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はい、お疲れ様です、なおくんです。ということで、今回はですね、ブリコラージュという生き方というテーマでお話ししていきたいと思います。
このトークもですね、ブリコラージュ的に話していこうかなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。
はい、ブリコラージュって何だろうっていう話だと思うんですけれども、昨日お話ししたFinancierというですね、
アプリの中で、LLACというコミュニティがあるんですけれども、そのコミュニティの中でね、ちょっと流行っているワードというか、
それがブリコラージュなんですけれども、ブリコラージュっていうのは、ありあわせのもので何かを作るっていう、そういった概念らしいんですね。
レビィ・ストロースさんっていう偉い人が、野生の思考っていう著書の中で提唱したなんか概念らしいんですけど、
1960年ぐらいだったかな、なんかに提唱された概念らしくて、
で、なんかね、あの
ありあわせのもので何かを作るっていう、そういった考え方なんですけど、これに反対する概念というのがエンジニアリングっていうことらしいんですね。
エンジニアリングっていうのは、初めにまず計画を立てて、その計画に沿って何かをしていくっていうものがエンジニアリング。
それに対してブリコラージュっていうのは、最初に明確なゴールはないんだけど、今やりたいことをやっていって、結果的に何が最終的に出来上がるかわかんないんだけど、
最終的には全然思っても見ないところに行っちゃったみたいな、そういう感じらしいですね。
説明するのは難しいんですけど、なんとなくの感覚で、僕も今理解している感じなので。
よく言われている例えとしては、例えば、何か食事を作りたい、何か食べたいと思った時に、エンジニアリング的な考え方だと、
まず最初にカレーを作ろうっていう風に考えるんですよね。その設計図ありきなんですよ。
カレーを作るぞって決めて、そこで冷蔵庫を開けるとカレーを作るための材料みたいなものがもうほとんどないということになります。
例えば、こんにゃくとか、ちくわとかですね、あとは麺つゆみたいなものしかなかったということになると、
これじゃ全然カレーが作れないじゃないか。じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、カレー粉っていうね、もうこれらが全くないから買いに行こうって言って、
買いに行って、ちゃんとカレーの道具を、道具というか材料を買ってきて作る。これが一般的なエンジニアリング的な考え方。
僕らの現代人はほとんどそういう風な考え方をしていると思うんですけども、それに対してブリコラージュっていうのは、
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何か食べたいな、何か夕食作ろうかなって思って、ぼんやりと考えて、それで冷蔵庫を開けたらちくわとこんにゃくと麺つゆがありましたと。
で、じゃあこれを使って何ができるだろうかって考えるんですよ。 だからなんかその材料から先になんか、材料を見てこの材料で何ができるだろうっていう発想していくんですよね。
だからカレーを作ろう、材料がない、じゃあ買いに行こうじゃなくて、なんとなく食事作ろう、冷蔵庫開けてみよう。
こんにゃくとちくわと麺つゆしかありませんでした。これがありましたと。 じゃあこのこんにゃくと麺つゆとちくわで何かできないかなーみたいに考えて作っていく。
まあ何でも作れますよね。何でも作れますというか、まあなんか煮物にしてもいいですし、なんかね、あの、わかんないけど、
こんにゃくと卵と、こんにゃくとちくわと麺つゆでなんかこう、
ね、あの、
どん物にするのもいいかもしれないですね。 スープにする、味噌汁、味噌汁じゃないか。なんかまあ、
そっからさ、カレーとは全然違うけどさ、なんか全然違うものができそうじゃないですか。で、その既存のメニューにない、なんかあのメニュー名も決められないようなものができるかもしれないし、
で、そこになんかそのカレー、カレーじゃないや、こんにゃくとちくわと麺つゆで、それにプラスなんか別物をちょっと加えて、何かちょっと、あの、少し
違うものを作るとかさ、そういう発想なんですね。だからなんかその、これ現代的な一般的な考え方からするとすごくね、効率が一見悪そうな考え方
なんですけど、でも、なんか楽しそう、どっちが楽しそうかで言ったら、なんとなくブリッコラージュの方がワクワクしませんかね。
なんかその、計画ありきで、もう始めからこういう枠組みがあって、それに従って必要なものを揃えて、必要なプロセスを進んでいくことが予想される、
まあ一般的な考え方。よくさ、逆算思考とか言うじゃないですか。もう初めにゴールを決めて、そのゴールに向かって必要なことを揃えていけば効率よく進み
ますよとかさ、まず目標を明確にしなさいとかって、なんかよく言われるじゃないですか。それがもういわゆるエンジニアリング的な考え方
なんですね。まあジグソーパズル型かレゴ型かっていう例えもされるんですけども、まあエンジニアリング的な考え方がジグソーパズル。
もう初めにもうジグソーパズルの枠組みがあって、もうちゃんとその完成図のイメージがあって、そこに必要なピースをどんどんはめていけば、
決められた通りの完成図になります。これがエンジニアリング的な考え方。 一方、ブリコラージュ的な考え方っていうのはレゴなんですね。
レゴだから、答えはないし完成図もないんだけど、その辺に落ちているレゴブロックを適当に組み立てていって、なんかこう
