2021-02-11 11:39

死んだウサギを咥えて来た犬に何て言う?イギリス犬留学の思い出話

皆さんのわんちゃんが
死んだウサギを咥えて来たらどうします?
私はパニックでした😅

イギリスでは【ガンドッグ】という
犬と人が共に行う競技(スポーツ)があります。

それは本来のレトリーバー犬種のお仕事
狩猟の伝統と歴史の中から生まれた
人と犬の【共同作業】。

イギリスの片田舎に
トレーナーを目指してやってきた私が
初めて【ガンドッグ】を知った私の思い出話です。

それは私がよく知る
【レトリーバー】達とは全く違っていました。

#犬#ペット#動物#海外留学#ドッグトレーナー#犬のお仕事#レトリーバー#犬が好き#ワーママ#いつも聞いてくれてありがとうございます

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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんと飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについてお話ししています。
時には子育てワン物話、留学時代や旅行のお話もしています。
今回は、私のドッグトレーナー留学時代の思い出をお話ししたいと思います。
大変ショッキングなタイトルがついているので、びっくりされた方もいらっしゃると思います。
はい、私にとってもすごくショッキングな出来事で、またとてもいい思い出になっているお話になります。
以前の配信やプロフィールでもご紹介しているのですが、
私は犬のトレーニングを学びたいと単身イギリス人トレーナーさんのお家に住み込み、
トレーニングや犬のことを幅広く学びました。
先生のお家では、当時7頭の犬、5頭の羊、8羽の鶏を飼っていて、
私が来る3年前には馬もいたそうで、
お家は普通の大きさなんですけれども敷地はとても広くて、見渡す限り野山という田舎でした。
私自身は古代目のハマッコで、田舎暮らしというものを知らないで育ったので、
田舎にとても憧れていたのですが、こんな形で体験するとは思ってもみませんでした。
先生は4頭のゴールデンレトリーバー、2頭のラブラドールレトリーバー、1頭のボクサーを当時飼っていて、
そのうち1頭のゴールデンレトリーバーは、私が最初にあったときまだ4ヶ月でした。
それはイギリス時代の思い出の犬たちというところでお話をしています。
私は1頭のその子犬ちゃんのトレーニングを先生に教わったり、他のワンちゃんたちのお世話や、
先生とクライアントさんたちの教室のヘルプや教室に参加をしたり、プライベートレッスンのアシスタントをしたりしていました。
その中で大切な私のお仕事の一つは朝の散歩でした。
毎朝先生はお天気がいい日には歩いて5、6分ほどのところにある森に犬たちを連れて行って、
森の入り口で全員お座りをさせて、1頭ずつ名前を呼んで森に放ちます。
名前を呼ばれたワンちゃんから順に自由に森を散策するんですけれども、呼ばれる状は毎日違います。
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犬たちは次は自分かな、次は自分かなって待っている姿がとても可愛かったです。
ただ自由に森を散策している犬たちは、
時々笛を使ってワンちゃんたちを呼び戻したり、1頭ずつおやつをあげたり、ボールを投げたりしていました。
この時間はお散歩とともに大切な日々のトレーニングの時間でもありました。
私は犬たちにとって犬はとても可愛かったです。
私は犬たちにとって犬はとても可愛かったです。
この時間はお散歩とともに大切な日々のトレーニングの時間でもありました。
私の先生は家庭犬のトレーニング、いわゆる家庭犬のしつけというものとは他に、
ドッグスポーツの一種であるガンドッグというスポーツの先生でもありました。
日本でドッグスポーツというと、一番有名なところではワンちゃんと人が一緒にやる障害物競争みたいなアジリティというのが一般的だと思うんですけれども、
イギリスで私の先生は日本では全く馴染みがなかった犬と一緒に行うガンドッグというスポーツを生徒さんに教えていました。
私自身もやられていたんですね。
どんなスポーツかと言いますと、具体的にはレトリーバーと言われる犬種を使って行うものなんですが、
これはゴールデンレトリーバーやラブラドーンレトリーバー、フラットコーデットレトリーバーなどが日本では有名ですね。
打ち落とした鳥、この時点で日本には馴染みがないんですけれども、稀にウサギやキツネなんかも登場しますけれども、
打ち落とした鳥や小動物をワンちゃんを使って回収するという競技なんですね。
実際の狩猟から生まれたスポーツで、長い歴史と伝統、独特なスタイルがあります。
一番格式の高いコンペティション、競技会ではイギリスの城兵科もご覧になるそうです。
日本でも行っている方やトレーナーがいますが、日本では本物の鳥ではなくて、
本物の鳥と同じ重さを持ったダミーを使って競技やテストをするようですね。
もちろん毎回毎回本物の鳥を使うことはできないので、
ダミーをイギリスでも使ったり、あとはですね、冷凍した鳥やウサギを使って練習することもありました。
