1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
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2020-06-05 17:10

第252回「質問:25歳弁護士です。大手弁護士事務所から独立をするために準備すべきことは?」

第252回「質問:25歳弁護士です。大手弁護士事務所から独立をするために準備すべきことは?」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
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向井蘭の社長は労働法をこう使え
法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは
弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく
ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え
向井先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、質問来ておりまして
はい。
たまにはね、ちょっとコロナコロナあるんですけれども
はい。
久々にこんなタイミングで
ちょっと全然違う角度からのご質問を聞いてますので
ご紹介したいなと思いますが
はい、はい。
いいですか、いきなり言っちゃって
どうぞどうぞ、はい。
今日はね、早速質問いきましょう。
はい。
えーとですね、面白いんですよ。
25歳の弁護士の先生から
男性なんですがご質問いただいております。
はい。
向井先生、遠藤さん、こんにちは。
石原先生の系のヒントプラスで向井先生のことを知りました。
先生のポッドキャストのご説明は明快で分かりやすく
私がクライアントに説明する際の参考にさせていただいています。
ありがとうございます。
社長は労働法をこう使え
という番組タイトルには明らかに反しておりますが
質問させてください。
はい。
現在いわゆる大手と言われる法律事務所に所属する若手弁護士です。
主に労働法を扱っています。
まだまだひよっこですが
日々様々な経験をさせていただいております。
今の事務所に特に不満があるというわけではないのですが
第192回に取り上げられていたブラック事務所ではないと思います。
ゆくゆくは事務所の移籍独立をしようと考えています。
今の事務所に残り続けるという選択肢もあるのですが
若いうちから自分で仕事を取ってきて
自分の責任で仕事を進めたいという気持ちがあるため
今の事務所でパートナーになるよりも
前に個人住人ができる事務所に移籍する
または独立しようと思っています。
まだまだスキル不足なので
現実的には前者かなと思っています。
前者というのは今の事務所でパートナーになるよりも
前に個人住人ができる事務所ってどういうことですか?
要は事務所で給料をもらいながら
自分で営業して仕事を取ってきて
両立できる事務所がある。うちもそうですけどね。
先に行きますね。
先生もご存知だと思いますが
アソシエイトは上から振られる業務をこなすことが主な仕事です。
また今の事務所はアソシエイト弁護士の個人住人を原則禁止しているので
自分で営業してクライアントを取ってくるということができません。
さらに上のパートナーの先生の営業スキルを盗もうと思っているのですが
我々に仕事が来る段階では既にクライアントを獲得している段階である上
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多くのクライアントは既に顧問契約を結んでいる企業なので
新たなクライアント獲得のスキルを学ぼうにも学べないという状況です。
一度クライアントの獲得の仕方について上の先生に質問したこともあるのですが
セミナーとか適当にやっていれば勝手にお客さん取れるよ
という程度しか教えてもらえず参考になりませんでした。
若手なのであまり相手にされていないのかもしれません。
このような理由から今の事務所で弁護士としてスキルは磨け
早めに遺跡独立をしたいと考えています。
そこで質問なのですが大手事務所からのゆくゆくの遺跡独立を考える際に
今からやっておくべきと先生が考えることはあるでしょうか。
もちろん弁護士としての経験を積みそのスキルを磨かなければいけないのは当然ですので
それ以外に何かやっておくべきことがないかという趣旨です。
現在やっていることとしてはマーケティングや営業スキルを勉強しています。
いろいろな本を読んだりしていますが主に石原先生の本やポッドキャストを通じてやっています。
今後は財務会計の勉強をしてみようと考えています。
また遺跡独立のタイミングとしては何年目あたりがベストでしょうか。
事務所の制度として4,5年目あたりには留学ができるのですが
そこまでは今の事務所にいるべきでしょうか。
個人的には語学力の向上という意味はあるものの留学して
海外の放送資格を取ることはあまり意味を感じておらず
営業の位置つけるくらいにはなるかもしれませんが
取得している弁護士も多いのであまり差別化を図れないと思っています。
留学する必要はそれほどないのかなと思っています。
長くなってしまいましたがご回答よろしくお願いいたします。
はい。
そういうことで。
いやいや、真剣ですね。
真剣だ。でもやっぱり優秀ですね。書いている内容が分かりやすいね。
そうです。
ちなみに25歳で弁護士で大手事務所に入っているってことは
いわゆる弁護士の中でも結構スムーズに入っているって感じですか?
