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2020-06-27 08:52

WWDC2020シリーズ ARM版Macって何?買いなの?

WWDC2020で発表されたARM版Macについて話しました!

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こんにちは、ながおかのプログラミングチャンネルです。
今回は、WWDC6月23日に行われた、 今年2020年のWWDCAppleの開発者会議
World Wide Developers Conferenceで発表されました ARM版のMacというものについて解説していきたいと思います。
まず、ARM版Macというものがどういうものなのか、 なぜそういったものが出てきたのか
それが買いなのかどうかということについてお話ししていきたいと思います。
まず、ARM版Macというのが何なのかというと、 CPUであったり、SOCと呼ばれたりもしますが
このコンピューターの中心、コアと頭脳部分が、 今はIntelという会社のチップを使っているんですね。
それをARMという会社が、正確に言うと ARMがデザインした設計書に基づいてAppleが作ったもの
さらに実際の製造とかはTSMCという台湾の会社が 受け負っているというものに置き換えるというものなんですね。
これは要するにコアとなる計算能力のコアとなる部分を、 今まではIntelから買っていたと。
なので要するにIntelの開発マップにどうしてもかなり制御されたというか、 その支配下にあったわけですね。
それを自分たちでやりたいというふうになって、そういうふうに乗り換えしました。
この乗り換えというのはずっと前から噂されていて、 ARMの設計図によるデザインのCPUだったりSoCというのは
ずっとiPhoneであったりiPadだったりのデバイスで使われていたんですね。
そこで使われているときに、これってモバイルデバイスで必要ないようなものまで開発がされているのが明らかになっていて、
これは将来的にMac、PCの方にパソコンの方にも使うためだろうというふうに言われていたんですね。
ただやはり性能の部分であったり、命令セットの対応などがまだ対応できないということで、その移行はまだ行われていませんでした。
ただ2020年になって、もういいだろうと、もういけるというふうに判断したと思われます。
というわけで、ついに今年の秋後半にARM版Macが発売されると。
じゃあこのARM版というのと、IntelとARMは何が違うのかというと、
まず一つ違うのは命令セットというものが違います。
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この命令セットって何かというと、CPUにどのような計算をしてほしいというふうにお願いするときの命令コマンドというのがあるんですが、
その命令のセットが違うんですね。
インストラクションセットアーキテクチャと言ったりもするんですが、その命令セットが違うと。
それがARMの設計、ARMの命令セットによるものになるというふうになります。
これは何がいいかというと、消費電力がより効率的になると言われています。
だからiPhoneであったりiPadなどのモバイルデバイスに使われていたんですね。
ただ一方、性能は今まではちょっと出ないと言われていたんですが、
ARM版の設計図もずっと進化してきてついに追いついてきたと。
今のA14だったりiPhoneの最新のチップ、A14などはほとんどIntelのi5であったりi7ぐらいの性能があると言われているので、
それでもう十分に追いついてきたと言われているので、ARM版のMacに切り替えていくことになったんだと思います。
ちなみに、いきなり発売されちゃったら、開発者はARM版でちゃんと動くかどうかテストできないじゃんと思われる方、
プログラマーテストできないじゃんと思われる方もいると思うんですが、
そのために開発者用のDTK、Developer Edition Kitというものが発売されます。
発売というかこれは有償レンタルのような形ですかね。
これはMac miniの中身のCPUをA12Z Bionicというものに置き換えたものになっています。
16GBメモリと512GB SSD。
500ドルで出荷されて、ただ返却する必要があると。
返却した時に500ドルが返ってくるのかはよくわからないですが、後で調べてみます。
という感じで開発者用のそういうお試し、Kitをお試し、ARM版Macを借りられるという風になっています。
このARM版Macは次の次期OSであるMacOS Big Surから採用されるわけですが、
ということは、今のCatalinaの次のBig SurというOSは、
Intel版の対応とARM版の対応両方入っているということなんですね。
もちろんIntel版のものも販売し続けると思うので、
だったり、すでに発売されているIntel用のMacのためのアップデートもしていかないといけないので、両方対応し続ける。
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これは正直かなり大変だと思うんですが、
その大変さをやってでもAppleはARM版に乗り換えるという決断を会社としてしたと。
今後は徐々にですが完全にARM版に切り替えていくはずなので、
どこかのタイミングでIntel版MacのMacOSのアップデートは打ち切られると思います。
それはただまだそんなに早くはないと思うんですが、
ただAppleはかなり早く切り切っていく会社ではあるので、
本当にビッグサーの次からサポートしませんということもあり得なくもないかなと思います。
ビッグサーの次ぐらいまではサポートするかな。
ビッグサーが2021年に出るもので終わりと。
だから2022年からサポートされないぐらいはあり得るんじゃないかと思います。
このビッグサーとARM版Macなんですが、
買い家と言われると人によるというふうになるのかなと思っていて、
例えばウェブブラウザとちょっと編集したりとか、
画像編集したりとかというような感じであれば結構いいんじゃないかな。
消費電力少ないですし、よく持ち歩くような方もおすすめですね。
バッテリーは持つと思うので。
あとアドビであったり、
そういった主要開発会社はARM版用のアプリケーションも
しっかり準備してくれると思うので十分ありかなと思います。
ただちょっと怖いのが、プログラマー、ディベロッパーがちょっと怖いなと思っていて、
というのは開発者用のアプリケーションが動かなくなるようなことがありそうだなというのと、
あとターミナルのところがちゃんと動くのかというところ、
これが動かなくなった、あれが動かなくなったというのは
いろいろ起きるんじゃないかなと思うので、
正直ちょっと次のOS、Big SurであったりARM版Macは
開発者目線とするとちょっと一旦様子見かなという感じがします。
いつもは私もOSがアップデートされたら評判、ツイッターなどで見てすぐアップデートしてるんですが、
今回に限ってはちょっと自分の仕事用のマシンが動かなくなるのはなかなか大変なので、
ちょっと一旦待ちたいなというふうに思っています。
というわけで今回のWWDCで発表されたARM版Macについてのお話でした。
いいねやフォローもぜひいただけると嬉しいです。ありがとうございました。
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