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どうも、なにがしかのラジオです。今日もあまり役に立たない話をしようと思います。
今日は、ゆる言語ラジオという、激面白YouTube番組、あるいはポッドキャスタ番組で話されていた話題、めっちゃ面白い話があったので、それについて話したいと思います。
2024年の4月ぐらいに公開されているYouTube番組、ゆる言語ラジオのエピソードなんですけど、ビジュアル進化についての回。
ビジュアル進化という本を題材に、ゆる言語ラジオの2人がいろんな話題について語る回で、
3回分の動画があるんですけど、どの回をとってもめちゃくちゃ面白いし、内容がすごいいっぱいあるし、これを受けて話せること、話したいことがいっぱいあるんですけど、
その中でも一つ面白かったなということをつらつら語っていきたいと思います。
このビジュアル進化の回で語られていたことをざっくり、ものすごく簡単に求めると、
世の中の人にはいろんな思考のタイプがあって、物事を考えるときに、言語、自然言語で言葉で考える人もいれば、
頭の中に絵とか図を思い浮かべて考える人もいます。
物事を想像する、あるいは論理的に発展させて考えていくときに、文章を書いて、
喋って頭の中で文章を組み立てていくタイプの人もいれば、図やら図式やら、本当に写真の絵が動いていくような考え方をする人もいます。
全く思考の様式が違うんだなと、物事を考える、あるいは物事を理解するということが、
人によって頭の中で起こっていることが全然違うんだなというのを、まざまざと教えてくれる回でした。
このユール言語ラジオのパーソナリティのお二人は、言語家、言語志向者、しかもゴリゴリの言語志向者だとその中でおっしゃっていて、
そうなんだろうと、言語で物事を考えるタイプの中でも、相当言語家が得意なお二人で、
面白いこと、難しいことを分かりやすく、平易な文章で提示すると、それを相手に伝えて、
そのもう一人にも言語家が得意なので、受け取ったものをさらに発展させて、別の話題、こういう話題があるんだけど、
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あるいは、それで言うとこういうことも成り立つよね、というようなさらに難しい内容を言語で伝え、相手にまた打ち返すという掛け合いがすごいハイテンポで行われるのが、
このユール言語学ラジオなので、聞いていてむちゃくちゃ面白いですよね。
本当に聞いていて、本当に楽しいYouTube、あるいはポッドキャスト番組です。
私自身は、多分言語で考えるのはそんなに得意ではなくて、むしろ図とかモデルとかを頭に思い浮かべて考えるタイプだと思っています。
例えば、何かの数が増えていますとか、こういう傾向にありますとか、という文章を読んだときには必ず、
折れ線グラフが頭の中に思い浮かぶし、何か2つのものを比べて話すときは、2つの物体が頭の中に浮かんでいる気がする。
それが大きさとか長さとかだった場合は、棒グラフのようなものが、2本の棒グラフが浮かんで、どちらかがどちらより大きいような様子が頭の中に常に浮かんでいるし、
年表、何年に何がどういう出来事が起こって、その2年後にどんな出来事が起こって、さらにそれが何年後のどういうことに繋がりました、みたいな説明を聞いたときは、
頭の中の年表が上から下に何年何があった、みたいな年表が思い浮かんでいる気がします。
そんな言語じゃなくて、モデル思考、モデルで扱って考えるタイプの人間なので、人と話すときは、人から受け取る情報は言語になっているので、
それを一旦モデルに頭の中に置き換えて、それについて考えて、考えたことをまた言語に直して、翻訳して相手に伝えるというようなことをやっているので、やはりワンテンポ遅いというのは思うことがあります。
言語化ごりごり得意な人と話すと、時によっては自分の思いに浮かべてはいるものがうまく伝わりきっていないなというような内容を、
喋っている相手が、それってこういうことですかというふうにうまく言語化してくれて、ああそれそれ、みたいなことも結構あります。
現代社会は言語化が得意な人のほうが有利にできているよね、というのがこのゆる言語学ラジオのエピソードの中でもよく語られていまして、
それはうまくできたほうが、いろいろ有利な世の中ではあるよなというような時は考えたりします。
それだけじゃない面も世の中にはいっぱいあると思いますけれども、
