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2024-11-30 11:53

#2633 画力のインフレ化による3つの弊害【マンガ】 from Radiotalk

#2633 画力のインフレ化による3つの弊害【マンガ】
①工数が増える
②価値観が偏る
③内容が薄くなる

#202411n
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はい、お疲れ様です。なおくんです。ということで、今回のテーマはこちらです。ドドン! 画力のインフレ化による3つの弊害、よいしょ!
はい、こういったテーマで話していきたいと思います。よろしくお願いします。 ということで、今日は2024年の11月30日でございます。
今月も皆様お世話になりました。ありがとうございます。 はい、ということでね、もう明日から12月ということなんですけれども、
今日はですね、漫画についての話をちょっとしようかなというふうに思っておりますが、
画力のインフレ化による3つの弊害ということで話そうと思うんですが、 まあ、ここ最近のね、漫画ってすごく画力が高いなって思うんですよ。
つまり、もう絵がめちゃくちゃ上手、 画面がすごく綺麗になっているなって、これはもう年々そうやって上がり続けてますよね。
物価が上昇していくのと同じように、画力もね、どんどん昔に比べたら上昇しているわけですよ。
つまりさ、例えば今だったらさ、なんだろうな、アイスが、コンビニアイスが170円ぐらいするけど、
昔は50円で買えたのになっていうふうに、 そういうことあるでしょう。
昔は30円で買えたんだよみたいな。それどんどんインフレしているわけですよ。どんどん上がっているわけですよね。
それと同じように、画力もね、こう上がっているわけですよ。 例えば今の漫画家と昔の漫画家って、絵の上手さが全然違うんですよね。
もちろん同じように商業漫画家として活躍していたんだけど、 例えば手塚治虫さんの時代とかだと、
あの時代の絵って今の観点から見ると、そんなに上手くないですよね。 その上手いってどこを基準に上手いっていうのが人それぞれなんですけども、
やっぱりそのデジタル技術の発展であるとか、いろんな技術がコモディティ化、 みんながいろんな技術を知ることによって全体のレベルが上がって、
みんなが普通に上手くなっている。 だってツイッターとかに上がっている普通の素人の漫画でさえ相当絵が上手いですから。
で、何が言いたいかというと、画面というのは常にどんどんグラフィックが綺麗になっていっているなっていうことがあって、
これはゲームもそうなんですよ。 最近ドラゴンクエスト3のリメイク版というのが出て話題になりましたけど、
あれも本当にもう美麗なグラフィックですよね。めちゃくちゃ画面が綺麗。 あとオーケストラ音源とかも使われていて、本当に音楽も超絶豪華になっているわけですね。
だからファミコン時代のそのドット絵のピコピコした感じの音楽とかドット絵とか、 そういう時代に比べたらもうめちゃくちゃ画面が綺麗になっているわけです。
だから漫画においてもそうだし、ゲームにおいてもそうだし、いろんな分野においてそうだと思うんだけど、 画力がどんどんインフレ化しているということです。
で、これは一見なんというか素晴らしいことのように思えるんですけれども、 これによる弊害っていうのもね結構あるなと僕は感じておりまして、
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今回それはね3つほどお話ししたいと思います。 画力のインフレ化による3つの弊害。
基本的に漫画の話に絞っていきましょうか。 先に3つ言っておくと、1つ目が
光数が増えるということ。 2つ目が価値観が偏るということ。
で、3つ目が内容が薄くなるということです。 もう一回言うと、画力のインフレ化による3つの弊害。
1つ目、光数が増える。 2つ目、価値観が偏る。 3つ目、内容が薄くなるということです。
それぞれどういうことか説明していきたいと思うんですが、 まず1つ目ですね、光数が増えるということです。
光数というのは作業する、その作業量が増えるみたいな感じですね。
当然ね画面が綺麗になるので、その分作る手間というか光数が単純にかかるっていうことなんですよ。
だから昔の漫画っていうのは割と絵柄が単純な漫画が多かったので、 割と1人で全部自分で描いてたりとか、
あとアシスタントさんとか手伝う人も1人か2人いればいいぐらいな感じでぐるぐる回してたりとか、
あと1人の作家さんが何本も週刊連載を抱えるとかっていうのも割とあったんだけど、
現代ではそういうことは考えにくいわけですよね。
もう本当に芸術作品というぐらい1ページ1ページのクオリティが高いので、
だからその分アシスタントさんとかプロだったら、そういう手伝っている人も12単位で必要になったりとか、
あと例えばゲーム開発だったら予算であるとか開発期間がどんどん伸びていくっていうのがありますよね。
ドラゴンクエストなんか昔なんか、もう1年ぐらいで新作が出ていたのが、
だんだん5年かかって、6年かかって、7年かかっていって開発期間が伸びているのは、
それやっぱりある程度画力がインフレ化しているっていうのも一つの原因になっていると思うんですよね。
やっぱりこう、よりクオリティの高いものを作ろうと思ったらその分時間はかかるし、
人もたくさん必要だし、人がいるってことは当然予算も必要になる。
人と時間がかかるってことは予算も必要になるということで、やっぱりそれだけ工数が増えるっていうことがあると思います。
で、これは漫画においても一人でやるにしても、やっぱりそれだけ時間をかけて絵を描かなきゃいけないので大変になりますよねっていうのがあると思います。
1つ目、工数がかかる。
じゃあ次行きましょう。画力のインフレ化による3つの弊害。
2つ目、価値観が偏る。
