2021-10-25 10:59

レター返信❣️【散歩中、他の犬へ吠えてしまう】には❓🤔

レターありがとうございます❣️

【散歩中、他の犬へ吠えたり、キュンキュン言う場合の治し方はありますか】とご質問頂きました🥰

このお悩みは多いと思います💦
まずは状況をきちんと把握する事
何故❓何に❓どのくらい❓吠えているかを知りましょう🤔
そして、
【吠えを止めさせる】事にフォーカスするのではなく
【吠えが出ない】事を強化していきましょう✌️

※ワンちゃんの【問題行動】は、個体によって微妙に異なりますから、行動改善を望まれる場合には1度、専門家にしっかりと個別対応を伺うことをおすすめします❣️

#犬#ペット#対応#問題行動#吠える#散歩中#レター返信#ありがとうございます




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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には、子育てネタや、留学時代や、旅行の思い出などのお話もお届けいたします。
今日は、レターへの返信をさせていただきます。
レターをいただいたブランさん、ありがとうございました。
レターを紹介させていただきますね。
こんにちは。僕の愛犬はトイプードル男子。1歳5ヶ月。
散歩中、他の犬に会うと興奮して駆け寄ろうとして、さらには吠えたり、かっこキュンキュンという時とガウガウいう時があります。
これを直す時にはどうしたらいいでしょうか?というご質問対応でした。
飼い主さんがワンちゃんの行動に対して疑問を持ったり悩んだりするのは、ワンちゃんが飼い主さんの予想しない行動をとったり、常識と違うことをするからです。
そしてその行動に対しては、犬の行動を何とかしたいと思う方がほとんどです。
時々、犬の保育園に預けて訓練したら良くなりますか?とお尋ねされますが、私に限って言えば答えはノーです。
飼い主さんに犬のことを学んでいただき、飼い主さん自身の行動を変えなければ犬だけ良くなるということは難しいと思っているからです。
ですので、犬のしつけで悩んでいるという方の場合に、犬に対しての理解と対応を飼い主さんにお伝えするということが私の回答となります。
さて、前置きが長くなりましたが、犬がお散歩中に他の犬に吠えるというのはよくあるケースです。
トレーナーがワンちゃんの問題を出されたとき、まずはその状況を細かく分析して質問をし、高い口を探します。
ここで言えば、まずワンちゃんは1歳5ヶ月のプードルの男の子ということなので、若い活発な時期の男の子ですね。
虚勢の有無、散歩の頻度、散歩にかける時間、子犬時代の社会化の様子と今の生活ルーティーン、そしていつこの問題が出てきたのかということがキーポイントになります。
散歩中に出る問題としては、散歩の頻度、問題の頻度、散歩のコースや場所、これがキーポイントになります。
他の犬に会うと興奮して駆け寄ろうとするということについては、その相手の犬の種類や大きさ、研修、ボディランゲージの様子、頻度や興奮の度合い、その相手の犬との距離や方向、これがキーポイントになります。
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キュンキュンまたはガウガウ吠えたりすることもあるということについてですが、これはキュンキュンとガウガウの違い、そしてそれが起こる頻度、相手との犬の距離、それが起こる状況、吠えの長さ、そして相手のワンちゃん、そしてお自分のワンちゃんが出しているボディランゲージの様子はどうか、といったことがキーポイントになります。
さらには、今までの対応策とそれをとってきた中でのワンちゃんの行動の結果としてはどうか、これらが実際のマンツーマンレッスンやカウンセリングで最低限、私が聞いておくだろうな、というポイントになります。
こういったワンちゃんの問題行動に対してのアプローチの仕方はいくつもあります。中には強制的に対罰を使って直す方法もあります。
以前もお話ししましたが、これは効果が劇的に出ることがあります。日本において、対罰めいたしつけ方法がなくならないのは、目に見えて問題行動が劇的に早く改善する可能性が高いからです。
さて、話を元に戻しましょう。では、私ならどういうアプローチをするか、というお話をしていきますね。前述した確認事項がキーポイントとなるところが、すべて明らかになることが一番いいのですが、そこがわからないため、概要的なお話をさせていただきます。
例えば、犬に吠えるけれど、いつもの散歩コースではない場所では吠えないという場合には、ワンちゃんが少し臆病だったり、神経質な面が見て取れます。
いつもの散歩コースではない場所に連れて行くようにし、そこで他の犬を見て吠えないときには思いっきり褒めて、犬と会うイコール、褒められること、という印象を強くつけてあげるといいですね。
犬に対して、いつもと同じ散歩コースでもそうではなくても、吠えるときと吠えないときがある。これはどんな犬なら吠えるのかをよく観察して、それを理解する必要があると思います。
犬種なのか、相手のワンちゃんの色なのか、相手の犬の動きなのか、例えば呼吸音などなのか、距離なのか、方向なのかを飼い主さんが分析して理解するようにしてみましょう。