特に言語をよく使うような媒体、このポッドキャストみたいな音声コンテンツ、言語コンテンツをうまくやっていくという意味では、
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言語化が得意な人たちというのは有利になるんだろうなと思ったりはします。
このポッドキャストは私の何がしかのラジオ、話して面白いことを話すのが目的ではなくて、
私が考えたことをとりあえず垂れ流すというのが目的の番組なので、別にそこはいいんですけど、
それはそれとしてこの番組のエピソードの中で特に一番面白かったのが、
言語化が得意な人たちが考えるときは当然言語を使って考えるんですけど、
しゃべりながら考えたり書きながら考えたりすることが多い。
特にしゃべる方が書くよりも早いので、頭の回転がすごい乗っているときはどんどん言葉が口から出てきて、
考えながらしゃべる。しゃべりながら考える。しゃべってどんどん口の方が先に動いて、
言葉が思考を追い越していくと。言葉がどんどん口から出てきて、それを後から聞いて、
あ、俺ってこういうことを考えていたんだと認識するようなことが行われると。
なんとなくわかります。言ってからわかります。そういう瞬間が私にもたまにはありますが、
言語試行者の方はそういうのが日常的にあるのかもしれないと思ったりします。
これって何が起こっているかというと、私の想像では似たことが私の仕事上でもあって、
私はプログラムのコードを書く仕事をしているんですけど、
最近コパイロットというAI、生成AIの仕組みを使ったサポートツール、
プログラミングを補助するツールが広くプログラミング現場では使われるようになっています。
コードを書いていくとコパイロットというサービス、Webサービスが、
コパイロットはGitHubが提供しているサービスですけども、
それ以外の似たようなサービスもあるんですけど、
コパイロットの場合はコードを書いていると、
エディターの画面上に書いている先のコードを提示してくれる、
ある処理を書いていると、その2、3行先、もっと場合によっては10行ぐらい先まで、
あなたが書こうとしている処理はこういう処理ですかというのを提示してくれて、
それをチラッと見て、ああそうそう、まさにこういうことを書こうとしていたんだと思うと、
キーを押すとその提案が受け入れられて、実際にコード、
自分が書いたのと同じ状態になるというような機能があります。
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これで多分起こっている現象としては、言語志向者が喋りながら考えていて、
喋っている内容が思考を追い越していっている、
非常に似た現象が起こっているんじゃないかなと思います。
これらの2つの現象の共通点はどちらもパターンマッチングなんだと思うんですよね。
生成AIの仕組みっていうのはパターンマッチングで、
ここまでこういうコードを書いている場合は、
今までの膨大な学習データと照らし合わせると、
この先数行こういう技術が行われる可能な確率が高いという処理を
AIがやってその結果を提案してくれているということです。
なのでパターンマッチングでマッチする確率の高いものを書いているという関数があります。
脳も実はパターンマッチングをすごいしていて、
あるシチュエーションが起こったときに、
こういうシチュエーションでは自分がこういう変動をよくしている、
俺はこの脳がこういう変動をすると上手くいったことがあるよという情報を
過去の蓄積から経験の蓄積から検索してマッチしたものを返す。
この処理がめちゃくちゃ早いので、
ある質問の相手が会話中に会話の相手から受け取った言葉に対して
こういう言葉を返すべきだというのをパターンマッチングで生成して
口から出す。
これが言語が思考を追い越していくという現象に
どうしても現れているのではないかなと思ったりしましたという話ですね。
今回も落ちがない話なんですけど、面白いなと思ったのでつらつら語ってみました。
まとめると、考え事をするときにパターンマッチングで
言葉をどんどん紡いでいく、それが積み重なると思考をしているという状態になる。
それと生成AIが、機械学習モデルが
このプログラミングの言語あるいは文章を生成する仕組みと非常に似ているなと思ったという対応でした。
以上、今回もあまり落ちのない話でした。
どうもありがとうございました。