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その時々で面白いものがなんかできる。これが何の形に見えるかなって言って、また別のブロックを
突き出していって、最終的にヘンテコな形になるかもしれないけど、もうそこには唯一無二のオリジナルなレゴのなんかその
物体ができるみたいな、そんな感じらしいですね。 で、このトークもね、あの最初にブリコラージュ的に話すって言いましたけど、まあその要は設計図を決めずに
その今思いついた、だからブリコラージュという単語があって、その単語をもとに今僕はレゴブロックを組み立てるような感じで喋ってるんですよね。
で、まあいわゆる即興トークみたいな感じですね。 で、一方でそのエンジニアリング的なトークっていうのは、僕の場合ですけどもあらかじめ
一応そのメモみたいなものは簡単に作って、最終的な落とし所、 こういう話をしていくって落とし所を決めて話すのが、まあエンジニアリング的な話し方。
その方が話はまとまりやすいですし、なんか自分のある程度計画を立てた上で話せるんですけども、
でも脱線もない分、まぁちょっとなんか予定調和的なものになりがちなんですけども、でもブリコラージュ的な会話っていうのは
なんかどこに行くかわかんないんだけど、でもなんか楽しいんですよね。 その明確な答えというか明確なゴールがない分ね。
まあこれはね、このトークはブリコラージュ的な、ブリコラージュという生き方というテーマを一応定めているので、
あれですけど、あの完全なもう何のアレも決めない、何のテーマも決めずに話すというわけではないので、あの完全な自由ではないんですけど、
まあなんかイメージとしてはそんな感じですね。 僕もね自分のその思考の整理のために話してますので、
このブリコラージュ的な生き方っていうそういう概念をね、あなたもねインストールしてもらうと、もうちょっと生き方が楽になるんじゃないかなと思って、
まあ共有させていただいてるんですね。 だからもう従来その僕らはそういうそのエンジニアリング的な考え方が当たり前に染み付いちゃってるじゃないですか。
最初に理想の姿を明確にして、その上でそれに向かうように今の行動を決めていきなさいみたいな。
なんかそれが正しいみたいな。 だからなんかさあそういうふうに考えると窮屈なんだけど、でも本来の人間の元々の姿っていうのはどっちかというとブリコラージュ的なんじゃないかっていう話なんですよ。
だからもうその、将来なんか正直わかんないじゃないですか。ぶっちゃけ。将来やろうと思ってたことが実は全然その途中で思わぬことが起きたりしてうまくいかないことってありますよね。
そういう時にその、じゃあ今目の前にある状況からどうすればいいんだろうっていうふうに考えていって、将来とかどうなるかわかんないけど今この瞬間
ある材料、目の前にあるいろんな素材で何ができるかということを考えてその時に最善なことをやっていって、結果的に将来こうなりましたみたいな感じがブリコラージュなんですね。
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だからまあみんなね、なんかどっかしらでブリコラージュ的な生き方というかやり方はやってるんですよ。無意識のうちに。
だけどそれが概念としてちゃんと認識されてなかったからなんかモヤモヤとしてたんだけど、そのエンジニアリング的な考え方とブリコラージュ的な考え方
まあこれは別にどっちが良い悪いではなくて、どっちもそれぞれの良さがあるので、なんかその100%どっちかに偏るんじゃなくて
こういう時はブリコラージュ的な考え方でやってみようかなみたいにやっていくのがいいかもしれないですね。
例えばさ、この僕のラジオトークの番組は完全にブリコラージュ的なやり方でやってますね。
だからその特にテーマも決めずに、一番最初に始めたのが4年ぐらい前ですね。
2020年の1月の30日にラジオトークを始めて、収録トークでとりあえずよろしくお願いしますっていう感じで始めて、
その時は何をしていくのかなって設計図なんか分からなかったし、その時にとりあえず始めてみたいって思って始めたんですね。
その時々に興味のあることを話していって、結果的にもうめちゃくちゃなラグブロックになってるんですけども、なんかそんな感じになってるわけですよ。
でも一般的にはさ、こういうコンテンツっていうかこういう番組を作るんだったら、
なんかちゃんと英語だったらもう英語のことしか話しませんっていう英語の番組みたいな感じでタイトルを決めてさ、
そんでさ、ちゃんとさ説明文もしっかりと先に枠組みを作って、で1週間に1本ずつ1月はB同士の話を4本、
2月は一般同士の話を4本、3月は女同士の話を4本、
4月は文法の話1位とかさ、そういうなんかみっちりと計画を立ててそれを埋めていくようにコンテンツを作るみたいな、
それがいわゆるエンジニアリング的な考え方で、まあそのほうがなんか伸びそうですよね、一般的な社会的に言うと。
でもさ、それってさ楽しいかと言われたらさ、楽しくないですよね。
まあそんな感じ、だからまあなんだろうな、社会的に正しくやりたいんだったらエンジニアリング的な考え方のほうがいいですし、
まあ自分がワクワクするようにやりたいんだったらブリコラージュ的なやり方がいいとか、まあそんな感じでなんか使い分けていくのがね、いいんじゃないかなと思いますので、
まあその、聞いている方の状況によっていろいろあると思いますので、まあそういった考え方をね、一つ参考にしていただければと思います。
ブリコラージュっていうね考え方について、またネットで検索していただくと、またいろんな方がいろいろ発信しているので、そういうのも見ながらね、
ちょっと参考にしていただければいいんじゃないかなと思って話しておきました。はい、聞いてくれてありがとうございます。