特に大切なのは、相手の犬との距離と方向、そして動きになります。距離が離れていれば視界に入っても吠えなかったり、相手が自分に尻尾を向けて去っていく状況なら吠えないということも多々あります。
小犬の時期には、あまり犬と触れ合ってこなかった、尻尾が下がって吠える、または近づかれると吠える、尻尾がピンと立って吠えるなどの場合には、犬に対してどう接したらいいのかを、小犬や正犬の頃に、幼犬の頃に学んできていないという可能性があります。
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その経験不足から、他の犬に対しての吠えが出ているということもあります。また、遊びたくて仕方がなくて興奮して吠えているという場合には、若いエネルギーの発散が足りていないかもしれません。
こうしたワンちゃんには若い子が多く、その多くがお散歩に出る前から興奮状態にあることがあります。
そして飼い主さんとのコミュニケーションよりも、ドックランなどで犬同士で遊んだ楽しい記憶が強く、犬を見たら全員遊べると思っているというパターンもあります。
この場合には、自宅で飼い主さんともっと親密にコミュニケーションをとること、特にお散歩に行く前に落ち着くような行動パターンをとる、トレーニングをするということも有効です。
多くの方が犬が吠えてしまってから、それをやめさせようとするのですが、実際の勝負はその前から始まっているんですね。
犬が吠えてしまってからやめさせようとするのは、とても労力が要ります。犬も興奮していますし、吠えているので、人の声が耳に届きにくい状態になっています。
ですから実は大切なことは、吠えが出ていないとき、吠え始める前なのです。
視界に他の犬が入っても吠えない、ここが一番肝心なところで、このときにいっぱいいっぱい褒めてあげること。
できれば加えて、お外でしかもらえないような特別なトリーツを準備して、それをあげるという経験を積むこともいいと思います。
この練習を行うためには、少し状況のコントロールが必要です。
例えば、相手の犬との距離が5メートルなら吠えないけれど、3メートルだと吠えてしまう場合には、4メートルの距離で吠えるかどうかをチェックすると同時に、吠えなかったら褒め、吠えてしまったら静かに距離をとります。
これを繰り返すことで、犬を見て、吠えなかったら褒められる、吠えたら褒められないということを学習してもらうためには、褒められる回数が必要です。
その上で、相手の犬との距離を少しずつ縮めていっても吠えないという結果に持っていきます。
1回のお散歩で犬に会える数というのは、実はそんなに多くないかもしれませんね。
なので、私は休日の公園やドックランに連れて行き、たくさんの犬を観察することをお勧めしています。
特に、小犬ちゃんや犬に対して吠えていないワンちゃんには、吠えの予防としてのトレーニングとして有効な場合があります。
こういうと、じゃあすぐにドックランに連れて行こうという方がいらっしゃいますが、ちょっと待ってくださいね。
たくさんの犬同士がリードなしで集うドックランは、社会科、経験不足のワンちゃんたちにはレベルが高いです。
まずは、中には入らずにドックランの周りで、中にどんな犬たちがいるのかを外から観察することをお勧めします。
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犬に対して吠えてしまうワンちゃんには、冷静にどれほど離れていれば興奮や怯えずに冷静な意識を保っていられるのか、
飼い主さんの声と褒め言葉が届くのかを観察します。
できれば、はじめは少し離れたベンチなどに座って観察しましょう。
この時は犬も飼い主さんも動かない状態の方がいいと思いますよ。
はじめは通り過ぎる犬やドックランの中にいる犬の姿に興奮していても、2、30分経てば落ち着きます。
落ち着いたら褒めて、少し近くに移動していきます。
ドックランの場合には、少しずつドックランに近づいていくという処方をとるのもいいですね。
ポイントは、犬と遊ばせる、挨拶をさせるということは一切しないということです。
もし近づいてくる犬がいたら遠ざかってください。
目的は犬が視界に入っても反応しないことの強化練習です。
犬に対していちいち反応することがなくなったら練習は終了です。
たくさん褒めて、その後のお散歩をたっぷり飼い主さんと楽しんでください。
他の犬と遊ばせたいと思われる飼い主さんはたくさんいらっしゃると思いますが、果たしてどの本人はそれを望んでいるのでしょうか。
そこはよく考えてみてくださいね。
子犬はともかく多くのワンちゃんは、生犬になると、こちらが思っているほど他の犬と遊びたいと思っているとは限らないと思います。
多くのワンちゃんは遊びたいよりも、匂いを嗅ぎたい、確認したいということの方が先にくるようです。
ですので、確認が終わってしまったら、あ、じゃあね、という形で離れるということの方が多くなっていきます。
それはまた、違う機会でお話できたらなと思います。
さて、レターの返信も踏まえてお話をさせていただきました。
今回も最後までありがとうございました。
次回もまたよろしくお願いいたします。
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