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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てメタや、留学時代や旅行の思い出などのお話もしております。
今日は最初に、皆さんにお知らせがあります。
11月11日木曜日午前10時から、飼い主さんと楽しく雑談するラジオの元獣医師で、アクセサリー作家のアトリエ太郎さんとコラボライブを行います。
元獣医師×犬の保育園の先生、お互い個人事業主のワンママということで、どんなお話が飛び出すか。
よろしければ太郎さんのチャンネルでお話ししますので、遊びにいらしてくださいね。
さて、旅行配信やら子供たちとのお出かけ配信やらをしておりましたが、
今日は今週金曜日からスタートするメンバーシップに先駆け、犬配信をお届けしたいと思います。
あなたの犬は頭がいい?悪い?犬の頭の良さって?というテーマでお話ししたいと思います。
つい最近あるところで、うちの犬は頭が悪いからというようなお話を聞いて、
一般的に思われている犬の頭の良し悪しってなんだろう?とふと思い当たりました。
皆さんは、頭のいい犬と聞くとどんな犬を思い浮かべますか?
それなりに思い浮かべる犬種などはあると思いますが、ちょっと調べたところ以下のようなランキングが多く見られました。
5位、ノーベルマン。
4位、ゴールデン・レトリバー。
3位、ジャーマン・シェパード。
2位、プードル。
1位、ボーダー・コリー。
これらのランキングの多くは、
ブリティッシュ・コロンビア大学の心理学教授、スタンリー・コレン教授による世界的に有名なランキング、
The Intelligence of Dogsを参考にしているサイトなので、
そちらのサイトからの引用をさせていただきました。
皆さんは、このランキングを聞いて、なるほど?と思われますか?
ちなみに、今度私がお話しするオススメ犬種、オススメしない犬種は、これらのランキングをとっても無視しておりますので、
おかしからずご了承ください。
そして、こちらのランキングなんですが、何をもってこのような順位になっているのか、おわかりですか?
これは実は、訓練性能が高い犬という評価が多いんですね。
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訓練性能とは何かというと、簡単に言うとですね、
人間の指示や訓練に対しての理解や習得、反応が優れていて早いということになります。
要するに、人の言うことをよく聞いて、行動がすぐできるかどうかということになります。
ランキングの5位の犬たちの中には、牧羊犬、狩猟回収犬が多く入っていることが特徴ですね。
牧羊犬、ボルダーコリーやジャーマンシェパード、狩猟回収犬、ゴールデンレトリーバーやプードルは、
特に過酷な仕事を人間と共に行うように繁殖されてきたという歴史があります。
ですから必然的に、人間の指示をよく聞き、それを理解し、素早く反応するという個体が繁殖に使われてきたんです。
そしてその結果として、その性能が強化されてきているんですね。
反面、例えば訓練性能が良くないと言われるような犬種、ビーグルやアキタケン、ブルドック、バセンジーなどは、
人間の指示を理解し、一早く反応するということを第一目的に繁殖されてきてはいないんですね。
ですが、この人間の指示や訓練をよく理解し、一早く反応することだけが犬の頭の良さにつながるのでしょうか。
もちろん犬と何かの共同作業をする場合、特に狩猟や牧養などの昔ながらのお仕事とともに、
それが盲導犬や災害救助犬など、いわゆる死役犬として人の命に関わるお仕事をする場合には、
この訓練性能がより高く、より正確にその力を発揮できる犬種がやはり選ばれやすいですし、
その養殖に就くことが多いです。
それでは、この訓練性能が高ければ、よりペットとして優秀であり飼いやすい犬種なのでしょうか。
私はその件に関しては、イエスと小裸に言うことは簡単にできないなと思っています。
詳しくは、金曜日にお話しするおすすめ産犬種、おすすめしない産犬種をお待ちくださいね。
ペット犬としての役割は、人と一緒に楽しくストレスなく暮らすこと、人との良きパートナーであることだと思います。
そして逆に言えば、訓練性能に関わらず全ての犬がそうなる可能性を秘めていると言えます。
私が個人的に考える賢い犬とは何か。
最後にその超個人的な基準をお話しするとすると、それは適応能力の高さではないかと思っています。
どんな状況、環境、変遷にもそれなりにストレスなく対応でき、楽しめ、順応できること。
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そういうワンちゃんを見ると私は、この子は賢い子だなぁと思います。
この賢さは、そして研修による違いというよりも、その子がどのようにそれまで生きてきたか、どのようにお世話をされてきたかに現れるような気がします。
すなわち経験値の高さ、社会性が良くされているとも言えるでしょう。
人間で言えば協調性があり、空気を読みながらも自己をしっかりと持っていて楽しんで生きている人と言えるでしょうか。
100個のコマンドを聞き分け、素早くこなせるよりも、他の犬や人とトラブルを起こすことなく落ち着いていて、自分のスタンスを持ちながら相手をよく観察し、自分に必要なメリット・デメリットを瞬時に判断して行動することができる。
そういうワンちゃんを見ると、研修に関わらず、この子は賢いなぁと舌を巻いてしまうことがあります。
もちろんこれは私の独断と偏見ですので、ご了承くださいね。
賢い犬、頭の良い犬には実はデメリットもあります。
その賢さゆえ、先回りをして人が教えていないことも学習をして、飼い主さん的には不都合な行動をとってしまうということもあるんですよね。
いずれにせよ、頭の悪い犬というのは、私は抗議で考えればいないんじゃないかなと思っています。
全ての犬たちは、その子の生きてきた価値判断で行動します。
その価値基準がたまたま私たち人間社会の常識から離れていたからといって、
その犬自身の知性が劣っているかどうかというのは、我々人間の意識では測り知れないものがあるのではないかなと思います。
そして犬はあらゆる動物の中で最も人とのコミュニケーションを取りやすく進化してきた生き物です。
人と犬とのコミュニケーションを深める方法を間違えている、または怠ってきた結果、
飼い主さんの目から見た頭の悪い犬を作り上げてしまうということもあるんだということをぜひ覚えていただきたいなと思います。
全ての犬たちは能力と可能性に満ちています。
それを生かすのも殺すのも関わる人間次第。
飼い主さん次第と言えることが、犬と暮らすという醍醐味の一つじゃないかなと私は思っています。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
さて、今日は私の住む横浜はとっても雨がひどかったです。
午前中は特に雷を伴ってとっても激しい雨が降っていました。
皆さん、皆様の住む地域ではいかがでしたでしょうか。
そしてこんな雨の日なんですけれども、夕方には空が少し明るくなって、なんと虹が見えました。
そこで私から最後のプレゼントで皆さんに歌ってみたい歌がありますので、よかったら最後まで聴いていただけると嬉しいです。
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虹
庭のシャベルが一日濡れて雨が上がってくしゃみをひとつ雲が流れて光が射して見上げてみれば
ラララ虹が虹が空にかかって君の君の気分も晴れてきっと明日はいい天気きっと明日はいい天気
きっと明日はいい天気
こちらの歌は私の息子が確か2歳ぐらいの時でしたかね、保育園のお遊戯会で踊ってくれたとっても思い出深い曲です。
今日は雲の隙間に虹が見えてこの歌を思い出すとともに明日はきっと晴れるだろうなと思いました。
今日少し悲しいことがあった方も、今日太陽が見れなくて気分が沈んでしまった方も、明日はきっといい天気になりますね。
それではこちらで失礼致します。
