと並んでいるのです。
基本は一人分のベッドをカーテンで仕切るスタイルでした。一部には個室もありました。
にゃお
飛行機移動が当たり前になる1980年代後半には、移動手段というより観光的なイメージが強い列車になったこともあって、グレード高めの個室中心の編成になっていったような気がします。
気がしますというのは、僕自身が飛行機利用にシフトしてしまって寝台列車を利用したのは1985年あたりが最後だったからなのです。
乗ったことがあるのはB寝台の客車タイプと電車タイプです。
客車の方はベッドの向きが進行方向に対して90度になっているもので、電車の方は通常のボックス席がベッドになっている感じのものでした。
ベッドは3段ありました。乗ったら寝ているしかない構造です。
とにかく寝ながら移動するための最低限の設備って感じですね。
B寝台があるということはA寝台もあるわけです。そちらは2段になっていました。
にゃお
Aの個室は一人ずつのコンパートメントスタイル。広いとは言えませんが、壁で仕切られたプライベートな空間になっていたようです。
いたようですというのは、お互いA寝台は利用したことがないし、何よりも上野から北に向かう列車には個室があった記憶がないのです。
03:05
にゃお
というわけで、古い時刻表を調べてみました。
にゃお
時刻表には座席配置を書いてあるページがあります。そこを見ていきましょう。
まずは1968年10月号です。この頃は座席が1棟2棟に分かれていました。
1棟寝台には個室がありますが、1人部屋と2人部屋があり、2人部屋の方はA室と呼ばれていたようです。
他にB室というのもあって、それは個室ではなく、昼間のボックス席を夜は2段のベッドにする形です。
その他に2棟寝台があり、ドアなしのコンパートメントの両側に3段のベッドがあるスタイルでした。
にゃお
1978年10月号になるとガラッと変わります。
にゃお
座席の等級予備は廃止されて、普通車・グリーン車の区分になりました。
寝台は大きくA寝台とB寝台に分かれ、A寝台は1人個室とボックス席を2段寝台にしたものに分かれています。
B寝台はバリエーションが増えていて、ドアなしコンパートメントの両側2段のものと3段のもの、
3段だけどベッド幅が52cmのものと70cmのもの、
にゃお
さらにボックス席の上に3段あるものとかなり複雑です。
にゃお
これは新型車両の投入によるバリエーションです。
にゃお
1988年3月号ではB寝台に4人部屋の個室の設定が追加されています。
にゃお
こうやって並べてみるとなかなか面白いですね。
2023年11月号ではどうなっているのかというと寝台の石板表はなくなってしまいました。
というのも今走っている寝台列車は東京から高松・出雲市に向かうサンライズ瀬戸・出雲だけなのですね。
全て個室です。時代を反映している感じですね。
2階建て列車で基本B寝台の1人個室ですが、
A寝台の1人個室もあり、その下にB寝台の2人個室があります。
A寝台は広そうだということがわかります。
にゃお
時刻表から読み取れるのはこんな感じです。
にゃお
もっと細かいことはネット上にいろいろ情報がありますので興味がある方は調べてみてください。
寝台列車は人口が増え続けている時代の移動手段として重宝されていましたが、
にゃお
新幹線や航空機の普及でほぼ駆逐されてしまったのですね。
あの独特の風情を語れる人はもう歓力より上ということになって本当に昔話になってしまいました。
僕はギリギリ経験できて良かったかもしれないなと思います。
にゃお
今回は時刻表の石板案内で寝台車の変遷を見るという話をしました。
にゃお
今日はここまで。
にゃお
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
06:05
にゃお
ストア化でITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
にゃお
詳しい内容については概要欄のリンクから見に行くことができます。
にゃお
コメントはリスンで。文字で読みたい方はノートをどうぞ。
どちらも概要欄にリンクがありますのでフォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
06:32

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