そうですね。スムーズに入ると25歳ですね。
じゃあもう本当に綺麗なキャリアです。
ずっと今のところはいっているけども、この悩みということですね。
この悩みで優秀なので先が分かるんでしょうね。
なるほど。
大手事務所の場合は最初の5年くらいはひたすら上野先生の仕事を大量にこなすのが仕事なので、
仕事を取ってくるのは望まれていない、むしろ禁止なんですよね。
その分すごい給料を払って仕事をしてもらうということになっていて、
おっしゃる通り、逆に仕事を取られると困っちゃうんですよね。
それと、あと大手の特徴でパートナーという個人事業主の集合体なので、
共同経営者の、共同経営者でも得意分野不得意分野があるわけです。
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例えば労働問題は得意じゃないけど、独占禁止法が得意とか、
そういう弁護士だったらそこを顧問をやっている銀行から
誰か紹介してくれないかと労働福祉弁護士と言って仕事が発生するんですよ。
大手にいるだけで、生態系の仕事がバンバン発生するんですよ。
めちゃめちゃ羨ましいというか、しかも上場企業とか有名な外資企業ばっかりだから、
全然世界が違うんですよね。
仕事を取るというよりは内部で出世する方が重要で、
全然求められる能力が違うんですよ。
本当に勝手に仕事が来るというのは嘘でもなくて、
内部の事務所のつながりから自然発生するのを拾っていけば、
自然と売上が1億円くらいいったりなんかは全然普通ですね。
今は上の先生に評価されるようにひたすら仕事をするというのがよくあるパターンなんですね。
それは間違いじゃないんですけど、
この先生は自分で集客して自分の責任で仕事をしたいということなので、
大手のやり方とは合わないですよね。
僕はお勧めするのは、
特命で情報発信はできるので、大手であっても。
特命で情報発信。
Facebookは特命でできないからな。
情報発信も大手は人によって制約されてるんですよね。
特命のブログとかSNSで情報発信ガンガンして、
独立するという段階で名前を出す。
フォロワーをどんどん獲得して、
ブログだったら登録者。
あれ何ありますかね、特命でできるSNSは。
ノート、ツイッター。
別にYouTubeだってできますよね、顔出さなければ。
ノートはいいですね。
ノートはスタートアップ企業とかベンチャー企業とかも
よく見てるから。
ノート、ツイッターで腕試しして、
人がいっぱい集まるようになるように
今は努力するというのは今でもできますよね。
そういう意味じゃん。
ホットキャストだって別にね。
ホットキャストも全然できますよね。
ちょっとフォロー集めるのが大変ですけどね、
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初めからある程度思ってないと。
音声メディアまだそこまで広がってないですから。
ノートとツイッターでやるっていうのをお勧めですね。
あと最近だと若手の間だとスタンドFMっていう
音声メディアは結構増えてますね。
スタンドFM。
音声版ノートとかツイッターに近い感じなので
相性良いかもしれないですよ。
それアプリの名前ですか?
ですね。
DNAのメリーでしたっけ?
いろいろ問題になった。
ああ、メリー。
あれを立ち上げた方。
本当だ、スタンドFM。
よく知ってますね。
どっちかっていうとインスタグラムみたいな。
音声のインスタ、ツイッターみたいなイメージ。
ごめんなさい、話ずれちゃいました。
まず情報発信はできるので、
あとは、これやっていいかわからないですけど
大手によってはダメかもしれないですけど
派閥があるんですよ。
弁護士会で。
派閥の飲み会とかあるんですよ。
若手ほとんど来ないんで
僕も行かないんだけど
行くとすっごい可愛がってくれるんですよ。
それで自動的に就職先決まったりするのよ。
特に20代で大手の子なんかほとんど来ないから
派閥にものすごい可愛がられると思う。
その派閥飲みっていうのはどうやったらいけるんですか?
別に門戸開かれてるんですか?
