時刻表の歴史的意義
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に、好きなものの話をしています。
今回お話しするのは、
来年は時刻表の創刊から000年なんだね、というものです。
火曜日は地図と時刻表の話をしています。今回は時刻表の話です。
地図と時刻表についてはいろいろ話したいことがあるのですが、興味を持ってもらうのがなかなか難しいのですよね。
でも、せっかく聞いてくれる方に、ちょっとでも面白いと思っていただけるように話したいという欲があって、それがアイデア出しの苦労につながっているのですよね。
まあ、僕は素人レベルの苦労しかしていないので、全然大したことないんですけど、
素人なりにプロの皆さんはやっぱりすごいのだなぁと思うことが増えました。
何が言いたいかというと、ネタ切れで困ったということなのですね。
こういう時は、とりあえず持っている時刻表を眺めるのです。
で、おっと、気づいたことがありました。
JTBが出している時刻表復刻版に創刊号のものがあります。
創刊は大正時代ですからね。今とは世相や状況がまるで違っているので、パラパラ眺めるだけでも面白いのですよね。
で、とりあえず表紙を眺めていて、今まで気づいていなかったことに気づいたのです。
それは、創刊号は1925年の4月号だということでした。
今年は2024年じゃないですか。
ってことは、来年の春に創刊から100年経つってことですよね。
さっき、世相や状況がまるで違うって言いましたけど、
違うようで、現代にも当時からつながっているものを見つけることがあるんです。
例えば、日本の隅々まで鉄道をつないでいく考え方みたいなものです。
北海道新幹線は今頑張って工事中という感じですが、それでも本当に必要なのか?みたいな議論があります。
僕たちは今まさに目の前にあることに囚われがちですよね。
でも、物事って一朝一夕にできるものばかりじゃなくて、何十年もかかるものもあるわけです。
こう言ったら当たり前だろうって思うけど、そういう長いスパンのものって自分とは関係がないと思いがちですよね。
100年も前の時刻表から、現代にも残る思想みたいなものが見えるような気がするんです。
未来のことを予測するのは難しいですけど、100年前の人たちが考えたことを受け継いで、
それを実現しようとしている人たちがいるって考えると、熱い気持ちが湧いてきます。
異なる時間軸の感覚
そして、僕はその100年の後半、半分以上の期間を体験しながら生きてきたのだなぁと思うのです。
地図と時刻表は、日常とはちょっと違った時間の進み方を感じられるツールなんですよね。
僕は多分そういうところに惹かれていて、ここでこんな風に地図や時刻表の話をしているのだと思います。
日々の暮らしに追われている時に、こういう違う時間軸を意識するのは案外癒しになるものだと思います。
役立たないようで役立っている。
そういう見えにくいものがあることに気づくものって、多分他にもありますよね。
皆さんにもそんな風に思うものがありましたら、ぜひコメントで教えてくださいね。
多分役に立つ人が他にもいると思いますので。
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今回は、「来年は時刻表の創刊から100年なんだね。」という話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。