これはどういうことかというと、
例えば漫画において言うんだったら、
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なんかこう、画面が綺麗だったらそれは素晴らしい漫画だみたいな、
画力が高ければ漫画というのは素晴らしいみたいな、そういう価値観が価値観に偏りがちというところがあると思います。
つまり、内容が面白くても、その見た目の絵面がその基準に達してないとそこで跳ねられてしまうということが起こりがちっていうのがあると思います。
漫画においてはですね、後から述べますけども、
絵が上手ければいいっていうもんでも一概に言えないんですよね。
というか、むしろ漫画の本質的に言うと、絵の上手さっていうのはどっちかというと、2の次、3の次と僕は思ってるんですよね。
なんですが、このみんながみんな上手な絵を描いてしまうと、
やっぱり漫画において、絵が上手いっていうことがかなり優先順位が高いことじゃないかっていうふうになってきてしまうんですね。
そのように価値観が偏ってしまうという弊害があるなというふうに思っています。
で、やっぱりこう、
なんていうか、本当にみんなが絵が上手いと自分もそれだけに絵を上手に描けなきゃいけないっていうふうになると、
やっぱりその分時間と労力がかかるわけですよね。
普通のただの漫画を描こうと思っても、ちゃんとパースを勉強しなきゃいけないとか、人体のデッサンを勉強しないといけないとか、
最近ではね、パースであるとか、美術解剖学とかっていうのも結構みんな勉強している人が多いんですけども、漫画を描いたりイラストを描いたりしている人でも。
昔は多分そこまで突き詰める人ってそんなにいなかったと思うんですけども、
やっぱり情報がコモディティ化することによって、わりとそんなに突き詰めるような感じでやる必要もない人までも美術解剖学を学んだりっていう感じで、
全体的なレベルが上がっているので、やっぱり絵を描くハードルっていうのは年々上がってきているような気がしておりますね。
ということで、画力がインフルエンス化することによって価値観が与える。
どういうことかというと、つまり絵が上手いこと史上主義みたいな、そういうふうな価値観に偏りがちというのがあると思います。
はい。 最後3つ目。画力のインフルエンス化による3つの弊害。3つ目。内容が薄くなるということですね。
漫画とかゲームの内容が薄くなってしまう。内容というのは、つまりシナリオであるとか、その絵以外の部分、画力以外の部分での内容が薄くなりがちということですね。
やっぱり人間のリソースっていうのは限られてますから、それだけ絵の方にリソースを割けば、シナリオであるとかストーリーとかキャラクターとか、そういう内容の方がどうしても薄くなりがちじゃないかなというふうに僕は思っています。
まあね、もちろん今の漫画がつまらないというふうに言ってるわけではないんですが、 もっとシンプルで面白い漫画っていうのがあってもいいんじゃないかなと僕は思ってるわけです。
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例えば、今も続いている長寿漫画ってあるじゃないですか。 サザエさんとか、ちびまる子ちゃんとか、クレヨンしんちゃんとか、そういうレジェンド級の長年やってる漫画ってあると思うんですが、
例えばちびまる子ちゃんとかクレヨンしんちゃんの原作漫画って決して画力が高いとは言えないですよね。 見たことある人は分かると思うんですけども、アニメの絵を見てもそうですよね。
別に画力で見せている漫画ではないですよね。 ちびまる子ちゃんとかクレヨンしんちゃんっていうのはやっぱりギャグセンスというか、お話が面白いんですね。
お話とキャラクターが面白いから、画力は別にそんなに高くはないんですよね。
パッと見誰でも描けそうな絵なんですよ。 もちろん誰でも描けそうな絵ではないとは思うんですけど。
なので、だから何が言いたいかというと、つまり漫画というジャンルにおいては、その内容が面白ければ、
画力ってそんなに必要ない場合も多々あるんですよ。 しかしながら、
昨今の漫画の全体的な雰囲気を見ると、やっぱり画力市場主義に偏っている気がするので、
そのような漫画っていうのは、ちょっとなかなか生まれづらい土壌がある。 というのはあるような気がします。
チーカワっていう漫画はね、あれもどっちかというと、ちびまる子ちゃんとかクレヨンしんちゃんよりの、
画力で見せる漫画ではなくて、 そういう系統の漫画だと思うんですけれども、
ただやっぱりなんか、昔に比べたらそういう
方向性の漫画っていうのは、少なくなっているような気もしなくもないですね。 どうなんでしょうか。
ということで、今回はですね、画力のインフレ化による3つの弊害というテーマでお話ししてみました。
ポイントをもう一度まとめると、1つ目、高数がかかる。 2つ目、価値観が偏る。
3つ目、内容が薄くなるということです。
絵を描いたり漫画を描いたりしている人は、どうしてもこうなんか、 画力が高ければいいという価値観についついハマりがちなんですけれども、
決してそんなことはないよっていうことですね。 もう一回ね確認しておいていただければいいかなと思います。
僕自身もそうなんですけれども、ついつい絵を上手くなんなきゃっていうふうに思いがちなんだけど、それ以外にも自分の個性を発揮する部分はあるので、
いろんな方向性、いろんな角度で自分のやりたいことを考えていくといいんじゃないかなというふうに思っております。
はい、ということで最後まで聞いてくれてありがとうございました。 もしよかったら
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という感じで終わりたいと思います。 はい、ということでお疲れ様でした。
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