開かれてるけど、
開放みたいに来るんですよ。
自分が勝手にいられてるんですけど
なんとか弁護士会のなんとか会みたいなね。
なんとか会の中でもなんとか会は別れて
わけわかんなくなってるんですけど
なんとか会のなんとか会みたいなのがあって
そこで飲み会やってますとか
今だったらズーム飲み会やりますみたいな
あるんで、それ参加して
そうすると、おーあの事務所かみたいな感じで
そういうとこに来る人はみんなね
正確な人ばっかなんですよ。
個別活動を熱心にやって
やってる先生は僕もいっぱい知ってるけど
大体きちんとしてる人なんですよ。
優しいんで若手なんかは
するとガーって一気に広がりますね。
弁護士の。
ネットワークが。
そうすると業界の人脈みたいな
自分がやりたいのと
ここの派閥に見られるみたいな
業界の今のなんか
マンケット事情みたいなのがわかるから
じゃあ僕は
ここの事務所がやってるみたいな
仕事やりたいなと思ったら
その先生と連絡して話聞けば
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給料制なのか業務委託かわからないけど
簡単に決まりと思うけど
仕事は。
放送界の構造図を
ざっと頭の中に
業界地図入れるみたいなイメージか。
ネットじゃわかんないんで
リアルの会合飲み会
今もうなくなっちゃいましたけどコロナで
また復活しますから夏ぐらい
それに行くと
わかると思う。
僕だったらそうするな
そうして
評判もわかるんですよ
あの先生本当は
ここではだけど実はもう
パワハラで有名だとか
政治的な話ですねこれ
あの先生有名だとか
あの先生結構金ないとか
色々実態が
ああそこは儲かって大変なんだみたいな
人手不足でいつも困ってんだとか
色々教えてくれるから
リアルとSNS使って
情報発信して反応見ながら
僕はだから
ここの分野とか
ここの地域とか
でやるべきかな
みたいな
絶対いいと思いますよ
リアルとSNSね
いいですね
弁護士会移籍する場合も
移籍先の弁護士会に問い合わせると
飲み会とか会合派閥とか
紹介してくれて
入れると思う絶対
で教えてくれるから
向井先生も
ある一定の何かしらの所属に
紐づいてるんですか
紐づいてるの実は
必ずあるんですね
一回も行ってこないね
一応でも加わってはいるんですか
加わってる
選挙の時だけ
色々お願いが来て
だけど
やってないですね僕はね
なるほどじゃあロビー活動と
ロビー活動の両輪で
リアルとネットで
是非情報収集して
でやっぱり
集客も
飲み会で話してくれるんですよ
そういう
上手くいってる先生も
なんで上手くいったかっていうのを
普通は喋ってくれないんだけど
若手で飲み会だと喋ってくれるの
自慢話半分で
それが大体本当だから
そうやって向井先生は今
覚えてたわけですか
僕全然自分で
考えてやりましたけど
本当は
僕みたいなやり方は邪道で
本当は今みたいに
上手くいってる先輩の話聞いて
ああそういう方法があったか
みたいな
これ僕に合わないなみたいな感じで
選んでってやる人がほとんどですよ
なるほど
最後に時間ない中で
質問なんですけど
その活動
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いわゆる副業みたいなこと
とかをちょっとやったりするのは
完全アウトなんですか
こういう立場の方々って
いや影でやったりしてる
だってあくまで
個人事業主じゃないですか
そうです
本当は禁止はおかしいんですよ
本当はおかしいの
影でやってる人いる
本当の意味でやっちゃいけないわけではないんですよ
じゃないじゃない
うん
やっちゃうからですね
わかんない
そういう大手事務所の方って
でっかい案件
やってきてる分
結構感覚どでっかいけど
合わないんですよ
世の中にいっぱい色んなものが
実態ではあるじゃないですか
そっちに来た時に
いい意味で相助効果で
実は解決できたり
自分の至らなさもわかったり
なんかあっちの案件入ってくる若い人
たまにいますよね
本当は中小企業の案件を個人事件で
少しずつやった方がいいですよね
全然労働問題でも全然違うから
それをやった後に独立した
大手出身の事務所の人って
強いなって
印象があります
そういう人います
大手出身の人で成功してる人は
どっちもできるみたいな人多いですよね
ですよね
ということでやってまいりましたが
ぜひこれを聞いた上で
何かありましたらまた質問
お待ちしておりますので
ぜひ独立と移籍頑張っていただきたいなと思います
というわけで向井先生
ありがとうございました
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