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2025-02-07 08:11

134 無報酬労働に忙殺される女性教員をもっとサポートする教育改革を

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ほんまにそう。

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
最近、怒りの配信が続いているように思うんですけれど、またまた今日も怒りの配信となってしまいました。すみません。
今日は、無報酬労働に忙殺される女性教員をもっとサポートする教育改革を、といった内容になります。
この日本という国は、家事・育児の労働が女性に偏っています。
多分、男性が1時間ぐらい家事・育児に費やすとしたら、女性は5倍ぐらいはやってるんじゃないかという比率になったような記憶があるんですけれど、
明らかに家事・育児・地域活動といった、いわゆる無報酬労働、unpaid work、これらは女性の方に重くのしかかってきます。
昨今、ブラックと言われるように、先生の働き方が過酷だということで、この無報酬労働プラス過酷な教育現場ということで、
毎日毎日疲労困廃している子育て中のお母様方、お母さん教員の方、たくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。私もそうでした。
子供が生まれると、家事・育児の量は激増して、子供時間に合わせるとどんどん自分の時間がなくなっていくし、
子供はしょっちゅう病気して、養大も急変するから、スクランブルがかかることもしょっちゅうです。
保育園に預けたら、保育園の行事にも保護者会にも参加しないといけなくなってきて、ものすごく時間がなくなっていきましたね。
女性の先生の旦那さん、夫さんが、またこれが部活のメインだったりすると土日に出たりしてますます自分の時間がなくなっていくっていう実態のお家もたくさんあるんじゃないでしょうか。
先生の働き方が適正でないために、土日も教育活動に無報酬で、無報酬じゃないな、ちょっとぐらいは3000円ぐらいですか。
一日のお手当が3000円ぐらいになるのかな。それぐらいで、ほぼ時給500円レベルの世界で部活の指導をして、果てしなく自分の時間がない中、
家事、育児、無報酬労働一手に引き受けている女性教員の先生はたくさんいるんじゃないかと思います。そんな中で、ものすごい教育改革を迫られてるじゃないですか。
対話的主体的な教育とか、総合的な探求の時間とか、英語教育とか、自由心の学習とか、それから共同的な学びとか、ICT教育とか、個別が最適化とか、いろんな学びがどんどん降ってきて、カリキュラムオーバーロードって言われているこの時代に
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共働きの女性の先生で、家事、労働、育児、労働を一手に引き受けている人は、もうそんなことなんかできるわけないということで、あるいは過剰に適応なさっている方は、自分の睡眠時間を削りながら子供さんを寝かしつけた後に
例えば台所のテーブルの上で教材研究をして、3、4時間しか寝ないまま、ふらふらになりながら学校に通ってらっしゃるという、そういう女性の先生もたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。私もそうでしたね。9時ごろ子供を寝かしつけて、3時に起きて、そこから教材研究を3時間ぐらいして、それで学校に行ってましたね。
朝も夕方もバタバタして、自分の身支度ができないぐらい忙しくて、大変だったように思います。そんな中で、今実行だから言うんですけど、学校にいるときもものすごい時間をタイトにスケジュール管理しながら、ものすごい濃密に仕事をやっているのに、ゆっくりゆっくりコーヒーを飲みながら、雑談しながら過ごしているので、
男性教員の方を見ると、ものすごいイライラしてましたね。もう実行だから言うけど。しかも遅くまで残って、ゆっくりゆっくり仕事をされて、昨日何時までかかったとか言いながら、その先生は夜遅くまで残って、ある程度成果も残していらっしゃるし、おまけに昼はゆっくりゆっくり雑談しながら、
生徒が全部帰って、一人の時間を確保して、濃密に仕事をされているわけですよ。私も本当に、自分の仕事上の遅れを、ものすごく真剣に感じていました。家事、育児に暴殺されて、私自身の仕事のキャリアはどういう風になっていくんだろうか。
このまま置いていかれるんじゃないだろうか。全然自分の勉強が積み上がっていない。授業力が全然ついていないという焦りで、ものすごく嫌な思い出、苦い思い出を過ごしていたように思います。
そういう状態なので、ワーク&ライフバランスと言われたり、働き方改革と言われたりするように、女性が働きやすくなるということをベースにして、働き方を設定してもらわないと、
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ますますちゃんと家庭生活を営んで、子供を産んで健全に育てて、そして自分もウェルビーングで生きていくということができないように思うんですよね。
なので、もう私いい加減年をとってきて、好きなことを言っても大丈夫なような年代になったので、ほっと言わせてもらいますけど、これからの社会、少子高齢化がどんどん進んでいって問題になっていく社会、子供を育てやすくする社会、そういうふうなことを実現するには、やっぱり働き方改革。
そして適正な教育改革を行ってほしいと思いますね。今のままじゃ、あれやれこれやれ、やれ学力を上げないといけない。
諸外国に負けるなっていう感じで詰め込みすぎで、もう人間が疲弊してしまっていて、子供たちもだんだん疲れてて、そして私たち働き手である教員も疲れちゃって、ボロボロになりながらやってるような感じなんで、このままいくといい話にならないと思いますね。
もっと人間らしい、自分も大切だし、学校も大切だし、周囲の人たちも大切にっていうふうな、そういう気持ちの余裕が持てるような教育改革にしてもらいたいなと思っています。
私みたいな一教員が実感を述べるだけじゃなかなか変わらなくて、教育改革はそういう権限を持っていらっしゃる偉い方たちが頑張ってくださるとは思うんですけれど、しっかり現場の教員の声を聞いて、それを生かした舵取りにしていただきたいなと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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