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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に好きなものの話をしています。
今回お話しするのは、
【アキバ冥途戦争】は任侠モノのファンタジー色をちょっと濃くしたものだったという話、というものです。
日曜日は大好きなアニメの話をしています。
2024年秋アニメも始まったばかりだと思っていたら、作品によってはそろそろ中盤に差し掛かる時期になりました。
今期の視聴リストは現時点で37件になりました。
基本的にワンクールを1件としてリストを作っているので、過去の作品が複数件にわたっているケースがあってタイトル数とは一致しないのですが、視聴時間を管理しやすいのでリストはこの形にしています。
どんな感じだろうと思う方は、YouTubeを見てください。
呆れた暇人だと思うでしょうけど。
さてさて、今回お話しするのは新作ではなくて過去の作品です。
タイトルは秋葉メイド戦争です。
秋葉で始まりますからメイドの部分はカタカナのメイドを想像すると思いますが、この部分は漢字でメイドの土産のメイドです。
公式のトップページを見ると、いわゆるメイドカフェのメイドさんがたくさんいるんですけど、
ん?どんな内容?と頭の上にはてなが最低3つは並ぶと思います。
まあアニメの世界は突拍子もないものが普通にありますから、とりあえずメイドさんがわちゃわちゃやるコメディなんだろうなーなんて考えてしまいますが、全然違います。
出てくるのはメイドさんばかりで、萌え萌えキュンもありますが、ビジュアルこそメイドさんですが、キャラの中身は人形モノ映画の仁義なき戦いって感じです。
キャラだけでなくストーリーもガチガチの人形モノで、拳銃や担当でどんどんメイドさんが死んでいきます。
シチュエーションをメイドさんにしているので争いはギャグ寄りになっているように表層的には見えるのですが、
その世界で共有される価値観をめぐって命がけの構想をするという観点で描かれているので、ギャグというよりはシニカルな滑稽さの表現といった方が当たっているような気がします。
時代劇が好きな人は結構いますよね。
戦前戦後の大衆小説の世界で立ち上がってきたジャンルだと思いますが、これも広い意味でファンタジーの一種ですよね。
今流行りの異世界モノも全然違うようだけどフレームワークが同じではないかと思います。
時代劇は古い時代を描いて、僕たちが生きているリアルの世界とうまく切り離してみることができるようになっています。
これをよりファンタジーの世界に寄せたものがアニメの世界にはたくさんありますよね。
そして秋葉メイド戦争は人形モノを同じようにファンタジーに寄せて描いたものなのですが、その寄せ方が微妙に上手くてハマっちゃうのです。
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キャラクターだけでなくあらゆるエピソードからタイトル、オープニング、エンディングに至るまで作った人たちが描きたいと思ったものがこれでもかってくらい詰め込まれていて、それでもストーリーが破綻していないところが面白いと感じるのですね。
一般の人たちには馬鹿らしいと思われているものに命をかけるやつだってみんな大好きじゃないですか。
ホリコレでガチガチに表現が制限されつつある時代に既存の価値観をぶち壊しながらギリギリを攻めていく作品がどんどん出てくる日本のアニメは、日本人が思っている以上に世界の注目を集め始めていて、
良くも悪くも一種の東西対立みたいな議論を引き起こしていくかもしれませんね。
難しい話はともかく、この秋葉メイド戦争は予想以上に楽しめました。
こんな風にちょっと毛色の変わった作品が僕は大好きです。
アニメの世界は実に自由で楽しい世界なのですね。
さて、今日は何を見ようかな。
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今回は秋葉メイド戦争は人狂者のファンタジー色をちょっと濃くしたものだったという話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。