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アッサラムアレイコン、なんばるわんの家きゃあへん。 この番組は、パキスタン人の旦那さんを持つ私、なんばるわんが、海外生活で学んだことや、日本での暮らしで気づいたことなどを、ゆるくお伝えしていくラジオです。
はい、今日は9月11日。
もう21年も前になるんですね。
世界中の人々が驚いた、本当に傷ついた事件が起こった日ですね。
私たち夫婦にとっても、
あの日の出来事は忘れられないものでした。
というのも、21年前の10月に私たちは入籍をしたんですね、日本で。
父に、まずね、先に報告というか話をしたんですが、こういう男性とお付き合いをしていて、入籍をするつもりですっていうのをね、言っていて。
その前に、書類とかがたくさん必要だったので、国際結婚でね、パキスタンから取り寄せて、その英語の文を今度は日本語に直して、
日本の書類、必要書類ですね、そこに添付をして、もう提出ができる、あとは提出をするだけっていう状態にね、持っていくまでにすごく時間がかかったんですけども、
そういった書類の準備と父への報告、で、あとはもう入籍っていう段階だったんですが、父に報告したのが9月の9日でした。
で、あのことが起きて、やっぱりあの出来事があったせいでね、
あの、私たちもすごく傷ついたし、当時ね、夫の親戚が近くに住んでいて、挨拶がてら遊びに行ったんですよね。
おじさんが一人で住んでいたので、
で、まあ彼らはね、ウルドゥ語で喋ってて、パンジャビかな、電車のホームで待っていたら、
後ろからね、小学生の男の子たちが来て、
テロリストって言いながら、官庁をね、おじさんにしてきたんですって。
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え?ちょっとね、びっくりしました。
おじさんは笑って話してたんでね。
うん、まあとにかくびっくりしたみたいな感じでね、言っていたけど、なんかよく考えると、
本当にひどいことですよね、もう。
うん、もうすごい忘れられない話でしたけども。
夫はそういったことはね、なかったみたいですが、
私もね、一回ね、そういうちょっと憤慨したっていうかね、そういう思いをしたことがあって、
一時期、私はアートの活動をしていました。
イベント会場とかでね、机と椅子を置いて、アートの実演をするっていうことが何回もあったんですが、
都内のね、あるところでのイベントで、いつもの通りね、アートを実演していたんですね。
目の前にいるお客さんに、自分の生い立ちっていうかね、こういうことがあって、今こういうアートの活動をしていますみたいなね、説明、世間話みたいに軽く話している中で、
夫がパキスタン人でっていうふうに言ったんですよ。
そしたらね、その目の前のお客さんじゃなくて、なんかたまたま見物しに来たみたいな女性ですよ、しかも。
女性がその瞬間に、テロリストって言ったんですよ。
その時ね、私どういう顔してたのかちょっとわかんないですが、アートに集中しているので、難しい顔していたのかわかりませんけども、
その場にいた方々はね、ほとんど女性でしたけども、凍りついた感じ。
で、私は何を考えていたのかね、すぐまたアートの方に集中して、
あ、夫はテロリストじゃないからって、ボソッと言って。
で、なんか周りの女性たちも、うんうんみたいな感じだったと思います。
ねえ、そういうことを言った女性の顔は、ちょっとよく覚えてませんけども。
ねえ、まあもう10年くらい前ですけどもね、
だからあの出来事は本当に凄かったんですよ。
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あの、その、その、その、その、その、その、その、その、その、その、その。
もうね、今回のコロナもそうですが、もう世界中の人をね、傷つけましたよね。
うん。
ねー、だから入籍の前、あの、付き合いをしている時にもね、あの私はスカーフをして、
あのー、あの出来事の前には全然気にならなかったんですけど、
うん、9月11日を過ぎた後、
そこからはね、とにかく人の視線が気になってしまって、
もう顔見ですよ。
特にね、あの高齢の方々がものすごく見られましたね。
で、当時私の実家は団地だったんですが、
あのー、団地のベランダからね、みんなが見るから、
ちょっとしばらく、あのー、実家に来ない方がいいんじゃないの?みたいなことをね。
まあ少しあの、夫の当時のアパートにも、あのー、暮らしていたりしたので、
うん、そんな風に母がね、言ってましたね。
世間の目がすごく気になる人だったので、
うん、でああいうことになってね、
そう、だからもうパキスタンという名前が出るよりも先に、
そういった顔立ちなのでね、
もうそういったレッテルを貼られてしまうっていうかね、
なんか恐ろしかったですね、あの時は本当に。
うん、だからあの9月11日というのは、
本当に多分一生忘れないと思います。
とってもショックなことでしたからね。
まあでももう21年経つんだと思うとね、
まあ乗り越えてきて、本当に良かったなーって、乗り越えられて良かったなーって思いますね。
それと先日、パキスタンの洪水についてね、配信したんですが、
その後も皆さんにね、ご心配のメッセージ頂戴してまして、
本当にありがとうございます。
私たちは変わらずに祈り続けようということでね、
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やって、毎日過ごしているんですけども、
先日ね、向こうの知り合いですね、親戚とかじゃなくて、
もう全く関係のない、まあでも関係のある人から、
メイドインジャパンのものが欲しいっていうね、お願いをされたんですよね。
で、夫はやはりパキスタンのために何か役に立ちたいって思っていたのか、
まあ分からないんですけども、すぐに分かったよっていう返事をしていて、
それを取り寄せるために問い合わせとかですね、
そういうのは全て私がやったんですけども、
私もね、夫がそうやって引き受けたんだったら何か力になればと思って、
一応ね、全部揃えるものを揃えるまでやりました。
あとはその人の手に渡るのを待つだけという状態にしてあります。
まあその人が喜んでくれれば、というか役に立てば本当にいいんですけどもね。
そういった感じで日々祈っている状態ですね。
またね、今度は私のwebの仕事とか、
そういうことについてもまたお話をしていきたいと思います。
では最後までお付き合いいただきありがとうございます。
また次のラジオでお会いしましょう。
ナンバルワンでした。
アラハフィス。