朝の散歩ではボールを使っていたんですけれども、
ボールを使って右や左、それからまっすぐ奥、奥と言ってもですね、50メートルとか10メートル、20メートル、30メートルとかね、
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方向を教える指示や、あとは何頭もワンちゃんがいる中で1頭だけに探させて他のワンちゃんは待っているというトレーニングや、
見えないところに隠したボールを指示で探して持って帰ってくるトレーニングや、
複数のボールがある中で決められた場所にあるボールだけを持って帰ってくるトレーニングなどを先生は毎朝楽しみつつ行っていました。
私もそのやり方を少し練習したり、教えていただいたりしていました。
そしてホームステイ4日目の朝からですね、私はこの朝のお散歩の担当に任命されました。
初めはもうそれはドキドキで不安でいっぱいでした。
一番不安だったことは、迷子にならないで森を抜けられるかということだったんですね。
本当になんか獣道というか、ちゃんとした舗装された道があるわけではなかったので。
で、ワンちゃんたちもちゃんと私の言うことを聞いてくれるんだろうかってすごく不安だったんですけれども、
さすが先生のワンちゃんたちはすぐ私を受け入れてくれて、私の指示や笛の音にも反応してくれるようになりました。
ある日のこと、いつものように散歩にワンちゃんたちを連れて行くと、黒いラブラ道具の糸がですね、戻ってこないようになっちゃったんですね。
私は焦って森の中を頬を探したり、名前を呼んだり、笛を吹いて名前を呼んだりしたんですけれども、
しばらくするとやっとそのワンちゃんが戻ってきたんですが、なんだかちょっとシルエットがお顔がおかしいんですね。
よーく目を凝らすと何か食われてるんです。
近づいてきたら、それがどうやら頭が取れかけたウサギだっていうことがわかりました。
それがわかった瞬間、私はもう大パニックで、そりゃそうですよね。
私の最後のウサギの思い出と言ったら、小学校でお世話をした時の思い出で止まってるので、もうパニックですね。
もう大声で叫んで話すように命じました。
話しなさい!って犬を追いかけたり、犬から逃げたりしてたんですね、私。
ワンちゃんは喜びさんで持って帰ってきたわけなんですけれども、私がそんなようにパニックになって大声で叫んだり、走ったりしているものですから、
ワンちゃんもパニックで何度も私の方に持ってきたり、口から話したり、また持ち上げてもらったり、
言ったり、口から話したり、また持ち上げて持ってきたりっていうのをお互いパニックでやっていたんですよ。
で、私は叫んだり怒ったり逃げたり、もう何とかその場を収めてですね、ワンちゃんにもう何とかウサギを持ってくることを断念させて、その場を去ることになりました。
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そして、やっと帰ってきて先生にそのことを話したんですね。
私としては大変だったねと慰めてほしかったんだと思うんですが、結果として先生にはひどく怒られました。
で、その怒られた内容というのは、ワンちゃんはファイディ君って言うんですけれども、
ウサギはですね、ファイディ君が親愛の証に私に持ってきてくれたギフトなのに、あなたはその親愛の絆、やってきた絆を壊したのよ。
信頼関係をあなたは壊したのよと怒られたんですね。
えーっていう感じでした。もう本当に早く言ってよねっていう感じだったんですね。
なんでかっていうと、ね、死んだ動物を持って帰ってきた時に叱ってはいけないって最初私は教わってなかったんです。
で、私はショックを受けてしまったんですが、ガンドックという競技では、死んだ鳥や死にかけの鳥を加えてハンドラーの元に持ち帰るということが何よりも大切なミッションであり、レトリーバーとしての喜びでもあると聞いて初めて理解ができました。
日本でも馴染みのあるゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバーが国が違うとこんなにも違うんだなというカルチャーショックを受けたとともに、レトリーバーのお仕事の成果を私に自信を持って見せてくれた、そして信頼の譲を示してくれたファイディ君に対して申し訳ないなと思ってました。
私はイギリスに行って初めてガンドックというものの存在を知り、レトリーバーたちの本来のお仕事を体験しました。
実際、この後何度も本物のトライアルやシューティングテスト、ピッキングアップに参加し、数ヶ月後には死にかけの鳥も首のないウサギも、
Thank you! Well done! と言ってエゴで受け取れる強い心をゲットしました。
人間は何でもなれるものなんですね。
さて、今回のお話はここまでになります。
本日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
あなたとワンちゃんの今日がますます輝くものになりますように。
また次回もよろしくお願いいたします。
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